その他諸々 その1

季刊ムラマツの「読者のページ」に掲載されたものの中から、私が書いたとわかっても差し支えないものを集めました。ということは、匿名希望のものやボツになったものが、この*倍ぐらいあるわけで・・・実は最多掲載者ではないかと自負しているのですが。


卒業生を送る会

小学校の教員をしています。先日、卒業生を送る会で先生仲間でバンドを組み、演奏をしました。私は、なんとなくのせられてフルートを吹いたのですが、なにしろ練習不足で演奏はひどいものでした。でも、子どもたちの「アンコール!」の声に、びっくりするやら、うれしいやら・・・・。この子たちは、私が初めて担任した1年生だったのです。今ごろ、どんな中学生になっているかな?(VOL.2)

母の野望

息子とデュエットした、、娘の伴奏でフルートを吹いた・・・・うらやましい限りです。私には5才と2才の息子がいますが、長男は「大きくなったら耕運機に乗る。」と言っています。次男は、まだろくに話せませんが、おそらく電車の運転士になるとでも言い出すのではないでしょうか。主人も趣味でホルンを吹いているし、環境はとてもいいはずなのに、なぜか音楽に興味を示してくれない二人なのです。しかたなく、お腹の中の三人目に期待する私です。(VOL.4)

モーツァルトのように

モーツァルトとコンスタンツェのように、アバウトな性格の私たち夫婦。子どもも間もなく3人になるし、当然お金はたまりません。でも、今年は一大決心をしたのです。それは、貯金をして防音・冷暖房完備の練習室を建てること!私の計画としては、アップライト・ピアノを入れて、フルートを吹くスペースがあればいいから、2畳ぐらいでいいかと思っていたのに、ホルン吹きの主人は「金管5重奏ができるくらいのスペースが欲しい!」と言い出す始末。話ばっかり大きくなって、これじゃいつ実現できるやら・・・・(VOL.5)

ベートーヴェンな症候群

その日、私は耳の痛みに悩まされていました。ベートーヴェンは難聴になっても名曲を残したけど、凡人の私はフルートが吹けなくなる!・・・・そう考えて、仕事が終わると病院へ直行しました。ところが、先生は「耳に異常はありませんね。これは神経痛です。」目がテンになった私は、思わずきき返しました。「耳の神経痛なんてあるんですか!?」先生は冷静に一言。「神経が通っているところは、どこだって神経痛になるんですよ。」妙に納得したものの、この程度なら薬は使わない方がいい、と先生は私の耳を本当に「見た」だけ。耳の神経痛が持病だなんて、なんとなく情けないと思うのは、私だけでしょうか。(VOL.6)

陽のあたる教室

メンバーの皆様の中には、教員の方、特に音楽を教えていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?ちょっと仕事が忙しくて疲れ気味・・・・という時にオススメのビデオをご紹介します。もうご覧になった方もおいでかもしれませんが、「陽のあたる教室」というアメリカ映画です。3〜4年の腰掛のつもりで高校の音楽教師になった主人公が、結局60歳まで勤め、その間にいろいろな出来事が起こるというストーリーです。自分の夢とか仕事、家族などについて考えさせられました。チャンスがあれば、ぜひご覧ください。(掲載号・不明)

家庭と笛の両立

結婚して10年目、子どもは3人。私は恵まれている方だとは思いますが、家庭とフルートの両立は難しいと思います。でも、うまくいく条件をいくつか・・・・<その1>理解のある相手と結婚する。相手も楽器をやっているならなおマル。<その2>お姑さんも強い味方。同居もマル。<その3>子どもがある程度大きくなるまでは、両立できなくても諦める。焦らずに!<その4>吹けなくても、できることをやる。CD・楽譜・練習室など用意しましょう。<その5>仲間とのつながりを断たない。無駄と思っても団費を払い、ロクに練習に行けなくても厚かましくステージに立ってしまおう!<その6>たとえ1〜6の条件がかなわなくても、決して諦めないで!皆さん、がんばってオバサンフルーティストの人口を増やしましょう。(掲載号・不明)

致命傷

自分が悪いのですが、先日車をぶつけてしまいました。車は廃車になりましたが、本人は信じられないほどの軽傷。ところが私にとって不幸なことに、唯一の怪我というのが下唇の真ん中!5針ほど縫う羽目になってしまいました。抜糸はとっくにすんだのですが、アンブシュアが微妙に変わってしまったらしく、全然音が出なくなってしまったのです。「私のフルート暦20年は何だったの!?」というくらいにショックでした。それでも中音域は何とか出るようになったのですが、低音・高音・ピッコロに至っては泣きたくなるような状態です。似たような経験をお持ちの方、どんなリハビリをしたか、回復にどれぐらいかかったかを教えてくださいませんか?それとも、こんなバカな経験をしたのは私だけでしょうか?(VOL.18)

奇跡的復帰

いろいろなアドバイス、ありがとうございました。やはりフルートを吹くこと自体が、一番のリハビリになるようです。思ったよりも早く回復し、Asより上の高音以外はなんとか許せるかな、という状態になりました。とはいえ、傷跡はしっかり残っており、アンブシュアに影響しないわけがありません。(唇の怪我は、きれいになるのに時間がかかるそうです。)私の場合、有効だったのは、唇を横に引かず上下に締めて「おちょぼ口」風にすること、傷が真ん中よりわずかに右にあるので、心持ち左にずらしてマウスピースに当てることです。高音は事故前からひどい音だったので、もう一度音作りをするつもりで練習しています。アンブシュアを変えた結果、喉や口の中を前より広く開けるようになったのは、うれしい副産物です。皆様も事故や病気に負けずないで、フルートライフを楽しんでください。(VOL.20)

産休・育休制度を考える

吹奏楽が好きで、中学卒業と同時に入団した町民バンドを20年以上も続けています。でも、残念なことがひとつだけあります。結婚や出産をきっかけに、やめてしまう女性団員が多いことです。ここ数年、私を含め出産後復帰する人が出始めましたが、今産休中のフルート2人も復帰してくれるかどうか心配です。最近、うちの団にも産休・育休制度を作ろうと思っているのですが、どうでしょうか?簡単にいうと、出産前後の2年間は団費を払わなくても団員扱いする、というものなのです。思うように練習に参加できない→団費を払う意味がない→一時退団→復帰しにくくなり、そのまま・・・・という図式をなんとかしたいと思うのです。産休・育休制度のあるバンド等参考になるお話がありましたら、ぜひお聞かせください。(VOL.23)

ピッコロ三昧

最近、吹奏楽とピッコロの魅力にとりつかれ、男に生まれ変わったら、航空自衛隊の中央音楽隊に入ってピッコロ三昧の生活を送りたい、なんて考えています。ピッコロ最大の悩みはピッチですよね。でも、ビクビクしながら吹くとかえってピッチが悪くなるので、少しぐらいずれても正々堂々と吹いてしまいます。全然アドバイスになっていませんね。私のイメージでは、ピッコロはドレスアップの仕上げに身につける、キラキラした宝石類なのです。その女性(曲)の雰囲気に合い、ケバくならない範囲で最も豪華なアクセサリーになるように心がけているのですが、時々悪目立ちしては反省してます。ピッコロ愛好家の皆さん、お互いにがんばりましょう!(VOL.26)

 

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