コンサート日記(2003年)

 

楽器クリニック・サックス編・サックス奏者によるコンサート 2003.12.13(土) 10:30 御津町中央公民館・町民ホール
          ソプラノ&アルト・サックス:亀井明良 テナー・サックス:桜井牧男 バリトン・サックス:小森伸二 アルト・サックス:森山ニ奈

1.DANSE PAIENNE/P.Sciortino
2.MINUETTO/G.Bolzoni
3.『万葉』より/櫛田朕之扶
4.PHEDRE OVERTURE/J.Massenet
5.MARCHE Militaire/F.Schubert
6.『OROHEUS OVERTURE』より/J.Offenbach

(アンコール)
・君をのせて
・THE CIRCUS BEE/Henry Fillmore

御津吹主催で行ったサックス・クリニック。午前中は、コンサートです。1〜3は、プロの先生方による4重奏。4は御津吹のサックスのメンバーも加えた6重奏。5・6・アンコールは9重奏です。途中、ヤナギサワの方とのトークまでありました。アルト・サックスのパーツは約600個。フルートよりも多いそうだけど、本当?

午後は、パート別の講習会とアンサンブルの公開レッスン。私は、バリトン・サックスのレッスンを聴講しました。フルートと共通することもあれば、(えっ、サックスってそうなの!?)とびっくりすることもあって、なかなか楽しかったです。アンブシュアは変に力まずに自然に・・・で、高い音を吹くときもそのままで。って、これ私がいつも先生に言われていることじゃん。ヴィブラートの練習もしてみましょう。サックスのヴィブラートは、あごでかけます。(えっ?知らなかった。)テンポ60に4つ入れられるようになったら、少しずつはやくして、76で4つ入れられるようになればいいでしょう。mf以上の音量で練習してくださいね。あと、首や肩の力を抜いてリラックスする体操など・・・うん、これはフルートにも役立ちそう。


豊橋ウィンドアンサンブル・第17回プロムナードコンサート 2003.11.16(日) 13:30 ライフポートとよはしコンサートホール

【1】
・鳥の人〜風の谷のナウシカ〜  久石 譲/編曲 磯崎 敦博
・時の踊り〜歌劇「ジョコンダ」〜  A.ポンキエリ/編曲 D.ベネット
・カートゥーン・ミュージック  P.グラハム

【2】
・音楽物語「ピノキオ」  原作 C.コッローディ/作曲 L.ハーリーン/編曲 西谷 伸二

【3】
・手塚アニメ・セレクションより ジャングル大帝〜リボンの騎士  冨田 勲/編曲 杉浦 邦弘
・ディズニー・プリンセス・メドレー  A.メンケン他/編曲 鈴木 英史
・サムホエア・アウト・ゼア〜アメリカ物語〜  J.ホーナー他/編曲 西谷 伸二
・「千と千尋の神隠し」メドレー  久石 譲、木村 弓/編曲 小島 里美

娘連れだったので、2部までしか聴けませんでした。長編アニメ特集ということで、会場にはお子様もいっぱい。立ち見も出るほどです。「鳥の人」は、いきなりピッコロ目立ちますね。「カートゥーン・ミュージック」は、「トムとジェリー」を思わせるようなコミカルな曲。クラシックの名曲のフレーズも、あちこちにちりばめられています。「ピノキオ」は、語りもさすがにうまくて、ピノキオが人間になれたラストは感動しました☆


ジェームズ・ゴールウェイ・フルートリサイタル 2003.10.17(金) 18:45 愛知県芸術劇場コンサートホール ※ピアノ:フィリップ・モル

・シューベルト:「しぼめる花」の主題による序奏と変奏 ホ短調 D.802  ★は奥様のジニー・ゴルウェイとの共演
・モルラッキ:スイスの羊飼い
・ドップラー:ハンガリー田園幻想曲 op.26
・ブリッチャルディ:ヴェネツィアの謝肉祭 op.77

・タファネル:ウェーバー「魔弾の射手」の主題による幻想曲
★ドップラー:リゴレット幻想曲 op.38
・ボルヌ:カルメン幻想曲

(アンコール)
★ゴーベール:ギリシャのディヴェルティメント
★浜辺の歌
・白鳥
★モーツァルト:トルコ行進曲
・ダニー・ボーイ
・熊蜂の飛行

ジェームズ・ゴールウェイである。“キング・オブ・フルート”である。発売と同時にチケットをとり、(何があっても行くぞ!)と固く決心していた。先に行われた東京公演も素晴らしかったらしく、「神様がそこに舞い降りてきて吹いているようだった」との感想も。高まる期待☆しかし、当日は6時間目まで授業がある。時休をとったものの、あーだこーだしているうちに電車の時間がやばくなり、駅までダッシュ!必死の思いで飛び乗った。

無事にホールまでたどり着くと、エスカレーターの下とホールの入り口で、分厚いチラシの束をくれる。ロビーでは、プログラムとCDを売り場が、近寄れないほどの大盛況。CDもちょっと割引だし、お買い上げの御客様には終演後サイン会があるのだそうだ。食指は動くが、明日の予定を考えると、またダッシュで帰らなくちゃならないのは分かってるし、CDも今持ってるものとけっこう重複してる。あまりの人ごみに、その時点で意欲をなくして挫折。。。。。席に向かう。2階席というのでぶーたれていたが、このホールの2階は1階から続いているようなつくりで、思ったほどステージから遠くない。おまけに真正面なので、(ジミー様と目線があっちゃうかも☆)と、やや気をよくして、さっきもらったチラシを物色する。(おお!12月に高木綾子さんのリサイタルがあるではないか!行きたいなあ。でも、仕事的に苦しい日程だなあ・・・)などと考えていると、すぐ下の1階席(11列目ぐらい)に見覚えのある顔が。(あれは、従妹をはじめとする隣市の楽団のフルート・パート御一行様では?)下りていくと、やっぱりそう。「なんで、こんないい席なの?私は2階なのに。」ときくと、(一方的思い込み)宿命のライバル・A氏のお力なのだそうだ。そのA氏は、今、新幹線でこちらに向かっているという。やはりA氏、侮りがたし。おまけに、彼女たちはサイン会にも行く雰囲気で盛り上がっている。いいな〜!

さて、5分ほど遅れて開演。ジミーの登場である。(あれ?ちょっと恰幅がよくなったかしら?)「しぼめる花」の出だしからスゴイ!ppなのにホールが鳴ってる。あんな音、どうやったら出るんだろうねえ。吹きながら、体の向きが微妙にかわる・・・ほとんど180度回転してるんじゃないだろうか?端っこの席の人たちへのサービスかしらね?なにしろこのホール、ステージを取り囲んで360度座席があるのだ。ジミーの後姿しか見えないような位置にも席がある。さすがに吹きながら後ろは向かなかったけど。「スイスの羊飼い」が終わったところで、妙に丁寧に汗を拭き、笑いをとる。演奏についてのコメントは、正直書けませんわ。あんな神業としか思えない演奏について、私ごときが何を言えるでしょうか?

後半、「リゴレット幻想曲」になって、奥様のジニーが登場!プラチナブロンドっていうの?髪と同じ色のドレス。ハイヒールをはいているのかもしれないけど、ジミーよりも背が高いぐらいで、素敵なプロポーション。胸の谷間もくっきり☆(なに見に行ってるの?)さすがに息の合ったデュエットで、終わった後はほっぺにチュッ!手をつないで仲良くご挨拶。モル氏がつまらなそうにしているので、3人で手をつないでもう一度ご挨拶。「カルメン幻想曲」で鮮やかにプログラムを終えた後は、次から次へとてんこ盛りのアンコール♪「白鳥」では、2回目の旋律はオクターヴ上のハイトーン。highHの美しいロングトーン・・・感涙ものです。ダニーボーイの最後の音の消え方も、美しい。あれ、力を抜いてじゃなくて、左足にしっかりと、一番力がかかって、デミヌエンドしていくんだそうです。デュエット、ソロ取り混ぜて、なんと6曲のアンコール!お腹いっぱいになって帰途につけば、頭の中では「リゴレット」の『女心の歌』がグ〜ルグル。か・ぜ・のなかの〜♪と歌い始めるんですが、途中で歌詞が分からなくなっちゃって、最後は冷蔵庫のCMになってしまう自分が、ちょっと悲しかったです。(大昔にあったのよ。*タチのれ〜いとうれいぞうこ♪ってやつ。)


トウキョウ・ウィンズ・コンサート 2003.10.13(月) 14:00 蒲郡市民会館中ホール
          フルート:岩佐 和弘、オーボエ:和久井 仁、クラリネット:赤坂 達三、ファゴット:藤井田 旬、ホルン:小川 正毅

・管楽五重奏のための17の変奏曲 作品22/ダマーズ
・「子どもの領分」より 第6曲 ゴリウォーグのケークウォーク/ドビュッシー
<楽器紹介>
・カノン/パッヘルベル
・ハンガリーの古い舞曲/ファルカッシュ

・「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー/ロジャース、ビル・ホルコンブ編曲
・歌劇「ポーギーとベス」メドレー/ガーシュイン、ビル・ホルコンブ編曲

(アンコール)
・ノベレッラ/プーランク
・小さな黒んぼ/ドビュッシー
・ロンドンデリーの歌/アイルランド民謡

午前中、休日出勤して・・・忙しかったんだけど、やっぱり行きたくて行った。生の赤坂達三さんは、写真よりハンサムである。岩佐氏のフルートは、山吹色がまぶしかった☆

1曲目は、ダマーズ。ダマーズ、いいなあ。私も発表会がすんだら、ダマーズやろう!とか勝手に決めてる。2曲目の前で、岩佐氏がポケットからなにやら・・・おお!あれは噂に聞く「ハーデル」ではないかっ!?金色に見えるけど、特注品なんだろうか?Hのロングトーンが終わったところで、またはずしてたけど。その次は楽器紹介。岩佐氏の「アルルの女」・・・・美しい〜♪全部聴かせてほしい。オーボエは「白鳥の湖」、ファゴットは・・・分かんないけど、なんか日本民謡っぽい、と思ったら、アニメの「日本昔話」でおもしろい系のお話のときに流れるBGMでした。クラは「ラプソディー・イン・ブルー」、ホルンはモーツァルトのホルン協奏曲をバルブのないナチュラルホルンとフレンチホルンの両方で吹いてくれました。前半最後は「ハンガリーの古い舞曲」。速めのテンポでどんどん進むので、このテンポでは終曲はどうなることか、とハラハラしてしまいました。終曲も、もちろんすごいスピードで、クラとフルートの超絶技巧!いや〜、さすがプロ!!

後半は、趣を変えてミュージカルのメドレー。「サウンド・オブ・ミュージック」は、だいたい原作に出てくる順番の曲順で、最後の「すべての山に登れ」の前に今までの曲のフレーズがちょっとずつ現れるのがオシャレな編曲でした。「ポギーとベス」は、オーボエの和久井さんが好きな曲というだけに、オーボエの聴かせどころがいっぱい!「サマータイム」も泣けました。。。。。

アンコールも3曲で、サービス満点!プーランクはキレイな曲。アンコールでやるんじゃ、もったいないぐらい。「小さな黒んぼ」は、御津吹のサックス・アンサンブルで聴いたときはアメリカっぽいジャジーな曲だな〜、と思ったけど、木五で聴くと、やっぱりドビュッシー、おフランスって感じ。


尾西市民オーケストラ・第56回定期演奏会 2003.9.28(日) 14:00 尾西市民会館ホール

【第1部】
・交響詩 フィンランディア/ジャン・シベリウス
・エル・サロン・メヒコ/アーロン・コープランド

【第2部】 上越市民吹奏楽団
・東北地方の民謡によるコラージュ/櫛田 朕之扶
・大阪俗謡による幻想曲/大栗 裕

【第3部】 指揮・編曲:岩井 直溥
・禿山の一夜
・ルート101
・バードランド
・メモリー
・スーザ・マーチ・カーニバル
・アメリカン・グラフティー]V〜ミュージカル・メドレー〜
 (ハロー・ドーリー!〜ブロードウェイの子守歌〜私の彼氏〜キャバレー)

(アンコール)
・アメリカン・グラフティー
・星に願いを

今回、娘と2人で行きました。姉妹バンドの新潟県・上越市民吹奏楽団とのジョイント・コンサートだそうです。第1部は尾西市民オケ、第2部は上越市吹、第3部の最後の2曲が合同演奏という構成です。

「フィンランディア」の途中で「この曲、コワイ・・・」とマジで半ベソをかく娘。ティンパニのロールが延々と続くところです。「エル・サロン・メヒコ」の最後は、ピッコロhighHの連続。kyon♪さん、すごすぎ〜!上越のステージは、日本の曲です。娘は「お祭り、お祭り♪」と喜んでおりました。フルートのトップの人、うまい〜!「大阪俗謡」はピッコロ2本(?)、しっかり聴かせていただきました。岩井先生、相変わらずお元気☆ソロの方たちもみんな達者で感心しました。ノリノリのスーザでは、娘は岩井先生のお言葉に正直に、座席で踊りまくっておりました。


磯貝俊幸・サロンコンサート 2003.6.29(日) 13:00 音楽会館・4F・サロン  ※ピアノ:若田奈巳

・エネスコ/カンタービレとプレスト
・ラフマニノフ/ヴォカリーズ
・ビゼー/間奏曲
・イベール/小品
・ゴーベール/ノクターンとアレグロスケルツァンド
・ボルン/カルメンファンタジー

ムラマツのサマーブリーズフェアー特別企画でございます。磯貝氏のプロフィールを見ると、なんと私の元師匠についておられる。つまり兄弟弟子ってことね。(って、威張ってどうする?)会場には元師匠の姿もあり、あれはプレッシャーだろうな〜!童顔を隠すためヒゲをのばすようにしたそうだけど、確かにヒゲがなかったら、この方かなりかわいらしい顔かも。ムラマツのK氏は、曲の合間に「この曲の楽譜のお求めは3階で・・・」などと、さりげなく宣伝しつつ司会をする。そのうち突然、「そういえば、お互いに忘れていたけど約束がありましたよね。24Kのフルートでなにか吹くって。」と言い出し、ゴーベールを18Kで吹くことに。磯貝氏にはいい迷惑だっだでしょうが、この吹き比べもおもしろかったです。

プログラムが終わったら、もうワンポイント・レッスンの時間です。実は14:00から私。「ちょっとすいません・・・3分ほど待ってくださいね。」って、当然よね、ハードすぎ。「どなたかのレッスン、受けてるんですか?」「今、なにやってるんですか?」等きかれ、いきなり「じゃあ、ソノリテやってみてください。」おお〜!いきなりソノリテかあ〜!!で、「吹きすぎですね。特に上唇とほっぺたの辺に力入ってます。」と、核心をつく指摘。「もっとmp〜mfの練習をしてください。」「お腹は力入れて。」「肩の力はぬいて。」「『い』の口じゃなくて『お』の口で。」・・・等々ひたすらソノリテでした。高音の出し方のモンダイもやっぱこのへんにあるんだろうなあ。永遠のテーマは“脱力”かあ。


蒲郡市吹奏楽団・第61回定期演奏会  2003.6.15(日) 14:00 蒲郡市民会館・大ホール

【第T部】
・マーチ「ベスト・フレンド」/松浦信吾
・ウィナーズ〜吹奏楽のための行進曲/諏訪雅彦
・ゴッド・スピード/S.メリロ
・映画「千と千尋の神隠し」より いつも何度でも/木村弓  ※ゲスト:三浦菊枝(メゾソプラノ)
・オンブラ・マイ・フ/G.F.ヘンデル
・歌劇「カルメン」より 闘牛士、ハバネラ
・歌劇「トゥーランドット」より/G.プッチーニ

【第U部】 ジョン・ウィリアムズ特集
・映画「スター・ウォーズ」より メイン・タイトル
・ニュー・イングランド聖歌
・映画「1941」より 「1941」マーチ
・映画「ジュラシック・パーク」より サウンドトラック・ハイライト
・映画「ハリー・ポッターと賢者の石」より 交響組曲「ハリー・ポッター」

(アンコール)
・イギリス民謡による行進曲/高橋宏樹
・ひょっこりひょうたん島

開演30分前に着いたにもかかわらず、すごい人!大駐車場は満車。臨時駐車場も、かなり入ってました。中ホールでもなにかあったみたいだけど、大ホールがほぼ満席。でも、いい席は招待客y講演会会員用なのよ。ずるいわ〜!思いがけない方にも会いました。受付で、前の職場の上司にばったり!きけば、職場のIさんのお嬢さんが出演するとのこと。そういえば、弦バスやってるって言ってたな。しっかりチェックしなくては。あと、Iさんも見かけたし、近所の元プロ・フルーティストのS氏の奥様にも会いました。S氏は出てないはずだけど、トレーナーとかでかかわってるのかな?お嬢さんも吹奏楽やってるから、お付き合いかも。

全体的にはかなりの人数の楽団なんだけど、フルートは2人。2人でとっかえひっかえ、すごい勢いでピッコロとの持ち替えをしていました。(お手伝いしましょうか?)トップの方は、かなりの腕前とみました。よく音が通るし、クラやオーボエと一緒のソロでも、この人の方が目立ってる。

ゲストはメゾソプラノの方です。「いつも何度でも」は、ハープのみの伴奏。「オンブラ・マイフ」はフル・バンド」の伴奏。次の「カルメン」は、バンドが「闘牛士の歌」を演奏した後に登場して「ハバネラ」を歌い始めたんだけど、それまでと表情が違う。カルメンの顔なのよ!ちょっとハスキーめの声なので、カルメンなんか本当に似合いそうよね。

「トゥーランドット」は、またバンドのみの演奏でした。こういうへんてこな東洋趣味の曲って、わりと好きだな。フルート、すっごいソロがありました。ハイトーンの連続で、最後はhigh−Hの伸ばしなのよ〜!もう、すごい。私、ぜったいハイトーンの練習する。

2部は、ジョン・ウィリアムズ特集で盛り上がり、アンコールは「イギリス民謡による行進曲」と「ひょっこりひょうたん島」。アンコールの前に、どっとメンバーが下がったな・・・と思っていたら、ひょうたん島では衣装もつけて踊れや歌えの大熱演。指揮のH先生までかぶりものをしてました。


東海市吹奏楽団・第31回定期演奏会  2003.6.1(日) 14:00 大府市勤労文化会館・もちのきホール

【第T部】
・Cheers!(乾杯!)/J.スタンプ
・シンフォニックバンドのためのパッサカリア/兼田 敏
・入り江の物語/J.L.ホゼイ  1.ジェームズタウン 2.ヨークタウン 3.ボルチモア港 4.アナポリス
・吹奏楽のためのプレリュード〜「時計台の鐘」の旋律による/鈴木英史
・アイヴァンホー/B.アッペルモント  1.騎士道のおきて 2.忠義か愛か 3.戦いとフィナーレ

【第U部】
・イギリス民謡による行進曲/高橋宏樹
・マーチ「ベスト・フレンド」/松浦信吾
・「GR]よりシンフォニック・セレクション/天野正道

(アンコール)
・キラキラ星変奏曲/天野正道
・Wedding Dance/J.プレス

なかなか聴き応えのあるプログラムでございますね。「パッサカリア」は、やっぱり名曲ですわ。うちの楽団の定演の候補曲にはあがったんですが、吹きこなせずボツになってしまったのが残念です。「入り江の物語」は初めて聴きましたが、アメリカの歴史的な出来事を描写した作品。いきなりネイティブ・アメリカンのドラムとフルートの旋律。なかなかいいですわ。「アイヴァンホー」も初めての曲ですが、こちらはリチャード1世の時代を描いた歴史小説に登場する架空の人物。馬を駆って疾走する騎士を思わせる、素敵な曲です。

最近話題の「GR」、かっこいいですね〜!途中、合唱も入ったりなんかします。アンコールも天野氏の作品で、軽快な「キラキラ星」でした。


新城吹奏楽団・第58回定期演奏会  2003.5.11(日) 14:00 新城文化会館・大ホール

【T】
・コラールとトッカータ/D.ウィリス
・エル・カミーノ・レアル/A.リード
・交響曲第1番より第4楽章/J.ブラームス

【U】
・皇帝円舞曲/J.シュトラウス
・スラブ舞曲 Op.72−2・第10番 ホ短調/A.ドボルザーク
・バレエ「白鳥の湖」より ハンガリー舞曲「チャルダッシュ」/P.I.チャイコフスキー
・ボレロ/M.ラベル
・ジェラシー/J.ガーデ
・マイアミ・ビーチ・ルンバ/I.フィールズ
・エル・クンバンチェロ/R.フェルナンデス

(アンコール)地上の星

う〜ん、なかなか重いプログラム。フルートのおじさま、がんばっておられました。ブラームスのソロ、美しいです。

「ボレロ」・・・やっぱり血が騒ぎますね〜!スネア・ドラムの女の子、最初から最後まで一人で叩いていました。冒頭のソロといい、フルート、またまたおいしいです♪

「エル・クンバンチェロ」も、フルートのパート・ソロがいい。うちも、やりたいなあ・・・


アンサンブル カラヴィンカ演奏会 Vol.1  2003.2.16(日) 14:00 岡崎市シビックセンターコンサートホール・コロネット

・3つの小品/ジャック・イベール
・《夜のガスパール〜アロイジウス・ベルトランによる3つの音詩》より<スカルボ>/モーリス・ラヴェル
・《鏡》より<道化師の朝の歌>/モーリス・ラヴェル

・日本の歌/中川良平:編曲 リンゴ追分〜早春賦〜春よ来い〜春が来た
・夜想曲のための3つの小品/ウジェーヌ・ボザ
・六重奏曲(ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのための)/フランシス・プーランク

(アンコール)ジュ・トゥ・ヴ/エリック・サティ

師匠が出るんで、出かけた演奏会。さて、「カラヴィンカ」とは何ぞや?(“ぴあ”のお姉さんは、ず〜っと「アンサンブル カサブランカ」と言ってました。)プログラムの解説によると、「仏説阿弥陀経」に登場する極楽世界を象徴する鳥「迦陵頻伽(かりょうびんが)」のサンスクリット語なのだそうです。美しい声で鳴く架空の鳥だとか。な〜んて素敵なネーミング!

さて、イベール(木管5重奏)は、1曲目などちょっとジャズっぽい趣きもあるオシャレな曲。けっこう高音がガンガン出てくるんですけど、至近距離で聴いてても、それが直接響いてくる感じではなくて、ちゃんと他の音とブレンドされて、まったりと響いてくるの〜!2曲目の出だしはは、フルートとクラリネットの掛け合いの美しいソロが延々と続きました。すごいぞ、先生!ラヴェルの2曲は、ピアノ独奏。ピアノの方は、素敵な黒いドレスでした。

「日本の歌」は6重奏。リンゴ追分は、フルートの旋律が主体です。この旋律は、泣かせますねえ〜!これが演歌調にならず、「追分」風に歌ってるところが、やっぱり先生すごいです。最後は、「春が来た!」の台詞入り。今の季節にぴったりですね。ボザは、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットの4重奏。メロディのきれいな曲です。プーランクの6重奏は、去年パユの演奏で聴きました。超絶技巧ですね。

アンコールはサティで、まったり終了。どの楽器にもソロがある、アンコール向けの編曲ですね。私一人だったら先生に花束を買ったんだけど、今回は主人と娘も一緒だったんで予算オーバーで・・・ちょっと残念。

 

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