キャッシュカード顛末記

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2005年2月6日日曜日
 今日はキャッシュカードの処分をした。恐れをなしたのだ。ATMを利用すると、端末から銀行のホストコンピューターへ情報がとぶ。その中間を盗む方法があるらしいのだ。だとしたら、まったく保護策は無い。銀行の預金者は、暗号を守り、細心の注意を払って利用しても、これでは防ぎようがないではないか。それで預金を根こそぎ盗られても、銀行はお気の毒様で済ますというのだから、銀行のためにATMを利用し続ける理由はない。これからは、なんでもかでも窓口利用だ。この方式で行くことにした。
 思えば、印鑑の陰影をデジタルコピーされて、預金を引き出される犯罪がマスコミで報道された事から始まったこのデジタル犯罪。その時はさっそく、印鑑の陰影をはがした。今度はキャッシュカードの処分である。ハサミで切って、その上焼いた。それを二度に分けてゴミ袋に入れて捨てるのである。万全だとは思うが、銀行への解約手続きを取っていない。これは、春休みに入って、平日に年休が取れるようになってからやろうと思う。

 まったく、銀行の都合で機械を使わされ、その上セキュリティの穴をつかれて預金を盗まれても、責任を負わないというのだから、無責任極まりない。かといって、たんす預金は恐い。ほとんど利子も付かない、かつ無責任、信頼できない銀行に預けざるを得ない庶民の苦悩である。おまけに4月からはペイオフ解禁である。年中、ジャージで過ごし、昼食は給食で過ごす貧民である自分が、老後のために貯えた物が、風前の灯火なのである。
 どうしたらよかんべかね。