コンサート日記(2005年)

 

NHK名古屋青少年交響楽団・クリスマスコンサート 2005.12.23(日) ハートフルホール 指揮:大井剛史 ヴァイオリン:植村太郎

楽器紹介 お話:大井剛史
サン・サーンス/序奏とロンド・カプリチオーソ
ヨハン・シュトラウス/喜歌劇「こうもり」序曲
グノー/歌劇「ファウスト」舞踊音楽
  1 ヌビア娘の踊り(ワルツ)  2 クレオパトラと金の杯(アダージョ)  3 ヌビア奴隷の踊り(アレグレット)
  4 クレオパトラと奴隷の踊り(モデラート・マエストーソ)  5 トロイの娘たちの踊り(モセデラート・コンモート)
  6 鏡の踊り(アレグレット)  7 フリネの踊り(アレグロ・ヴィーヴォ)
ヨハン・シュトラウス/皇帝円舞曲
ルロイ・アンダーソン/クリスマス・フェスティバル

(アンコール)ルロイ・アンダーソン/フィドル・ファドル

開演時間が書いてないですよね?プログラムも、なんだか変な曲順だと思いませんか?実は前々日の夜からの雪で、東海地方はえらいことになっていたのです。この日は雪もやみ晴天でしたが、高速道路は通行止め。朝8時に名古屋を出た彼らは、5時間かかって御津町にたどり着いたんだそうです。ホールに行くと、1時半開演の予定が2時半に変更になっていました。仕方がないので、いったん家に帰って出直すと、一応2時45分に会場はするものの開演はどうなるか・・・という頼りない状況。なんでも、大物楽器がまだ着いてないそうなのだ。

やっと開演したのは3時過ぎ。打楽器類がないので、プログラムの順序を変更して、まずは楽器紹介。本当は、こうもり、楽器紹介、ロンド・カプリチオーソの順だったんです。小3〜高校生まで96人が乗ったステージは、もう満タン状態!ヴァイオリンの客席側の子はステージの端ぎりぎりだし、一番すみっこの子は、アナウンサーが出入りするたびに席を立たなくちゃならない。指揮者やソリストは、客席の入り口から入って、下からステージに上る始末・・・せまいホールですいませんね。アナウンサーのお姉さんは、この楽団のOGでフルートを吹いていたんだそうです。フルートも5人いますが、それってオケでは多いんじゃない?トップは高校生ぐらいの男の子。ピッコロの子は、金色のフルートを持ってます☆楽器紹介では、男の子が「ホール・ニュー・ワールド」を吹いてくれました。チューバも女の子。最近の女の子のパワーはすごいですね。今朝も、重いチューバをしょってバスまで歩いてきたそうですが、なかなか立派な体格の子なので、佐久桜ちゃんにはならないでしょう。

楽器紹介が終わったところで、楽器搬入のため休憩。でも、トラックがなかなか到着せず、休憩を延長してやっとハープと打楽器が登場しました。あとは、休憩なしのノンストップです。ヴァイオリンのソリストさんも、この楽団のOBで、桐朋学園の4年生。ヴァイオリンを始めたのは4歳!チェリストのお父さん、ヴァイオリニストのお母さんの間に生まれ、家に来る人もみんなヴァイオリンを持っているので、世界中の人がヴァイオリンを弾くものだと思っていたそうです。そうではないことに気づいたのは、小学校に入学してからだとか。「コンクール前なんて多い人は1日に10時間以上練習するそうですけど、ぼくは練習嫌いで、やっても6〜7時間なんですよ。」って、それだって十分すごいじゃん!「ロンド・カプリチオーソ」はサン・サーンス28歳のときの作品。サラサーテは、そのとき10代だったそうだけど・・・やっぱり天才は違うのね。指揮者氏も、本当は4時半の新幹線に乗る予定だったそうですが、「もう、あきらめました。」と笑ってアンコール。終演は5時半でした。私も、次男の塾の時間があるので途中でぬけて帰ろうかと思ったものの、ついつい最後まで聴いちゃいました。


 

蒲郡市吹奏楽団第65回定期演奏会 2005.12.18(日) 蒲郡市民会館・大ホール 14:00

【第1部】
音楽祭のプレリュード:アルフレッド・リード
主よ人の望みの喜びよ:J.S.バッハ/アルフレッド・リード
行進曲「K点を越えて」:高橋伸哉
吹奏楽のための組曲 第1番:グスタフ・ホルスト

【第2部】
ディスコ・キッド:東海林修
ニュー・シネマ・パラダイス:アンドラ・モリコーネ&エンニオ・モリコーネ/大島ミチル
ディズニー・プリンセス・メドレー:アラン・メンケン他/鈴木英史
ウェスト・サイド・ストーリー:レナード・バーンスタイン/岩井直溥

(アンコール)そりすべり

第1部は懐かしい曲が並びます。プログラムにリード氏のプロフィールと訃報、追悼の意を込めて「音楽祭のプレリュード」を演奏する旨が記された紙がはさまれていました。しみじみ。。。。。「K点を越えて」も、この季節に聴くと、また楽しいですね。初めてタイトルを目にしたときは「K点」なんて知りませんでしたが。

休憩にロビーに出ると、折りしも外は天気予報通りの雪。外へ出てはしゃぐ子供たちの姿もありました。

2部は、楽しい演出も交えて進みます。そういえば、ここのプログラム、広告のページに混じって各パートのメンバー募集も載ってるんですね。「求む!!クラリネット吹き」の広告は、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のパロディーです。笑える☆「ディズニー・プリンセス・メドレー」では、12時の鐘の音とともに白いドレスのシンデレラが登場!残された靴に指揮者は当惑顔・・・クラさんたちに尋ねても首を振るばかり。思い切って履いてみたフルートさんは、「はいらないわぁ!」曲中では、女性ソリストたちは全員ティアラをつけて登場。男性奏者のエスコートもつきます。最後には、靴を探しに戻ってきたシンデレラも指揮者のエスコートで退場。

アンコールはアンダーソンの「そりすべり」・・・今日にぴったり!ステージの上からも雪が舞い、手拍子も交えて演奏される中、はっと気がついたら、すぐ横にトナカイさんが!向こうの方ではサンタさんが客席にいて、子供たちにお菓子のプレゼントを配っています。クリスマス・ムードも盛り上がり、楽しくコンサートは終了したのでした。


橋本岳人ミニコンサート 2005.11.27(日) 村松楽器名古屋店・4Fサロン 15:00  ピアノ:加藤真弓  トーク:中野重孝

メンデルスゾーン/無言歌集より  bP 甘い思い出  bQ 浮雲
ドビュッシー/小舟にて
プーランク/愛の小径
エネスコ/カンタービレとプレスト
ピアソラ/ブエノスアイレスの夏・冬

(アンコール)ムーン・リヴァー

ムラマツフルートフェア」2005特別企画です。名古屋フィルハーモニー交響楽団主席奏者・橋本氏のミニコンサート。これに合わせて、クリニックも予約し、主人と娘も一緒に出かけました。年代順に曲が並べてあるんですよね?中野氏のトークもおもしろく、音楽史やフルートの歴史も合わせて解説してくださいました。

1曲目のメンデルスゾーンは1809年生まれ、1847年没。ベーム式フルートは、まだ発明されていません。日本は江戸時代。原曲はピアノ曲ですが、橋本氏がフルート用にアレンジ。甘い美しい旋律の曲です。

ドビュッシーは1862〜1918年。モイーズ氏と同時代。日本は、明治〜大正時代。原曲はピアノ連弾用ですが、フルートをはじめいろいろな楽器で演奏されます。橋本氏の演奏は、テンポゆっくりめで、流れのゆったりした川です。中間部はけっこうはずんで、対比が鮮やかです。

プーランクは1899年生まれ、昭和37年(1962)没。だいぶ身近になってきましたね。デボスト氏と同時代。原曲は歌曲です。このへんで、「今日は、『甘い思い出』とか『愛の小径』とか、ロマンティックな曲が並んでますけど、どうしてですか?」とツッコミが入る。「僕はロマンティストなんですよ。」と、見事な切りかえし。

エネスコは、ルーマニア出身のヴァイオリニスト。明治4年〜昭和30年。パリ音楽院に学び、タファネル氏にこの曲を捧げました。そして、この頃、パリでもベーム式フルートが取り入れられるようになります。名工ルイ・ロットの存在もあり、フルートの黄金時代が築かれます。前半の低音が豊かな響きで素晴らしかったです。

最後はピアソラ。大正10年〜平成4年の人。ほんとについ最近までご存命だったのですね。この曲は1970年の作品。橋本氏もだんだんのってきたのか、私はピアソラが一番いいと思いました。

アンコールは、試奏コーナーに置かれていた24Kに9Kメカのフルートに持ち替えて、「ムーン・リヴァー」を演奏。演奏後、「重いです。」と言っておられました。私も吹いてみたけど、ほんとに重かったです。ちなみに、橋本氏愛用の楽器は、18Kに9Kメカ。主人も、「プロだから当たり前だろうけど、楽器のせいか、ホールのせいか、すごい音量だったなあ!」と感心。(ゴメンネ!いつも私の貧弱な音しか聴かせてあげられなくて。)一方、お嬢様は、じっと座っていることに飽きて、プログラムを切って折り紙で舟を作ったり(「小舟にて」かい?)、ゴロゴロしたり・・・斜め前に同じぐらいの年恰好の女の子がいたけど、その子はちゃ〜んと聴いてたけどなあ。


尾西市民オーケストラ 第60回定期演奏会 2005.9.25(日) 一宮市尾西市民会館 14:00

【第1部】
ドミトリ・ショスタコーヴィチ:祝典序曲(バンダ演奏/岐阜ブラスオルケスター)
櫛田朕之扶:日本の子守唄によるパラフレーズ
アルフレッド・リード:アルメニアン・ダンス パートT
(リード氏追悼演奏 J.S.バッハ/A.リード:主よ、人の望みの喜びよ)

【第2部】
サウス・ランパート・ストリート・パレード
デイ・トリッパー
コーラスラインより Who Am I Anyway〜愛は消えない
美空ひばりメドレー 川の流れのように〜リンゴ追分
チャタヌガ・チュー・チュー
アメリカン・グラフィティー]X

(アンコール)
ジャングル・ファンタジー
星に願いを

やってきました、尾西市民オケ・・・市町村合併でバス停やホールの名称がかわっていたので、ちょっとドキドキしながら来ましたが、いつものホール、いつもの演奏でした。今回は第60回定演ということで、過去に演奏した中からゆかりのある曲が選ばれています。オープニングはクライマックスにバンダが入り、ホール全体が鳴り響くような迫力のある演奏!『日本の子守唄〜』は島原の子守唄にいかにも櫛田氏らしいフルート・ソロがあります。かっこいい〜♪そして、『アルメニアン〜』が終わったあと、プログラムにはないのですが、18日に亡くなったリード氏を偲んで、バッハの『主よ、人の望みの喜びよ』が演奏されました。もちろんリード氏の編曲です。訃報はもちろん知っていましたが、急に実感がわいてきて、しみじみとしてしまいました。曲の前後の拍手はなしです。

第2部は、岩井直溥氏の登場とともに、うって変わって楽しいステージです。『サウスランパート〜』、いきなりピッコロ・ソロです。ジャズっぽいピッコロ・ソロってのも珍しいですよね。かっこいい〜♪『デイ・トリッパー』も、がんがん各楽器のソロが続きます。岩井市のトークも、相変わらずです。「あ、そういえば1曲目のソリストを紹介するのを忘れてました。これや」らないと、後で楽屋で殴られるからね。敬老精神に欠けるのが、この楽団の欠点で・・・」などと笑わせつつ、ソリストを立たせます。来週、10月2日が82歳のお誕生日なのだそうです。『コーラスライン』は、フリューゲル・ホルンからファゴットへろソロをつなぎます。ファゴット・ソロのバラードなんて初めて聴きましたが、ダブル・リード特有の甘く哀愁を帯びた音色で、バラードにはぴったり!次の『リンゴ追分』でも、ちょいソロを聴かせてくれました。『ミセス・ロビンソン』のフルート・ソロもいいな〜!やっぱりフラッターはあきらめずに習得すべきだと思いました。

アンコールは『ジャングル・ファンタジー』いろんな効果音が入って雰囲気を盛り上げる中、アルト・フルートのソロ・・・「今の楽器は、アルト・フルートっていうんです。高いんですよ〜!」はいはい、知ってますってば。普通のフルートのソロもあって、今日はかっこいいフルート・ソロをいっぱい聴いたな〜!


アンサンブル・カラヴィンカ 第3回 演奏会 2005.9.15(木) 岡崎市シビックセンターコンサートホール・コロネット 19:00
                  Fl.丹下さと子  Ob.宮澤 香  Cl.原野千代子  Bn.桑原真知子  Hn.加藤恵三  Pf.加藤希央

フランツ・ダンツィ:木管五重奏曲 ト短調 作品56−2
ウィリアム・ボルコム:ラグ幻想「蛇のキッス」  (ピアノ・ソロ)
ジョルジ・リゲティ:木管五重奏のための6つのバガテル

サミュエル・バーバー:サマー・ミュージック
ジョージ・ガージュイン/小塚憲二:ラプソディー イン ブルー (6重奏)

(アンコール)
夕やけこやけ

元師匠が出るため、なんとか仕事をやりくりし、当番もかわってもらって駆けつける。今回の演奏会は、バスーンの方のトーク入り。曲目解説とともに、日本では〜の時代ですねなどどいう話が興味深い。ちなみに1曲目のダンツィは、伊能忠敬が測量に出発し、十返舎一九が「東海道中膝栗毛」を刊行した年。速いパッセージなど、どのパートもあざやかです。ほれぼれ〜!2曲目の「蛇のキッス」は、ピアノ・ソロ。イブにリンゴを食べさせようと誘惑するヘビを描いた曲らしい。それを意識してか、ピアニストさんは黒の大胆なデザインのドレス。ヘビのタップダンス・シーンもあって、ピアノの蓋を叩いたり、手を叩いたりする箇所もあり、なかなか楽しい曲。しかし、ヘビには足がないのにタップダンスをするのか〜?リゲティは、ユダヤ系ハンガリー人。この曲も、ハンガリー舞曲を取り入れて民族色の濃い作品。日本は昭和20年代。NHKのテレビ放送開始。吉田茂内閣の頃。ピッコロも登場。ファゴットのミュートなんて、初めて見た。布を巻いただけにも見えるけど。

後半は、まずバーバーの「サマーミュージック」・・・この人、ゲイなんだそうです。関係あるのかどうなのか、けだるい雰囲気の曲。最後は6重奏用に編曲された「ラプソディー・イン・ブルー」。編曲者の小塚氏も登場して、お話がありました。けっこうオケに近い響きも感じられて、なかなか聴き応えがありました☆


ブラスト! 2005.9.3(土) 愛知厚生年金会館 13:00

【ACT1】
Intoroduction BOLERO (M.Ravel) ボレロ
All Colors   COLOR WHEEL (J.Lee) カラー・ホイール
Violet      SPIRIT COMPLIMENTARIES (J.Talbott) スピリット・コンプリメンタリーズ
Blue       EVERYBODY LOVES THE BLUES (M.Ferguson/N.Lane) エブリバディ・ラヴズ・ザ・ブルース
Blue       LOSS (D.Ellis) ロス
Green      SIMPLE GIFTS/APPALACHIAN SPRING (A.Copland) シンプル・ギフト/アパラチアの春
Black      BATTERY BATTLE (T.Hannum/J.Lee/P.Rennick) バッテリー・バトル
Black      MEDEA (S.Barber) メディア

【ACT2】
All Colors   COLOR WHEEL TOO (J.Vanderkolff) カラー・ホイール・トゥー
Yellow      GEE OFFICER KRUPKE (L.Bernstein/S.Sondheim) クラプキ巡査
Yellow      LEMONTECH (J.Vanderkolff) レモンテック
Orange     TAGERINAMADIDGE(J.Mason/J.Vanderkolff) タンジェリンアマディッジ
Orange     LAND OF MAKE BELIRVE (C.Mangione) ランド・オブ・メイク・ビリーヴ
Orange     SPIRITUAL OF THE EARTH スピリチュアル・オブ・ディ・アース:
          MARINBA SPIRITUAL (M..Miki)/EARTH BEAT (M.Spiro) マリンバ・スピリチュアル/アース・ビート)
Red       MALAGUENA (E.Lecuona) マラゲーニャ

なんだかすごいものらしいから、一度見ておかなくちゃ!と発売と同時にチケットをとったものの、DVD等映像は全く見たことがなく、予備知識はほとんどゼロ。でも、数日前に見たシエナのDVDに石川直氏がゲストで出ていたのです。その華麗なスティックさばきは、一瞬たりとも目が離せませんでした。そうか、あんなすごいものが生で見れるんだ♪と、わくわくして出かけました。

プログラムを見てわかるように、それぞれの色のイメージでいくつかの場面が構成されています。コンサートとはいえないので、ここに載せるのはやめようかとも思ったのですが、せっかくの体験なので、やっぱり書いておくことにします。ただし、客席は暗いし、息つく暇もないほどエキサイティングなステージだったので、メモなんてとる暇なし。多少の記憶違いや話が前後する部分があるのはご容赦ください。

オープニングは、おなじみの「ボレロ」・・・ドラム・ソロから始まって、最初はフリューゲル・ホルンの旋律です。次第に曲が盛り上がり、クライマックスではラッパが空中を舞い(お口あんぐりです。キャ〜!)、シンバルやティンパニを叩きながらジャンプし、まさしく「爆裂」です!ブルーの場面は、青い椅子を使ったパフォーマンス。「エブリバディ〜」は、バリバリのハイ・トーンのトランペット・ソロ。ノリノリのペット君に、まわりのメンバーは呆れ顔。ソロはぜ〜んぶアドリブなんですって!「ロス」では、上から降りてきた宙吊り状態の椅子の上でのトランペト・ソロ・・・文字通りのブルーなメロディなんだけど、なんだかハラハラしちゃうのは私だけ?ヴィジュアル・アンサンブルっていうのかな?カラーガードやダンス担当のメンバーは、場面ごとに衣装の色が変わったり、扱う小道具が変わったり・・・と、飽きさせません。私が特に気に入ったのは、グリーンの場面で使われた、先にハンドベルのついたスティック。どうして変なときに鳴らないのか不思議だったけど、一方向に振ったときにしか鳴らないようにできているんですって。「バッテリー・バトル」は、パーカッション奏者の一騎打ち。もう殴る蹴るの大乱闘!闘牛の真似をするシーンもあって、笑わせます。次第にドラムの数が増え、一列に並んでの乱打は圧巻。それにしても、パーカッションなんて、ほとんどジャグリングだよ〜!重そうなクオード(ドラムが4つついたやつ)をつけたまま走りまわるし、鉄棒でぐるぐる回りながら叩くし、見てるだけでも息が切れそうです。

休憩中もロビーでパーカッションのパフォーマンスがあるのです。ちょっと出遅れたら、ものすごい黒山の人だかり・・・背の低い私は、全く見えませんでした。でも、ロビーは異常な盛り上がり☆

さて、後半も燃えます!一輪車に乗りながらホルンを吹いたり、旗が飛び交ったり・・・舞台袖から、何回も何回も大きな旗が投げられて、それを舞台でキャッチするのですが、その見事なこと!旗は、楽器のメンバーが投げているんだそうです。オレンジの場面「タンジェリン〜」では、ちょっとイメージが変わって、アボリジニの民俗音楽。シロアリで中が空洞になったユーカリの樹(ディジリドゥ)を吹き鳴らすのですが、吹きながら喋るという不思議な響き。「ランド〜」は、チューバさんのソロで始まるのですが、そこにチョロチョロ登場しては、(僕にも吹かせてよ!)と邪魔をしてまわるお笑い役が一人。「スピリチュアル〜」では、マリンバを中心に打楽器群が爆裂!日本のお祭りめいてきて、盛り上がります。最後の「マラゲーニャ」が終わったとたん、客席総立ち、拍手の嵐・・・そのままメンバーはロビーへ出て行って、またひとしきりパフォーマンス。その後も、握手したり、写真を撮ったり、サインをもらったり・・・と、もう身動きとれないほどの大騒ぎでした。

いや、もうすごいもの見ちゃった!というのが正直な感想です。歌って踊れるラッパ吹きはもう常識。パーカッションなんて、ほとんどジャグリング。宙吊りで吹いて、一輪車に乗って吹いて、鉄棒でぐるぐる回りながら叩いて・・・殴る蹴るの格闘技もあるし。ラッパも放り投げてたし。

よい子は絶対まねをしてはいけません。


富士山河口湖音楽祭2005 シエナ・ウィンド・オーケストラコンサート 2005.8.20(土) 河口湖ステラシアター 17:00
指揮:佐渡裕  ゲスト:奥村愛(Vn)

【第1部】
キャンディード序曲(バーンスタイン)
風紋(保科洋)
シンフォニア・ノビリッシマ(ジェイガー)

【第2部】 「音楽のおもちゃ箱」〜佐渡裕のトークと音楽〜
ディズニー・プリンセス・メドレー(編曲:鈴木英史)
チャルダッシュ(モンティ)/ヴァイオリン演奏:奥村愛
ボディ・パーカッション/出演:シエナ打楽器メンバー
大地讃頌(作曲:佐藤真)
富士山(編曲:古屋幸雄)/合唱:富士山河口湖音楽祭2005特別合唱団

【第3部】
喜びの島(作曲:ドビュッシー 編曲:真島俊夫)
舞踏詩「ラ・ヴァルス」(作曲:ラヴェル 編曲:天野正道)

(アンコール)
マツケン・サンバ
星条旗よ永遠なれ

週末を利用して、河口湖に家族で1泊旅行。一番の目的は、もちろんコレです!去年の花博では、せっかくピッコロをしょっていったのに帰りの時間の都合でアンコールまでいられなかったのです。今回は、絶対「星条旗」を吹くぞ〜!と気合が入ってます。無理やり付き合わされる子供たちには悪いけど。それでも、長男は、「この指揮者、すごい有名だら?僕でも知っとる。」などと言ってます。そうでしょうとも!野外コンサートで、まだ明るいので、娘は席で本など読んでるし。(こいつぅ〜!まあ、とりあえず静かにしてるからいいか。)客席を見回すと、プレ演奏に出演した中高生を除くと、楽器ケースらしきものを持ってる人は思ったより少ない感じ。数人右にサックスの女の子。斜め前あたりにトランペットらしき男性。ういちゃったらやだな〜、とちょっとドキドキする。

さて、黒できめたシエナのメンバーと佐渡氏の登場です。ピッコロは、もちろん西田紀子さん。私たちの席からフルートの方を見ると、ちょうど柱がじゃまなんですよ。でも、なんとかぎりぎりピッコロは見える位置をGET!佐渡氏って、振り始めにあまり時間をとらなくて、いきなり入る感じですよね。「キャンディード序曲」「風紋」とさくさく進んで、1部の最後は「シンフォニア・ノビリッシマ」・・・ついこの間コンクールで吹いたばかりなので、思わず感情移入しちゃいます。クライマックスにさしかかった頃、蝶が1匹佐渡氏の頭上をふわふわ飛んでいったので、見とれていたら最後のトリルになっちゃった。指を見たかったんだけど、遠いしよくわからなかった。でも、左小指は動かしてなくて、右手のトリル・キイのみだったみたい。

休憩時、ショップを物色。Tシャツもかなり心が動いたんだけど、我慢。DVDを買う。

2部は、まず奥村愛さんのヴァイオリン・ソロで2曲。ヴァイオリン・ソロ用に編曲した「ディズニー・プリンセス・メドレー」と「チャルダッシュ」。「ディズニー〜」の途中で、けっこう風が強くなって、奥村さんの楽譜がひらひら・・・洗濯バサミで止めてあるから飛んではいかないんだけど、めくれちゃって見にくそう。弾きながら楽器で押さえたりしてたんだけど、隣のクラの女性が自分が使ってた大きな三角定規で押さえてHELP。よく見たら、シエナのメンバー、みんな製図で使うような大きな三角定規で楽譜を押さえてるのよね。重みはあるし、透けて譜面は見えるし、これいいよね。私も今度買おうかな。曲の合間にはトーク。「大勢のお客さんで緊張しませんか?」との質問に、「はい、こんな風に上から見られるのは緊張しますね。」「そうでしょう。動物園のサルになったみたいですよね。」(笑)「チャルダッシュ」は、赤い電子ヴァイオリンに持ち替えて演奏。電子ヴァイオリン、初めて聴きました。ボディ・パーカッションでお笑いをとった後は、合唱つきで「大地讃頌」と「富士山」。「富士山」はピッコロ&フルートの凝ったオブリガードが入ったおしゃれな編曲です。会場の皆さんもご一緒に〜♪ステージ前に手書きの歌詞も登場です。

3部が始まる頃になると、会場のあちこちでストラップをかけたり、リードをくわえたり・・・と準備態勢に入る気配。私も出遅れてはならぬ!と楽器を組み立てて待機。それを見た長男が、「それ、なんていう楽器?フルートじゃないよね。フルートじゃないのも吹けるの?」だって。あんた、いったい何年私の息子をやってるんだい!?3部は、「喜びの島」と「ラ・ヴァルス」・・・最近フランス音楽がマイ・ブームだったので感激!「喜びの島」は、フルート・ソロで始まります。かっこいい〜!曲が終わった後、佐渡氏が立たせて拍手がきてました。

アンコールは、なかなか始まらず気をもたせるな〜、と思ったら、キンキラキンの衣装でマツケンサンバ♪そのままの格好で「星条旗」に突入!私もステージ前に行って吹きました。指揮で参加のお子様たちや、タンバリンなど小物打楽器で参加の人々も。ハーモニカや鍵盤ハーモニカの人もいました。そうか、その手があったのか!わざわざ重い楽器をしょってこなくてもいいんだ。でも、一番目立ってたのは、アイーダトランペットにタイガースの旗を下げてきた男性でした。テンポ速めで、ちょっとついてくのがつらかったけど、念願かなって大満足!(次回は、事前にもっと練習しとこう。。。。。)曲が終わると同時に花火も上がって、とっても盛り上がりました☆


ジェームズ・ゴールウェイ〜リサイタルと協奏曲の夕べ〜 2005.6.2(木) 愛知県芸術劇場コンサートホール 18:45
フルート・指揮:ジェームズ・ゴールウェイ
フルート:ジニー・ゴールウェイ  ピアノ:フィリップ・モル  ハープ:吉野直子  管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団

【第1部:リサイタル】
F.プーランク:ソナタ(フルートとピアノのための)
C.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女、月の光、小舟にて
F.&K.ドップラー:ハンガリー幻想曲(2本のフルートとピアノのための)op.35

(アンコール)浜辺の歌(2Fl&Pf)
        ゴダール:アレグレット
        熊蜂の飛行

【第2部:協奏曲】
D.チマローザ:2本のフルートのための協奏曲 ト長調

(アンコール)モーツァルト:トルコ行進曲

W.A.モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299

(アンコール)白鳥
       ロンドンデリーの歌
       バディネリ

前回のリサイタルでは2階席(S席なのに〜!)で遠かったので、今回は1列目にしてみました。登場したジミーと目が合い、(私に笑いかけたに違いない!)と確信して、ついつい笑顔を返してしまうのでありました。前回よりも、さらに恰幅がよくおなりになったかしら?最前列は、いろいろなものがよく見えて楽しいです。しかしながら、アンブシュアや指をよく観察しようと思いつつも、ついついジミーの黒エナメル靴の足先(特に左足)に目線が行ってしまうのでありました。だって、目の高さがちょうどそのへんだし、彼は吹きながらよく動きませんか?プーランクの1楽章の出だしも、彼独特のねばり方を聴きつつ、(あ、つま先立ってる!)とか思うのでありました。3楽章も、拍子をとったり背伸びをしたり・・・「亜麻色の髪の乙女」は、最後のロングトーンをそのまま終わらず、わざわざHighAsに上がって伸ばす・・・で、そのまま楽器を下ろさずに「月の光」。ドビュッシーの3曲は、組曲風に演奏されました。奥様のジニーは、茶系の生地の上に花柄レースを重ねたドレス。2人でアイコンタクトをとりつつ、息の合った演奏です。

第1部のプログラムが終わったところで、「スペシャル・アンコール・フォー・ユー」ということで、まずフルート2本とピアノで「浜辺の歌」・・・すごい技巧的な編曲です。それから、ジミーとピアノのモル氏で、ゴダールの「アレグレット」と「熊蜂の飛行」・・・「熊蜂〜」は2人とも暗譜で、十八番なんだな〜!と改めて思いました。もちろん、ものすごいスピード!!

さて、休憩の間にオケ席が準備されます。譜面まで読めそうなほど近くて、やっぱりなんだかウレシイ♪譜面と一緒になにやら小さめの紙が置いてある・・・曲順やアンコールが書いてあるのかな〜?コンマスさんだけ、椅子が違うのね。コンマスさんとチェロ・パートだけ、ピアノ用みたいなしっかりした椅子でした。コンマスさんの動きもよく見えるし、ジミーとコンマスさんがアイコンタクトしてるのも、よく見えます。ヴァイオリンのお姉さま方のドレスも、細かいデザインまでよく見えて楽しい♪中にはヴァイオリンじゃなくて二胡を持たせた方が似合うような衣装の方も・・・ジニーさんは、今度はシャンパンカラーのレースのドレスで登場です。彼女は、こういう色のドレスが好きなのかな〜?前回も、そうだったし。チマローザが終わったあと、「ベリー・スペシャル・アンコール」ということで、「トルコ行進曲」が演奏されます。これがね、席のせいか、fになったところでホルンが大音量で聴こえてきて、フルート2本がかなり技巧的なことをやってるのに、よく聴こえないのよね。繰り返されても、同じ。心の中で「ホルン、もっと小さく!」と千秋様のようにつぶやいていたら、いきなりホルン氏がリピートを間違えて、失笑をかってました。

ハープの吉野氏は、金色のビスチェと若草色のスカートで登場。あでやか〜!吉野氏の美しい腕の動きもよく見えて、満足です♪最後のアンコールは(って、いったいどれだけアンコールがあるんでしょうね。)、まず「白鳥」。フルートとチェロの演奏に、後半はチェロ・パートの旋律が重なります。2曲目は、「フェイマス・アイリッシュ・メロディ」ということで、これまた十八番の「ロンドンデリーの歌」。最後の消え入るようなディミネンドは、やっぱりつま先立ってました。そして、締めくくりは、またまたすごいスピードの「バディネリ」・・・サービス精神旺盛なジミーに、満場の拍手喝采で演奏会は終わり、私はまたまたダッシュで名古屋の街を走ったのでありました。


めいおんサクソフォンカルテット演奏会 2005.5.28(土) 豊川市文化会館 14:30

織田 英子:東回りの風  1:As I walked out 2:Zappy 3:Green Sleves 4:Old Dancs
小桜 秀爾:Capriccio for Saxophone quartet T:Andante U:lietamente V:(表題なし) W:Tempo di valse X:Allegro
入江 允:四重奏曲第1番(初演) T:Allegro U:子守唄 V:Scherzo

三浦 真里:ティータイムの画集 T:窓辺のプレリュード U:薄もやのコラール V:夢の中で W:フーガとリズム
R.ブートリー:Improvisations
B.バルトーク(黒川圭一 編曲):ルーマニア民族舞曲
                      T:棒踊り U:飾り帯の踊り V:足踏み踊り W:ブチュム人の踊り X:ルーマニア風ポルカ W:速い踊り

(アンコール)情熱大陸

うちの楽団のコンミス嬢が出るので行ってみたコンサート。バルトークが聴きたいと思ったのですが、あとは知らない曲ばっかりのマニアックなプログラム・・・そうだよなあ。よく考えたら、サックスの曲って新しいものばかりなんだ。それでも、1曲目「東回りの風」は、イギリスの古い民謡やルネッサンス舞曲をもとにしたもの。2曲目も、第1楽章なんてアルビノーニのアダージョを思わせるような美しい旋律です。3曲目は、木曽川周辺の子守唄や一宮、北設楽のわらべ歌をモチーフにしています。終わったところで、客席から作曲者が出てきてあいさつ。でも、突然のことで緊張してたみたい。シャイな方なのね。

休憩後1曲目は、女性作曲家らしい軽い優しい雰囲気の曲。サティの「ジュ・トゥ・ヴ」みたい。ブートリになって、やっと我がコンミス嬢のご登場!テナー・サックスが1本加わって、五重奏です。最後のバルトークは、さらにアルトが加わって六重奏。この曲、やっぱりおもしろいなあ・・・譜面だけは持ってるのよね。

アンコールはノリノリの「情熱大陸」・・・あとでコンミス嬢にきいたら、前日に譜面を渡されて、ほとんど初見状態だったそうですが、全然わかりませんでした。


蟹江吹奏楽団 第28回 スプリングコンサート 2005.5.15(日) 蟹江中央公民館 13:30

【T部 シンフォニックステージ】
ハノーヴァーフェスティバル:P.スパーク
デリー地方のアイルランド民謡:P.A.グレインジャー/R.M.ロジャース編曲
序曲「春の猟犬」:A.リード

【U部 GR(ジャイアント・ロボ)ステージ】
「GR」より シンフォニック・セレクション:天野正道
「GR」より 明日への希望:天野正道

【V部 ポピュラーステージ】

「故郷」によるパラフレーズ:真島俊夫・後藤洋・森田一浩・小長谷宗一
映画「ハウルの動く城」テーマ 人生のメリーゴーランド:久石譲/小島里美編曲
グレン・ミラー・メドレー 茶色の小びん〜イン・ザ・ムード〜タキシード・ジャンクション〜アメリカン・パトロール〜ムーンライト・セレナーデ:岩井直溥編曲
モンゴル国歌幻想曲:辻井直幸編曲
九ちゃんグラフィティ 上を向いて歩こう〜ともだち〜明日があるさ〜見上げてごらん夜の星を:杉浦邦弘編曲

(アンコール)
主よ、人の望みの喜びよ
ドラえもん
ディスコ・キッド

ネット友だちのともこさん所属の蟹江吹奏楽団・・・コンクールでは、ずっとご一緒していましたが、初めてコンサートに行ってみました。久々の近鉄に緊張しつつ乗ってたどり着きましたが、名古屋から近鉄蟹江まで10分、駅から公民館も徒歩10分ほどと案外近いんです。受付でCDケースを渡されて、まずびっくり!これがプログラムなんです。CDを入れるべき場所にはメッセージ・カードが入っていて、これに住所を書いて申し込むと今日のライブ録音のCDを無料で送ってくれるって〜!さっそく申し込んできたけど。さらに、話にはきいていたけど、コンサートの途中で抽選会(チケットに抽選番号が入ってる)があるそうで、ロビーに賞品が飾ってある。今回の1等は愛知万博のペア・チケット、2等はDVDプレイヤー・・・娘は、当てるつもりで真剣に眺めてるけど。それにしても、蟹吹さん、サービスよすぎ〜!!

さて、オープニングはスパークの華やかな曲。ピッコロ&フルートも景気よく細かい音符が並びます。うわさのピッコロさん、ツヤがある音で、しかもキレがよくて、上手ね〜!「六宿」のハイトーンでひいひい言ってる自分が恥ずかしくなりました。修行せねば。司会はコンサート実行委員長の「蟹吹のヨン様」です。2曲目のロンドンデリー・・・その昔、息が続かなくて苦しんだソロは、おじ様(本日、金のフルート☆)が見事にこなす。はいはい、私なんて、まだ青いです。未熟者です。「春の猟犬」は、なかなかのテンポ!指揮の先生、飛び跳ねてます。一度なんて、舞台から落ちるかと思って、ひやっとしましたが、前の席のおば様たちに受けること!(このおば様たちのリアクションがおもしろくて、アナウンス聞きながら笑ってしまいました。)

2部の司会は、さきほどのピッコロさんこと「蟹吹のチェ・ジウ」さんです。さっそく、おば様たちから、「ほんとキレイな子やね〜!」というリアクション。しかし、「GR」ってのは演奏するのも疲れるだろうけど、聴くのもけっこう疲れます。大曲ねぇ・・・うちの楽団でやるって言い出さないことを祈るわ。

3部は、指揮の先生の司会。さすがというかなんというか、しゃべりはお好きなのだそうです。「故郷」は、楽器紹介にも使える編曲。最後の方は、「火星」や「ボレロ」になってて、笑えます。この「ボレロ」の部分がよくできててねえ・・・ほんと、「故郷」だけど「ボレロ」なんです。「ハウル」はピアノ・ソロも入れたオシャレなアレンジ。そして、「グレン・ミラー・メドレー」をやりながら、お楽しみ抽選会です。先生、キッコロのバイザーをかぶり、音の出るスティックまで持って大熱演!結局抽選には当たりませんが、盛り上がって楽しかったです。当たるつもりでいた娘は不満で、アンケートの評価を下げてましたが。プログラムの最後は、懐かしい九ちゃんのメドレー。で、アンコールがバッハとドラえもんで終わるかと思いきや、なんと最後に「ディスコ・キッド」〜!パーカッションのアドリブ・ソロも入って、ノリノリの演奏でした♪


バグパイプ・ミニコンサート 2005.2.6(日) 14:00 おかざき世界子ども美術博物館 演奏者:多田敬一

スコットランド・ブレーブス
ダーク・アイランド
水戸黄門〜大きな古時計
スカイボート・ソング
グリーンフィールズ・オブ・チロル
アメイジング・グレース

おかざき世界子ども美術博物館で「音と遊びのアート展」ていうのをやっていて、何回かミニコンサートもあるんです。子ども向けの展示なので、コンサートも前で寝転がって聴いてもいいよ、なんて気軽なもの。ほんとうに寝転がって聴いている子や、音にびっくりして泣き出す赤ちゃんもいました。

まずは、「スコットランド・ブレーブス」を演奏しながら、多田氏の登場。もちろんキルトを着用しています。1曲目がマーチだったので、2曲目はスロー・エアーといわれるゆったりしたテンポの曲。これ、なんとなく「イエロー・サブマリン」に似てます。曲の間には、バグパイプヤ衣装についてのトークも。多田氏が着ている赤いタータンチェックのキルトは、本来ロイヤルなんとかという英国王室ご用達のもの。エリザベス女王来日の折に御前演奏をして着用の許可をいただいた、由緒正しいものなんですって。「水戸黄門」と「大きな古時計」のメドレーは傑作!あの独特の装飾音と音階で演奏すると、たちまちスコットランド民謡っぽくなるのね。「大きな古時計」は、午前の部の演奏でリクエストがあったので、慌てて練習したというお話でした。子どもたちにバグパイプを演奏させてくれたり、展示品の太鼓を叩いてもらってバグパイプと合わせたり・・・など、楽しい雰囲気で進みます。本来外国の楽器なので、楽器の作りも大きめサイズ。穴の間隔が広く押さえるのが大変とか。指の付け根の方で穴をふさぐんですわ。そういえば、トラヴェルソも穴の間隔が広いもんな。最後の曲は、「アメイジング・グレース」・・・『白い巨塔』の曲ね、なんてつぶやきも聞こえます。

質問タイムもありました。「衣装のマントみたいな部分は、楽器とつながってるんですか?」・・・別なんですけど、「ブレイブ・ハート」という映画に出てきたような昔のキルトは、1枚の長い布で、スカート部分からマントまでつながっているんですよね。あれは、長〜い布を床に広げておいて、その上を寝転がって体に巻いていくんですよ。おもしろいでしょう?(うん、笑える。床の上をゴロゴロするメル・ギブソンとか想像したら、もっと笑える。)「バグパイプ奏者は、男性ばかりなんですか?」・・・いえ、女性もいますよ。私のグループにも3人いますし。外国にも普通にいますね。カナダなんて、ミニスカート軍団があたりまえですよ。(会場から、おおっ!というどよめきがあがる。)

コンサート終了後は、駆け寄った子どもたちに囲まれ、楽器をさわらせてくれていました。


第1回 Flute Ensemble AngeLique ファミリーコンサート 2005.1.30(日) 11:00 岡崎市民会館 リハーサル室 1号室  

 1 おもちゃのシンフォニー(4重奏)
 2 メヌエット〜アルルの女(2重奏)
 3 愛のあいさつ(2重奏)
 4 ジョイフルクリスマスメドレー(4重奏)
 5 ピアノ演奏 渚のアデリーヌ(あおいちゃんバージョン)

 6 ドラえもんのうた〜ハム太郎とっとこうた〜アンパンマンのテーマ(3重奏+歌)
 7 プラムナード〜組曲『展覧会の絵』(2重奏)
 8 ザ・シンコペーテッド・クロック(4重奏)
 9 愛を感じて〜映画『ライオンキング』より(2重奏+ピアノ)
10 美女と野獣(4重奏)

デッチさん所属のフルート・アンサンブル「アンジェリーク」の演奏会に行ってきました。余裕を持って出かけたのに、なぜか国1が大渋滞。。。。。遅刻かとあせりましたが、なんとかセーフ!開演に間に合いました。プログラムにも1枚1枚違うデザインのディズニー・キャラクターや音符のシールが貼ってあって、手作り感いっぱい。アットホームな感じのコンサートでした。

「おもちゃのシンフォニー」は、原曲の雰囲気がよく出たかわいいアレンジ。デッチさんは、1st?高音がけっこうひらひらしてましたが、がんばっていらっしゃいました。「アルルの女」は難しいアレンジ。おなじみの1stはもちろん、2ndも大変そう。「クリスマスメドレー」は、ちょっと季節はずれだけど、山下達郎の曲が入ってたり、ちょっとジャシーなアレンジもしてあったりと、楽しい編曲。「渚のアデリーヌ」は、デッチさんのお嬢さんの演奏。小3だそうだけど、すっごい上手!「上手、上手♪」とほめてたら、うちの娘が怒ってましたが。

休憩をはさんで、アニメのメドレーは小さなお嬢さん3人の歌入り。一番小さな子は、まだ舌が回らない感じで、会場の微笑をさそってました。「ザ・シンコペーテッド・クロック」は、デッチさん、主旋律を毎晩練習したそうで・・・司会の奥様がばらしてプレッシャーを与えてました。最後の「美女と野獣」は、今、御津吹でも練習してる曲。きれいにまとめてコンサート終了。

デッチさんご一家は、総出演でしたね。ご苦労様!


蒲郡市市制50周年記念・市吹ファミリー・音たまニューイヤーコンサート 2005.1.3(月) 14:00 蒲郡市民会館大ホール

【第1部】 蒲郡市吹奏楽団ステージ
スター・パズル・マーチ/小長谷宗一
フックト・オン・ボレロ(楽器紹介編)/編曲:小島里美
ウィーンはいつもウィーン/ヨハン・シュランメル:伊藤直樹
バレエ組曲「くるみ割り人形」より 花のワルツ:チャイコフスキー:木村吉宏
バレエ組曲「青銅の騎士」より/レインゴリト・グリエール:林紀人
       ・導入部  ・元老院広場にて  ・広場での踊り  ・踊りの情景  ・偉大なる都市への賛歌

【第2部】 蒲郡市シニア吹奏楽団ステージ
いずみたくヒットメドレー/いずみたく:小島里美
追憶のテーマ/マーヴィン・ハムリッシュ
幻想的描写曲「ペルシャの市場にて」/アルバート・ケテルビー

      合同演奏ステージ
「冬のソナタ」より はじめから今まで/ユ・ヘジュン、オ・ソクジュン:小島里美
行進曲「威風堂々」第1番/エドワード・エルガー

(アンコール)76本のトロンボーン

ベルリンやウィーンじゃないですけど、行ってきました、ニューイヤーコンサート!正月早々、大ホールには、かなりのお客さんが入ってます。まずは蒲吹の演奏。ニューイヤーコンサートらしい上品な演奏です。「ウィーンはいつもウィーン」とか「花のワルツ」とか、それっぽい曲も並んでます。

シニアの演奏は初めて聴きましたが、いいですよ〜!いずみたくメドレーは泣けますね・・・私、こっちの世代に近いんだ。「見上げてごらん夜の星を」から始まって、「手のひらを太陽に」は手拍子♪トランペットやサックスのソロも見事です。フルートには銀髪の素敵なおばあちゃまがいるし、ピッコロの人もうまいよ〜!

合同ステージは、ジュニアも参加して100人以上がステージにのりました。アンコールは9本のトロンボーンがずらっと前に並んで、「76本のトロンボーン」。星条旗の部分では、ピッコロさんも4人前へ出て吹いてました。

 

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