私とパソコン 

 ぼくがパソコンを初めて買ったのは1995年の2月12日日曜だ。なぜこんなに覚えているかと言うと日記を付けているからです。
 学校では、ドスのパソコンを使っていた。味気ないドスの画面に比べ雑誌で見るマックのアイコンで動く画面は魅力的だった。アメリカの夢のような機械に思えた。どうしても欲しかった。当時は家のローンもあり、経済的には楽ではなかったが、買ってしまった。
 apple performa575だ。メモリーが8メガしかなく、ハードは160メガしかない。今では考えられない機械だが、当時は最高だった。16万8千円の値段は当時の自分にとってはとても高かったが敢えて買った。
 プリンターは買わなかった。仕事に使う気がなかったからだ。趣味に使いたかったのである。でもどういう使い方があるのかよくわからず買ってしまったので、さっそく子どもたちのおもちゃになってしまった。
 「おばあちゃんとぼく」や「キッドピックス」で小さかった子どもたちは夢中になってしまった。それでいいと思った。今ではcdを聞くぐらいしか活用してないこの機械だが、あんなに楽しい思い出を作ってくれたのだから、ずっと我が家に置いておくつもりです。

 パソコンは汎用機なので、パソコンで何をやるかはその人しだいですね。
自分の場合は日記付けで始まりました。手書きでやるより気楽だし、保存に便利です。それとゲームです。子どもに遊ばせる一方、自分もマックゲームで随分遊びました。飛行機で空を飛んだり、銃をバンバン撃つやつです。
 今はほとんどというか、まったくやらなくなってしまったのだが、当時は大変おもしろかった。
 次に夢中になったのが、デジカメです。中古ショップで1万円で買ったデジカメです。それでも楽しかった。そしてそれ用に印刷機も買いました。2万円だったと思います。マックはウインドウズが出てから、少数派になってしまって、関連するソフトやハードが極端に少なくなってしまったので、プリンター選びも大変だった記憶がある。
 でも、自分で撮った写真を自分でカラー印刷できた時の感動は言いようのないものだった。中学生の時、写真クラブの子たちが白黒写真を焼いているのがすごく羨ましかった記憶があるのです。それが、カラー印刷です。ぼくがこどもの頃は総天然色と言っていたのです。すごくすばらしい事なのです。それが自宅でできる。感動しました。楽しかった。
 今はローンも終わり、金があります。自動車より安いパソコンを買うのは自由にできます。でもあんまり興味ないなあー。正直言ってパソコンでホームページをネットサーフインするよりテレビを見てる方が自分は楽しいです。

 日記とデジカメにパソコンの使用目的を定めた自分にとって、ホームページ作りに関心が移るのは自然の流れですね。
 2001年3月ついにウインドウズパソコンを購入して自分のホームページを作りました。マックでやりたかったのですが、職場でウインドウズをやり、自宅でマックをやるという二足のわらじにちょっと疲れて来たのです。日記は相変わらずマックでやっています(その後、中古のパワーマックを4万円で買いました)が、ホームページ作りはウインドウズで一本化する事にしたのです。

 ホームページの所有者になったのに、相変わらずネットよりテレビの方が見る時間が長いですね。テレビもそう見る方ではないので、まあ自宅ではボーとすごす事が多いです。
 
 今の自分にとってパソコンとは、写真現像機であり、日記帳であり、意見表明の看板ですね。これで終わりそうです。
2001.11

追伸 
2007年1月28日 日曜日

 パソコンのハードディスクが立て続けに壊れてしまう。
マックの575は、電源も入らなくなってしまった。6310は、OS毎MOにバックを取っていたので、MOを外付けハードディスクにすればまだ活躍できるのだが、MOは一枚しか作ってなかったので、これが壊れればお終いである。ウインドウズのMEは、なんとか動いているが、これももう6年経つのでいつハードディスクが壊れてもおかしくない。一応いつ壊れてもいいようバックは取ってあるがね。マイクロソフトの新しいOSが発売されてきたが、なんとメモリーが1GBである。マックの575が8MBだったからね。隔世の感があるね。こんなに大きなOSが必要なのかねえ。欲しい物はソフトでしょう。ソフトが動けば、古いOS、古いパソコンでいいのですよ。ところが、企業の勝手なバージョンアップのために愛用のソフトが使えなくなるのです。
 これっておかしいよね。こんな商売がまかり通っているのは、パソコンだけじゃないのかねえ。