× | 会場の設備については事前に何度か確認を行ったが、思わぬ伏兵にあってしまった。それは「生徒機のヘッドセットがない!」ことだった。教室は普段語学には使用していなかったとのことで、生徒の過半は音声のない状態でのワークショップとなってしまい、申し訳ないこととなった。救いは、イヤホンを持っていた受講者が半分弱いたことだ。 |
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○ | テーマを複数提案し、選んでもらう方法は成功したと思う。講師としては「Web News などを取り込んで活用」に思った以上に得票があり、結果としても満足度が高かった。 |
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○ | 直前のワークショップとの間に20分の休憩があったので、それを利用して受講者と意見交換しながら「今の内にTalkiesにアクセスして置いてください。」とお願いすることで、かなりスムーズに講習に入れた。 |
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× | 上記の裏返しで、休憩時間から講習へ境目のない導入となってしまい、スタッフから「ちゃんと自己紹介や、趣旨説明をしてから始めるべきだ」との指摘を頂いた。まったくその通りだと反省した。 |
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× | テーマに採用した「シャドーイング」については、Talkiesの字幕表示・非表示ボタンの機能説明で終わってしまい、その機能でどの様に授業するのかの部分を省略してしまった。その結果「希望者」が9名であったものが、「興味深かった」が3名に落ち込んでしまった。機能だけでなく、どの様な授業ができるのかの実践的イメージがわく程度の踏み込みが必要だったと反省している。 |
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△ | 講師としては多聴多読が本命だった。予想通り希望者も18名と最多だった。結果は9名にとどまってしまった。アンケートの記述に「選びやすい工夫を」「分野や長さもしぼれて授業に使えそうだ」「うまく活用すると、大変価値のある素材になる」などがあり、「うまく活用する」「選びやすい工夫」のあたりへのソリューションがまだまだ弱いと実感した。 |
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△ | 「語彙文法項目別例文コーパスSCoRE活用」にきちんと触れることができなくて残念なことになった。というのも、九州から来られたある高校の先生と話す機会があって、「語彙文法項目別例文コーパスSCoRE活用」の話をしたところ、「これならすぐにでも授業に使える。」「例文をコピペでプリントにしてクローズテストがすぐにできる」「それに音声付で、読み上げてくれるし」と盛り上がったからだ。 |
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○ | 「Web News などを取り込んで活用」の満足度の高さには、音質のよさもあるようだ。以前に比べて「不自然さ」が一気になくなった感があることも大きいと思われる。ある先生は「今までは HOYA の Global Voice を使っていたが、取り入れてみようと思う」と感想を書き込んでいた。「TOEIC の Reading Part に使用できそう」など、音声のない素材でもTalkiesに取り込めば音声字幕付で提示できることから、先生の授業イメージを広げることに成功したと思われる。 |
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◇ | 会場を回って手伝ってくれるスタッフが当初は1人でしたが、他の会議が早く終わり、3〜4人の先生が駆けつけてくれました。おかげで、途中で迷ってしまった講習者のフォローができ、感謝している。 |
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◇ | このワークショップは翌日のシンポジウムとセットで行なった。それにより字幕付き映像利用というチャンク提示法の理論的背景と実践的教授法とTalkiesの操作習得の三者がうまく結合したと思っている。もし機会があれば、ワークショップを2コマ頂戴して、1回目が「Talkiesの操作習得」、2回目が「理論と教授法の授業実践」と連続したいと考えている。 |