発表会2010

 

 1 春(ピアノ)・・・・・・・・W.A.モーツァルト
 2 楽しき農夫(ヴァイオリン)・・・R.シューマン
   舞曲              篠崎 編曲
 3 マドリガル・・・・・・・・・P.ゴーベール
 4 「歌の翼」による幻想曲・・・H.シュテックメスト
 5 シチリアーノ・・・・・・・・G.フォーレ
 6 精霊の踊り・・・・・・・・・C.W.グルック
 7 ル・バスク・・・・・・・・・M.マレー
   さらにゆっくりと=ワルツ=・・・C.ドビュッシー
   Spanish Love Song ・・・・・スペイン民謡
 8 フルートソナタBWV1031より、第1、第2楽章・・・・・J.S.バッハ
 9 カンタービレとプレスト・・・G.エネスコ
10 フルートとピアノのためのソナタイ長調より、第1、第4楽章・・・・・C.フランク
11 「ハンガリー農民組曲」より・・・・・B.バルトーク
12 イマージュ・・・E.ボザ
13 夏の思い出(全員合奏)・・・中田喜直(中川良平 編曲)

11が私。12は先生なので、実質トリである(大汗)。今回、この曲の前にやっていたゴーベールのファンタジーは、なんだかドツボにはまってしまって、絶対に発表会ではやりたくなかったのだ。なのに、なかなか終わらず、とうとう年を越してしまったので、バルトークは練習する期間が短く、レッスンでは最後までいけてないのだ。おまけに、半分ぐらいにカットなので、超絶技巧の部分はやめておけばいいのに、やっぱりそこが一番かっこいいものだから、ついつい見栄をはってやることにしてしまったのだ。前日のピアノ合わせでは、伴奏の先生に、「この曲、とってもスリリングです。」と言われてしまった。私もスリリングです。

そんなこんなでプレッシャーだったのか、リハの前に、かなりお腹の調子が悪くなってしまいました。 バッハの無伴奏でも、お腹は痛くならなかったのに、私の鬼門はバルトークだったのか!? いや、単に練習不足とピアノと合わないかも、という不安からでしょう。それでも、本番は、まあこんなもんか。。。。。という感じでした。 なぜか2曲目の中ほどで一瞬頭が真っ白になり、どこを吹いているのかわからなくなりましたが、なんとか立ち直りました。 経験値が上がって立ち直りが早くなったような気がします。

衣装は今までで一番好評でした。 選曲も、印象に残ったという点ではピアソラに匹敵するようです。

衣装については、もちろんハンガリーの民族衣装っぽいものを、と思っていたんです。ところが、ハンガリーの民族衣装って、ふわっ、ひらっ、お花・・・って、全然私に似合わないんですよね。実は、よく行く店で、おおっ、これは!と思うワンピースが店頭にコーディネイトしてあったんです。しかも半額!インに合わせてあるピンク系のカットソーは、似たのを持ってるからよし、と。黒地に花柄のワンピースは半額でも8千円。まあ、これはしかたないとして。合う靴がないから、こんなロングブーツを買ったら。。。。。いったい、いくらかかるんだ〜!?それに、どう考えても発表会がすんだら二度と着そうにもない。どうして私は、こんなキャラなんだ。

ということで、結局、民族衣装風の刺繍があるチュニック・ワンピースで手を打ちました。お値段も2千円代で格安ですんだし。もっと軽くてオシャレなものもあったんだけど、一番民族衣装っぽいのはこれかな・・・と。ちょっとダサいかも、と思ったけど、目指すのはサロンの貴婦人でも、小粋なパリジェンヌでもない、ハンガリーの農村のオバサンなのでありました。楽勝だわ!。。。。。って、楽勝でも、あまりうれしくないけど。それでも、皆に、「素敵!」とか「どこで買ったの?」とか言われて悪い気はしませんとも。

「ハンガリー農民組曲」は、ずっと前、大師匠のリサイタルで聴いてから、ずっとやってみたかったんです。7月の吹奏楽団の定演で、「ルーマニア民族舞曲」をやることになって、なんだかとてもバルトークがやりたくなって、決めました。途中いっぱい失敗したけど、最後はイケイケ・モードでジャン♪と終われるので、なんだか気分がいいなあ。

きっとまた来年も性懲りもなく舞台に立つ私がいることでしょう。。。。。

 

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