コンサート日記(2011年)

 

蒲郡吹奏楽団創立50周年記念第72回定期演奏会 2011.12.25(日) 蒲郡市民会館大ホール 14:00

【第1部】
1.上を向いて歩こう:中村八大/山下国俊
2.みんなのうたコレクション:和田信
3.君をのせて:久石譲/磯崎敦博
4.ハンガリー狂詩曲 第2番:F.リスト/A.リード

【第2部】 ※ユーフォニアム独奏:外囿祥一郎
1.レジェンド:M.ケンツビッチ
2.ユー・レイズ・ミー・アップ:R.ラヴランド/星出尚志
(アンコール)
☆ フニクリ・フニクラ

【第3部】
1.大序曲「1812年」:P.チャイコフスキー/M.ハインズレー
(アンコール)
☆そりすべり
☆明日があるさ

隣市の楽団の50周年記念演奏会。うちの楽団員もトラで出てます。実は私にも話があったんだけど、スケジュール調整の自信がなかったので断ってしまった。。。。。やっぱり、もったいなかったかなぁ〜!ロビーには、コンクールで獲得してきた盾やトロフィーがずら〜っと並び、パネルには写真展示も。開演前、ステージの隅ではサンタさんやトナカイさんのコスプレ・チームが、ハンドベルでクリスマス・ソングを演奏♪そういえば、今日はクリスマス☆いよいよ開演すると、司会のお姉さんも真っ赤なスーツで登場!今回は50周年記念に合わせて、50周年、**周年というテーマの選曲のようです。「上を向いて歩こう」は50年、「みんなのうた」も50年、「君をのせて」は25年、「ハンガリー狂詩曲」はリスト生誕200年という具合。

第2部は、ユーフォの外囿氏登場!「レジェンド」は沖縄の旋律を使った曲なのですが、途中「君が代」やアメリカ国歌のモチーフが現れ、沖縄戦を織り込んだ作品のようです。蒲郡市は沖縄の浦添市と友好都市になって30年なのだそうです。アンコールの「フニクリ・フニクラ」は超絶技巧の変奏曲!かっこいい〜!休憩時間にはCDを買いに走ってしまいました。もちろんサイン会も参加。

第3部は、シニア、ジュニア、OB&OGまで参加した100人以上の合同演奏による「1812年」。普通に演奏しても盛り上がる曲ですが、金管郡は立ち上がる、大砲は鳴る、光る、白煙は出る、2階席からもチャイムが鳴る、クラッカーから金テープが飛び出す・・・とエキサイティングな演出でした。心臓の弱い方は遠慮したほうがよかったかも。

あ〜、やっぱり私も出ればよかったかな〜!


めいおんサクソフォンカルテット 2011.11.23(火) 豊川市小坂井文化会館・フロイデンホール 19:00

クロード・ドビュッシー/ベルガマスク組曲
 T.前奏曲  U.メヌエット  V.月の光  W.パスピエ
ガブリエル・ピエルネ/民謡風ロンドの主題による序奏と変奏
アルフレッド・デザンクロ/サクソフォン四重奏曲
 T.Allegro non troppo  U.Calmo largo,ma risolute-Allegro energico

ジャック・イベール/物語
 T.金の亀を使う女  U.おてんば娘  V.机の下で
クロード・パスカル/サクソフォン四重奏曲
 T.Anime  U.Choral  V.Valse  W.Vif

【アンコール】
ドビュッシー/小さな黒ん坊
ヴェロンヌ/イルカ

うちの楽団のトレーナーであるT嬢がアルト・サックスを吹いてるので出かけました。今回はバリサクを吹いている亀井先生の生徒でフランス帰りの若手がメンバーです。そのコたちの地元3か所でコンサートを開くという企画。だから、フランスものばかりなのね。フランス料理フルコースでお腹いっぱい!ってカンジ(笑)。


ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団withラン・ラン 2011.10.23(日) 愛知県芸術劇場コンサートホール 15:00

リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S124

【アンコール】
コンソレーション 第2番
ラ・カンパネラ

モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 K338
シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D759 「未完成」

【アンコール】
美しき青きドナウ

39000円も投入してGETしたS席なんですけど、3階の3列目・・・遠すぎる〜!って、内心がっかりだったんですよ。ところが、行ってみたらラン・ランの肩越しにピアノの鍵盤が全部見える位置。ここで聴くリストは燃えました〜!(2階だったら、もっとよかったんだろうけど。)カンパネラのラストは、私の耳がついていけないぐらいのスピード!今まで聴いた中で最速かも!?ラン・ラン、かっこよすぎ〜!休憩に人ごみをかき分けてCD購入。後半は、モーツァルトとシューベルトの交響曲。「未完成」は、けっこう遅めのテンポでした。アンコールはお約束の「美しき青きドナウ」・・・そういえば、ホールに入ってきた時、ピッコロの人がしつこく「どろぼうかささぎ」をさらっているのが聞こえてきたけど、あれは何だったの?もしかしてアンコールかと期待してたんだけど。シュルツ氏は、リストのみ吹いていたようです。終演後は、もちろんサイン会☆至近距離で見るラン・ラン氏は写真よりも首や肩ががっしりした印象で、かっこよかったです。でも、握手はなし(涙)。


穂の国ウィンドオーケストラ 第12回定期演奏会 2011.8.13(土) 豊川市小坂井文化会館(フロイデンホール) 14:00

【第1部】
MILITARY ESCORT/Harold Bebett/峰風 満
天国の島/佐藤 博昭
EL CAMINO REAL/A..Read

【第2部】
〜ビギナーズバンドのステージ〜
Let's Go クラシック/栗山賀容子
少年時代/井上 陽水/小島 里美
〜豊川高校吹奏楽部のステージ〜
ABC/ジャクソン5/山里佐和子
マナティー・リリック序曲/R.Sheldon
カーニバルのマーチ2011/杉本 幸一

【第3部】
威風堂々 Brass Rock/E.W.Elgar/郷間 幹男
Disco Kid/東海林 修
サウンド オブ ミュージック(メドレー)/R.Rodgers&O.Hammerstein U/岩井 直溥
「ラピュタ」〜キャッスル・イン・ザ・スカイ〜/久石 譲/森田 一浩
AKB48コレクション/郷間 幹男

【アンコール】
上を向いて歩こう

いつもトラに来てくれるK君が出るので、行ってきました。地元の中学生が多いバンドです。1曲目のマーチは、和訳すると「陸上儀仗兵行進曲」、今年の中日吹奏楽コンクールの課題曲。オーソドックスな品のいいマーチです。2曲目は朝日の方の課題曲で2曲目はリードの名曲。テンポも速めでスリリング。

2部は、まず4月に楽器を始めたばかりのビギナーズのバンド。1曲目の頭がチャイコのピアノ・コンツェルトなんだけど、入りそこなっておっとっと・・・というのもご愛嬌。後半は地元高校のステージ。こちらもMCの部長さんと副部長さん(だと思うけど)が緊張して台詞を忘れてしまったりするのが初々しい。

3部はロック・ヴァージョンの「威風堂々」から始まって、ノリのいいポップス・ステージ♪アンコールは、今年はお約束、の「上を向いて歩こう」でした。


豊橋ウインドアンサンブル 第43回定期演奏会 2011.6.12(日) ライフポートとよはし・コンサートホール 13:30

【第1部】
消えた軍隊/K.J.アルフォード
羊飼いのヘイ舞曲/P.A.グレインジャー
デリー地方のアイルランド民謡/P.A.グレインジャー
吹奏楽のための第2組曲/G.ホルスト

【第2部】 
ロイヤル・サリュート/P.スパーク
イギリスの海の歌による幻想曲/H.J.ウッド
 1.英国進軍ラッパ 2.小粋なアレトゥーサ 3.トムボウリング 4.水夫のホーンパイプ 5.フェアウェルとアデュー 6.錨を上げて
 7.ホームスイートホーム 8.見よ、勇者は帰る 9.ルール・ブリタニア
エルサレム/C.H.バリー
威風堂々第1番/E.エルガー

【アンコール】
水夫のホーンパイプ
威風堂々
イギリス国歌〜蛍の光
愛さずにはいられない

普段から交流のある隣市の楽団の定演。ここんとこ仕事が忙しく休日出勤が続いていたのですが、なんとかなったので出かけました。今回のテーマはイギリス、それもロイヤルアルバートホール周辺で行われる「プロムス」をイメージしているのだそうです。プログラムの前に、東日本大震災被災地応援の意味をこめて「ユー・レイズ・ミー・アップ」が演奏されました。曲の合い間には、イギリスの音楽についてのトークも交え、楽しく進みます。イギリス民謡って、けっこうなじみがあるんですよね。後半の「イギリスの海の歌による幻想曲」の第4曲『水夫のホーンパイプ』も、アニメのポパイがよく踊っていた曲です。(踊りの実演もアリ・笑)「威風堂々」で〆かと思いきや、アンコールで再び「ホーンパイプ」しかも2回!と「威風堂々」のクライマックス。その後「イギリス国歌」と「蛍の光」まで演奏して、盛りだくさんのアンコールでした。

そういえば、私、この日は他のところでもロンドンデリーとホルスト2組を聞いたのよね。しかも、別々に。なんかイギリスに縁のある1日でした。


セントラル愛知交響楽団 バレンタインコンサート 2011.2.13(日) 豊川市小坂井文化会館(フロイデンホール) 15:00

【第1部】 クラシック名曲コンサート
 1 歌劇「フィガロの結婚」より序曲(モーツァルト)
 2 愛の挨拶(エルガー)
 3 踊る子猫(アンダーソン)
 4 交響曲第40番(モーツァルト)

【第2部】 フィギュアスケート名曲集
 5 スケーターワルツ(ワルトトイフェル)
 6 ライムライト(チャップリン)
 7 ラ・クンパルシータ(ロドリゲス)
 8 ラプソディーインブルー・編曲版(ガーシュイン)
 9 誰も寝てはならぬ(プッチーニ)
10 ボレロ・編曲版(ラヴェル)

【アンコール】
   チャルダッシュ(モンティ)

師匠が出るんで聴きに行きました。バレンタインコンサートとはいいながら、普通のファミリーコンサートっぽいプログラム。でも、短めのモーツァルト40番といえども交響曲が丸々1曲入っていて、聴き応えもたっぷり!2部はフィギュアスケートに使われたクラシック曲を集めてあります。「ラプソディー・イン・ブルー」と「ボレロ」、そしてアンコールの「チャルダッシュ」は、サックスの江見雅博氏のソロ。アルト・サックスとソプラノ・サックスの持ち替えですが、その早業にびっくり!小さいホールでステージも狭いので、オケの人数も少なめです。「ボレロ」のクライマックスでは、打楽器のおじさんが、バスドラ、サスペンド・シンバル、ドラと一人で3つも叩きます。で、最後は3つともちゃんと止めるんだもの。すごいわ〜!で、隣のヴァイオリン嬢に、(うるさかったでしょ?ごめんね。)という感じで何度も謝っていました。このおじさん、「踊る子猫」のときも、最後で跳びはねて「ワンワン!」と吠えてたし、とってもキュート☆ファンになっちゃいました。


中日交響吹奏楽団 第34回定期演奏会 2011.1.30(日) 名古屋市芸術創造センター 13:30

【第1部】
・祝典行進曲:團伊玖麿
・日本民謡組曲「わらべ唄」:兼田敏  第1楽章 あんたがたどこさ・第2楽章 子守歌・第3楽章 山寺のお尚さん
・亜麻色の髪の乙女:ドビュッシー/マイケル・ブランド編曲
・序曲「春の猟犬」:リード

【第2部】
・ゲバゲバ90分!テーマ:宮川泰/宮川彬良編曲
・テレビCMオンパレード〜名作ケッサクあれこれ〜/小島里美編曲
・《さらばブラウン管!!》アニメソングで綴る50年(’50〜’00)
・TV時代劇メドレー:菊池俊輔他/高山直也編曲
・交響組曲「風の谷のナウシカ」3章:久石譲/森田一浩編曲  第1楽章 風の伝説・第2楽章 戦闘・第3楽章 はるかな地へ

【アンコール】
・宇宙戦艦ヤマト
・ありがとう:いきものがかり

名古屋は寒いっ!地下鉄・新栄駅をでたとたん、寒さにびっくりです。こっちと2・3度は違うんでないかい?さて、今年もわざわざチケットを送ってくれたT君に会いにやってきました。1部は懐かしい曲が並びます。「わらべ唄」の第2楽章は、フルート、めちゃおいしいのよね。第2部は、先日の蒲吹と同じく地デジ化を意識したテレビ関係特集。「CMオンパレード」も、すごく楽しかったです。見えすぎちゃって困るの〜♪(古っ!)とか。チョッコレート、チョッコレート♪がしつこく出てきたりとか。なんかいいメロディーだな・・・と思えば、思い出の朝、トーハト・オールレーズン♪だし。フルートも、ほ〜ら、チェルシ〜♪で、いいソロがありました(笑)。アニメソングで綴る50年も、なかなか泣かせました。1950年代は「ポパイ」、60年代は「アトム」、70年代は「ドラえもん」、80年代は「アラレちゃん」、90年代は「ちびまる子ちゃん」、そして2000年は「ONE PIECE」・・・と、それぞれの時代を代表するアニメソングに合わせ、名古屋をはじめとした当時の日本各地の映像が映し出されます。団員のお宝映像も交え、楽しい企画でした。「時代劇メドレー」は、暴れん坊将軍、水戸黄門、銭形平次、必殺!仕掛人。最後は大曲「ナウシカ」3章でしめくくり、聴き応えもばっちり!T君、ご苦労様!


ウィーン・リング・アンサンブル ニューイヤーコンサート2011 2011.1.4(火) 愛知県芸術劇場コンサートホール 18:45

・J.シュトラウスU世:オペレッタ《こうもり》序曲
・J.シュトラウスU世:皇帝円舞曲 op.437
・マーラー:〜Impressionen〜
・ツィーラー:ポルカ・シュネル「人生は喜び」 op.325
J.シュトラウスU世:ワルツ「南国のばら」 op.388
J.シュトラウスT世:中国人のギャロップ op.20

・J.シュトラウスU世:ワルツ「春の声」 op.410
・ツィーラー:ワルツ「心地よい夜に」
J.シュトラウスU世:ポルカ・フランセーズ「クラプフェンの森で」 op.336
・ツィーラー:レントラー「美しい村娘」 op.393
・レハール:オペレッタ《ほほえみの国》メドレー
・ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル「休暇旅行で」 op.133

【アンコール】
・J.シュトラウスU世:ワルツ「ウィーンの森の物語」
・J.シュトラウスT世:ラデッキー行進曲

2011年も、いっぱいコンサートに行きたいな!というわけで、まず手始めははウィーン・リング・アンサンブルのニューイヤーコンサートです。コンサートマスターのキュッヘル氏をはじめとして、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1、コントラバス1、フルート1(シュルツ氏)、クラリネット2、ホルン1(ギュンター・ヘーグナー氏)というウィーン・フィルのトップ奏者9人という豪華メンバー。プログラムも、いかにもニューイヤーコンサートというもの。マーラーの“Impressinen”というのは(印象、記憶、感動)というよな意味で、交響曲第1番の旋律が出てくる出てくる・・・という編曲。前半最後の「中国人のギャロップ」では、シュルツ氏のピッコロが登場!まろやかな音でした。

後半の「クラプフェンの森で」では、シュルツ氏がカッコウ笛、クラリネットのシュミードル氏が小鳥の笛で大活躍!パフォーマンスも入って、本当にカワイイおじ様たちです。活躍しすぎてお疲れなのか、次の「美しい村娘」は弦楽4重奏。レントラーというのは山岳地方の3拍子の舞曲で、ウィンナ・ワルツの起源とも言われているそうです。なるほど、素朴な感じのワルツ。「ほほえみの国」は、中国の皇子が主人公のオペレッタのためか、ちょっぴりオリエンタル・テイスト。途中でまたもやピッコロ登場。どうもキーワードは「中国」のようです(笑)。この曲、確か吹奏楽アレンジでも出ていたはず。やってみたいな♪最後の「休暇旅行で」は軽快なポルカ・・・テンポの速いポルカをポルカ・シュネルというそうです。途中で、何て言ってるのかわかりませんが、陽気な掛け声も入ります。

アンコールは、お約束の「ウィーンの森の物語」と「ラデッキー行進曲」・・・マーチは、もちろんピッコロで。会場からは手拍子も起こり、なごやかにコンサートは終わりました。

 

コンサート日記入り口へ   私笛トップへ