笛類CD (ピッコロ以外)   ※演奏者アルファベット順(除・新着CD)

正統派のものは皆様よくご存知だと思いますので、変り種やシブイものを中心にご紹介!
ここに入れてしまっては失礼かと思われるものもありますが、ご容赦を・・・・

 

アントネッロ/ヤコブ・ファン・エイク《笛の楽園》/アルキミスタ ALQ−0001

ファン・エイクの「笛の楽園」より、18曲の抜粋。濱田芳通氏のコルネット(といっても現代のコルネットとは別物)とリコーダーに、ヴィオラ・ダ・ガンバやバロック・ハープが加わった演奏。

・気狂いシメン  ・ファンタジア  ・イギリスのナイチンゲール  ・美しき娘ダフネ  ・鐘は鳴り響き  ・ファンタジア  ・アマリッリ麗し  ・道化師  ・詩篇第9番  ・ファンタジア&エコー  ・愛しの人セリア  ・クーラント《愛しい泥棒ちゃん、なぜ君はそんなにおとなしいの?》  ・許しておくれ  ・エセックス伯のガイヤルド  ・戦争  ・涙のパヴァーヌ  ・美しい羊飼いの娘フィリス  ・プレリュード


有田正広/偉大なる世紀のフルート音楽/コロムビア COCQ−75957→58

私、有田氏のファンですので、はっきり言ってひいきしてます。彼のアルバムを聴くと、(いい仕事してますねえ!!!)と、いつも感動します。本当は全部紹介したいのですが、私が初めて買った記念すべき1枚(2枚組みか!)をご紹介。「偉大なる世紀」=ルイ14世の時代のフルート音楽を、フラウト・トラヴェルソとフルート・ダムールで演奏しています。

・フルート・トラヴェルシュール・ソロのためのプレリュード/ジャック・マルタン・オトテール
・フルート・トラヴェルシュールとバッソ・コンティヌオのための組曲 第3番 ト長調 作品2の3/ 同
・ロンドーによるジグ ホ短調/ミシェル・ブラヴェ
・フルート・トラヴェルシュールとバッソ・コンティヌオのためのソナタ 第3番 ホ短調 作品3の3/ 同
・クラヴサンとフルート・トラヴェルシュールのためのソナタ 第2番 ト短調 作品91の2/ジョセフ・ボダン・ドゥ・ボワモルティエ
・フルート・トラヴェルシュールとバッソ・コンティヌオのためのソナタ ホ短調 作品9の2/ジャン=マリー・ルクレール
・フルート・トラヴェルシュールとバッソ・コンティヌオのための組曲 第2番 ハ短調 作品5の2/ジャック・マルタン・オトテール
・フルート・トラヴェルシュールとバッソ・コンティヌオのための組曲 第1番 イ長調/シャルル・デュパール
・2本のフルート・トラヴェルシュールのための組曲 ホ短調/ミシェル・ブラヴェ
・フルート・トラヴェルシュールとバッソ・コンティヌオのための組曲 第3番 ニ長調 作品5の3/ジャック・マルタン・オトテール
・フルート・トラヴェルシュールとバッソ・コンティヌオのためのソナタ 第1番 ト長調 作品2の1/ミシェル・ブラヴェ
・フルート・トラヴェルシュール・ソロのための“エコー”/ジャック・マルタン・オトテール
・フルート・トラヴェルシュールとバッソ・コンティヌオのための組曲 第4番 ホ短調 作品2の4/ 同


ルネ・クレマンシック/古笛の響き/harmonia mundi HMA−190384

クレマンシックはウィーン生まれ。リコーダーをシュテープス、コレット、ヘファー等に師事した後、ソルボンヌ、コージュ・ド・フランスで音楽博士となった方だそうです。手写本の研究やその演奏、古い民族楽器などに精力的な努力を続けています。このアルバムでは、21種類の笛を吹いています。

《角笛》 聖ヴェンツェラスの讃歌、五月の頃
《羊飼いの笛と中世リコーダー》 カンティガ77、五月の朝、ロンド、カンティガ176、サンタレッロ
《ダブル・フルート》 すばらしい夜、エーテディクの舞曲
《ガルベ笛》 ロートラムとロープス
《かもしかの角笛》 アルマーニュ〜ガリアルド〜デ・ポスト
《ルネサンス・リコーダー》 ああ私の幸福は、その少女達はフランドル生まれ、コンラッド君は踊り仲間、ムール人の女
《ルネサンス・リコーダー》 ブランル・ドゥーブル、ソナタ 第1番 ソプラノ声部ソロ(カステッロ)
《バロック・リコーダー》 ソナタ ト長調(ヴァレンティ)、ディベルティスマン・ドゥ・カンパニュー 第1番(ボワモルティエ)


ブドリオ・オカリナ・グループ/オカリナが奏でるロッシーニ名曲集/TEICHIKU TECC−28162

オカリナ・オーケストラなんてあるんですねえ、世界は広い!ブドリオ・オカリナ・グループは、ソーセージで有名なボローニャ市の近郊、オカリナ発祥の地の小村ブドリオに住む人々で結成され、すでに100年の歴史を持つ団体だそうです。

・セビリャの理髪師〜わたしは町のなんでも屋
・ゴルゲッジとソルフェッジ 第4番
・セビリャの理髪師〜お前がそばにいる時は、ご機嫌よう、年寄りは妻を求め
・ゴルゲッジとソルフェッジ 第1番
・タンクレディ 序曲
・泥棒かささぎ 序曲
・セビリャの理髪師〜静かに、静かに
・ゴルゲッジとソルフェッジ 第3番
・セミラーミデ〜悲しみに沈んだうめき声は
・ゴルゲッジとソルフェッジ 第2番
・セビリャの理髪師〜それじゃ私だわ
・二匹の猫のこっけいな二重唱


フォルム/J.S.バッハ:フルート・ソナタ集/RAUM KLANG RK−9701

リコーダー演奏による、大バッハの真作フルート・ソナタ集。普通はF管のアルト・リコーダーで演奏するため、短三度高く移調することが多いのですが、このCDでは「無伴奏パルティータ」を除いて原調で演奏しています。

・ソナタ ホ長調 BWV1035
・ソナタ イ長調 BWV1032
・パルティータ ハ短調(原曲 イ短調) BWV1013
・ソナタ ホ短調 BWV1034
・ソナタ ロ短調 BWV1030


ガロワ/ピアソラ・フォー・トゥー/PolyGram POCG−1985

ヨー・ヨー・マも猫も杓子もピアソラだった頃買った1枚ですが、私が抱いていたガロワのイメージを一新してくれました。ガロワ君、こんなことができるようになったんだねえ!!!(すごい失礼かも・・・・)でも、**年前は「フルートの貴公子」とか言われて、お坊ちゃんというイメージが強かったんですけど、いい感じに年をとったというか・・・・(ほめてるんですよ!)木製フルートを使っているそうですが、頭部管も木製なのかなあ、この音は?ギターのセルシェルとのデュオは絶妙!

・タンゴの歴史
・ブエノスアイレスの四季  ※ギター・ソロ:イェラン・セルシェル
・フルート・ソロのための6つのタンゴ的エチュード
・タンゴ組曲から 第2曲:アンダンテ


前田綾子/minuit(午前零時)/CAFUA CACG−0031  ※ピアノ:長尾洋史

NSB2002の「君の瞳に恋してる」のソロがあまりにかっこよくて、買ってしまいました。クラシックとポピュラーの中間みたいな、とっても微妙でオシャレな雰囲気のアルバムです。「夜」をイメージした曲を集めています。ショッカーやピアソラの曲が、とっても素敵♪1曲目の「エレフ・シャロム」を聴いたとたん、うっときて、「エアボーン」は楽譜を買いに走ってしまいました。

 1 エルフ・シャロム/ゲーリー・ショッカー
 2 真夜中のラプソディー・イン・ブルー/ジョージ・ガーシュイン(編曲:真島俊夫)
 3 ある夜の小品/アルチュール・フート
 4 星影/アストル・ピアソラ(編曲:松園洋二)
 5 アンダンテ『タンゴ組曲』より/アストル・ピアソラ(編曲:松園洋二)
 6 アリア/ジャック・イベール
 7 芳香〜『In the Air』より/ゲーリー・ショッカー
 8 エアボーン/ゲーリー・ショッカー
 9 マルガリータ/セルゲイ・ラフマニノフ(編曲:フリッツ・クライスラー)
10 夜の歌/エドワード・エルガー
11 センティメンタル〜『組曲』より/クロード・ボリング


ハービー・マン/ドゥ・ザ・ボサ・ノヴァ/ATRANTIC AMCY−1238

おしゃれなボサ・ノヴァを上手なフルートで吹くと、ますますおしゃれ!!!私の好きな「ワン・ノート・サンバ」も入ってるし・・・・「ワン・ノート・サンバ」は、サンバじゃないんですよ。

・イット・マスト・ビー・ラブ(デベ・セル・アモール)
・みにくい娘(ミニナ・フェイア)
・アモール・エン・バス
・貴方と私(ヴォセ・イ・エウ)
・ワン・ノート・サンバ
・ブルース・ウォーク
・コンソレーション
・ボッサ・ヴェリア


クリス・ノーマン/木管フルートの風雲児〜英国、カナダ、アメリカのフルート民謡集/Dorian Recordings SSDR−3028

木管フルートの音ってしみじみしませんか?その音で民謡を聴くと、ますますしみじみするのは私だけ?クリス・ノーマンは、カナダのハリファックス出身のフルーティストです。

・アバーカニーのJ.モーレイ氏への哀歌  ・ドラード神父のお気に入り  ・麦打ち  ・一緒に飲もう  ・マドレーヌ島  ・ポワント・ピック山  ・ジャック・カルティエ  ・ボヴァリー家の格子じま  ・ゆりかごの歌  ・今日は休日  ・たくさんの笛吹き達  ・大空への道  ・いつも悲しい男  ・どんぐり拾い  ・ナポリの王様  ・ステージの美女  ・妖精の女王  ・ヒュー・オダネルさん  ・からからで埃だらけ  ・ロチェスターのスコットランド通り  ・霜の朝  ・よたよた歩き  ・傷ついた騎兵  ・チャールズ王子  ・プラーグ  ・モーツァルトのお気に入り  ・北国のマーチ  ・リチャード・ドワイアー  ・リントンへの道  ・眠たいワルツ  ・アイルランドの子守唄  ・スオ・ガム


佐藤和美/ベートーヴェン&レーガー:フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード集/Camerata 30CM−446

ベートーヴェンは、正直言ってあまり好きではありませんでした。でも、このアルバムを聴いて考えを変えました。あの壮大なシンフォニーとは、また違う表情のベートーヴェン・・・・いいですねえ!佐藤氏(男性)は、1948年生まれ。ツェラーやシュミッツに師事したフルーティストです。

・セレナード ニ長調 作品25/ベートーヴェン
・セレナード ニ長調 作品77a/レーガー
・セレナード ト長調 作品141a/レーガー


ヴィースラー/日本への架け橋(Bridges to Japan)/BIS CD 1059

マルエラ・ヴィースラーと小川典子(ピアノ・朗読)による、日本のフルート作品集。「この道」「デジタルバード」以外は、世界初録音。ヴィースラーは、少女時代を東京で過ごした日本通だそうで、無理なくジャパネスクしていると思います。しかし、こういう企画は日本人フルーティストにやってほしかった!!!

・祭典ソナタ 作品17/江文也
・夜曲 作品23/山田一雄
・笛吹き女/菅原明朗
・「てんさぐの花」による変奏曲/金井喜久子
・「靴が鳴る」による変奏曲/弘田龍太郎
・青い天使/三枝成彰
・「この道」による変奏曲/山田耕筰
・デジタルバード組曲/吉松隆


ザンフィル/オペラ・アリア・ウィズ・パンフルート/PHILIPS PHCP−5226

パンフルートといえばザンフィル、ザンフィルといえばパンフルート。ルーマニア民謡などを演奏したものもよいのですが、ここではペトル・ヴロンスキー指揮、プラハ国立劇場管弦楽団をバックにオペラの名曲をお送りします。

・「リゴッレト」〜あれかこれか・風の中の羽根のように
・「アイーダ」〜清きアイーダ
・「トロヴァトーレ」〜見よ、恐ろしい炎を
・「椿姫」〜プロヴァンスの海と陸・さようなら、過ぎ去った日よ
・「ドン・カルロ」〜共に生き、共に死ぬ・美しい園に
・「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん
・「トスカ」〜歌に生き、恋に生き・妙なる調和・星は光りぬ
・「蝶々夫人」〜ある晴れた日に・水夫の合唱
・「マノン・レスコー」〜何とすばらしい美人
・「トゥーラン・ドット」〜おきき下さい、王子さま・だれも寝てはならぬ

 

CD室入り口へ   私笛トップへ