その他諸々(秘密編)

文末に(Vol.**)とあるものは、季刊「ムラマツ」に掲載されたものです。

 

片思い

 私は、今、近所に住むS氏に片思いをしている。「将を射んと欲すれば・・・」のことわざに従い、私はまず彼の奥様、そして息子さんと親しくなった。息子さんは私の長男と同じクラス、奥様は次男の担任なのである。誤解を招くと困るが、私は別に不倫をしようというわけではない。純粋にフルート友だちとしてお付き合いしたいのである。しかし、多忙なS氏とは、あいさつすら交わしたことがないのが現状!名フルーティストと評判のS氏は、「高嶺の花」である。(掲載号不明、1993.4頃)

HAPPY MARRIAGE

 市民バンドのフルート仲間・Rちゃんが結婚しました。お相手は、隣市の市民オケで打楽器をやっているS氏。私たちのバンドの定演にトラで出てもらったのがきっかけです。シャイなRちゃんが珍しく男性に興味を持ったので、彼女の両親は、娘の想いをかなえてやりたいと考えました。そこで相談を受けたのが、私たち夫婦。(私たちは、団内結婚なのです。)ひそかにS氏の電話番号を調べて連絡を取ったり、Rちゃんには「当たって砕けろ!」とアドバイス(?)をしたり、けっこう暗躍したのです。うまくまとまってよかったけれど、Rちゃんは結婚してもうちのバンドに来てくれるかしら?今彼女に抜けられると、とってもつらいんです。(Vol.8、1995頃)

出社拒否症

 ここだけの話ですが、今、出社拒否症になりそうなんです。思いも寄らなかったポストに抜擢され・・・というと聞こえはいいんですが、誰もやりたがらなかったポストなんです。会議は多いし、上司は最悪!辞めてしまう大義名分はないものかと、真剣に考えたこともありました。そんなある日、よく行く楽器店でフルート・クリニックがあり、出かけてみました。そして、そこで出会った9KGOLDのモデルにひと目ぼれ・ひと吹きぼれをしてしまったのです。私は、考えました。(もしも、今年1年間、自律神経も肝臓もやられずに無事に過ごすことができたら、自分にごほうびをあげよう!)と。精神的健康を保つためなら、140万円は高くないと思ったのです。私が9Kモデルを手に入れる日を、皆さん祈ってください・・・(Vol.19、1998.6頃)

そして1年後・・・

 Vol.19の出社拒否症の私です。「どうせ買うなら、早く買った方が長く吹けるぞ!」という理解ある主人と、「今注文しても、来るのは4月ぐらいですよ。」という楽器屋さんの言葉にのせられて、実は年末に9Kゴールドを注文してしまったのです。ところが、新年になって間もなく、朝起きてトイレに行ったとたん、意識を失って倒れてしまったのです。正気に返った時には、(負けた!向こうの方が一枚上手だった!)と悔し涙が出ました。幸いただの貧血だったらしく、病院でも異常は見つからず、その後は1日も休まず出勤することができました。そして、待望の4月!超多忙のポストからは解任され、おまけに最悪上司は他の支社にご栄転!9Kを手に、明るい気分で毎日を過ごしています。フルートの神様ありがとう!会員の皆様も、ご声援ありがとうございました!(Vol.22、1999.4頃)

ネット友だち

 市民バンドのフルート仲間が次々に産休になってしまい、寂しい思いをしていました。でも、インターネットを覚え、新しい笛友だちがたくさんできました。遠くて実際には会えないのが難点ですが、いろいろな情報を交換し合ったりして、とてもよい刺激になります。同県人のHさんとは特に仲良くなって、時々メールのやりとりをしています。実は皆でたきつけて、最近彼女にお高いピッコロを買わせてしまいました。5月に定演があるそうなので、県内とじゃいえ端と端でちょっと遠いけど、思い切って会いに行くつもりです。(Vol.29、2001.1頃)

パート分け

 私もアマチュア吹奏楽団で、今年はパートリーダーをしています。パート分け、難しいですよね。でも、同じ額の団費を払っている以上、ファーストやソロを吹く機会は均等にあるべきだと思うのです。もちろん、すっきりと割り切れない部分があるのは分かっていますが。練習に来る来ないとか力量の有無とかは、その人の事情もあるし、言い出したらキリがないですよね。偉そうなことを書きましたが、うちの楽団では、私以外のメンバーが経験のない人ばかりだったので、ここ数年は私がソロを独占していました。でも、それもそろそろ終わりにしなくては、と思う今日この頃です。(Vol.37、2003.3) ※これは、前号のパート分けで悩んでいるという投稿へのお返事

花嫁の父?

 フルートのNちゃんが、イチゴ狩りをしたいと言っていたので、招待したんです。(うちは、イチゴ農家なの。)ところが、招待した覚えのないチューバのS君も来ている・・・主人にきいても、よんでないっていうし。「えっ?もしかして、この2人ってそういう関係なの??」と、主人に言うと、「まさか。違うよ〜!」って。そうか、あとのお客は、主人の会社関係の人ばかりだから、一人じゃ来にくくて誘ったのかな。その場は一応納得して、私は買い物へ。ところが、帰ってきた主人が、「あの2人、やっぱりそういう仲だった。11月に結婚だって。そうだと思った!」って。おいおい、違うって断定したくせに。
 そういえば、しばらく前に、Nちゃんが私にいろいろきいてきたっけ。結婚しても、子供ができても、ず〜っと吹いていたのかとか。Nちゃんにも、そういうお話があるのかな、とは思っていたけど、まさかS君とはね〜!いやいや、めでたい。心から祝福させていただきます。
 しかし、数年前、ほとんど初心者で入団してきたNちゃんも、めきめき腕を上げ、今年はピッコロ・デビュー。失礼な言い方だけど、やっと使いものになるようになってきたのよ。11月挙式なら、来年の今頃はご懐妊ってこともありうるよね。
 ああ、丹精込めて育て上げた娘を嫁に出す父親の心境だわ。。。。。(2003.4.27)

 

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