その他諸々 その2

 

お習字とフルートの類似点?

娘の習字の塾に、初めてお迎えに行った。時間を見計らって行ったのに、わが娘は「紙がない・・・・」とかもたもたしていて、今始めたばかりだという。見るともなしに見ているうちに、娘のしょうもない字と先生の美しい字は、同じ「文字」なのにどうしてこんなに違うのか、と考え始めた。第1に強弱が明確である。太めの部分と細めの部分のバランスが、実に美しい。(娘のは、全部同じ太さ。)第2にきめるべきところが見事にきまっている。はね・とめ・おれなど、どれをとっても文句のつけようがない。(娘のは、はねてるんだか、とめてるんだか、おれてるんだか・・・・)第3に微妙なうねりがある。縦線・横線とも、ただまっすぐ伸ばせばいいってものではないんですよ。う〜ん、なんだかいちいちフルートというか、音楽にも当てはまりそう。(2001.3.29、MURAMATSU Vol.30にほぼ同文のもの掲載)

TOGIZUM 2001

東儀秀樹氏の新しいアルバム「TOGIZUM 2001」を買った。昨年の夏、コンサートで聴いた曲も、何曲か収められている。おなじみの「My Heart Will Go On」なども入っていて、まったりと美しい。鯨たちとのアンサンブル「くじらたちのうた」も、初めて聴いたときはびっくりした。東儀氏の曲って、きれいなメロディのものがたくさんあるの。オーボエやサックス、もちろんフルートで吹いてもすごくいいと思うんだけど、楽譜出ないのかなあ?竜笛のソロ曲なんて、ピッコロで吹いたらものすごくいいと思うんだけど・・・・(2001.3.29)

FMC フルートマスターズ

静岡県の三ケ日まで、出かけてきました。それにしても、名古屋のムラマツといい、このフルートマスターズといい、どうして(絶対ここにあるはずだ〜!)という信念のもとに入っていかないと、たどりつけないような場所なんでしょうか?でも、我が家から45分で行けるし、国道(姫街道)からほんのちょっと入るだけで、私にとってはなかなかよい所です。出かけた甲斐はありました!シエラザードの調整をお願いして(2年もほったらかしてあったので、時間がかかるとのこと。預けてきました。)試奏もさせていただきました。高純度97%のシルバーと14K!ム***よりつくりはゴツイ感じですが、その分音に芯があるようです。私が使っているものとは、材質もちょっと違うはずなので、一概にはいえませんが。驚きなのは、ピッコロのチュンナップ!!!これは簡単に言うとピッコロの改造なんですが、いや〜、オドロキです。私、何年かしたらル・シッド君に金メッキしてもらおう!団のピッコロもチューンナップしてほしいなあ!!!(2001.3.31)

A.リード氏

A.リード氏が尾西市民オーケストラ(という名称だけど、吹奏楽団)で「ミシシッピ組曲」を振るというので、高速道路を飛ばして聴きに行きました。想像していたよりも気さくでお茶目な印象・・・いかにもアメリカのおじいちゃまという感じ。でも、とても80歳とは思えない!日本でいえば大正生まれ。大戦中は海軍所属だったとか・・・う〜ん、そういう世代なのね!曲の合い間に後ろから英語が聞こえてくる・・・と思って振り向いたら、なんとリード夫人、びっくり!こちらは、赤いワンピースがお似合いのチャーミングなあばあちゃまでした。時間があったら記念テレカを買って、サインをしていただきたかったんだけど・・・残念!ちなみに、一緒に連れて行った娘は、「ロシアン・クリスマス」で爆睡していました。なんて奴だ〜!!!秋には、岩井直溥氏が振るそうです。うらやましい。また、行きたい。(2001.5.13)

秘密の耳栓

大学の頃、どの曲だったか忘れましたが、不協和音がバリバリ続く現代曲をやったことがありました。その時、左隣のピッコロの後輩の高音で耳鳴りと頭痛がし、内緒で耳栓を買って左耳だけ使いました。もちろん耳鳴りはすっきりなおりましたが、そんな邪道なことをするのは私だけかと思って、ずっと秘密にしていました。その時買った耳栓はロウのような材質で硬くて耳にフィットせず、おまけに私には長すぎたので、切って使っていました。

それから**年、「星条旗よ永遠なれ」のピッコロ・ソロを特訓する私は、また耳鳴りに悩まされるはめに・・・2・3回吹くと、もうダメです。しかし、実は耳栓を愛用するピッコロ奏者はけっこういるということを知ったので、迷わず薬局へ直行しました。今回買ったのは、黄色いスポンジのような材質で、指で先を細くして耳に入れると、中で膨らんで具合よくフィット!携帯ケースつきで、2組500円。使いごごちもよく、何回吹いても、もう平気です。

だけど、耳栓をしてピッコロの練習をするのは、やっぱりどう考えてもなさけない気がします。ピッコロの名手に言わせれば、吹き込めば第3オクターブの音も耳鳴りしなくなるそうだけど・・・私に、そんな日は来るのか!?(2001.6)

こうよこうなるわがぼこう

↑意味、わかりませんよね。私の母校、国府高校(こうこうこう)の校歌の一節です。国府(こう)というのは読みにくい地名で、コンクールに出場するたび、係のお姉さんが「なんて読むんですか?」と確認に来ました。「*番、こうこうこう(国府高校)・・・」というアナウンスが入ると、必ず(えっ?なんだって???)という感じのどよめきが会場に広がりました。コンクールの季節になるたび、思い出します。

始業式や終業式では、「こうこうこうこうかせいしょう(国府高校校歌斉唱)」・・・わけわかりませんよね。開校以来、たった一度だけ出場した甲子園では、「こうこうこうこうこうです。(後攻国府高校です。)」・・・今では伝説の笑い話です。(2001.6)

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