悲しきビデオ編集

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 3年前に趣味的に運動会のビデオを編集してみた事があった。それからすぐに視聴覚主任からパソコン主任に変更されたので、運動会のビデオ編集する機会は無くなったわけだ。
 今年の担当者がビデオ編集したものを流したのだが、画像が極端に劣化している。顔がのっぺりしていて、子どもの笑顔が見えないのだ。まるでゾンビだ。
 どうしてそんなに劣化しているのかを担当者に聞いたら、どうも手順をまちがえているようだった。それで3年ぶりにビデオ編集の勉強をする事になった。
 学校のパソコンにはデジタルからデジタルに送り返す機能が無い事がわかった。
XPのパソコンはできるはずなのだが、どういうわけか、ビデオに出力できないのだ。XPの不具合か、このパソコンがその部分だけ壊れているのかもしれない。PTAのお金で買ったパソコンであるし、保証期間も過ぎているので、教育委員会の保守業者に相談する事も修理する事もできないのだ。
 
 自分のパソコン(NECのLaVieC LC700)にはUlead Video Studioがバンドルソフトとして入っていて、それで編集できるのだ。編集したものを、デジタルビデオテープに出力する機能も付いている。考えてみると、便利な機能だ。
 3年ぶりに操作してみると、結構これがおもしろい。
@デジタルビデオをパソコンに取り込む。
Aトリミングや効果付け、タイトル付けなど簡単にできる。
B完成品をデジタルビデオテープに送り返す。
 テレビで見ると、ドラマのようだ。素人が簡単にこんな高度編集できるのだから、昔から見ると夢のようだね。

 でも問題は、ぼくには撮る対象がないのだ。運動会などの学校の行事は、別に編集する必要もないと思うのだ。(編集してもいいけどね)
 自分の子どもはもう大きくなっているし、ビデオでじろじろ撮る対象でもなくなってしまった。

 せっかくの機能が宝の持ち腐れとなっている。若いお父さんが羨ましいよ。
ぼくが若いときにこういう技術があれば良かったのになとつくづく思ったよ。