初演する・2
ことの起こりは、笛友だちに、こんな企画があるんだけどどう?と紹介されたことである。
第6回 大人のための「おんがくのおもちゃばこ」コンサート出場者募集
応募資格は、洋楽クラシック音楽のアマチュア楽器演奏者。ただし、18歳以上。しかも音大生及び卒業生を除く。初心者、ご高齢の方大歓迎。個人でもグループでも応募でき、アンサンブルもむこうで適当に組んでくれるという。その上、プロの作曲者がコンサートのために曲を作ってくれ、レッスンもしてくれるというのだ。
私、応募資格あるじゃん!練習に出られるかなあ・・・とかいろいろ不安もあったけど、とりあえずオーディションと本番の日は空いていたため、応募することにする。(その後、予想以上にどんどん予定が詰まり、ちょっと後悔することになるのだが。)
1月19日(土)、オーディション。会場にたどり着き、受付をすませ、控え室に入ったとたん帰りたくなる。だって、フルートばかりなんだもの。でも、待っている間に様子をうかがっていると、もう何回か出ている人もいて、ピアノ以外はまず落ちないこと、上手下手で決まるわけでもないことなんかがわかり、ちょっと安心する。
オーディションで吹いたのは、3月の発表会で吹くつもりでいた「ハンブルガー・ソナタ」・・・やっぱり緊張して、あぶなかったところは全部指がすべるすべる。時間制限もあるらしく、1楽章の途中でストップがかかる。後は質問タイム。普段どんな曲を吹くのかとか、どのぐらい練習するのかとか、土日なら練習に来れるかとか、そんなことをきかれる。
へろへろになって帰ったけど、ほどなく合格通知が届く。私は、クラリネットさん、マリンバさんとトリオを組むことになったらしい。2人とも女性名。どんな人たちかな?仲良くなれるといいな。楽譜は5月中旬に届くとのこと。楽しみ♪
届いた楽譜のタイトルは、「一本杉と小鳥たちの楽しい語らい」・・・私とクラさんが小鳥で、マリンバさんが一本杉ってことね。譜面を見ると、思ったより簡単そう。同封されていた手紙を読むと、アンサンブルを楽しむために易しい曲にしてあるとのこと。ちょっと吹いてみると、かわいい感じで分かりやすい曲。でも、私があわてそうなパターンが随所にある。。。。。そんなに甘くないかも。
スケジュールを調整した結果、6〜8月で合わせを4回することになる。前の2回はマリンバさん宅で、後の2回はOB合奏団の練習場である某楽器店で。1回目は鳴海駅で待ち合わせ。どんな人たちかな?私だけういてたら嫌だな・・・と心配したけど、失礼ながら同じようなニオイのする方たちで安心する。たちの悪い風邪でほとんど声が出ず不調だったけど、楽しく練習できました。
そんなこんなで、8月24日(日)は、本番。電気文化会館のザ・コンサートホールで吹けるっていうのも魅力だったんですよ。いつも大師匠がリサイタルをやるところなんだもの。同じ舞台に立てるかと思うと。私は、あまりチケットがさばけなかったので、客席があまりがら空きだったら嫌だなあ、なんて思ってたら、けっこうお客さんが入っててびっくり!でも、やっぱり本番は硬くなっちゃって、音は爆発するし。。。。。でも、まあまあ楽しくふけたからいいか。
私たちの出番は2番目だったので、ほとんど全部のグループの演奏が聴けました。聴くのも楽しかったので、とりあえずプログラムも載せておきます。
【第1部】
1
三村 晶子:メヌエット:ピアノ連弾
2
武野 晴子:一本杉と小鳥たちの楽しい語らい:フルート、クラリネット、マリンバ
3
田頭 優子:Dream 夢:フルート(2)、ホルン、コントラバス、ピアノ
4
安藤 昌子:秋が・・・:ヴァイオリン、ピアノ
5
菰田 尚子:ADAGIO:フルート、ギター、マリンバ
6
平田 聖子:羽根飾(こころいき):ピアノ連弾
7
安江 優子:ラベンダーメモリー:ヴァイオリン(6)、ビオラ(2)、チェロ(2)
【第2部】
1
武野 晴子:木漏れ日のワルツ:フルート、ヴァイオリン、ピアノ
2
平田 聖子:桜森の満開の下」:マリンバ連弾
3
安江 優子:さえずりのセレナーデ:フルート、ヴァイオリン、チェロ
4
三村 晶子:ラルゲット:フルート、オーボエ、クラリネット、チェロ、ピアノ
5
田頭 優子:月の雫:フルート(3)、ギター(2)、クラリネット
6
菰田 尚子:ADOVENTURE:トランペット、チューバ、ホルン、ピアノ連弾
7
平田 聖子:タンゴ:おもちゃばこ合奏団
(エンディング)ラプソディー・イン・ブルー