祝ADSL開設

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 共働きしていた妻が退職する事になった。27年も働いていたのだ。子どものこと、親の介護の事、自分の生き甲斐の事、いろいろ考えた上の結論だろう。尊重したいと思った。もともとぼくたち夫婦は共働きを前提にしていたわけではない。お互いを尊重した結果今の生活スタイルになっていただけだ。

 その妻が退職して時間が自由になったら、インターネットやホームページをやりたいと言い出した。今自分が契約しているのは月電話代込みで3時間なのだ。ホームページ開設を目的にしている自分にとっては今の環境で十分なのだが、妻が終日ネット三昧するとなるとこれでは電話代がいくらかかるかわからない。ADSLを検討する事となった。

 その結果、ビッグローブのイーアクセス1Mを選択した。一番安かったからだ。申し込む。
 問題はこれからだ。接続設定はサービスだと思っていたら、何と1万3千円もかかるという。自分でやる事にした。
 自分のパソコン(NECLaVieCLC700J)にはランポートがあると思いこんでいたら、無かったのだ。つぶしてあるランポートの穴を開ければ出てくると思いこんでいたのだ。ハサミやドライバーで開けようとしても開かない。どうもこれは変だ。カタログを見直す。
なんとランポートは無いタイプだったのだ。それでランカードを購入し、ドライバーをインストールする。ぼくのパソコンは電話機の側に置くスペースが無かったので、モジュラーケーブルを天井にはわせていたのだが、送られて来たモジュラーケーブルの形がちょっと違う。
 それで同じ形式の物を買おうと電気屋に行って店員に相談したら、電話線を延ばしたら出力が低下すると言うのだね。延長するならランケーブルにしなさいと言うのだ。言われるままに15mのランケーブルを買い、天井をはわせる。
 さあ、これでだいじょうぶだと高をくくっていたら、モデムのADSLランプが点灯しない。ビッグローブに電話で問い合わせると、何らかの障害があると言うのだ。ガスの自動検針機が電話回線を使用しているかもしれない。あるいは近くに高圧線があるのでそれが原因かもしれない。確かに我が家からは三つも高圧線が見えるのだ。
 取りあえず農協のガス屋さんに問い合わせる。家はプロパンガスなので電話回線など利用してないと思いこんでいたら、何と利用していると言うのだ。びっくり。
 取り外してもらう事にした。それでもイーアクセスの方で出力を適正に調節しなおしたらしく、家に帰ってみたらADSLランプが点灯している。
 電話の向こうのお兄ちゃんの指示の通りに開設手順を踏んでいった。
できたよ。やったね。うれしいねえ。お兄ちゃんはとても親切だったし、マニュアル片手に自分で開設するつもりだったのに、懇切丁寧に指導してもらって、その場で開設できたのだからとてもハッピーだ。
 感謝、感謝である。


 天井をはうランケーブル


我が愛機

追伸
 実測上り288kbps、下り800kbps
学校では光ケーブルでネットをやっているのだが、それに比べても体感的には遜色ない。だって今まで56kbpsの電話回線でやっていたのだから、速い、速い。それに常時接続でお金の心配がないのだから、安心。
 今までみたいに、ネットで見て、急いでお気に入りのオフラインに逃げ込むなんて芸当はいらないのだ。メールチェックもお気楽に何度でもできる。
 本当のネット生活ていうのは、常時接続で可能になるのだろうね。アメリカの電話回線は固定料金制だから、ネットが普及したなんて聞いたけど、やっぱりそうなんだ。
 日本の電話の課金従量性では、ネットは普及しないよね。
今の所ネットで何を見るという事はないのだけど、安心していろいろ見て回れるので、楽しみはおいおい増えていくだろうよ。
追伸2
 ガス会社から電話がある。取りあえず電源を落としたのだが、ADSL用の物に替えるので自動検針装置を付けさせてくださいと言うのだ。まあ、状況が悪くならないのなら、断る理由もないので承諾する。今日付けたと言うので、さっそくモデムの速さを調べる。前回同様だった。安心、安心。
 職場の同僚は24Mタイプの物を契約しているのに、実際の速さは640kbsだそうだ。原因はNTTから自宅が5q離れている事だそうだ。その点自分ちは、近くにNTTの支局があるので、1Mの契約で800kbsなのだ。果報者と喜ぶべきだろう。