LET 関東支部 第115回 研究大会 報告


日時 2005/6/4 (土)
会場 慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎

一斉授業と個別学習を融合させる
ソフトウェアとコンテンツ

神田明延 (首都大学東京)
田淵龍二 (ミント学習教室)

このドキュメントには、原稿の締め切りや分量の都合で、大会報告集(発表要綱)に載らなかった情報と、当日、田淵が行なう実演内容の概要を記載しています


 もくじ
  1. 先行的実践教育研究
  2. Call Mint Studio
  3. ネット上の公開コンテンツ(VOA など)を使った e-Learning
  4. 無理なく発話を促す3ステップスピーキング
  5. 単語帳の自動生成
  6. オーサリング機能で教材編集
  7. 再び Call Mint Studio
  8. 連絡先

  
 1 先行的実践教育研究もどる
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  • この4月以来、先行的実践教育研究を実施
  • まだ、数回の授業実績しかないが、概ね良好な滑り出しを見せている
  • 今後は、夏のLET全国大会での報告に向けて、それぞれの現場へのサポート充実をめざす
  • 先行的実践教育研究への参加希望者、希望校募集
  • さらに、ミントアプリケーションズが東通産業と提携して、CALL 教室へのプレーヤーミントのインストールと、教材を電子化して CALL 教室で利用可能にするオンデマンドサービスを開始 Call Mint Studio


プレーヤーミントによる先行的実践教育研究実施事例 

データの先頭に付いている○数字は以下の項目を表す
@教材, A出版社, B教師, C学校, D教室, E音響, F視覚, Gメディア, H著作権など

  1. @Select Readings, Aオックスフォード大学出版, B神田明延他, C首都大学東京, DCALL教室, E教室備え付けスピーカー、ヘッドセット, Fスクリーン、CALLの画面転送機能, GCALL にインストール, H実践教育研究用限定
  2. @Faster Reading for Better Comprehension,
    A成美堂, B塩谷幸子, C法政大学, D教員PCのみのLL教室, E教室備付スピーカー、ヘッドセット, F黒板、プロジェクタ、スクリーン、パソコンモニター, GMediaCD, H市販品
  3. @メディアネット,
    AVOAなど, B栄本和子, C関東学院大学, DCAI教室, E, Fスクリーン、センターモニター, Gインターネット、WebCD, H公開
  4. @朗読マザーグース,
    Aミント学習教室, B益谷真, C敬和学園大学人文学部, Dパソコン教室, E教室備付スピーカー, Fプロジェクター,白板,インタラクティブユニット, GMediaCD, H市販品
  5. @音の辞典4899,
    Aミント学習教室, B神田明延他, C首都大学東京, DCALL教室, E教室備付スピーカー、ヘッドセット, Fスクリーン、CALL画面転送, GCALL にインストール, H市販品
  6. @Different Voices,
    A金星堂, B小沢奈美恵, C立正大学(経済学部), DCALL 教室, E教室備付スピーカー、パソコン内臓スピーカー, Fスクリーン、パソコンモニター, GMedia CD 配布, H実践教育研究用限定
  7. @朗読絵本ふしぎの国のアリス,
    Aミント学習教室, B田淵龍二, Cミント学習教室, D一般教室, Eラジカセ, Fパソコンモニター, GVCD(仮想ディスク), H市販品
  8. @Exceed English Series,
    A三省堂, B岩崎勝美, C狭山経済高校, DCALL 教室, E教室備付スピーカー、ヘッドセット, Fセンターモニター, GMediaCD, H検定教科書
  9. @アメリカヴァーチャル体験(動画),
    A育英新社, B田中幸子, C神奈川大学, Dパソコン教室, E教室備付スピーカー、パソコン内臓スピーカ, Fプロジェクタ、スクリーン、パソコンモニター, GMediaCD, H実践研究用限定


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ここでは、教科書の例として 高校検定教科書
Exceed(三省堂)の MediaCD 」を紹介
電子教科書(ハイパーテキスト)から操作

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オープニング画面


電子教科書(ハイパーテキスト)とプレーヤーミント


文字を提示しながら再生中のプレーヤーミント
  
 2 Call Mint Studioもどる
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  • Call Mint Studio とは、学校教育で教科書として利用中の教材を、そのまま電子化して CALL システムで動作させるオンデマンドサービス
  • 学校のカリキュラムそのものに合致した授業や自宅学習を実現
  • この秋(後期)からの授業で利用可能


現在の授業を まるごと 電子化 


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ここには持ってこれないが、首都大学の CALL で、
Select Readings」(オックスフォード大学出版)が稼動中

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 3 ネット上の公開コンテンツ(VOA など)を使った e-Learningもどる
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  • ミントアプリケーションズのサービスの一つ、メディアネットフォーラムに参加すると、ネット上の公開コンテンツを使った e-Learning が実現
  • 現在、VOA の英語放送 Special English を使った体験版を公開中
  • 体験はこちらから


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ここでは、あらかじめダウンロードしておいた
VOA ニュース Special English から「Elvis Presley」を
プレーヤーミントの動作と、VOA の関連ページで紹介

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メディアネットフォーラムにある VOA ニュースの登録リスト


VOA の関連ページ


文字を提示しながら再生中のプレーヤーミント
  
 4 無理なく発話を促す3ステップスピーキングもどる
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  • よく知られている発話方法「リピートアフター」(模範音声に続けて、学習者が真似して発話する)の2ステップ( @ 模範音声 ⇒ A 模倣発話 )に先行して、学習者の自己発話を実施するのが、プレーヤーミントの新機能「3ステップスピーキング」( @ 先行発話 ⇒ A 模範音声 ⇒ B 模倣発話 )
  • 模範音声に、先立って、学習者が英文を見ながらの自己発話を行なうことで、自己とネイティブの音声の違いを意識化させ、最後の自己発話で、改善させることで、学習効率のアップと、自己発話を強く動機付ける


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ここでは、さきほど紹介した
VOA ニュース の「Elvis Presley」を利用

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先行発話     ⇒    模範音声     ⇒    模倣発話
  
 5 単語帳の自動生成もどる
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  • 学校教育などの現場で使っている英文テキストから、単語を自動的に抽出して、プレーヤーミントで利用するサービス
  • ミントアプリケーションズが新規に開発した「音の辞典6800」には、児童英語から大学入試レベル、さらにはTOEIC対策用のものまで含め、約6800単語を収録
  • 単語のレベルを4段階(基礎、中学、大学受験、TOEIC)に分け、レベルを指定しての単語抽出が可能


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ここでは、さきほど紹介した
VOA ニュース の「Elvis Presley」を再び利用

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テキスト本文から、レベルを設定して単語を抽出


作成した単語帳を再生
  
 6 オーサリング機能で教材編集もどる
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  • プレーヤーミント(プロ版)のオーサリング機能で、授業の準備
  • 主な編集機能
    • 英文、和文、画像の変更
    • フレーズカードの編集(削除、並び替えなど)
    • トラッピング(単語ごとに色分け、伏せ字も可能)
    • マスキング(同じ綴りを一括して着色、伏せ字も可能)
    • 最適選択問題の作成
    • 空所補充問題の作成
    • 語順整序問題の作成
    • 空所三択問題の作成


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ここでは、さきほど紹介した
VOA ニュース の「Elvis Presley」を再び利用して
トラッピングの紹介

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トラッピングの編集窓


設定したトラッピングを再生している様子
  
 7 再び Call Mint Studioもどる
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  • Call Mint Studio を利用すると、ここまで説明してきた3つの機能が授業で実施可能
  • さらに、教科書電子化サービスを利用すると、授業を丸ごと電子化して授業展開が可能
  • これにより、学校のカリキュラムそのものに合致した授業や自宅学習を実現
  • ミントアプリケーションズと東通産業の共同企画で、この秋(後期)からの授業で利用可能
  • Call Mint Studio プロジェクトに参加する出版社を募集中

現在の授業を まるごと 電子化 

Call Mint Studio について詳しくは、東通産業のブースに資料やデモを準備
  
 8 連絡先もどる
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 ミント学習教室   

E-Mail:mint_home_school@mub.biglobe.ne.jp
Site:http://www5b.biglobe.ne.jp/~mint_hs/

〒370-0013 群馬県高崎市萩原町950-31 田淵龍二


 東通産業 

Call Mint Studio のサービス窓口はこちらです

Tel 03-5572-7445
〒106-8551 東京都港区六本木5-16-20