コンサート日記(2007年)

 

日和音コンサート bP 2007.11.17(土) 八の蔵ホール 14:00
                                           pf:武本さやか fl:竹村麻記子 vn:岩瀬浩子

フォーレ 無言歌 Op.17−3
サンサーンス 「動物の謝肉祭」より 白鳥
ドビュッシー 「子供の領分」より グラドゥス・アド・パドナッスム博士 ※pfソロ
グノー/J.S.バッハ アヴェ・マリア
カッチーニ アヴェ・マリア ※vnソロ
パッヘルベル カノン
メンデルスゾーン 「歌の翼」による幻想曲

日本の四季 メドレー
モーツァルト アンダンテ ※flソロ
モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」序曲
プッチーニ 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より 私のお父さん
プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」より 誰も寝てはならぬ
映画「ニューシネマパラダイス」 メドレー

(アンコール)
千の風になって
歌劇「フィガロの結婚」序曲

ピアノ、フルート、ヴァイオリンのトリオの癒し系サロン・コンサート。ピアノのコは、同じ職場の同僚です。会場は、豊川市の旧東海道沿いにある旧家のお蔵を多目的ホールに改造したもの。そのまんまの狭くて急な階段を上ると、2階席まであるのがご愛嬌です。1曲目のフォーレは、トリオのテーマ曲なのだそうです。美しい旋律の曲。メンバー紹介を兼ねたソロ曲3つを除いて、後は全部トリオでの演奏。フルート独奏でも演奏されることが多い曲ばかりですが、ヴァイオリンが入ると幅が出ていいですね。リッチな感じです。

休憩時間には、ママーズ(メンバーのお母様方)の活躍で、ティータイム。おいしいと評判の店のシュークリームで、ますます癒されます☆お天気もよかったので、庭先でなごむ人々も・・・休憩時間にもピアノのBGMが入ります。

後半1曲目のメドレーは、近々職場で私がフルートに入って演奏するのです。ゲゲッ!こんな風に演奏するのか。。。。。ちょっと緊張!アンコールは、「千の風になって」と一段とテンポアップの「フィガロ」。盛り上がって終わりました。


チェコ音楽会・チェコの夕べ2007 2007.11.9(金) ウィンディアホール(音羽町文化ホール) 18:30 fl:パヴェル・フォルティン pf:三苫美智子

【第1部】 だれでも一度は耳にしたことがある世界各国の小品を集めて 〜パヴェルさんのトークとともに〜
1.F.メンデルスゾーン/スティックメスト 『歌の翼』による幻想曲
2.J.バッハ/C.グノー アヴェ・マリア
3.G.フォーレ シシリエンヌ 作品78
4.G.ビゼー メヌエット 『アルルの女 第2組曲』より
5.F.シューベルト/ベーム セレナーデ 『白鳥の歌』より
6.P.ジュナン ヴェルディのオペラ『椿姫』の主題による幻想曲 作品18

【第2部】 フルート独奏でたのしむチェコ作曲家の名曲セレクト
1.A.ドヴォルジャーク ソナチネ ト長調 作品100(原曲:ヴァイオリン)
2.P.エベン ソナチネ・セムプリチェ

(アンコール)
ユーモレスク
浜辺の歌

隣町でフルートのリサイタルがあるという新聞記事を見つけ、チケットをとる。よくわからんが、愛知万博フレンドシップ継承交付金対象事業ということで、チェコと交流していた隣町がチェコ出身で現在群馬交響楽団第一フルート奏者のパヴェル・フォルティン氏をよんだらしい。受付で予約しておいたチケットを受け取ると、記念ピンバッジ(数量限定)ももらえる。ホルン(?)と音符、虹を組み合わせたデザインで、なかなかかわいらしい。全自由席なので、気合いを入れて開場前から並ぶ。いよいよ開場。渡されたプログラムを見ると、カラー写真満載で分厚くて超リッチ!しかし、どこまでいっても曲目がない。。。。。と思いきや、それはチェコ共和国を紹介するパンフレットで、リサイタルのプログラムは、その中に遠慮深く挟まれていました。(笑)

パヴェル氏は、サンキョーの24K使用らしい。サッシュと蝶ネクタイも楽器に合わせたゴールド。流暢とまではいかず、ややテニヲハが怪しい日本語ですが、十分通じます。1曲目は『歌の翼』・・・「音羽町ニ合ワセテ選ビマシタネ。」(笑)第1部は小品集。誰でも知ってるだけに、私だったら絶対人前で吹きたくない曲ばかり。最後の『椿姫』は、さすがに圧巻!でも、「最後ハ明ルイ楽シイ曲、選ビマシタネ。真面目ジャナイ意味デスヨ。笑イタイトコロアッタラ、笑ッテイイデス。」・・・私、この曲で笑いたくはならんけど。吹こうと思ったら、真っ青だね。パヴェルさん、日本語の使い方間違ってない?

休憩時間に隣の席の方から、「もしかして御同業?」と話しかけられる。同業者じゃなかったけど、おしいっ!って感じ。お互いに「そちらのお仕事、大変ですよね〜!」とねぎらい合う。その方も、フルート習ってるんですって。話がはずむ。

第2部は、ちょっと大きな曲。エベン氏は、1929年生まれ。このプログラムが印刷された時には御存命だったのですが、10月24日に亡くなられたそうです。会場もちょっとしんみり。。。。。セムプリチェとはsimpleという意味だそうです。民謡調の旋律やリズムも取り入れられた、親しみやすい曲。26歳のとき、クリスマス気分で4日間で書き上げられた作品だそうです。

アンコールは、チェコの曲『ユーモレスク』と日本の曲『浜辺の歌』・・・「ドヴォルジャーク、蒸気機関車ノ運転士、ナリタカッタデスネ。ソノ頃、蒸気機関車、デキタバカリ。線路モ、ヨクナカッタ。ツナギ目デ、ガタン、ガタン、揺レマシタネ。タタン、タタン・・・ノリズム、線路ノ音ダッタカモシレマセン。」そうか!ドヴォルジャークは「鉄ちゃん」だったのか。

演奏会終了後は抽選会もあり、半券の番号が当たりだった人は、チェコ・ビールが、はずれだった人は、キリン・ザ・ゴールドがもらえる。なぜかキリン・ビールも後援なのだ。はずれだったんだけど、「ビール飲まないので、ノン・アルコールの方がいいな。ダメですか〜?」ときくと、「お茶は、お子様だけです。旦那さんのおみやげにどうぞ。」と拒否された。旦那さんも、飲まないんだけど。そして、第1部でやったような小品集のCDを買って、サイン会に参加!「私も、フルートやってます。今日は、勉強になりました。」「コレ、ドレミ、楽譜出テマスネ。ガンバッテクダサイ。」は〜い、がんばります!


愛教組60周年記念コンサート 〜名曲で綴る秋のひととき〜 2007.10.21 名古屋国際会議場・センチュリーホール 16:30
                                                  指揮:斉藤一郎、ソプラノ:森本典子、セントラル愛知交響楽団

【第1部】 癒しのクラシック名曲集  ♪=ソプラノ入
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」より序曲
モーツァルト:ディベルティメントニ長調kv.136
ヘンデル:歌劇「リナルド」より “私を泣かせてください” ♪
パッフェルベル:カノン
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
ベートーヴェン:交響曲第7番第4楽章

【第2部】 華麗なるスクリーンコンサート
J.ウィリアムズ:映画「スターウォーズ」より “メインテーマ”
S.フェーン:映画「慕情」より“恋は素晴らしきもの”〜A.チコニーニ「旅情」より“サマータイム・イン・ベニス”(メドレー) ♪
H.マンシーニ:映画「ティファニーで朝食を」より “ムーンリバー” ♪
J.ウィリアムズ:映画「ハリー・ポッター」より “テーマ”
R.ロジャーズ:映画「王様と私」より “シャル・ウィ・ダンス”
H.アーレン:映画「オズの魔法使い」より “虹の彼方に” ♪
L.バーンスタイン:ミュージカル「ウェストサイドストーリー」より “トゥナイト” ♪

(アンコール) 踊り明かそう ♪
         イン・ザ・ムード

仕事の関係上、タダで聴けるコンサート。しかも大師匠が出るということで、やってまいりました。ソプラノ嬢は、ワインカラーの姫ドレス。歌曲のことを「お歌」というのが可愛らしい。「お歌は、恋を歌ったものが多いんですよね。でも、なかなか実践できなくて。」ですって。(笑)指揮者氏も負けずに、「カヴァレリア〜」では自分を主人公に、コンマス氏を恋敵の馬車屋に見立てて、あらすじを語ってくださいます。

第2部では、ソプラノ嬢は若草色のドレス。指揮者氏は赤シャツで登場!一瞬ジョン・トラボルタかと思いましたが、「ウェストサイド〜」を気取ってのことでした。「ハリ・ポッター」ではチェレスタ大活躍♪こっそり登場したコントラバス・ファゴットにも注目していましたが、これ1曲だけでした。もっとゆっくり見たかった。。。。。親しみやすいプログラムの楽しいコンサートでした。


及川浩治トリオ“Bee” 2007.9..30(日) ハートフルホール 15:00  ピアノ:及川浩治、ヴァイオリン:石田泰尚、チェロ:石川祐支

ピアソラ  アディオス・ノニーノ
ピアソラ  フガータ
ピアソラ  リベル・タンゴ
ファリャ  火祭りの踊り  Pf&Vc
ハチャトゥリアン(ハイフェッツ)  剣の舞  Pf&Vn
モーツァルト  ピアノ三重奏曲 K.496 〜第1楽章
メンデルスゾーン  ピアノ三重奏曲 第1番 〜第1楽章

ベートーヴェン  ピアノ三重奏曲 第5番 「ゴースト」 〜第1楽章
マスネ  タイスの瞑想曲  Pf&Vn
フォーレ  エレジー  Pf&Vc
クライスラー(ラフマニノフ)  愛の喜び  Pfソロ
ヘンデル(ハルヴォルセン)  パッサカリア  Pn&Vc
リムスキー=コルサコフ  熊蜂の飛行
メンデルスゾーン  ピアノ三重奏曲 第1番 〜第4楽章

(アンコール)ピアソラ  天使の死 リベル・タンゴ

究極のトリオ・パフォーマンス!常識ではありえないプログラミング。ピアノトリオのジャンルに新風を起こした話題のトリ。目でも耳でも楽しめる・・・などなど、不勉強な私は知りませんでしたが、第12回ショパン・コンクールで最優秀演奏賞を受賞した及川氏を中心に結成した話題のトリオで、今年2シーズン目を向かえたらしい。ジャズ系かと思ったらそうでもない。とにかくかっこよくて派手でした。ヴァイオリンの人なんて、峰クンがちょっと年取った感じね。前半は黒の衣装。後半はタキシードで登場。でも、さすがに皆さんお似合いです。「愛の喜び」なんて、とてもエルガーとは思えないアレンジで、あまりの迫力に途中で拍手が入ってしまいました。ラフマニノフなのね。その次のヘンデルは、好みの曲でよかったです♪熊蜂がまた速くて。。。。。ゴールウェイより速いよな。ミーハーな私は、ちゃっかりCDも買ってサインしていただきました。でも、トリオのCDはまだ出ていないそうで、ショパンのベスト・アルバムです。


第15回アルマ室内管弦楽団演奏会  2007.9.24(月) 名古屋市熱田文化小劇場 14:00

J.S.バッハ  ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048
J.S.バッハ  2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043  ヴァイオリン・ソロ:伊東かおり、濱島仁美
J.S.バッハ  管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067より  フルート・ソロ:磯貝俊幸

モーツァルト  ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271 「ジュノム」  ピアノ・ソロ:丸里由紀子  指揮:丹羽 基

師匠がソロをやるので聴きに来たコンサート。プログラムも好みだし☆バッハとモーツァルトの午後・・・格調高いわ〜!しかし、熱田というのはけっこう不便なところなのであった。名古屋市内だし、有名な熱田神宮もあるというのに、JRは鈍行しか停車しないのね。うちからは本線1本で来られるというのに、早く着くためには2回も乗り換えないといけないのであった。

舞台に登場したメンバーを見ると、な〜んとキレイなお姉さんばかり!コントラバスの男性が黒一点ってわけね。(もっとも衣装はみんな黒一色だが。)ヴァイオリン・ソロのお二人は、茶色のドレスとちょっと玉虫がかった紫のドレス。秋色ですね。師匠は、赤のポケット・チーフがオシャレでした。ネクタイも赤みがかった色。でも、いきなり「ロンド」で始まったんでびっくり!プログラムを見ると、確かに「BWV1067より」と書いてある。でも、序曲をカットしただけみたい。なんで〜?あざやかな「バディヌリー」が終わったあとは、一瞬ぼ〜っとしちゃって、なんか次の音が出てくるのを身構えて待ってました。もっと聴きたかったのね。

休憩時間のロビーは、ヴァイオリン・ソロのお二人が生徒さんらしき女の子とお母さんたちに囲まれて、華やかな雰囲気。師匠も出てくるかな〜?とお茶を飲みながら眺めてたら、せかせかと出てきた師匠、そのまま反対側の楽屋口へ入っていっちゃった。。。。。お〜い!

後半は、オーボエ2本とホルン2本も加えたモーツァルト。ホルンの一人が男性だったので、ちょっと男性比率が高くなりました。ピアノの方は、背中がキレイに開いた黒のドレス。でも、ピアノが客席の方を向いてて、その向こうへ行っちゃったので、せっかくのドレスも演奏する姿も、よく見えないよ〜!でも、時々のけぞり加減に演奏する姿が色っぽかったです。アンコールがなかったのが残念。


セントラル愛知交響楽団・ハートフルコンサート  2007.9.17(日) ハートフルホール 14:00

オッフェンバック:喜歌劇『天国と地獄』より 序曲
楽器紹介
アンダーソン:プリンク・プランク・プルンク
プライアー:笛吹きと子犬

ビゼー:組曲『カルメン』より トレアドール
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲  独奏:永田 真希
チャイコフスキー:『くるみ割人形』より 花のワルツ  〜御津中学校吹奏楽部との共演〜
槇原敬之:世界に一つだけの花  〜みんなで歌おう

(アンコール)
ラデッキー行進曲

大師匠所属のオケのステージに娘が乗るというので勝手に盛り上がっていましたが、大師匠は降り番。。。。。がっかり!それでも、娘の晴れ舞台なので聴きにいきましたが。楽器紹介では、ヴァイオリンの「星に願いを」からシロフォンの「きょうの料理」まで名人芸の連続!すごく楽しかったです♪フルートはお約束の「アルルの女」なんですが、木管特有のやわらかい音色で、またもや木管ほしい病が再発してしまいました。(これは不治の病だ。。。。。)ピッコロは「ドラえもん」のイントロで、ドンドン!は思いっきり足踏み(笑)。「プリンク〜」は、弦楽器のピチカートのみの演奏。途中でシュッ!という音とともにコントラ・バスが回る回る・・・・・のだめのドラマのように。「笛吹きと子犬」はピッコロ大活躍なんですが、フルートにもいいオブリガードがあるんですね。ティンパニさんが、ワンワン!で笑いをとってました。後半は華麗なヴァイオリン協奏曲と、お待ちかねの中学生の出番。娘、本当に吹いてるのかと思いましたが、パート・ソロの音が若干合わず、一応吹いてるんだなと納得しました。アンコールは、またまたお約束の「ラデッキー行進曲」手拍子つき。わかりやすくて楽しいコンサートでした。


尾西ウィンドオーケストラ・第64回定期演奏会  2007.9.16(日) 一宮市尾西市民会館ホール 14:00

【第1部】 指揮:八城 崇幸
ユリウス・フチーク:剣士の入場
パーシー・グレンジャー編:デリー地方のアイルランド民謡
ジャコモ・プッチーニ:オペラ「トゥーランドット」より 〜誰も寝てはならぬ
アレクサンドル・ポルフィリェヴッチ・ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より 〜ダッタン人の踊り

【第2部】 指揮:岩井 直溥
76本のトロンボーン
ポップス描写曲 メインストリートで
アメリカン・グラフィティ]Z
村のかじ屋〜村まつり
セレナータ
グラナダ
ディズニー・メドレー
シング・シング・シング

(アンコール)
ブラジル
ラストワルツ

創立40周年記念演奏会〜客演指揮者・岩井直溥氏を迎えて・・・と銘打った演奏会。「76本のトロンボーン」の曲にのって登場した岩井氏、もうすぐ84歳とは思えない若々しさです。懐かしいコンクール課題曲「メインストリートで」はハープの華麗なアルベジオで始まるコンサート・ヴァージョン。この頃のポップス風課題曲って、名曲ぞろいだよねえ!「アメリカン・・グラフィティ]Z」は、「子供じゃないの」「家においでよ」[Mr.ロンリー」「恋はリズムにのせて」のメドレー。「恋は〜」は、コカコーラの第1号CMソングなんだそうです。ノリノリ状態でステージは進み、最後の「シング・シング・シング」もカッコイイ〜!ドラムスの山田クン、大活躍です。高校を卒業したばっかりなんだって。この曲、大好きなんだけど、笛の出番が全然ないのが恨めしい。。。。。


ナチュラル・ホルンの愉しみ〜ベートーヴェンとモーツァルトのホルン作品〜  2007.9.2(日) アクトシティ浜松・音楽工房ホール 14:00
                                     塚田聡(お話/ナチュラル・ホルン) 小倉喜貴久子(フォルテピアノ)

F.ダンツィ:ホルンソナタ 変ホ長調 作品28
W.A.モーツァルト:ピアノソナタ イ長調 K.331より 第3楽章「トルコ行進曲」
W.A.モーツァルト:ホルン協奏曲 ニ長調 K.412

曲数が少ないようですが、レクチャー・コンサートですから前後にお話と説明のためのちょっとしたフレーズが山ほど入るのです。伴奏のフォルテピアノもワルター&サン、1810年作の名器だそうで、「トルコ行進曲」はもちろんフォルテピアノ・ソロです。ナチュラル・ホルンとは、現在のホルンのようなヴァルブ(変音装置)がないホルンで、つまり構造上はただの金属管。替管を使うものの、自然倍音とストップ奏法(手のひらをベルに入れて音程を調節する)を駆使して演奏するのです。ダンツィやモーツァルトですから、16分音符のスケールやトリルだって出てきちゃうわけですよ。トークの時はカメラとスクリーンを用意してベルの中の右手を映してくれたけど、すごいよねえ!

トークも、金管楽器の歴史からす。物干し竿みたいな長〜い塩ビ管にマウスピースをつけて音階を吹いてくれて、拍手喝采!「このパイプの中には『宇宙の秘密』がつまっているんですよ。」と、自然倍音のお話が始まりました。郵便配達人が合図に使ったポストホルンや大きな狩猟ホルンも紹介。「『ブランデンブルク協奏曲』の時代は、この狩猟ホルンなんですよ。」とさわりを吹いてくれました。当時、ホルンといえば『狩り』のイメージ。モーツァルトもホルン協奏曲の終楽章に『狩りのモチーフ』である6/8のフレーズを持ってきているそうです。

後半のトークは、ホルンの替管や調性のお話。12の調に対応するには、12の替管がいるわけです。一番小さいHigh−Bから5重巻のLow−Bまで入れると13種。ベートーヴェンはホルンも演奏できたので、そのへん実によく分かって交響曲を作曲しているという話。変ホ長調の『エロイカ』は、展開部のF調のソロを吹くために、通常2人のホルン奏者を3人置いて、1stが41小節の休みの間に管を差し替えるとか。『運命』終楽章の男性的な雄たけびを聴いた後、現在のホルンで同じフレーズを吹いてくれましたが、なんともソフトというか、なんだか牙や爪を抜かれた虎みたいな感じでした。オーケストラの音は、どんどんきれいにスマートになってきているけど、本来もっと野性的な響きだったというお話が印象的でした。それに、もっと調性というものを意識しなくては!と反省。ナチュラル・ホルン奏者たちは、嫌でも調性を考えずにはいられなかったわけですよね。


アンサンブル・カラヴィンカ プロデュース 室内楽コンサート 2007 〜ウィンドアンサンブル オブ アイチ ジャパン を迎えて〜
                                               2007.8.25(土) 電気文化会館 ザ・コンサートホール 18:00

M.H.アーノルド:ディヴェルティメント 作品37
M.グリンカ=M.バラキレフ:ひばり
A.リャドフ:マリオネット 作品29
J.フランセ:ビヤホールの音楽『恋人たちの時間』

中田喜直=成本理香:夏の思い出
              たあんき ぽーんき
J.ブラームス=M.ポプキン:六重奏曲 第1番 作品18(管楽十重奏のための)

(アンコール) りんご追分〜ソーラン節

前師匠の木管アンサンブルに今回はゲストも加え、菅原眸氏の解説と指揮も加えたコンサートです。第1部は、アーノルドはFl.Ob.Cl.の3重奏。グリンカとリャドフはピアノ・ソロ。フランセはピアノも加えた木管6重奏。今回Fgの方のドレスが素敵でした。楽器よりちょっと明るい色合いの赤。これが素敵な色なんですよ。デザインは比較的シンプルなもの。2部は木管10重奏(5本×2の編成)にコントラバスも加えた演奏です。ブラームスの作品は、原曲は弦楽6重奏。「40分ほどかかる長い曲です。」という解説に、会場から(ええっ!?)という声。(笑)「睡魔に襲われたら、どうぞ寝てくださっていいですよ。」って。私は、睡魔には襲われませんでしたが、途中ちょっと意識がとんでたかも。でも、ところどころ交響曲と同じ響きが感じられる重厚な作品でした。


Summer 四季ミニコンサート・フルート四重奏 HAPPY FLUTE QUARTET 2007.8.19(日) 豊川市一宮生涯学習会館 13:30

【第1部】         ●アルト。フルート、バス・フルート使用
○ヴィヴァルディ“四季” より 「春」
○遠き山に日は落ちて
○四重奏曲:デュポワ
○くまんばちの飛行
●アディオスノニーノ
○Adagio と Scherzo:ワルター

【第2部】        ☆2フルート&ピアノ
○プリンクプランクプランク
○フルーツ・パフェ、チョコレート・ダモーレ
○君をのせて
○世界の約束
☆ミッキーマウスマーチ
☆星に願いを
●ALICE IN WONDERLAND
●ニューシネマパラダイス
○浜辺の歌
○四季の詩情

(アンコール)
世界にひとつだけの花

音大3年生のお嬢さん4人のグループ。でも、プロフィールをよく見たら、メンバーの一人は前師匠のところで一緒だった人だった。色とりどりのお姫様ドレスで登場。会場からは、「まあ、かわい〜い!」の声。トークも一応あるんですけど、さくさく進んで、盛りだくさんのプログラム。よく吹けるな〜!さすがに若いわ。アルト・フルートやバス・フルートの特殊管を使った編曲や、ピアノとフルート2本の3重奏も交えて、なかなか楽しいコンサートでした。


豊橋ウインドアンサンブル 第39回定期演奏会 2007.6.17(日) ライフポートとよはし 14:00

【第1部】
●剣士の入場  ユリウス・フチーク/三戸 知章
●海の歌  レックス・ミッチェル
●二つの交響的断章  ヴァーツラフ・ネリベル

【第2部】
●組曲「カルメン」より  ジョルジュ・ビゼー/クラーク・マッカリスタ、西谷 伸二
  1.前奏曲T  2.前奏曲U  3.アラゴネイズ  4.ハバネラ  5.間奏曲  6.闘牛士の歌  7.ジプシーの踊り
●歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲  ぴえとろ・マスカーニ/西谷 伸二
●「タム・オーシャンター」序曲  マルコム・アーノルド/ジョン・P/ペインター

(アンコール)
●ボギー大佐
●愛さずにはいられない

「剣士の入場」は、別名「雷鳴と稲妻」・・・サーカスのピエロの入場でよく使われる曲。そういえば聴いたことあるわ。「海の歌」も、いいなあ。きのうの「マスク」に引き続き、「二つの交響的断章」もなつかしくて涙が出そう。第2部は物語をもとに作られた音楽。「カルメン」の間奏曲は、フルートかっこいい〜!「カヴァレリア〜」は舌かみそうなタイトルですが、司会のお姉さん、間違えないで。「タム・オーシャンター」は、詩人ロバート・バーンズがスコットランドの方言で書いた『シャンター村のタム』をもとに作られています。タム・オーシャンターというのは、ボンボンのついたベレー帽のようなウールの帽子のことらしい。酒場でしこたま飲んで酔っ払った農夫のタムが、帰り道魔女の酒盛りに出くわします。若い魔女の色っぽい踊りに、思わず「いいぞ、ねえちゃん!」と声をかけてしまったから、さあ大変!見られたからには生かしておけないと、魔女たちに追いかけられるはめに・・・魔女は川を越えられないという言い伝えを信じて、川に向かって必死に愛馬を走らせますが、橋の上で追いつかれます。愛馬の尻尾をちぎられたものの、命からがら逃げおおせてめでたしめでたし、というお話。スコットランド民謡なども取り入れた、楽しい曲です。


穂の国協働スペシャルコンサート 東京佼成ウインドオーケストラ特別演奏会 2007.6.16(土) 豊川市文化会館 15:30

アメイジング・グレイス  A.Saxソロ:須川展也
ブルー・スカイ  豊川高校・国府高校吹奏楽部

ブルー・レイク・オーヴァーチュア  ジョン・バーンズ・チャンス
アルト・サクソフォーンのためのディヴェルティメント  ピエール・マックス・デュポア/仲田 守
宇宙組曲  ウィリアム・M・ヒル
マスク  ウィリアム・F・マクベス

ピッコロ・マーチ  田嶋 勉
憧れの街  南 俊明
リコイル  ジョセフ・シュワントナー
レッド・ライン・タンゴ  ジョン・マッケイ

(アンコール)
A Son of a Gambolier  Charles Ives

タイトルも長いが、真打ち・東京佼成の演奏にたどり着くまでも長かった・・・3時半の開演で会場は2時。全自由席のため、自力でいい席を確保しろということだな、と会場10分ほど前に並ぶ。思ったほど列は長くない。私の後ろに並んだのが現在隣市シニア楽団所属の某先輩で、私の前に並んだのがその楽団仲間。なんとなく吹奏楽や昔の仲間の話題で過ごす。ところが、開場になったものの、リハが終わらないのでホールへは入れないという。受付でプログラムをもらって、ホール扉前にまた30分ほど並ぶ。

やっとホールに入り、真ん中あたりの席をとる。でも、思いのほか空席があって、これならわがまま言わなければ開演ギリギリでも1人分ぐらいいい席を確保できたな・・・という感じ。地元の商工会議所で企画したコンサートで、チケットも地元でちまちま販売してただけみたいなのね。近隣市町村在住の私だって、つい最近知ったばかりで。もっと宣伝すれば、遠くからもお客さんが来たと思うんだけど。翌日の名古屋公演なんて、もっと宣伝してるもの。

開演時間になったら、今度は前座が長かった・・・でも、須川氏のソロはラッキ〜♪あとは地元の高校生の演奏と、主催者の挨拶。で、4時ぐらいになって、やっと東京佼成の演奏。前半は「吹奏楽温故知新」と題した懐かしい曲です。『宇宙組曲』はかっこいいフルート・ソロ(もちろん前田綾子氏)で始まる。「マスク」もよかった〜!うちの次回定演でやりたいなあ。でも、すごいテンポで、クライマックスのシロフォンなんて、文字通り目にも止まらぬ早業でした。後半は、今年のコンクール課題曲など新しい曲。『リコイル』は物理学用語で「反跳」・・・パーカッションがかっこいい!コーラスも入る今時の曲ですね。『レッド・ライン・タンゴ』は、須川氏の色っぽいソプラノ・サックス・ソロが素敵☆「レッド・ライン」とは、車のタコメーターの赤い線と作曲者が利用していた地下鉄の路線図の色なんですって。


尾西ウィンドオーケストラ・第63回定期演奏会 2007.5.20(日) 一宮市尾西市民会館 14:00

【第1部】 リード博士に捧ぐ「永遠の今」
音楽祭のプレリュード
メリー・ウィドゥより「ヴィリア」  フランツ・レハール/A.リード
吹奏楽のための第2組曲

【第2部】 リード博士の「思い出」
ミュージック・メーカーズ
思い出のサンフランシスコ  D.クロス&G.コリー/A.リード
栄光への脱出  アーネスト・ゴールド/A.リード

【第3部】  リード博士への「感謝と祈り」
序曲「春の猟犬」
プロセルピナの丘
エル・カミーノ・レアル

(アンコール)
主よ、人の望みの喜びよ  J.S.バッハ/A.リード

1986〜2003年まで、リード博士の指揮で定演をしていた尾西ウィンドオーケストラ(旧・尾西市民オーケストラ)の第63回定期演奏会。「永久名誉指揮者アルフレッド・リード博士を偲んで」と題された、オール・リード・プログラムです。ずらっと並んだ曲目を見て、ずいぶん重いプログラムかと思いきや、自分なりの思い入れもあいまって楽しく聴けました。お隣に座っていたおば様たちが、またかわいい方たちで、司会のお姉さんや会長さんのあいさつに、いちいち「うん、うん。」「まあ、そうなの。」「すばらしいわ〜!」と素直な反応。それにしても、リード博士の作品群はすごい!自分もけっこう吹いていると思うのですが、それでも吹いたことがないのや知らないのがずいぶんあります。ピッコロ&フルートにも素敵なフレーズがいっぱいあるんですよね。うちでもやりたいなあ、オール・リード☆(金管くんたちに拒否されたけど。)


高木綾子&曽根麻矢子デュオコンサート 2007.3.18(日) 碧南市芸術文化ホール/エメラルドホール 14:00

J.S.バッハ:ソナタ ホ短調 BWV1034 *デュオ
ドメニコ・スカルラッティ:チェンバロ・ソナタ ハ長調 K.513 *チェンバロ・ソロ
               チェンバロ・ソナタ ニ長調 K.492
ニコロ・パガニーニ:24のカプリース Op.1より 第24番 イ短調 *フルート・ソロ

ヘルムート・フォーゲル:3つのパ・ド・ドゥ *デュオ
武光 徹:夢見る雨
福島和夫:冥
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:トリオ・ソナタ Hob.XV-16 *デュオ

(アンコール)
ドビュッシー:シリンクス *フルート・ソロ
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集より ハ長調 プレリュード *チェンバロ・ソロ
J.S.バッハ:シチリアーノ  *デュオ

初めて行きました、エメラルド・ホール。北新川の駅を出るとき、フルートを持ったお嬢さんを発見したので、彼女の後をついていこうと決心。しかも、彼女はプリントアウトした地図も持っているし。数メートル歩くと、なんとホルンを持った男性も発見!(なぜホルン?と思ったが、その謎は後でとけた。エメラルドホールの隣の多目的ホールで、近隣楽団が合同のアンサンブルコンサートをやっていたのだ。)エメラルドホールは、その名の通り緑色の屋根。450席ほどの小ぶりなホールです。

まず、ステージに置かれたチェンバロに目が行きます。黒地に蒔絵のような花鳥模様のチェンバロです。蓋の内側はえんじがかった赤。これ、日本製かしら?と思ったけど詳しい説明は後でありました。さて、美女2人の登場!高木氏は白いドレスに黒いレースを使ったデザイン。髪はアップ。曽根氏は、黒地に花模様のチェンバロとおそろいっぽいドレス。前半は、バッハ、スカルラッティといかにもそれっぽい曲が続いて、パガニーニの前には高木氏がフルートの歴史や奏法についてトーク。循環呼吸も披露。すご〜い!

後半は、フォーゲルの作品から。この人、1925〜99年と割と最近までご存命で、晩年はマンハイムとパリで活動なさってたんだそうです。武光氏の作品の前には、曽根氏がチェンバロについてトーク。今回使用の楽器は、フランス在住の日本人製作家が作ったものだそうで。おお、やはり!と思いきや、フランスの古い楽器のコピーで、模様も当時流行の東洋趣味のものだそうです。チェンバロも温度や湿度に左右されやすい楽器で、そのたび調律にもひと苦労・・・・・部屋の温度や湿度を一定に保っておけばいいわけですが、そうすると過保護な楽器になってしまって、いざ外へ出すと大変なことになるのだそうです。ひどいと鍵盤や蓋が曲がってしまったり・・・・・ひゃ〜、想像しただけでもオソロシイ!2段ある鍵盤も、上の段と下の段では微妙に音が違うし、一緒に鳴らしたりする奏法もある。普通、譜面にはそこまで指定はしてないんですけど、この武光氏の「夢見る雨」には、ここは上の段、ここは下の段、ここは4フィート(っていう奏法があるらしい)っていちいち指定してあるんですよ。ということで聴いたこの曲、なかなか素敵でした。「冥」も前半でもちょっと触れた現代奏法・・・・・微分音(音程が悪いと思わないでくださいね。)とか、キイを鳴らすとか、フラッターとか。声を出しながら演奏するなんていうのもあるんですよ、と「VOICE」のさわりの実演まで。ちょっとした現代音楽入門編でした。「冥」って女性奏者の方が雰囲気出るな〜、と思うのは私だけ?「冥」で暗〜くなっちゃった会場の雰囲気も、ハイドンで一気に明るくなって、華麗なデュオコンサートも終了。アンコールも仲良くソロが1曲ずつと、お約束のような「シチリアーノ」でした。

コンサート後のサイン会と交流会にも参加。場がしらけちゃうと困るから、どんどん質問してくださいね!という司会が初めてのスタッフさんのお言葉に甘えて、私はお二人が練習のとき一番最初にすることをきいてみました。曽根氏は手というか腕の、高木氏は指のストレッチなんですって。フルートは握るという動作が多いから、反対に指を外側にそらすようなストレッチをするそうです。それからロングトーン。曽根氏は、ロングトーンってなんかいいですよね。今から練習するぞっていう感じで。鍵盤楽器はそういうのないから、なんか憧れます。とおっしゃっていました。(笑)あと、ビブラートの練習について質問された男性がいて、高木氏は頭で考えてかけられるように3年間そればっかり練習したって言ってました。いろんな速さ、深さで。そういえば師匠も同じようなこと言ってたな。うまい人は、やっぱりそれなりの努力をしているんだ。私も簡単に音を上げてはイケナイ!

美女2人を至近距離で見て、なんかパワーをもらったわ。ドレスを流行の重ね着に着替えたお二人は、ほんとそのへんを歩いていそうなお嬢さん。でも、やっぱりオーラが出てるな〜!


中部航空音楽隊 創設30周年記念 第30回 定期演奏会 2007.2.23(日) アクトシティ浜松大ホール 19:00

ブルー・インパルス:斎藤高順
丘の上のレイラ:星出尚志
ウインドバンド・ストーリーズ「となりのトトロ」:久石 譲/亀井光太郎 編曲

コンサートマーチ「光と風の通り道」:栗栖健一
おもちゃ箱から空の旅へ:石毛里佳
交響的絵画「マイ・フェア・レディ」:F.ロウ/小林久仁朗 編曲

(アンコール)
ムーン・リバー

開場は6時半。6時少し前に、(もう並んでる人、いるかな〜?)とのぞきに行ったら、すでに長蛇の列!あわてて並びました。意外に年齢層は高い。コンサートというよりは、そのへんの弘法様の縁日という感じ。列の整理や整理券の確認をしているスタッフも、もちろん航空自衛隊の隊員。実は、私、ミリタリー系の制服が大好きなんです。かっこいいお兄さん、お姉さん、おじさまを大勢見ることができて幸せ☆結局、6時10分頃には開場。たちまちほとんど満席に。。。。。スタッフのお兄さんたちは、空席の確認に大忙しでした。私は、1階席の一番後ろの真ん中あたり。

さて、開演です。1曲目は、「ブルー・インパルス」・・・これ、高校のときにやったはずなんだけど、こんなにオシャレで軽い感じのマーチだったかなあ。(私たちの演奏が、オシャレじゃなかったってことね。)そうそう、制服といえば、楽団のメンバーは皆さん紺色の自衛隊の制服なんだけど、指揮者はビミョ〜に上着が違う。前とか襟がタキシード風で黒蝶ネクタイ。でも、袖口とかは制服と一緒なの。2曲目「丘の上のレイラ」は、最近メンバー不足に悩むスクールバンドのレパートリー拡充というコンセプトで書かれたもので、28人編成。うちでもできるかも!?と気合を入れて聴く。でも、28人ていっても、バランスのいい編成なのよね。オーボエの目立つフレーズもあるし、うちにはどうかなあ?だけど、こういう小編成向けの曲がこれからどんどん作られるようになると、とってもウレシイ♪3曲目は、ナレーションつきの音楽物語「となりのトトロ」です。『さんぽ』が楽器紹介になっているというので、うちでも使えるかも、またまた気合を入れて聴く。でも、1本のソロじゃなくてパート・ソロ。しかも、2ndが難しかったりして難易度お高め。残念ながら、うちではできません。でも、「トトロ」楽しいですね〜!多分、この曲が一番うけてました。

第2部は、まずお待ちかねの課題曲「光と風の通り道」です。作曲者は、ここのトランペットさんなんですね。今回は32人編成の演奏です。ピッコロ・ソロも素敵〜!うちも、これやるんですよ。2曲目の「おもちゃ箱から空の旅へ」は、中部航空音楽隊創設30周年記念の委嘱作品。かわいらしく楽しい曲です。ピッコロもおいしそうだし☆曲が終わった後、客席から作曲者の方がステージに上がりましたが、これがまた曲のイメージ通りのかわいらしいお嬢さん!大学を出たばかりらしいですが、浜松や豊橋の街をフツ〜に歩いていそうなお嬢さんです。「マイ・フェア・レディ」で華やかに終わり、アンコールは「ムーン・リバー」・・・ヘプバーンつながりかな?冒頭に素敵なハープとチェレスタのソロで、お客さんたちも身を乗り出して聴いてました。

 

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