コンサート日記(2014年)

 

航空自衛隊中部航空音楽隊特別演奏会 2014.12.20(土) 新城文化会館 大ホール 14:00

ファンファーレ フォー ザ チャンピオン:オットー・M・シュワルツ
リンデスファーン・ラプソディ:フィリップ・スパーク
歌劇「カルメン」より 前奏曲〜アラゴネーゼ〜間奏曲〜ジプシーの歌:ジョルジュ・ビゼー

高度な技術への指標:河辺 公一
ママがサンタにキスをした:T.コナー/岩井 直溥
クリスマス・ソング:メル・トーメ/渡部 哲哉
ジング・ジング・ジング:J.ピアポント
「アナと雪の女王」ソング・コレクション:ロバーrト・ロペス/渡部 哲哉
【市内中高合同バンドとの合同演奏】
勇気のトビラ(全日本吹奏楽コンクール2014年課題曲):高橋 宏樹

【アンコール】
レット・イット・ゴー

隣市に中部航空音楽隊が来るというので行ってまいりました。なんでも奥三河音楽連盟創立40周年記念だそうです。整理券もなにもなく入場無料ということなので、混むことを想定し、開演45分ほど前に着いたのですが、すでにウェルカム・コンサートでサックス4重奏が演奏中。続いて、トナカイさんサンタさんとともに金管5重奏も。

今回の私のおめあては、スパークの「リンデスファーン・ラプソディ」です。聞いたことないけど、フルート・ソロとバンドのための曲らしい。リンデスファーンというのはイギリスの地名で、渡り鳥の季節にはバード・ウォッチングの人々で賑わうところらしい。湖沼地帯を鳥が群れ飛ぶようなイメージの曲かな。今回のソロは、豊橋出身の20歳のお嬢さん。とっても美しくて素敵な曲だったけど、うちの楽団にはレベル高すぎ。。。。。

後半は、クリスマス曲をメインに楽しく進みます。「ジング・ジング・ジング」は、「ジングルベル」の「シング・シング・シング」風味といったところ。あのドラムスのリズムにも、シャンシャンシャン・・・とベルが重なり、クリスマス・ムード満載。お約束のクラのソロと、長い長〜いドラム・ソロもありました。

最後は市内の中高生と合同演奏で、アンコールはアナ雪のレリゴーをもう1回。楽しい演奏会でした♪


第115回豊橋交響楽団定期演奏会 ダンス・ミーツ・シンフォニックサウンド!〜あなたの街のオーケストラが奏でるダンス音楽の響き〜
                                                        2014.12.7(日) ライフポートとよはしコンサートホール 14:00

【第1部】
L.アンダーソン:舞踏会の美女
J.シュトラウス:春の声
G.ビゼー:『カルメン組曲』より「アラゴネーズ」「ハバネラ」
I.ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ

【第2部】
P.I.チャイコフスキー:『くるみ割り人形』より「小序曲」「スペインの踊り」
同:『眠りの森の美女』より「ワルツ」「フロリナ王女のバリエーション」「オーロラ姫のバリエーション」
同:『白鳥の湖』より「情景」「白鳥のバリエーション」「黒鳥のバリエーション」「フィナーレ」

【第3部】
外山雄三:管弦楽のためのラプソディ
R.シュトラウス:『ばらの騎士』組曲

【アンコール】
ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番

開演前のプレ・コンサートは、フルート、ファゴット、ハープのトリオと、弦楽アンサンブルの「アメリカ」。「Tsunami ヴァイオリン〜千の音色でつなぐ絆〜」プロジェクトとかで、東日本大震災被災地の木材で作られたヴァイオリンを使い、募金もしてました。

今回は、オケやクラシックに詳しくなくても楽しめるプログラム。第2部はバレエ付きです。バレリーナが登場したとたん、ぱっと花が咲いたような華やかさ。やっぱりいいわ〜!自分がやろうとは全然思わないけど・・・フロリナ王女は、ちょっとペパーミントがかった衣装。この曲は、フルートおいしいんですね。オーロラ姫はピンクの衣装で初々しい。黒鳥は、やっぱりかっこいいわ。「管弦楽のためのアダージョ」では、『信濃追分』に渋いフルート・ソロがあります。冒頭の拍子木連打や太鼓も燃えるわ!

アンコールは、ちょっとくどめの「ハンガリー舞曲」と「ばらの騎士」のラスト。これも、くどめ。まあ、アンコールだからいいか!


ランチタイムコンサートVol.1034 夏の贈り物〜木管五重奏の響きで楽しむ名曲コンサート〜 2014.8.25(月) 宗次ホール 11:30  Fl:北村 祈子  Cl:吉田 真里那  Ob:小松 由人  Fg:中山 優希  Hr:高橋 由佳

ブラームス/フリードリヒ・J・ガプラー編曲:ハンガリー舞曲 第6番
クルークハルト:木管五重奏曲 作品79より 第1楽章
J.シュトラウス2世/J.ホルコム編曲:美しき青きドナウ
アイルランド民謡/中川良平編曲:ロンドンデリーの歌
タファネル:木管五重奏曲より 第2楽章
モーツァルト/市川克明編曲:夜の女王のアリア 第14番
ビゼー/ル・ホルコム&ジュニア編曲:カルメン
ドヴォルザーク/ダヴィッド・ワルター編曲:木管五重奏「アメリカ」より フィナーレ

【アンコール】
ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番

ランチタイムに1時間の気軽なコンサート。ホールの近くのお店とのタイアップ企画のようです。今回はホルンつながりで主人の付き合い。メンバー5人中4人が女性で、ドレスもカラフルで美しい☆ちなみにフルートの方がシャーベットグリーン、ファゴットの方はもうちょっと濃いめのグリーン、ホルンは赤、クラはピンクでした。コンサート終了後、せっせとツーショット写真を撮らせてもらっている、ちゃっかりおじいさんもいたようです。今回、低音を支えるファゴットの活躍に目がいきました。「青きドナウ」は、ず〜っと一人でブンチャッチャ・・・・だし、アンコールの「ハンガリー舞曲」も、ずっと刻んでます。親指の動きがはんぱじゃないです。「ロンドンデリーの歌」は大好きな曲なんですけど、ホルンの旋律で始まる編曲。フルートは2番で旋律吹いてました。タファネルも、ホルンのきれいな旋律で始まるんですよ。


第114回豊橋交響楽団定期演奏会 ロマン派の響き〜ヨーロッパの風に乗って〜 2014.6.1(日) ライフポートとよはしコンサートホール 14:00

P.I.チャイコフスキー/
スラブ行進曲 Op.31
ピアノ協奏曲第1番 変ロ長調 Op.23  ピアノ独奏:神永 睦子

A.ドボルザーク/交響曲第7番 ニ短調 Op.70

【アンコール】
A.ドボルザーク/ユーモレスク

隣市のアマオケなのですが、オケとはあまり付き合いがなく、今まで演奏会も行ったことがありませんでした。ところが、この4月に転勤になって、同じ職場のお姉様がここでホルンを吹いているということを知り、聴きにいくことにしました。

当日券を買おうと思って早めに行ったら、1時からの販売ということ。ティールームでお茶を飲みつつ持っていると、1時にはもう入口に列ができています。会場30分前ですよ〜!当日券を買い、ティールームへ戻ると、なんとお姉様の姿が、他のホルンの方々もご一緒だったので、ご挨拶。メンバーのみなさん、やっぱりどことなく品がいいです。(後日そう言ったら、「そんなことはない。打ち上げの様子を見てごらん。」と笑われましたが・・・)しゃべっているうち、共通の知り合いなどいることもわかり、盛り上がります。

さて、今回のプログラムは、チャイコにドボルザークと私の好み。ピアノ協奏曲はプロとの共演です。トヨタ自動車が協賛についていたので、なんで?と思ったのですが、こういうプロと共演する演奏会は援助しますよという活動をしてるようです。しかし、アマ「オケ」限定。それはズルイ!と思うのでありました。

それはさておき、演奏会はすばらしく、私も主人も「オケで吹く体験もしてみたいね〜!」と言いつつ帰宅しました。


2014 春のフルート発表会 2014.3.16(日) クリエイティブアカデミー2F ハーモニーホール 14:00

1.E.ノブロ:メロディ
2.C.ドビュッシー:夢
3.G.F.ヘンデル:ソナタ ト短調 第1、第2楽章
4.L.V.ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ 第5番≪春≫より 第1楽章
5.C.P.E.バッハ:ハンブルクソナタ
6.F.プーランク:フルートソナタ
7.F.ドップラー:アンダンテとロンド
8.J.L.テュルー:グランドソロ 第13番

前師匠のところの発表会、今回エントリーしそこなってしまって聞くだけです。8曲中5曲はやったことあるな。私も経験値が上がったもんだと思いきや、聞いてたら結構緊張しちゃって、喉はかわくしトイレ行きたくなるし。。。。。なんなんでしょうね(汗)。最後のテュルーは先生。これ、私も何年か前、この会で吹いたわ。こんなの吹いたんだ。がんばったぞ、3年前の私。聞いたら帰ろうと思ったんだけど、図々しく茶話会まで参加。いっぱいおしゃべりしてきました。


菅原 潤 ピッコロ・リサイタル 2014.2.16(日) ドルチェ・アートホール Nagoya 15:00 ピアノ:高良 仁美

E.ダマレ:白つぐみ
K.ベンシェーフ:波しぶき
J.ハルトマン:ホイッスル・ポルカ
M.ケンビッチ:島鳥(しまんとぅい)
G.ショッカー:ピッコロとピアノのためのソナタ bP  T.計画変更/U.古風なスタイルで/V.悲しく W.ミニ・チキン

G.ショッカー:ピッコロとピアノのためのソナタ bQ  T.In My Head/U.In My Heart/V.In My Uniform
J-M.ダマーズ:フォー・ピッコロ
G.ショッカー:ピッコロ・イタリア―ノ(私と私の金のピッコロ)  T.フェリーニはここにいた/U.心に刻む/V.小さなミートボールの冒険
G.ショッカー:窓の外、鳥
J.L.モンティン:ピッコロとピアノのためのソナタ 作品61  T.速すぎず、推進力をもって/U.悲しみにくれて/V.探りあててー陽気に

【アンコール】
アイザックソン:11月のうた
アンデルセン:ステルツィーノ
アンドレ・ギャニオン:明日

見てください、この盛りだくさんのプログラム!たっぷりのトークを交えて延々3時間。しかも、関東地方が続けて2度の記録的大雪に見舞われた直後で、N響定演本番後に雪下ろしをし、練習もできなかったし、肩と腰はやばいし・・・とぼやきながらですよ(笑)使用楽器は、パウエルの木管とヘインズの金、そしてゴウの白いプラスチック管です。どの曲にどの楽器と決めてあるわけではなくて、その場の雰囲気やコンディションで選んでいるようです。曲の合間には、楽器の掃除をしながらピッコロ協会お役立ち情報やら、曲の裏話やら、内容濃すぎてもう頭いっぱいになりました。

1曲目「白つぐみ」は、ボーマディエのLPで初めて聞いた曲だそうです。吹奏楽アレンジも出版されていて、私も譜面持ってます。2曲目「波しぶき」、原題はSpindriftなので「回転横すべり」(笑)?合間にこまめに掃除棒を使いながら、「ピッコロ協会では、こまめに掃除することをおすすめしています。よい子は真似をしてください。」と最前列の女子中学生グループに話しかけます。ガーゼは白十字ののびない包帯ひざ用だそうです。クリーニング・ペーパーや息でふっふっはおすすめしません。「ホイッスル・ポルカ」はゴウ使用。パウエルのお値段でゴウが20本ぐらい買えるとか。「島鳥」はヘインズの金で。この楽器、世界に数本しかないのだそうです。沖縄で見かけた鳥をイメージして作ってもらった曲。でも、その鳥はヤンバルクイナだと思い込んでいたら、実はイソヒヨドリだったらしいです。途中、沖縄民謡「てんぐさの花」の美しい旋律が入ります。ショッカーの曲のタイトルは、意味不明なものが多いです。ソナタbPの4曲目も、原題はなぜチキンなんでしょう?「ピクルス&アイスクリーム」なんて曲もあって、どう考えても食い合わせが悪そう。本人に「クッキー&アウスクリーム」でもいいかときいたら、いいと答えたとか。

休憩時間、なんとここに来る前レッスンしてもらったばかりの師匠に会ってしまいました。ピアニストの方と知り合いだとか。

後半も、同じようなペースですすみます。ダマーズの曲はどう吹いたらよいのかよくわからず、CDを聞いてもらおうと思っていたら、5月の発売を前にダマーズが4月に亡くなってしまい、とうとうわからずじまい。フラッターをかけるたびに中学生が目をきらきらさせて喜ぶらしく、フラッターのかけかた講座まで・・・菅原氏は喉でかけるそうです。ひどい風邪をひいて喉が痛かった時に体得したとか。「窓の外、鳥」の楽譜の表紙は、ショッカーの愛猫ミューズ。この曲の通称は「ネコ窓」だそうです。そして、質問コーナーも始まってしまいます。ピッチや高音の出し方の質問に、口の力を抜いてお腹で支えることを強調されていました。私も質問したかったんだけど、師匠がきいているといけないのでヘタな質問はできない、と我慢。。。。。アンコールも3曲と盛りだくさん。もう袖には入らずにどんどん吹きますから、と。1曲目は、どの楽器がいいですか?と中学生(日進中学らしい)のパートリーダーにきき、ゴウで演奏。このピンクも持っていて、マリナー指揮のドボルザーク7番に使い、マリナーがびっくりしたとか。

ピッコロ愛に満ちた、素晴らしいリサイタルでした。ありがとう〜!


ランチタイムコンサートVol.912 フルート&ピアノ〜美しく華麗な旋律〜 2014.2.9(日) 宗次ホール 11:30  フルート:磯貝 俊幸  ピアノ:中根 浩晶

ショッカー:エア・ボーン
ピアソラ:オブリヴィオン
ピアソラ:リベルタンゴ
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ [ピアノソロ]
ムチンスキー:無伴奏フルートのためのプレリュード
リスト:パガニーニによる大練習曲 第5番「狩り」 [ピアノソロ]
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

【アンコール】
J.S.バッハ:バディネリ

ランチタイムに1時間の気軽なコンサート。ホールの近くのお店とのタイアップ企画のようです。今回、師匠が出るので出かけました。ピアノの方とは同じ大学で教鞭をとる間柄だそうですが、今回初共演とのこと。真面目な方だそうで、プロフィールには「趣味:ピアノ」と書いてある(笑)。「居酒屋巡りが趣味の僕とは話合いませんよね〜!」とは師匠談。1曲目は私も大好きなショッカーの「エア・ボーン」、これ練習してたら、娘に、「ママ、そのピッ!って音なに?へん!」と言われたっけ。。。。。highE♭は、師匠も成功率1/2だそうです。私は行けなかったけど、師匠はショッカーの来日公演を大阪で聴いたそうで、多彩な奇人変人、無伴奏曲を吹きながらピアノを弾いて、歌ったそうです。ムチンスキーはロシア系の名前のようだけど、アメリカの作曲家。1929〜2010って、最近まで存命だったんだ。「牧神の午後への前奏曲」は師匠が一番好きなオーケストラ曲なのだそうだ。フルートで出にくい、不安定なC#から始まるのも、牧神の憂鬱な気分をあらわしているのだとか。アンコールはさくっとバッハで、コンサート終了です。


ラデク・バボラーク ホルン・リサイタル 2014.1.19(日) 豊田市コンサートホール 15:00 ピアノ:菊池 洋子

ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調 op.17
シューマン:アラベスク ハ長調 op.18 ★     ★ピアノ独奏
ケクラン:ホルンソナタ op.70

シューマン:3つのロマンス op.94
プーランク:即興曲 第15番「エディット・ピアフを讃えて」 ★
バルトシュ:エレジーとロンディーノ
コーガン:〈CHABAD〉によるハシディック組曲

【アンコール】
田中カレン:「魔法にかけられた森」より 第2楽章
マイケル・ホーヴィット:「サーカス組曲」より Tマーチ V象 W空中ブランコ Xピエロ

主人に付き合って出かけたバボラーク氏のリサイタル、今回のプログラムで知っている曲はシューマンの「3つのロマンス」だけでしたが、ホルンを吹かない私にもけっこう楽しめるプログラムでした。ホルン・ソナタなんて、わけわかんない曲だったらどうしよう!?と心配でしたが、ベートーヴェンもケクラン(フランスの作曲家でフォーレから影響を受けた人)もとてもいい曲でした。そして、さすが天下のバボちゃん!比べては失礼ですが、私がいかにいつも無表情に吹いているかがよくわかりました。語るように歌うように吹くことは、そんなに難しいことじゃない・・・とバボ氏の演奏を聴いていると思えるんだけど。

後半、バルトシュはチェコの作曲家。東欧の音楽って、ちょっと日本的に聞こえることがありますよね。始まった瞬間、ねんねこさっしゃりませ♪かと思いましたよ。コーガンはイスラエルの作曲家。なるほどイスラエルって感じの曲でした。CHABAD(ドシラシ♭ラレ)のテーマが全楽章に登場します。

アンコールの田中氏の作品は初演だそうです。雰囲気のある曲で、最後は森を吹き抜ける風の音で終わります。そして、「皆さんがよろしければ楽しいサーカスの曲を・・・」と言いつつ、「サーカス組曲」をどんどん吹いて大サービス☆

今回、バボ氏のプロフィールを見ていて気がついたんだけど、アフラートゥス・クインテットのCDは1枚持ってて、しかもけっこうお気に入り。家へ帰ってから確認したら、確かにホルンはバボ氏だった!こんなに前からバボ氏に注目していたのか(←嘘)、えらいぞ、私!

 

コンサート日記入り口へ   私笛トップへ