家庭訪問

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 2005年7月26日家庭訪問が終わる。台風7号直撃か?という緊迫した中で人の家を訪問するのだ。なんかここまでする必要があるのかという気もするが、もう訪問の約束をした後だからしかたない。ゴアテックスの上下に身を固め、足は長靴というとても人の家を訪問するとは思えない格好で出陣だ。さすがに今日はスクーターはやめて、歩きだ。とは言っても中継点までは自家用車で行く。ちょうどいい所にホームセンターがあったので、そこに止める。ただでは申し訳ないので、もちろんいくらかは買い物もしましたよ。
 ネットで家庭訪問を検索すると、みなさん茶菓子などの接待で悩んでいられるようなので、自分の方針を披瀝しましょう。

*道順に組んでいますので、これでお願いします。
 都合がつかないときは、連絡帳等でお断り下さい。その場合は、特にお断りがなければ
 ご自宅の場所の確認だけさせて頂きます。
*玄関でお話を伺います。公平を期すため、また保護者の負担を軽減するため茶菓の接待 を一切受けませんのでご理解下さい。
*特に相談事項が無ければ、ご挨拶程度で失礼させて頂きます。
*訪問時間に多少の変更が生じる事もありますが、ご了承下さい。


 まあこんなところだね。毎年こう書いて、こう実行しているので、口コミで評判が伝わっているらしい。
茶菓を用意している所も、無理に自宅へ上げようとする家庭もない。一軒でも、茶菓を受けたり、自宅に上がりこんだりすると、それが口コミで広まるから、ぼくは一切やらないのだ。それでどの家庭も安心して茶菓無し、玄関応対している。

 それでいいんじゃないかと思っている。ほとんどが挨拶程度だし、本当に保護者と会話が必要なら、家庭訪問週間以前にぼくなら訪問するね。地域巡りとしての家庭訪問なら、これでいいと思うよ。

 第一、家庭訪問週間が本当に必要な教育の営みなのか、自分には基本的な所で疑問がある。
問題の家庭だけ、随時に必要に応じて訪問すればいい事なのじゃないかなあ。
 基本的には、訪問して面談する必要はないと思う。教師が地域を知る上で、地域巡りをするなら、別にそれ用に設定すれば済むことだ。
 本校のように夏休みに設定するのは、ぼくには納得できない。校長が替わったので、職員会議でまた持論を展開したら、今回は同僚から拍手が沸き上がった。みんなも腹にすえかねていたのかもしれない。前の校長の独断専行だったからね。
 ともあれ、親の顔を見て、家を見て(玄関だけでもその家のようすは十分わかるものですよ)、中には幼い弟、妹の顔を見るのもなかなかいい体験になるとは、思いました。