その他諸々 その5

 

○をもらう

事情があって、最近フルートの先生が変わりました。先日やっと1曲目のエチュードが合格し、先生が番号に丸をつけてくださいました。その時、自分でもびっくりするほど「うれしい!」と思ったのです。そういえば、今までの先生方は、誰も丸はつけてはくださいませんでした。子どものピアノ教室じゃあるまいし、自分もそれが当たり前と思っていましたが。実は、私は小学校教員。大人でも丸をもらうとうれしいのだから、これから子どもたちには丸ぐらいどんどんつけてあげようと思うのでした。(vol.47)

萩本欽一さん

好きなのよね。何気なくテレビをつけてたら、欽ちゃんが出てた。脳梗塞で倒れ、後遺症の残る二郎さんを支え、コント55号舞台復帰!

欽ちゃん、すっごいあがり症だったんだって。初めての舞台で声が出ず、悔しくて次の日始発列車で来て、暗い舞台で練習した話。弟子入りして半年したころ、師匠に「才能がないからあきらめろ」といわれた話。しょんぼりしていたら、先輩が「あいつをやめさせないでくれ」と師匠にかけあってくれた話。「一人でも応援してくる人がいるなら、やめなくていい。それは、お笑いの才能よりもすごいことだ。」と師匠に言われた話。二郎さんと初めて会ったとき、「とてもコンビは組めない」と思った話。

人間の汚いところは、短所を隠そうとするところ。「僕はこんな短所があるんだけど、こうなんですよ〜!」って舞台に出ると、お客さんが、「その短所はね、長所」なんだよ。」って教えてくれる。ダメな人はダメでいい。いつか欠点は長所になる。

いいお話が、いっぱいでした。(2005.1.2)

マイゼン先生公開レッスン

マイゼン先生の公開レッスンを聴講しました。もう勝手に先生呼ばわりです。以前の「スペインのフォリア」といい、今回のライネッケの協奏曲といい、私がやっている曲をタイムリーにレッスンして下さるのですから。ちょっと緊張して硬くなっていた受講生の方の音が、先生のアドヴァイスで柔らかくなっていくのが分かって、感動しました。特に心に残ったのは、「Fisを愛しましょう!」という言葉です。(Fis、嫌だなあ・・・)と思っていたら、いい音は出ませんよね。やっぱり『愛』なのね!とか、わけのわからにことをつぶやきながら帰ってきたのでした。(vol.44)

続・母の野望

小3の娘が学校でリコーダーを習い始めました。吹けるのがうれしいようで、家でもよく練習しています。音楽の先生も、時々リコーダーの練習を宿題にするようです。先日、2重奏の上のパートを練習していたので、それに付き合って下のパートを吹いたら、けっこういい感じ。このまま笛好きな子になって、いつかフルートでデュエットできるといいなと、またまた親馬鹿な妄想を抱いてしまいました。(vol.41)

御津中学校吹奏楽部三髄五訓

御津中学校吹奏楽部には「三髄五訓」というのがあって、毎日練習の終わりに部長の掛け声で全員で言うのが慣わしでした。今思うと、すごいよね。スポ根の世界だわ。もっとも吹奏楽部は文化部とは名ばかりで、その実態は体育会系文化部と言われていましたが。なんたって腹筋100回なんて日常茶飯事だったもんね。

で、「三髄五訓」というのは、こういうのです。

御津中学校吹奏楽部 
 三髄
 1.部は人を作る場所
 1.根性なき者は去れ
 1.練習に泣き 大会で笑え

 五訓
 1.勉学に励むこと
 1.礼儀を重んずること
 1.和の精神を学ぶこと
 1.努力を尊ぶこと
 1.感謝の気持を忘れぬこと

(2004.4)

母の野望・その後

娘が吹奏楽部でフルートを始めました(ジャンケンで勝ったそうですが・・・)。ところが練習嫌いで「レッスンへ行く?」ときいても「そういうのはしたくないの」という返事。「ママみたいには練習しないの」だそうです。(私、そんなにつらそうに練習してるかなぁ?)そのくせ「そのうちママの行ってる吹奏楽団に入ってもいいと思ってるんだけど」ですって。もっと練習して上手にならないと入れてあげません!それにやる気のない人にはもったいないから、お金かけてあげません!(vol.51)

チャンス到来!

昨年度はなぜか職場の関係者に楽器をやる人が多かったのです。ピアノ、ハープ、サックス、クラリネット、そして私がフルート。せっかくなので、と2月末にミニ・コンサートを開きました。ハープさんとの合わせとなると「アルルの女」か「白鳥」ってとこかな、と思っていたら、ハープさんのご希望でなんとモーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」をやることに・・・まさかこの曲を吹くチャンスがめぐってこようとは!ミニ・コンサートですから全曲は無理でさわりだけでしたが、よい経験になりました。もちろん特訓しましたが。(vol.54)

パルティータ

今年の発表会では、ちょっと無謀かなとは思いましたが、バッハの無伴奏パルティータに挑戦しました。フルートを始めたばかりの中学生の頃には、まさか人前でこの曲を吹く日が来るとは夢にも思いませんでしたが。出来はさておき、吹いたという事実だけでとりあえず私は満足です。笛仲間からは「すごい曲吹いたね」と言われました。これはほめ言葉なのかどうか・・・。先生からは「よく練習してありましたね」と。こちらは一応ほめ言葉でしょう。来年の発表会では何を吹こうか、いや何が吹けるかなあ。(vol.62)

王子様がいっぱい

某大学の定期演奏会に賛助出演することになりました。練習場に行ってみると、もともと男の子の多い大学なので、ピッコロ王子、フルート王子、オーボエ王子・・・と王子様がいっぱい!息子ぐらいの年の若い男のコたちが「よろしくお願いします」とちやほやしてくれるのですから、そりゃあいい気分でした。でも実際はあまりの難曲に必死で、状況を楽しむゆとりはありませんでしたが・・・。それでも久々に大学生に囲まれてパワーをもらったな、と思う日々でした。(vol.64)

ホルン・アンサンブル

主人に付き合って、ホルン・アンサンブルの演奏会へ行ってきました。まず、フルートやヴァイオリンでもてこずるような「キャンディード」などの速いパッセージをホルンでパラパラッと吹いてしまうことにびっくり。(負けずに練習しなくちゃ!)それから、トロンボーンやチューバがいるのかと思うような多彩な音色にびっくり。(私って何を吹いても一本調子なのよね・・・)最後の「さまよえるオランダ人」序曲では、本来イングリッシュ・ホルンのパートである旋律を軽々と吹きこなしてしまう高音にびっくりしました。(高音の音色、課題なんです。)たまにはフルート以外の演奏会も勉強になりますね。(vol.68)

明日という日が〜復興祈願〜

市内に陸上自衛隊の駐屯地があるのですが、そこの大隊長さんのお話を聞く機会がありました。東日本大震災の翌日に被災地に赴き、救援活動をされています。お話を聞きながら、私の認識が甘かったことを思い知りました。厳しい現実をつきつけられるような映像の中でほっとしたのは、音楽演奏に聞き入ったり、きしめんをほおばったりして和んでいる被災地の方々の表情です。やっぱり音楽の力ってすごいなあ!と思いました。その次の日は、市の音楽祭。私も心を込めて、合唱と合同の「明日という日が」の演奏をさせていただきました。(vol.72)

Mさんのこと

インターネットのおかげで、あちこちに笛友だちができました。中には外国に住んでいる方や、一度も会ったことのない方もいますが、楽しくお付き合いさせていただいています。ところが先日、その中の一人Mさんが亡くなったことを知りました。ガンで闘病中だったことは知っていたのですが、一週間ほど前の定期演奏会では全曲吹いたと聞いていたので、急な訃報に驚くばかりでした。彼女とはとうとう会うことができなかったけれど、ブログを通してたくさんの元気をもらいました。ご冥福をお祈りします。(vol.75)

 

人体の不思議

仕事に関係する上級免許をとるため、2日間の認定講習に参加しました。(音楽には全く関係のない内容です。念のため。)その中で、「首やアゴに力が入っているとヨダレが出る」という話に、はっとしました。今まで、指が難しかったり苦手な高音が出てきたりするフレーズが続くと、口の周りがすごいことになっていたけど、そういうわけだったんだ!いつも先生に首やアゴの力を抜くように注意されてたじゃない!そして、「必要なところの緊張は残して、いらないところの緊張は抜くんですよね。」という言葉に激しく納得して帰ってきたのでした。(vol.79)

 

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