「白いつぐみ」顚末記

 

【その1】 「白いつぐみ」・・・・そういう吹奏楽曲があって、しかもかなりピッコロが活躍する曲らしいということを知ったのは、私が通っているとあるピッコロ系サイトの掲示板。当然、どんな曲か聴いてみたいと思って、その曲が収録されているCDを教えてもらう。

【その2】 職場に出入りしている楽器屋さんに、CDを注文。しかし、絶版とのこと。再版もされているのだが、在庫切れとの返事。がっかり!

【その3】 とある笛友だちの好意で、「白いつぐみ」を聴く機会を得る。イントロが始まったとたん、(あれ?私、この曲聴いたことある!?)それもそのはず、ボーマディエのピッコロ・ソロにピアノ伴奏の「白いつぐみ」のCD持ってました。吹奏楽オリジナル曲だと信じ込んでいたので、見逃していたんです。なにを大騒ぎしていたんだか・・・・

【その4】 ホームページ作成のため、手持ちのCDを整理していたら、またまた「白いつぐみ」を発見!今度は、ボーマディエのピッコロ・ソロに小編成アンサンブルのバック。曲名がフランス語で書かれているため、見逃していました。

【その5】 某楽器店にピッコロの調整に出かけた勢いで、「白いつぐみ」(吹奏楽版)の楽譜を注文。2・3ヶ月かかるとのこと。

【その6】 思いのほか早く、「白いつぐみ」の楽譜が届く。表紙を見て(うっ・・・・!D♭ピッコロ!!!)、でも移調すればいいわけだし、ま、いいか・・・・と気を取り直して中を見ると、ピッコロとE♭クラのパート譜がない!スコアもない・・・・と思いきや、こちらはトランペットの1stの楽譜を使えと書いてある。安い楽譜だから仕方ないけど、ソロ・ピッコロの楽譜がなくては、お話にならないよ。不良品だ〜!!!

【その7】 翌日、某楽器店に電話。出版社に問い合わせるので、待って欲しいとのこと。

【その8】 某楽器店から、引き落とし通知が届く。ちょっと待って!「白いつぐみ」の分も入ってる!払えませんぜ!

【その9】 またまた、某楽器店に電話。

【その10】 某楽器店から電話。パート譜は2・3日中に届くので、そのまま振り込んでほしいとのこと。と同時に、パート譜届く。やれやれ・・・・

【その11】 ところが、ここで重大な事実に気がついた〜!!!ピッコロの楽譜をまじまじと見て・・・・あれ?これ、私の記憶と違う曲みたい!?他のパート譜や表紙も見て・・・・英語で"WREN”って・・・・(英和辞典をひく)・・・・えっ、「ミソサザイ」じゃん!!!これ、「白いつぐみ」じゃない〜!!!そうです。違う曲の楽譜を受け取り、パート譜がない、と大騒ぎしていたんです。気がつかなかった私もオマヌケですが、こんなことってあり!?同じ作曲家の同じような感じのピッコロ・ソロ用ポルカですけどね。ああ、もう疲れちゃった・・・・

【その12】 一夜明けたら、某楽器店に電話する気力も消えうせ、「白いつぐみ」は、改めて別の楽器屋に注文しようと決意。でも、この曲は、私に吹かれたくないとしか思えない。「白いつぐみ」を吹く日は、はたして来るのか???

【その13】気を取り直して、別の楽器店に注文する。国内では出版されていないようなので、海外に問い合わせる、時間がかかるがよいかという電話。急がないから探してみてほしい、と返事。

【その14】オランダの出版社から出ているようだが、かなりお値段が張る(3万円ぐらい)、どうするか、という電話。ここまできたら買うしかない、ここで買わなきゃ一生手に入らない、と注文。でも、いいかげんに吹けそうもない楽譜を集めるのはやめにしなきゃ・・・1ヶ月ぐらいで届くそうだが、実物をこの目で見るまでは、信用できないね!

【その15】10月13日、夜9時半・・・やっと、私の手元に届きました。半年ほどかかったわけです。ああ、長かった!お値段は、1万ちょっと。吹奏楽譜としては、普通の価格です。しかし、私が「白いつぐみ」を吹く日は・・・来ないかも!?だって、難しすぎるんだもの。

めでたしめでたし・・・???

 

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