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2014/10/19 ミングル(Mingle) バージョンアップ


最新バージョンの入手はこちらから
version 1.0.2.9




 使い勝手と、リーダビリティ計測の正確さを改善しました。




 リーダビリティ計測ソフト・ミングル(Mingle)には、リーダビリティ公式史上初めてのものが3つあります。

 ひとつ目は、ヒトの認知特性(ワーキングメモリ)を原理にしていることです。認知心理学(Baddeley)や認知科学(Card)によれば、ワーキングメモリの聴覚性短期記憶の認知特性は2秒の時間制限にあるとされています。つまり2秒程度の音声の塊(チャンク chunk)を処理することが最適な状態であると言うことです。ミングルは、この認知特性をベースにしてリーダビリティを測るように設計しました。読んだときの内声の塊(chunk of inner voice)が2秒を越えるような書き方のテキストは読みにくさが増大するわけです。
 この原理的な展開により、従来の多くのリーダビリティが何を測っていたのかが明確になりました。もっとも有名なリーダビリティ公式で、マイクロソフトのワードにも標準装備されているフレッシュキンケード(Flesch-Kincaid)公式は、音節と単語とセンテンスの数を数えていますが、それだけの表面的な数値で「なぜ読みやすさが推測できるのか」を明らかにできたことです。
 ちなみに、マイクロソフト・ワードが出力するリーダビリティ値はいろいろ問題があることが分かっていますので、厳密な研究用にはお勧めできません。この件は、できるだけ早い時期に発表する予定です。

 ふたつ目は、日本人向けとして初めての本格的なリーダビリティ公式だと言うことです。これまでも多くの熱心な研究者が日本人向けリーダビリティ公式を試作しています。私もいろいろと勉強させていただきましたが、残念ながら普遍性や説得力に欠けている面があり、普及していないようです。多くの研究者や授業運営者は未だに英語母語話者向けのリーダビリティ公式を使っている現実があります。しかし、英語母語話者向けの公式が、外国語として英語を学習する日本人に適用できるはずがありませんし、そのことは多くの研究者が自覚していることです。この現状を打開できるかどうかは未定ですが、すでに身近な先生方の研究や実践に使われ始めています。

 みっつ目は、複数のリーダビリティ公式の値を同時に測定し、グラフ表示することです。リーダビリティ公式は「どれが正しいか」ではなく、「どの場面、どの対象者にはどの公式が適しているか」と言う価値基準で見なければなりません。そのためには、ひとつのテキストに対する複数のリーダビリティ公式の値を同時に表示し比較できなければなりません。それを実現するためにミングルができたわけです。では、同じテキストに対してどうして複数のリーダビリティ値が必要なのでしょうか? それはテキストの利用目的によるからです。学校の勉学用のテキストは、学ぶ者の今の学力より少しだけ難しくなければ勉強になりませんが、病院や役所などが発行する市民向けの説明書は、一般社会人が無理なく理解できなければなりません。また、契約や規約に関するものは「読みやすさ」よりも「正確さ」が要求されます。ミングルに始めて搭載したMGJP(Mint Grade Level for Japanese Students)は日本での英語教育向けに開発したものですから、小中高大と英語学習を段階的に継続する生徒や学生を対象としています。この公式を、英語母語話者向け学校教育用に作成されたMGEN(Mint Grade Level for English Native Speakers)と比べると、日本人英語学習者と英米母語話者の読解特性の差異が明らかになるかもしれません。これは、今後の課題にしています。



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