免許更新

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2008/6/某日雨後曇
 放課後2時間年休を取って、警察へ行く。バイクで行くか迷ったが、結局バイクで行った。駐車場が満杯の場合面倒だし、多少濡れてもいいやと思ったのである。駐車場は満杯だったが、自転車置き場もあったので、そこに止めた。小雨程度だったので助かったがゴアテックスのカッパを着たまま警察署に入った。所が、以前の受付場所が変更したとの表示がある。何と交通安全協会の中が受け付けだというのだ。これでは、今回交通安全協会には入らないと固く決意して望んだのに初めから肩すかしである。でもしょうがない。そういう魂胆なのでしょうねえ。受付で証紙2800円を購入するのだが、案内嬢の交通安全協会に入りますかという誘いを、入りませんときっぱり断る。この点、毅然としていたね。でもどーんと安全教則本を渡されたのだよ。入らないと言っているのになあと思ったが、この2800円の中に自動的に入っているのらしいのだよ。取りっぱぐれはないという商売なんだね。
 再び警察の中に入るがそれらしい受付がない。警察官に駐車場の中のプレハブだと教えられる。そこで受付。若い婦人警官だ。購入した収入印紙と持参した写真を用紙にのり付けし、氏名、電話番号などを記入して提出するよう言われる。言われるまま行う。なんてことない作業である。それぐらい受付でやってもらってもいいのでは。2800円も取っているのだからね。で、視力検査。すごく緊張する。眼鏡もあらかじめポケットに用意しておく。でも、合格。本当はよく見えなかったのだが、なんとなくそれらしく見えたので、左、右と言っていたら、当たったんだろうねえ、合格してしまった。眼科のおじいさん先生は絶対受からないと言っていたけど、あのおじいさんは商売上手だね。老眼鏡まで買わされたし、なんやかや計7万円も使わされたのだ。
 で、後ろの狭い部屋で30分ビデオを見る。今度の免許は新設の中型になるとの説明を受ける。このおじさんもどうやら交通安全協会の人らしい。私の勤務は3時半までですからと、ビデオの途中でさっさと帰ってしまった。残ったのは自分と金髪に染めた女の子だけ。その子はビデオが一周しない前にさっさと席を立ってしまったけどね。
 再び受付で声をかけ、免許を返却される。二週間後、平日の5時15分前に受け取りに来るよう言われる。郵送は900円もするのだ。これって高過ぎだね。こんなにしないはずだよ。これも交通安全協会の手数料のようだ。
 免許を取って30年。ずっと交通安全協会の会員だったのだが、ネットであれは警察OBの天下り機関みたいなものと知ってから、今度は入らないと決意していたのだよ。入ったからと言って、大した金額ではないが、全運転免許者の数字からすると膨大な金額でしょう。不必要な物なら廃止すべきだ。任意団体なのにいかにも警察一体で知らぬ間に加入というスタイルも気に入らない。団体の趣旨、会費使途報告をしっかり説明して加入を促すべきと考える。民主主義の国なんだからね。おい、こら警察みたいなまねはやめて欲しいものだ。
 考えてみると、警察に限らず公務員の世界にはこういう退職OB(同じ意味か?)の天下り機関が多い。教員の世界も同じだ。不祥事事故防止研修会だとか、学校巡回相談員とか退職校長の仕事先になっている。警察も役所も教員もぼくのような平には関係ない話でしょう。幹部級の人間が自分たちに都合のよいように作った機関なのでしょうねえ。だから入りたくなかったのですよ。
 大体5年ごとに免許を更新する必要があるのかという気もする。教員免許のように10年にすれば。教員免許更新は対象外だという話だし、次回の運転免許更新は60才だ。何か寂しいというかお終いという感じだね。