大山男坂を楽しむクリックすると表紙に戻るよ。
2008年6月1日日曜 昨日の長雨がうそのように晴れ上がった。
スクーター、ホンダデュオ4サイクル空冷原付。今日の足はこれだ。スクーターは足元が自由である。
ここに山用のリュックを載せ出発。途中、ひなびた神社に止める。これも原付ながらの気楽さである。
車だとこうはいかないよね。
大山の駐車場には8時半に着いた。急な坂も20キロでトロトロと登っていく。
原付とは言え、自転車とは違う。楽な物だ。音も静かでいい。2サイクルの方が
馬力はあるけどね、うなりすぎてエンジンが焼き切れるのかと心配になる。
4サイクルは静かでいい。ねばり強い感じだね。安心して乗っていられる。
車で来る方が楽だけど、バイクにはバイクならではの楽しさがあるね。
これは乗った事の無い人にはわからない事でしょう。
バイク駐輪場は満車だったが、はじに止めさせてもらった。
車と違ってアバウトだね。バイク200円。車600円也。
車の方は8時半ですでに満車だった。
ケーブルカーは9時開始だから、当然歩いて登る。男坂を選ぶ。きついけど、こっちの方が人が少ないし、風情があるのですよ。
男坂入り口の実に急な坂である。
見ただけで、おしっこちびっちまうような坂である。
下るのはこける恐怖感はあるが、登るのはきついだけ。
危険性は無い。
苔むす坂道。風情がある。
鉄の階段。これがないと大変なんだろうね。
これまた苔むす木
木々の間からケーブルカーが見える。
男坂を登りきった所でコーヒーブレイク。単3電池で動くラジオを聞きながら休憩だ。
途中息が切れていた女の子に
「きつい?」
と声をかける。
「きついですー。」
と返事。
「苦しむより、楽しまないとね。」
結局、この日は男坂だけで飽きたらず、頂上まで登る。一度も休憩を取らず、一気に登り切った。汗が気持ちよかった。
この子とは、帰り道でも会う。
「もう登ってきたんですか。早過ぎー。」
と声をかけられる。一人を楽しむ旅だが、こんなちょっとしたふれあいも楽しいものだ。
帰りは女坂を下りる。いささか疲れたね。
スクーターに乗る。風が心地よかった。 

山歩きはいいね。腰痛が不思議と山歩きでは出ないのだ。むしろ平坦な道をぺたぺたと散歩していると、右足の後ろあたりがしびれてくる。途中でしゃがんでリセットというか、仕切直しをしないと歩けなくなるのだ。ところが、山歩きではそういう症状が全く出ない。でこぼこの斜面を登ったり、下ったりする合間に腰がストレッチされるのだろうか。快調なのである。西部劇で、カウボーイが止まり木に片足を載せて、ウイスキーを飲む、あの姿勢が腰痛にはいいという話を聞いた事があるが、あれと同じかね。ウイスキーもいいのかも知れない。それは自分のこじつけか。