コンサート日記(2015年)

 

ランチタイム名曲コンサート Vol.1304 トゥーランドット 〜冬に聴きたい名曲たち〜 2015.12.26(土) 宗次ホール 11:30
                                                             Tp:竹内愛絵、吉村悠歩 Hr:高橋由佳 Tb:水野さやか、本多菜穂

モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
シャイト:戦い組曲より 第1曲 戦いのガリヤード
ヘンデル:私を泣かせてください オンブラ・マイ・フ
エワルド:金管五重奏曲 第2番より 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
ビゼー:カルメンファンタジア
文部省唱歌:冬の夜 雪
チャイコフスキー:くるみ割り人形セレクション
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より “誰も寝てはならぬ”

【アンコール】 蛍の光

女性ばかりの金管アンサンブルも増えてきましたが、やっぱり華やかですね〜!全員、赤いドレスで登場。髪型も、結い上げないで女らしく垂らすように意識してるみたいです。ランチタイムコンサートは、組曲全曲の演奏はダメとかプログラムにもいろいろ制約があるらしく、短め&聞きなれた曲が並んでいますが、やっぱりカルメンやくるみ割りは気合いが入っていて聴きごたえがありました。シャイトはトランペット2本は立奏で、客席の方を向いて演奏したり、向かい合って吹いたりしていました。ヘンデルのアリアはホルンとトロンボーン2本の演奏。アンコールは「蛍の光」で2015年の締めくくり(笑)。


名古屋フィルハーモニー交響楽団 第430回定期演奏会 日本民謡の昇華 2015.12.12(土) 愛知県芸術劇場コンサートホール 16:00
                                           指揮:マーティン・ブラビンズ、フルート:クレア・チェイス、女声合唱 愛知県立芸術大学女声合唱団

ホルスト:日本組曲 作品33,H.126
        第1曲 前奏曲:漁師の歌  第2曲 儀式の踊り  第3曲 操り人形の踊り
        第4曲 間奏曲:漁師の歌  第5曲 桜の木の下での踊り  第6曲 終曲:狼たちの踊り

藤倉大:フルート協奏曲[委嘱新作・オーケストラ版 世界初演]

ホルスト:組曲『惑星』作品32,H.1125
        第1曲 火星:戦争をもたらすもの  第2曲 金星:平和をもたらすもの  第3曲 水星:翼を持った使い  第4曲 木星:愉悦をもたらすもの
        第5曲 土星:老いをもたらすもの  第6曲 天王星:魔術師  第7曲 海王星:隠者

【ポストリュード】クレア・チェイスによるミニ・コンサート 藤倉大:リラ 〜フルートとコントラバス・フルートのために

今回の演奏会は盛りだくさん!まず開演前に1階でロビー・コンサート。クラ2本とファゴット1本のアンサンブルで「ドン・ジョバンニ」と「こうもり」から何曲か。そして、3階最前列の席へ急いで戻ると、今度はフルート協奏曲の作曲者のプレ・トーク。よくわからんけど、現代奏法もりもりで、しかもソリストは普通のフルートだけでなくピッコロ、コントラバスフルート、バスフルートを次々持ち帰るという(1曲で何回もおいしいですよ)という意欲作らしい。

1曲目はホルストの「日本組曲」。初めて聴く。なんでも、第1次大戦たけなわの頃、ロンドンで大評判をとっていた伊藤道郎という舞踊家がいて、ホルスと会ったときに日本の旋律をいくつか口笛で聴かせたらしい。それに触発されたホルストが、完成間近の「惑星」(最後の「水星」を作曲中だった)を中断して作ったのが、この曲だとか。1曲目はファゴットのどソロで始まる「漁師の歌」、5曲目は「ねんねんころりよ」の子守唄だ。これ、もうちょっとコンパクトにして吹奏楽用に誰かアレンジしてくれないかな〜?

さて、2曲目はいよいよ世界初演の「フルート協奏曲」!(同じモチーフで室内アンサンブル版やフルート独奏版もあるらしいので、そっちはすでにどこかで演奏されているってことかも。)でっかいコントラバス・フルートがスタンドとともに登場し、他のフルート用のスタンドも運ばれてくる。その他にも、コントラバス・ファゴットやいろいろな打楽器が追加され、期待が高まります。で、普通のフルート、ピッコロ、バス・フルートをかかえてソリスト登場!いや、なんていうか、クラシックのコンサートじゃなく、ジャズ・ライブでも聴いたみたいでした。(生のジャズ・ライブなんて聴いたことないけど。)奏法の関係もあるんだろうけど、とにかくよく動く方で、私あんなに動いたら吹けんし、だいたい師匠に怒られるよ。ピッコロの部分は、わざと楽器の特性に反した低音域で演奏。コントラバス・フルートの部分はアフリカの宗教儀式にこんな感じのがあったな・・・なんて雰囲気で始まって、まるで楽器と格闘というかダンスでもしてるみたいでした。実際、ソリストより楽器の方が大きいんですもの。しかも、カデンツァはコントラバス・フルートで演奏です。なんかよくわからんけど、すごい曲でした。

最後は「惑星」、これも生で聴くのは初めてです。ティンパニもハープも2人。チェレスタとパイプ・オルガンも登場。ホルンは6人。フルートは4人で、1人はピッコロ持ち替え。もう1人はピッコロとアルト・フルート持ち替え。すごい豪華編成なんだねえ。それから、「火星」でかっこいい旋律を吹いているのはユーフォかと思っていたら、あれはテノール・テューバという楽器なんですね。合唱団はいつ登場するんだろうと思っていたら、舞台袖でバンダのように歌うんだ、しかも開けられていた戸も最後は閉められちゃうし・・・合唱指揮の人、舞台の指揮見えるんかな〜?と他人事ながら心配になってしまいました。どの曲もいちいちかっこよく大満足です。フルート・パートも派手なソロこそないけど、けっこう地味においしい部分を受け持っていることがわかって楽しかったです。

アンコールがない代わりに、終演後はソリストのミニ・コンサート。協奏曲と同じモチーフを普通のフルートとコントラバス・フルートの独奏用にした曲を演奏しました。協奏曲だとオケの音にまぎれていたことが、(こんなことやってたんだ〜!)とわかって、これはこれで楽しかったです。


TFM合唱団 第27回 演奏会 2015.11.8(日) ライフポートとよはし コンサートホール 13:30

1.武満徹:混声合唱のための「うた」より
   島へ  ○と△の歌  明日ハ晴レカナ、曇リカナ  小さな空  死んだ男の残したものは

2.信長貴富 編曲:混声合唱による美空ひばり作品集「川の流れのように」より
   真赤な太陽  川の流れのように  柔  愛燦燦  お祭りマンボ

3.ヴィラ=ロボス、ラフマニノフ、ブルックナー:アヴェ・マリア

4.ボブ・チルコット:ニダロス・ジャズ・ミサ
   キリエ  グローリア  サンクトゥス  ベネディクトス アニュス・デイ

【アンコール】
山田耕筰/チルコット:赤とんぼ
信長貴富 編:川の流れのように

知り合いが出るので聴きにいった合唱団の演奏会。合唱なんて初めてだったけど、けっこうおもしろかったです。まず。衣装がスゴイ!1曲目は女性はブルーのドレス、男性は白い上着。それが、団長さんのあいさつの間に着替えて、全員黒のポロシャツにパンツ。休憩後の後半は、女性は白いドレス、男性は黒スーツ。女性指揮者の衣装もかっこいいのよ!基本黒のパンツスタイルなんだけど、1曲目はデザインが素敵なシャツで、2曲目は他の人と同じポロシャツ。後半はチュニック。

笑えたのはお客さんの反応。組曲の途中で拍手・・・は、よくある話だけど、美空ひばりの歌なんてみんな知ってると思うのに、それでも「川の流れ〜」の後だったかな?拍手きたもん。すごく盛り上がった曲の後で拍手してるわけでもないし。結局、みんな好きなところで拍手してるんだね。

プログラムに歌詞カードがついていて、わかりやすくてよかったんだけど、これは他の合唱団もやることなのかな?ただし、著作権の関係か、美空ひばりの歌はついていませんでしたが。

「死んだ男の〜」は以前聞いたことがある。すごい深い怖い詩だと思った。「○と△の歌」はかわいいな。「お祭りマンボ」はうちわ片手に振付つき。でも、どうしても振付を間違えるオジサンがいたりして(笑)ヴィラ=ロボスやラフマニノフ、ブルックナーも「アヴェ・マリア」を作曲してるなんて、知らなかったよ。どれも美しい曲。「ニダロス・ジャズ・ミサ」はピアノ、ベース、ドラムスが伴奏に入ります。かっこいい!

アンコールは「赤とんぼ」・・・この秋、アンコールで聴くのは3回目。でも、そういえば今年は山田耕筰没後50年なのであった。それから、「川の流れのように」をもう1回。そうそう、ソプラノに誰かすごくうまい人がいるな、オーラ出てるな・・・とずっと思っていたんだけど、「赤とんぼ」でその人と思われる人がソロを歌った。やっぱりすごいな〜!


豊橋ウインドアンサンブル プロムナードコンサート 2015.11.1(日) ライフポートとよはし コンサートホール 13:30

大脱走のマーチ:E.バーンスタイン/小長谷宗一
チャップリンの肖像〜独裁者、モダン・タイムス、街の灯、ニューヨークの王様、ライムライト:C.チャップリン、S.H.バディヤ/星出尚志
ムーン・リバー:H.マンシーニ/M.ブラウン
荒野の七人:E.バーンスタイン/J.ビューロック
サウンド・オブ・ミュージック・セレクション:O.ハマースタインU、R.ロジャーズ/R.R.ベネット

アンダー・ザ・シー:A.メンケン/J.ノワック
アンチェインド・メロディー 「ゴースト〜ニューヨークの幻〜」:A.ノース/山下国俊
Oh,プリティー・ウーマン 「プリティー・ウーマン」:R.オービソン、B.ディーズ/M.ストーリー
スタンド・バイ・ミー:R.ベン、E.キング他/J,ヴィンソン
スター・ウォーズ・コンサート・セレクション:J.ウィリアムズ/真島俊夫

【アンコール】
「ひまわり」より 愛のテーマ
「天使にラブソングを」より I Will Follow Him
素直になれなくて

いつもお世話になっている隣市の楽団さん。今回は受付等のお手伝いメンバーから外れたので、堂々と(?)聴きにいきました。会場前の列もいつにも増して長く、お客の入りもよい!映画音楽のプログラムだからではないか、と言っておられましたが。楽しい曲が盛りだくさんな上、15:15のバスに間に合うように終わらなければいけない、ということで、さくさく進みます。ムーン・リバーはフルートとアルト・サックスの美しいソロ。スター・ウォーズにも、かっこいいフルート・ソロがあったなあ。あのアレンジ、自分も吹いたはずなのに覚えがない。ピッコロだったからか?


笠原 慶昌 ホルン・リサイタル 2015.10.12(月) ドルチェ・アートホール Nagoya 17:00  ピアノ:松本 望

ポール・テュカス:ヴィラネル
ジャン-ミシェル・ドゥファイ:アルファ
セルゲイ・ラフマニノフ/笠原編:エレジー
リヒャルト・シュトラウス:序奏、主題と変奏

モーリス・ラヴェル/笠原編:亡き王女のためのパヴァーヌ
ローレンス・ロウ:間奏曲
リチャード・ビシル:ヴァルス・ノワール
ヨーク・ボウエン:ホルンとピアノのためのソナタ

【アンコール】
グリエール:間奏曲
赤とんぼ

3連休はコンサート三昧!今日はホルンのリサイタルなので、フルートでは見かけないような作曲家が並んでます。楽器も3本用意されていて、曲に合わせてとっかえひっかえ持ち替えです。ホルンのメーカーはよくわかりませんが、ドイツのクルスペ、オットー、アメリカのコーンとかいうメーカーの楽器らしいです。R..シュトラススの作品は、ホルンの名手であったパパに捧げられたもので、演奏不能なほどの超絶技巧らしいのですが、結局改稿されずじまいであったとか。後半のロウやビシルは現役ホルン奏者。「ヴァルス・ノワール」は、ブラックさんという人のために書かれた曲で、ジャズ・ワルツっぽいオシャレな曲。アンコールは、きのうに続いてまた「赤とんぼ」・・・日本の秋ですからね〜!


日曜の午後のコンサート Vol.9 2本のフルートとピアノのコンサート 2015.10.11(日) Music Salon 'Pan' 15:00  Fl:磯貝俊幸、高木直喜 Pf:小林清佳

G.B.ヴィオッティ:2本のフルートのための協奏曲
F.ドップラー:ハンガリー田園幻想曲 Op.26 ※高木
G.Ph.テレマン:2本のフルートのためのカノンより 第4番

F.リスト:ラ・カンパネラ ※ピアノ独奏
F.ドップラー:愛の歌 ※磯貝
F&K.ドップラー:華麗なる円舞曲 Op.33

【アンコール】
赤とんぼ

大師匠&師匠のコンサートですからね、出かけましたよ。会場は、大師匠宅のサロン。学生時代にはレッスンに通ってたんですけど、当時は増築した離れっぽい1室でやってました。その後3階建ての豪邸に建て直し、1階をサロンにしたそうです。聞いてはいたんだけど、行くのは初めて。当時は桜通線もなかったし。大塚屋と千種駅はほぼ記憶通りだったけど、後は全然。。。

ドリンクつき(しかもアルコールありで、皆けっこう飲んでるし)のサロン・コンサートですが、ドップラーを中心に、なかなかの超絶技巧プログラムです。ドップラーのソロ曲を1曲ずつやろうね、ということで、大師匠がハン田をとってしまったので、師匠は「愛の歌」。「悪魔が来りて笛を吹く」の話は知ってましたが、横溝氏のご子息の友人にフルーティストがいたって話は初耳。「ラ・カンパネラ」は生で聴くの初めてかも。実際に演奏するのを見ると、すごい跳躍があったり、左右の手が交差したり、これも超絶技巧曲なのがよくわかります。これ、派手なパフォーマンスで演奏されたら、そりゃあキャーキャー言われるし、失神する人も出るかも。しかも、演奏後師匠の解説に合わせて、もう1回難しいところを弾かされたりしてました。ご苦労様です。ちなみに今回のピアニストはバラの花のようなドレスの美しい女性です。お腹はだいぶ出てきましたが、まだまだご健在の大師匠の演奏に安心して帰ってきました。


神田寛明の、オーレ!スペイン 2015.10.5(月) ドルチェ・アートホール Nagoya 19:00  ピアノ:輿口理恵

グラナドス:スペイン舞曲集より アンダルーサ
モンボウ:内なる印象より 「哀歌」
マラン・マレ:スペインのフォリア

ラロ:スペイン交響曲

【アンコール】
シャミナーデ:スペインのセレナード

実はサブ・タイトルが、いっぱいついていて、その解説から。まず、「ワールドトラベル 055便」で、スペインってわけね。スペインの作曲家、もしくはスペイン風の曲。それから、「協奏曲 vol.4・それいただき! vol.1との共同運航便(フランス経由)」で、フルート以外の楽器のために作られた協奏曲やその他の曲を編曲しましたよ。しかも、フランスの作曲家もいるよ。という次第のようです。

神田氏、トークおもしろいですね〜!N響には、トークのオーディションもあるのではないかと疑いたくなります。木管の響きは、やっぱりいいです。自分には向いてないとわかっていても、吹いてみたくなります。マレはオリジナルニ短調、32のすべての変奏を含む完全版を神田氏が編曲。ラロの譜面(フルートパートのみ)とともに本日発売!とCMも欠かしません。更にラロは本日初演!超絶技巧と迫力の演奏に、最後は「ブラボ〜!」の声が上がりました。

「本日のご搭乗ありがとうございました。乱気流気味のフライトでしたが、お楽しみいただけたでしょうか。」のあいさつで、アンコールはシャミナーデ。楽しかったです〜!


 

エマニュエル・パユ&クリスティアン・リヴェ AROUND THE WORLD 2015.9.15(火) 岡崎市シビックセンター コンサートホール 19:00

アストル・ピアソラ:タンゴの歴史 T.酒場1900 U.カフェ1930 V.ナイトクラブ1960 W.現代のコンサート
モーリス・オアナ:ギター独奏の」ための≪ティエント≫
フランチェスコ・モリーノ:二重奏曲 第3番 作品16−3 T.アンダンティーノ U.ポラッカ
ラヴィ・シャンカル:魅惑の夜明け

ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル:フルート・ソナタ ト短調 作品1−2 第1楽章:ラルゲット 第2楽章:アンダンテ 第3楽章:アダージョ 第4楽章:プレスト
エリオット・カーター:スクリーヴォ・イン・ヴェント
クリスティアン・リヴェ:クラップ T.リトル・ウォルター U.インヴェンションBWV V.バラード・バップ W.テレフォン・ブース X.A#
ベラ・バルトーク:ルーマニア民俗舞曲/A.レヴェリング編 T.棒踊り U.飾り帯の踊り V.足踏みの踊り W.ブチュムの踊り X.ルーマニア風ポルカ Y.速い踊り

【アンコール】
イベール:間奏曲

2013年にリリースされた私のお気に入りアルバム「AROUND THE WORLD」とほとんど同じプログラム。聴きに行かないわけにはいきません!実は当日人間ドックが入ってしまい、バリウム飲んだりなんだりで体調が不安だったんですが、とにかく出かけました。15列目だったんで、真ん中へんかなと思っていたら、なんど最後列・・・列の中では真ん中へんですが。400席程度のホールなので満席です。

1曲目は「タンゴの歴史」どちらかというと品のよいオシャレな演奏。やっぱりフランスっぽいのかしら?シャンカルはインドのシタールの名手。見事なポルタメント・・・いったいどうやって演奏するんだろう。ガン見したけど遠くてよくわからない。やっぱ尺八みたいに首とか顎を使うのかなあ?カーターの曲はフルート独奏の現代曲。「風に書く」という意味なんだそうです。最後は大好きな「ルーマニア民俗舞曲」!アンコールはファリャとかグラナドスとかスペインっぽい感じの曲だったんだけど、思い出せません。

追記:後日、上野星矢氏とギターのデュオ・コンサートで1曲目がコレでした。イベールの「間奏曲」だと思います。


第15回 岩倉市ジュニアオーケストラ定期演奏会 2015.9.6(日) 岩倉市総合体育文化センター 多目的ホール 14:00  指揮:古谷誠一

チャイコフスキー:スラヴ行進曲
モーツァルト:ホルン協奏曲 第1番  ホルン:高橋由佳
ブラームス:ハンガリー舞曲 5、6番
J.シュトラウスU世:雷鳴と稲妻

ビゼー:「カルメン」組曲より
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲

【アンコール】
みんなの岩倉い〜わくん

主人のホルンつながりの方がソリストなので出かけたコンサート。ジュニア・オケといえどもプロの指導がしっかり入っていてレベルが高いです。特にフルート・パートはトラも入っておらず、メンバー層も厚くてうまいです。「スラヴ」も2ピッコロだし、「カルメン」も「くるみ割り」も立派なソロでした。ひとり視覚障害の子がいるようで、ステージの出入りで手を貸したり、隣の子が着席や起立のタイミングで声をかけたりしているみたいでした。暗譜で吹くんだろうなあ。エライなあ・・・「雷鳴と稲妻」は初心者コースの子も入ります。小学生だと思うけど、かわいい子がいっぱいいました。シンバルは小柄な女の子なんですけど、たたくたびに前髪がふわふわするのでちょっと笑えました。あの曲は、マッチョなお兄さんにやってほしいと思うけど(笑)。アンコールはなにをやってくれるのかと思いきや、まさかのゆるキャラ登場!こいのぼりをモチーフにした「い〜わくん」というコらしいです。曲に合わせて踊って愛嬌をふりまいていましたが、後でロビーに出たときにはもういなくて残念でした。


 

アンドレア・オリヴァ フルートリサイタル 2015.8.26(水) 電気文化会館 ザ・コンサートホール 19:00  ピアノ:内本久美

R..シューマン:3つのロマンス 作品94
C.M.ヴィドール:組曲 作品34

E.ヴァレーズ:比重21.5
N.ロータ:5つの小品  T.親指の散歩 U.セレナータ V.パヴァーナ W.ひなを抱えためんどり X.おもちゃの兵隊
P.タファネル:「ミニヨン」の主題によりグランド・ファンタジー
G.ブリッチャルディ:ヴェニスの謝肉祭 作品78

名古屋で2日間行われる認定講習1日目の夜。翌日の講義とテストがとっても不安でしたが、せっかく名古屋にいるのだし、と聴きに行くことに。でも、1日中座りっぱなしなのは、自分で思っていたよりも疲れていたらしく、集中途切れがちでしたが。。。。。

とにかくpp素晴らしいですね。シューマンの最後とかヴィドール「ロマンス」のエコーの部分とか、消え入るような、でもホールの後ろまでちゃんと聴こえるpp。私も、ああいう音が出したいなあ。後半のN.ロータは可愛らしいし、難易度もそう高くなさそうだし、今度譜面買おうかな・・・と思ったら、4曲目からはフラッターも入るし難易度UP!最後の2曲は文句なしの超絶技巧。ヴェニスは、私がやったジュナンより、こっちの方が難易度高そうですね。ブリッチャルディさんは、あの左親指のキイを考案した方でした。

アンコールも2曲あったんだけど、日本語でも英語でもなかったので聞き取れず・・・1曲目は、なんかオペラの曲で、2曲目はモリコーネのミュージカルの曲みたいでした。


 

トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団 2015.2.28(土) 愛知県芸術劇場コンサートホール 15:00

                                                            指揮:トゥガン・ソヒエフ  ピアノ:ユリアンナ・アウデーエワ

ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 op.11
【アンコール】
ショパン:ワルツ 変イ長調 op.42

リムスキー=コルサコフ:交響組曲≪シェヘラザード≫ op.35
【アンコール】
ビゼー:「カルメン」組曲より 間奏曲
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」より トレパーク

プログラムに惹かれて出かけたコンサート。トゥールーズ・キャピトルってフランスのオケなんですね。フルートの2人もコンミスもピアニストもキレイなお姉さん。(後で出てきたピッコロはオジサンでしたが。)ピアニストはグレーのシャツドレスにスパッツという衣装。今回、オルガンのすぐ横、指揮者のほぼ真正面という席でした。これはこれで舞台の様子がよく見え、楽しかったです。ファゴットやホルントがよく聞こえたし。でも、打楽器が全然見えないのは残念。アンコールがカルメン間奏曲で、フルートもおいしかったです。


名古屋フィルハーモニー交響楽団 豊田市コンサートホール・シリーズ Vol.2 2015.2.14(土) 豊田市コンサートホール 16:00
                                                             指揮:円光寺雅彦 フルート:高木綾子 オルガン:徳岡めぐみ

フォーレ:劇音楽『ペリアスとメリザンド』組曲 作品80  第1曲 前奏曲  第2曲 糸を紡ぐ女  第3曲 シチリア舞曲  第4曲 メリザンドの死
イベール:フルート協奏曲
【アンコール】
ドビュッシー:シリンクス

サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 作品78『オルガン付』
【アンコール】
ドビュッシー:『小組曲』より 「行列」

今回は、フルートおいしいプログラムですね〜!今回のフルートのトップは富久田氏、「シチリアーノ」素敵です。高木綾子さんは、ローズピンクのドレスで登場。長い髪もゆるくウェーブ。相変わらず美人ですが、さすがに「女の子」という印象は脱して、貫録さえ感じます。イベール、かっこよかったです。アンコールは「シリンクス」で、更にポイントUP!

休憩後はサン=サーンス。このホールのオルガン、聴いてみたかったんですよ。オルガンの徳岡さんは、いつの間にか登場していました。スパンコールきらきらの白いドレスかと思いましたが、後でよく見たら、パンツ・スタイルでした。ペダルもありますからね。それにしても、正面の高い位置に客席に背を向けてず〜っと座っているので、いやでも目が行きます、背中美人でないと務まりませんね。演奏席に、指揮者を写すモニターがついてる様子でした。大地が鳴るような、そして天からなにか降ってくるような荘厳な響き。ピアノも2人で弾くのかな?クライマック、すごく盛り上がってコンサート終了。


上野星矢フルートリサイタル 2015.1.29(木) 電気文化会館 ザ・コンサートホール 19:00  ピアノ:内門卓也

プーランク:廃墟を見守る笛吹の像
ジョリヴェ:リノスの歌
バルトーク:15のハンガリー農民の歌
ブーレーズ:ソナチネ

プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調 作品94
タファネル:「魔弾の射手」による幻想曲

【アンコール】
I LOVE TOU(尾崎豊)
春よ、来い(松任谷由実)
ボルン:カルメン・ファンタジー より

星矢くんのリサイタル、2回目です。会場にも、いかにもフルートやってます風の若いコが目立ちます。1曲目から、いきなり最低音Cから始まる無伴奏。かっこいいです。2曲目と続けて演奏されたので、拍手の隙なし。バルトークは私もやったんだけど、違う曲みたい。ため息のような歌とお祭りのダンス。前半は近現代もので、後半はプロコと「魔弾の射手」アンコールに「I LOVE YOU」で『愛に還る』という意味のプログラムなんだそうです。アンコールも3曲たっぷりで、しかも最後がカルメンのハバネラから。遊び心たっぷりで、Hのロングトーンを延々と伸ばし、ピアノさんも同じ旋律で固まったりしてました(笑)。今回サイン会もあって、すご〜く心が動いたんだけど、翌日這ってでも仕事に行かなくてはならないので、ダッシュで帰りました(涙)。。。。。


 

栗コーダーカルテット ファミリーコンサート 2015.1.25(日) フロイデンホール【小坂井文化会館】 15:00

静かに静かに
Come Again
マヨネーズ 第2番
ペジエ 〜「盲導犬クイール」より
ボンネット・バス 〜「山形スクリーム」より
カントリー・ロード
ジョーズ〜帝国のマーチ
椰子の実
鉄腕アトム
アトムの海外出張
ケセラセラ
ファイナル・ファンタジー メイン・テーマ

小組曲「ピタゴラスイッチ」
空を見上げた夜
リージェント・パークの片隅で
冬げしき
冬の夜
勘違い
東京音頭
ファッション・モンスター
川口くんのおすすめトラッド

【アンコール】
富士山
おじいさんの11ヶ月?

栗コーダー・カルテットのコンサートは2回目ですが、せっかく隣町に来るので、張り切って出かけました。ファミリー・コンサートなので、小さい子もたくさんいます。私たちの隣にも、なんと育休中の同僚がおチビさんを2人連れてきていました。

1、2曲目はソプラノ、アルト、テナー、グレートバスのリコーダー4重奏。グレートバス・リコーダー、巨大です。登場したとたん、どよめきが・・・私じゃ、踏み台ないと吹き口まで届かないかも。「カントリー・ロード」からはウクレレも登場。ウクレレも、いいもんですね。けっこう、いろんな響きがします。エレキっぽかったり、クラシック・ギターっぽかったり。「帝国のマーチ」別名「やる気のないダーズベイダー」では、会場からクスクス笑いも。笛の音のするピアニカ、私もほしいです。SUZUKIのandes25という楽器らしいです。(SUZUKIだから、ピアニカじゃないわけだけど・・・)

後半は、「ピタゴラスイッチ」から。「勘違い」の口琴とクルムホルンの音には、会場大爆笑。口琴で「トヨカワノミナサンコンニチハ」とお喋りもしてくださいました。「東京音頭」も楽しいアレンジ。吹奏楽コンクールの課題曲にしてもいけるのでは?と思ったのは、私だけ?最後の「川口くんのおすすめトラッド」は、本当は"LONG ODDS"と"DOUBLE LEAD THROUGH"というイギリスの伝統音楽。アイルランドの太鼓ボーランも入って本格的です。

アンコールは、文部省唱歌の「富士山」で。楽しかった〜♪もちろん、サイン会にも並びました。


丹下聡子フルートリサイタル 2015.1.23(金) 電気文化会館 ザ・コンサートホール 19:00  ピアノ:内藤久美

C.サン=サーンス:≪オデレット≫作品162
H.アルテス:≪ナイチンゲール≫第1番
L.v.バートーヴェン=H.アルテス:ソナタ第5番 ヘ長調 作品24≪春≫

福島和夫:アルトフルートのための≪エカーグラ≫
成本理香:≪987 Plates V≫〜フルート(ピッコロ)とピアノのための
平義久:フルートとピアノのための≪Filigrance T≫

【アンコール】
 ?

お世話になった前師匠のリサイタル。師匠の博士論文のテーマがアルテスの導音の指使いなので、前半はアルテス関係のプログラム。指使いによる音の響きの違いを実演してくださっての演奏です。

後半は現代ものなんですけど、これがかっこいいのですよ!以前のリサイタルでも「冥」がめちゃくちゃかっこよかったのですが、「エカーグラ」も最高!「Plate」は委嘱作品なので初演です。第1楽章はピッコロで演奏。すごい迫力。他にも現代奏法もりもりで、とってもスリリングです。ピアノの方を振り向いて吹くので(?)と思ったら、ピアノの蓋に反響させるんですね。ピアノも弦を押さえて弾いたりしていました。現代音楽はCDなんかじゃなくて生で聴かなくちゃ!

ダッシュで帰らなくちゃならなかったので、アンコールの曲が確認できませんでしたが、オペラの曲っぽいきれいな曲でした。

 

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