2006/10/14-15 高崎五万石騒動研究会が作品展

2006/10/14-15 高崎五万石騒動研究会が作品展

高崎五万石騒動研究会は１０月１４－１５日の二日間にわたって行なわれた高崎市城址公民館主催の第３回作品展に参加し、会員の佐藤行男さんが模写した復刻紙芝居「高崎五万石騒動」を展示すると共に、電子紙芝居の上映を行なった。

佐藤行男さんは五万石騒動の犠牲者である大総代・佐藤三喜蔵の子孫で、細野格城著「高崎五萬石騒動」の現代語訳出版を手がける中、原本が紛失しスライドだけが残っていた紙芝居を模写するとともに、物語の山場を伝える場面を数枚描き足すなどした総数５０枚余りの復刻模写紙芝居を完成させたもので、この日がはじめての公開となった。

電子紙芝居は残存していたスライドなどをもとにミントアプリケーションズがMediaCDにしたもので、朗読につれて字幕が表示されページをめくるように絵が切り替わる仕組みになっていて、字幕と俳優の吹き込みとが相まって、動画ばやりの昨今にあっても聴衆を引きつけながら内容をきちんと伝える作りになっている。このMediaCDは２１日に出版記念講演会を開催した後書店で販売されることになっている。

作品展には近隣の住民が三々五々訪れ、「昔、高崎にはこんなことがあったんですね、うちに帰って子どもたちにも見せてやります」などと、さっそく電子紙芝居のMediaCDを手にしていた。

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