表紙に戻るよ

2010年1月22日()

自動車学校に一年ぶりに行く。入校手続きだ。なんと限定解除のコースしかないとの事なのだ。一時間受けたらそこから3カ月で卒業見極めまでいかないとチャラになるのだ。オートマを勧められたがマニュアルに申し込んだ。だめならだめでいいや、どうせ遊びだ。視力は0.3はないそうだ。一応0.3扱いにはしてくれたが、二俣川ではむつかしいでしょうとの話だった。自分でもさらに視力は落ちた気がするしね。

 49600円あまりを払う。多分たくさん落ちるだろうから、倍はかかるのじゃないだろうか。限定解除には保証コースは無いのだ。残念。普通二輪の10万ぽっきり補習保証付きのつもりで来たのにね。まあ、そのコースしかないというのだからごねてもしょうがないや。問題はいつから始めるかだね。4月からは教習所は空いているという話だったが、それまでがまんするのもどうかと。やりたい時に始めるのがいいのでは。

2010123()晴れ

 恐ろしく寒い朝だった。教習所の方は来週の火曜の6時10分を予約しておいた。4月25日までに取らないといけないわけだ。無理かもね。まあ400ccのバイクにまたがれるだけでもいいや。

 2010125()晴れ

体育の時懸垂から逆上がりをしたら楽にできた。手術から10日間まったく筋力トレーニングができなかったのにね。その方が良かったのか。自信復活。これから毎日やろうと思う。家に帰ったら、パソコン雑誌が郵送されてきていた。担任事務処理ソフトが掲載されたものだ。950円で売っているらしい。

2010126()晴れ

 懸垂から逆上がりが今日もできた。調子いいね。勤務終了後5時5分に学校を出る。なんとすり抜けもしないのに20分で着いてしまった。渋滞していても近いのだね。暇なので検定コースをデジカメで撮影したり、2階のリビングのソファでゆっくりする。検定コースなんてすぐには頭に入らないからね。明日覚えよう。

 6時10分から始まる。なんと前回AT限定の検定指導員の○○さんだった。バイクの後ろに乗せられたのが怖かったね。右に左に傾くと落ちそうに感じた。最初だというのでスタンドかけ。サイドスタンドが見えないのでよくわからなかった。見ないで右足でかき出せばいいんだね。8の字を押して歩く。寝かせた奴を起こす。なんとかできたがふらついたり、倒れそうになる。こんなに重いとは思わなかった。で、左旋回を何度かやらされる。なんとか要領が分かる。要するに3速まで上がればいいのだ。教官は4速まで上げるようにと言っていたけどね。外周をついて走る。一速をつなぐのにブーンと毎回うならせてしまう。半クラで静かにつなぐのがまだできないね。一度だけエンストしてしまう。なんどか立ちゴケしそうになるが持ちこたえた。左手がパンパン。ニュートラルで休んでいいよと言われたので、車がつまって前に出られない時は、そうやって左手を休ませた。なんとかお情けで判子がもらえたので、次回からは普通だそうだ。ゼッケンはずっと赤でいいとの事。一段階も2段階もないそうだ。くたくたになるが、でも楽しかった。あこがれの400ccバイクにまたがれたんだからね。こればっかりは教習所じゃないとできない事だから。たとえ免許が取れなくてもバイクに乗れただけでもよかったと思う。帰りのアドレス125ccは片手運転だ。左手が痛くてね。軽いので驚く。片手でもすいすい走るアドレスに感激。このバイクが一番いいかもね。

家に帰ってさっそくネットで次回の予約を取る。金曜の6時10分だ。風呂に入る。左足のギア操作をするところがあざになっていたのには驚いた。ずいぶん力が入っていたんだね。

2010129()曇り

 6時10分からの教習は散々な出来だった。最初から立ちごけ。クラッチはあいかわらずうまくつながらないし、特に一速から2速がブーンとうなる。早く2速に上げちまえばいいのかも。急制動はうまく行ったのだが、低速がどうもふらふらする。一本橋が最初は渡れたのだが、やればやるほど落ちまくる。疲れているのだね。汗が全身から噴き出してくる。疲労困憊ていうやつだ。だめだな、こりゃ。まあ、体験しただけでお終いでもいいや。もう免許習得はあきらめました。後はせいぜい楽しみましょう。

2010130()晴れ

 朝、思いっきり寝坊をした後、森林公園に散歩に行く。車を満タンにしてついでにタイヤの空気圧も見てもらう。今度はアドレスで病院に行く。治療は終了したとの事。後3カ月したら見せて欲しいとの事だった。ツタヤで雨月物語をレンタルする。当日借りなので250円。さっそくガードをはずしてコピーする。なんと1953年、自分の生まれた年にベネチアで賞を得た作品なのだ。京マチ子が絶世の美女であった。

2010131()晴れ

 8時半に家を出てツタヤにレンタルDVDを返却する。それから教習所へ。8時50分に着く。免許習得は無理だろうなあという非常に重い気持ちで臨む。腹具合まで悪くなる。気持ちのせいかなあ。教官は前回と同じ○○さん。例によって一本橋がまるで渡れない。最初から落ちてしまうのだ。でアドバイス。半分まで一気に乗る。スピードを着けて。前傾姿勢。頭は左右に動かさない。常に中心に置く。肘は内側に曲げて肘でバランスを取る。乗ってから後ろブレーキやクラッチ操作でスピードを押さえる。このアドバイス通りやったらどんぴしゃ。完全にできる。前傾姿勢になって、クラッチをゆっくりつなげながらアクセルをふかす。左足でキックして前に乗り出す感じだ。そうしてスピードが乗ってから左足をゆっくりステップに乗せると安定するのだね。半分ぐらい行ったら、今度は右足のブレーキを踏みながらアクセルを回す。安定する。そのまま低速をキープする。半クラやクラッチを切るのはあんまり必要ないみたい。この辺は教則本とは違うけどね。もっと遅くしたかったらクラッチ操作を入れてもいいのだろうね。

次はスラローム。初体験なので一番心配していたのだが、2速で入って後輪ブレーキを効かせるやり方でどんぴしゃ。遅いが一度も失敗しなかった。8の字もクランクも初めてのS字も2速で後輪ブレーキを効かせながらブンブンアクセルを回すやり方で一度も失敗しなかった。天と地がひっくり返ったね。なんだ、この一時間ですべての課題がこなせたじゃないか。スクーターの時の左ブレーキを効かせて右アクセルをブンブン回すやり方が生きたようだ。足ブレーキなので左手は痛まないし、スクーターとちがってタンクをはさみこめるので回転がしやすい。大型スクーターだったらこうはいかなかったと思うよ。

 一気に免許習得のめどがついた。家に帰って予約を増やす。火、木、金、土、日と毎日一時間ずつ入れた。これで規定の8時間はすべて予約した事になる。見極めは多分取れるんじゃないかと思う。取れない方がいいかもしれないね。うんと自信を着けてから検定の方がいいかもしれない。いずれにしろとっても楽しかった。教習所に入校して良かったよ。

201023()曇り

 月曜は雪で、火曜も空模様がはっきりしないので、予約をキャンセルする。やっぱり三日も開くと忘れちゃうんだなー。楽勝だったクランクで前ブレーキをかけて停車し、右足一本で支え切れず転倒する。今日は一年前教わった女性教官(僕の事を覚えていてくれた)の○○さんだった。右側に転倒したのでサイドスタンドを引っ張り出してから、えいやと起こす。一回ではだめで、二回目で無事起こせた。その内教官がだいじょうぶですか、おけがはないですかとやってきて、クランクの外で待っていてくださいとバイクを運んでくれた。恥ずかしかったね。細い人だが、やっぱりコツがあるんだね。軽快に動かしていた。その後、アクセルをブンブン唸らすなど失敗はあったが、徐々に感を戻す。スラロームは合格。一本橋もなんとか。タイムは合格できなかったが。一応バランスは終了で次回からは検定コースになるそうだ。とんとん拍子で行かなくてもいいかなと思う。自分でもへただなあと思うから。なんせまたがる、降りるだけで立ちごけしないか緊張しているからね。もっと半クラを使うべきかなあ。なんか途中エンストしそうだったものなあ。でも、左手の痛みはなかったので、少し力が抜けて来たのでしょう。次の時間、空いているバイクの技能教習の放送があったが、2時間続ける気はしなかった。帰りのアドレス、やっぱりすごく軽い。軽快そのもの。アドレスの良さを感じる毎日だ。

201024()曇り

 今日は一号検定コースを走る。教官は○○さん。いっしょにやった兄ちゃんは見極めらしくそっちの方が大変だったらしい。最初は自由に走っていいというのでいいなと思ったのだが、その内急制動だけやってという事でつまらなかった。急制動は自信があるのである。クランクやS字をもっとやりたかったなあ。一本橋は2、3回ぐらいしかできなかった。今日は危ない場面もあったが、全クリアーだった。でも、クランクなどなんかエンストしそうで自信がないのである。もっと速く通ればいいのかなあ。

 でも何回も外周を回るうちにこのコースのルールも思い出してきたし、400ccもただ走るだけならなんとかなるじゃないかという気もしてきた。買ってもだいじょうぶかなという気持ちになったという事だ。

201025()晴れ

 今日は○○さん。前回の女性と同姓なのでだんなさんではないかと思うが、そんなことは聞けない。小型を取った時の初めての教官だった。もう一人の教習生が見極めという事もあって、今回もほったらかし状態。その方がいいのだが。2号コースを教えられるが、速くてついていくのが大変。せっかくの一本橋も止まらないで通過してと言われるので、練習にならない。その後はほっとかれたので、バランスをしっかり自主練習した。パニックにさえならなければ、1号も2号もコース順は大丈夫。一応クランクもS字もスラローム、一本橋も失格にはならないようには走れた。でも、絶対の自信はない。なんかエンストしそうだし、パイロンに接触しそうだし、落ちそうだし、自信ないなあ。土日で規定の8時間が終わってしまうので、へたすると見極めが通るかもしれない。むしろ通らないでバランス練習の課題を課せられた方がいい。予約を来週分取る事にしよう。

 ドッジボールクラブの子がみんな走ってきて挨拶してきた事には驚いた。すなおなんだねえ。前任校の子ならこういう事はないなあ。地域差でしょうねえ。一つの花の群読もこっちの指導がすんなり入ったし、やっぱり違うなあと思わされた日でした。

201026()晴れ

 10時10分からの教習。今日は○○さんという中年の先生。やさしい、親切という感じだった。一緒の若者は今日も見極めの人で自分は1号、2号コースを走る事となる。なんせ車が多すぎて走れない。それでも少しはやれたかな。体験学習という事で波状路を体験する。立って走るのも案外できるものだなと思った。腰が引けていたと思うけどね。

 201027()晴れ

 今日も10時10分からの教習。教官は○○さん。1年前シュミレーション後の一対一の話し合いの教官である。打ち合わせ不足か、もう一人の教習生が未了だったためか昨日の波状路をまたもやらされる。断る事もできず。座っても立ってもコースアウトする。パイロンを一個倒す。その後自由練習と見極めだったが、一号コースをまちがえ、坂道からスラロームの所をクランクに入ってしまう。やり直しだったが、一応見極め合格となる。なんか倒れなければいいみたいだね。試験はそうもいかないから、これはむつかしい事となる。自由練習は何時間でも取れるよと教官は言っていたのだが、事務方はやはり一時間のみと言う。前回もそうだったので教官の思い違いである。残念。幸い木曜の祝日も営業していたので、年休は取らなくて済む。ただし雨の予報だ。合羽を着て練習するようだ。

2010211()

 予報通りに雨となる。ざんざんぶりでなく、小ぬか雨なのでまだ助かったが。3150円払って自主練習となる。午後3時からの教習だ。教官は、習ったことは無いが以前見かけた若い人。確か腰痛持ちでコルセットをしていたので記憶にある。自由練習だったので、好きにバランスを走る。スラローム、クランク、S字、一本橋、めがねをぐるぐる何回もやる。チェンジペダルに足を置いておいたら、半クラしたとたんセカンドからローに入ってガクンと前のめりになりS字で足をつく。倒れるかと思った。それ以外は一本橋も含め失敗なし。ほぼ、100%できる自信がついた。練習通りの実力が出れば失敗はないだろう。見てもらったら、スラロームはタイムは7秒台で合格、一本橋が5秒台で早すぎる。でも左折の時の膨らみを手前でしっかり減速して修正すればそのぐらいの減点はカバーできるよ、落ち着いてやる事だと的確なアドバイスを頂けた。雨の中、大変だったが、来てよかったと思った。新車のCB400を運転するのも楽しかったし、バランスを自由にできるようになった自分にも楽しめた。

2010213()小雪

 検定中止になるかと思ったが、そうはならなかった。小雪の降る中バイクで行く。上下はバイク用合羽だが、足はズックだ。本番だけ長靴ではうまくいかないだろう。9時までに入ればいいのだが、8時45分ごろ着いてしまった。検定教官は○○さん。前回のAT小型の時と同じだ。受験生は7名で自分は七番目。これもなんか前回と同じ気がした。検定コースは2番。これも前回と同じ気がする。違うのはこの小雪だ。小雪のちらつく中、二階の休憩室から窓越しに他の受験生の走りを見る。一番から3番までは大型の人らしい。走るコースが違う。3番の人が終わったら7番の人が待機所に行く事との指示だったので、トイレを済ませとぼとぼ歩いて向かう。

 4番、5番が普通二輪、6番がAT普通。詰所で雑談する。スクーターの人は自分同様おじさんで、よくあんな大きな物が乗れますねと声をかける。やはりクランクでこけたとのこと。

 4番、5番の若い人は上手。問題無く合格でしょう。6番のスクーターがクランクで足を着いたように見えたが、後で聞くとやはり一瞬足を着いたそうだ。でも即中止にはならなかったので、許容範囲だったのではないかと慰める。

 そういう自分もあれだけイメージトレーニングしていたのに、走り始めたら頭が真っ白になっていて、教官に止められる。最初に左折して橋に向かうコースなのに外周を走ろうとしていたのだ。で、一周して橋に向かうよう指示を受ける。コースまちがいは減点対象ではないし、慣らし運転にもなったので結果オーライである。橋の途中で一時停止。アクセルを吹かせて坂道発進。後退せず、進めた。左折して外周をまた走る。車の教習が多くてスムーズに走れないのだが、つっかえつっかえ進む。信号を左折して踏切停止。左右を確認してロー発進。30キロ指示走行。しっかりメーターを見る。前回のAT限定ではここを40キロで走って20点減点されたからね。

 左折のウインカーを出して、三速に入れて40キロまで上げる。急制動だ。小雪のため制動距離が伸びている。うまく行った。もともと急制動には自信があるからね。その後、スラローム。これは自信が全くないのだが、いつもタイムは合格ラインなんだね、不思議と。ノロノロ走っていると思うのだけどね。S字よりは得意な8の字。なんなくこなし、クランクに入る。2時間目にこけたからね。いやな気がいつもするのだが、うまくいった。そして一本橋。とにかく落ちりゃ即検定中止、失格だからね。じりじりがまんする事が出来ず、さっさと渡ってしまった。相当の減点だろうけど、ま、仕方ない。がんばって落ちたら元も子もないからね。後は、直進して左折、一時停止、左右確認、右折、直進して停止。左右確認、エンジンストップ、サイドスタンドを出して検定終了だ。ぎりぎり合格だと思う。あれで不合格なら一本橋のタイムを上げるしかない。練習ではできるだろうが、来週の検定ではやっぱり一気に渡り切ってしまうだろう。これで失格なら何回やっても失格になるのではないか。暗ーい気持ちでいっぱいになる。合否発表までえらく待たされる。11時45分ぐらいにやっと発表。個人情報だからだろうか、一人ひとり廊下に呼び出して発表するのである。全員合格らしい。自分は一番最後に呼ばれるのだから非常に精神的にきつかった。心底ほっとする。自分の心を守るため、不合格の時の対応をしっかり考えていたからね。良かった、ありがたかった。検定官が仏に見えるね。検定官の採点評価も上の空で聞いていたのでよく理解できなかったのだが、一本橋以外にも左折の時ふくらみ過ぎる減点があったとの事。前回のAT限定の時と同じく75点だった。でも、80点だろうが、90点だろうが、合格はいっしょなのだ。やった、やったである。しかもこっちはオートバイも持って無い56のおじんなのだよ。よくやったと思うよ。今まで生きてきた中で一番幸せ、自分で自分をほめてあげたい、パクリだろうがなんだろうが、そういう言葉がいっぱい浮かんできたね。

 帰りも小雪の中バイクで走る。いったん昼食を取った後、再び教習場へ。所長さんのありがたいお言葉を聞いて、試験所の案内を聞いて後にする。とにかく、大事な検定書を自宅書斎に置いてからだ。夕方、レッドバロンに寄る。この天候で他に客もいず、店員に声をかけられる。普通2輪しか持ってないんだけどね、なんてまだ免許書き換えしてないのにうそを言う。金さえあればこのバイクやスクーターが手に入るんだと思うと実に幸せだったね。

2010217()曇り

 寒い朝だった。年休6時間だ。アドレスをスーパーの有料駐車場に止める。駅から二俣川だ。約1年ぶりなので、今回はバス停に迷う事はなかった。駅ビルの地下に続く階段を下りた所が二俣川自動車試験場への巡回バス乗り場だ。190円の前払い。間違えて払う客が多いのだろう。運転手が運賃入れを押さえて、ここはつり銭が出ませんよと親切に教えてくれた。隣につり銭が出る運賃入れがある。

 試験場には11時半頃着いた。証紙売り場が開いていたので購入する。1700円。

他に客もいなかっただろうか、親切に糊付けまでしてくれた。13時まで待つ事となる。食堂で牛丼480円を注文する。なかなか良心的なものだった。客が増えたので迷惑にならないようさっさと席を立つ。ロビーというか待機場というかそういう所の椅子で待つ。12時半ごろひょっとすると開くかもという期待を持って並んでみた。一番である。案の定開いた。限定解除の受付はA窓口でCDに比べると閑散としている。13時すぎには係の警察官が2階の11番にこの書類を持って行くようにと案内してくれる。11番の記載事項変更窓口では30分以上は待つようにと念押しをされるが、10分もたたず呼ばれる。免許所の裏に限定解除の判子が押されているだけの事だった。この判子だけのために、半日つぶしたわけですね。ともあれ、前回の自動二輪免許習得に比べると格段に短い待ち時間だった。おまけに心配していた適性検査も無く、念のため持参していためがねもいらなかった。自信がなかったのである。なかばめがねを覚悟していたのだが、杞憂に終わりほっとする。せっかくめがねなしですんだのだから、大型免許習得は次回の免許更新直前まで待つ事とした。後4年先、定年の年である。定年の年に免許習得をするか、退職してからするかいずれかだね。ひょっとするとやらないかもしれないが。

 行きつけのバイク屋に寄ってCB400の黒、最も廉価な物を発注する。ABSもカウルも付いていないネイキッドバイクである。オプションは黒のエンジンガードのみだ。任意保険も対人、対物無制限、搭乗者傷害一千万としておいた。口約束なので正式の契約は後日だ。早く納車されないかな。楽しみである。体がなんとか元気で、金がある。幸せではないか。若い時の夢が今叶うのだ。これからが青春である。

2010.2.27土曜日小雨 
 納車される。さっそく乗る。快適に走る。風防無しで走るのは久しぶりなので風圧に驚く。
調子に乗って狭い坂道の右コーナーに入ったのが間違い。足をついてコントロールしようとしたが、支え切れず立ちごけ。エンジンガードをつけていたので助かる。毎日練習するようだ。



2010年3月14日 日曜日晴れ
 その後雨以外は夜毎練習に励む。走行距離180キロを越えたあたりでまたこける。緩やかな坂道でUターンをしたら右に傾きまたもや片足では支えきれず、転倒。エンジンガードのおかげでサイドミラーが緩んだだけで済む。220キロを超えた辺りで練習しても同じと言う身勝手な結論に至り、高速走行に挑む。(以下、日記より抜粋)

 朝6時に出発する。5時半に出発している人をネットで見たのでまねをしようとしたのだが、起きたら5時半だったのであきらめる。朝食を取らずに出発。念のため冬用グローブもバッグの中に入れておいたのだが、寒さのため途中でバイクを止めてはめ直す。昨日と全然違う寒さだ。風を考えてパイロットジャンパーにしたのだが、ダウンの方がよかったかと少し後悔する。129に乗り換えて東名高速近くに行ってタンク残量を見たらなんと最後の一メモリ。おかしいなあ、まだそんなに距離行ってないのに。でも高速でガス欠なんて恥ずかしい。途中であるだろうと思ったら、なんせ6時台なので開店していない。高速に乗ってからでいいやと腹をくくったら直前にあった。急きょ止めたので出口付近になってしまった。歩道上をUターンすることになり、立ちごけの恐怖がよみがえる。なんとか入口から入るとここはセルフだ。一難去ってまた一難だね。機械音相手に操作する。満タン表示にして、バイクだから機械任せにせず少しずつ手作業で入れていく。すぐ満タンになってしまった。で、つり銭だがつり銭の表示が無い。インターホンで係の人に問い合すと、精算機は店側にあるのだと。これがまたなかなかバーコードを読み取らないのだね。また係の人に手伝わせるはめとなる。つり銭も無事入手して再出発。すぐ高速に乗る。もたもたしていたのだろうか。後ろからすごい勢いでバイクに抜かれる。80キロぐらいで走っていたのだが、すごい風圧と寒さ。特に寒さが耐えられない。御殿場まで35分の表示だったがとても35分間持たない。一番近くの秦野中井インターで出る事にする。10分間で着く予定だ。けっこう車が多かったが、3車線の一番左側なので煽られる事はなかった。途中100キロまで上げてみた。いくらでも上がる気がしたが、体の方が持たない。インターで降りる。手袋をタンクの上に乗せ(風が強いと飛ばされるなあ、ポケットに押しこむ方がいいと思う)ポシェットを開け、通行券と千円札を出す。450円だった。下りたはいいがどこかわからない。246からは少し離れているようだ。少し走ってみたのだが、やはり高速で帰る方が迷わなくていいだろうと思い直す。で、再度秦野中井インターから高速に乗る。今度は110キロまで出してみた。タンクにうつぶせになる感じで走る。でも風圧がすごいしなんと言っても寒さが耐えられない。10分で○○に着く表示だったが、10分が待ち遠しい。速さへの不安感はバイクが路面に沈み込むような走りをしているのでまったく無かった。一般道より安全だと思うね。○○手前で高速バスの乗り口があるのだがそれを出口と間違えて入ろうとしてやり直す。なんとか○○インターを○○方面で降りるとすぐに129に乗れた。後は慣れた道を走るだけだ。高速で飛ばした感覚だと一般道の60キロなんて全然怖くない。これはよい体験をしたと思った。家に着いたらまだ7時ちょっと。高速デビューはあっという間に終了してしまった。

 まあこれで今年の抱負はかなえられたわけで、もうCB400を手放してもいいようなもんだ。このバイクは高速専用だな。一般道はアドレスの方がずっと扱いやすい。立ちごけの心配なんてないし、信号待ちからの発進も楽々。CB400でそういう気持ちになれるのはいつの事なのだろうか。永久に来ないのだろうか。背中にしょったバッグの中にデジカメは入れておいたのだが、取る余裕もなく、従って何の証拠写真も無いという情けない高速デビューとなった。

2010年4月1日 木曜日曇り
 高速道路での風圧との闘いに負けて行きつけのバイク屋に頼む。なかなか適合する物がなかったらしく3週間待たされる。おやじさんが考えたアイデアはシルバーウイングの風防を代用する事だった。もうお任せ状態だったのでお願いする。出っ張りをカットして丁寧に取り付けてくれた。ライトの部分と隙間ができており、本来ならスクーター本体にねじ止めする所が浮いているのでちょっと不安だった。大型を超えて超大型風防となる。スクーターと違ってバイクはハンドルがちょっと離れているので、そこに自分の目の高さの風防が直立しているのを見ると、なんだかこれはゲゲゲの鬼太郎に出てくるぬり壁だなと思う。ともあれ、取りあえず走ってみる。100キロを超えても大丈夫。巻き込みの風はあるが、直接の風圧は無いのですこぶる快適である。なんだか車に乗っている感さえある。これなら長距離もだいじょうぶだろう。次回のカスタムはETCか。民主党が公約違反で高速道路が無料化しないからね。


2010年4月4日 日曜日曇り
 ようやく高速デビューの撮影に成功する。以下おひろめです。






 先日ETCカードをメインバンクに申し込む。キャッシュカードは作らない方針だったのだが、まあいたしかたない。不都合なら解約すれば済む事だ。車載器も行きつけのバイク屋さんに申し込む。電話でいろいろ調べたら2時間も3時間も店で待たされるらしい。うまくすればバイク屋さんにすべて代行してもらえるかもしれない。そうすればお金で済む問題になるからね。
料金所で停車しグローブを外してポシェットから通行券なり現金を出し入れするのは確かに面倒だ。何度もやってそう思った。車載器がつけられれば便利になると思うね。

2010年4月27日 火曜日
 ETC車載機購入は見送る。民主党が6月からETC割引は廃止だと言い始めたからね。ETCカード自体は先日郵送されてきたのでさっそく使ってみた。白バイがちょうど自分の前に並んでいて、警察はETC車載機無いんだと驚いたね。おつりの代わりに領収書が出るだけなので現金のやり取りに比べるとすこぶる楽である。ウエストポーチの中に通行券とカードだけ入れておけば実に簡単だった。
 風防を着けた影響か、巻き込み風でジェットヘルメットのシールドが浮き上がってくる。で、フルフェイスを購入する事にした。二輪館で見たがアライとかショウエイのブランド物だと3万も5万もする。ホームセンターで自動2輪用と表示してあったので、OGKの物を買う。6980円。軽くて快適。今度高速で試してみよう。

2010年5月22日 土曜日
 民主党が6月を前にして約束を反故にした。楽しみに待っていたのにね。ETCに限らず一律バイクは千円と言っていたのに先送りにするというのだ。民主党の先の記者会見さえなければとっくに付けていたはずの車載器を付ける事にした。近くのウメダに木曜の夜バイクを預けて金曜の夜受け取りに行った。33600円。来年の3月までに週末走れば元は取れるでしょうよ。

さっそく西湘バイパスで初体験。便利だなと思ったね。

車では何度も来た真鶴だが、バイクでは初めて。三石海岸の岬までに行く道が狭いし路面はでこぼこだしこけるかと怖かったね。

帰りはタンクが熱くなってジーンズのおしりが汗でぬれてしまった。真夏のバイクはどうなるのだろう。みんなどうしているのだろうか。