アーシング

 アーシングしました。
 車は、バッテリーの+極は配線されているのですが、-極はボディへと接続されています。つまり、電球を点灯させるとすると、+極はバッテリーの+極に、-極はボディへと接続するば良いということです。
 ですが、ボディは鉄でできています。鉄は伝導率としてはあまり良いものではありません。
 ここで、ボディの鉄を通じて-極を得ずに、鉄以上の伝導率を持つ配線を使って-極を得るようにすることによって-極の接続の抵抗を減らし、電気の流れを良くしてやろうというものです。
 これによって一般的には、ラジオのノイズの低減、エンジンの安定が得られるそうです。また、ヘッドランプのアース(-極)を強化すると明るくなるようです。

 今回付けたインプレッションとしては、正直なところあまり変わらない、と思いました。多少、トルクがアップした気(13インチのタイヤに戻した感じ)がしますが..
 燃費がインチアップによって低下しましたが、これによって多少良くなったようです。

●材料

 今回は、14sqのケーブル4mと、端子を利用しました。このケーブルと端子は、ネット上の通販を利用して購入しました。費用は、自作の割には結構かかってしまいました(約5000円)。
 購入は、素材屋でしました。

1.ケーブル14sq×4m

 14sqの太さのケーブルです。今回は4m用意しましたが、1mほど余りました。
 下の写真を見ると分かりますが、心線は、一般的には細いバラ線によるものですが、これははんだ線のような太さの心線が7、8本によってなっています。なので、切断するときは、ニッパーで数本切ったら、あとは何度か曲げるだけで切れました。
 代用品としては、カー用品店に切り売りされているスピーカーアンプ用の配線や、うちの近くにはなかったですが、ホームセンターにも太いケーブルが売っているようです。

2.端子

 この端子は、14sq-6Mのものです。それと、端子キャップと熱収縮チューブを用意しました。

●作業

1.ケーブルを切る

 ケーブルを実際にエンジンルームに合わせて適当な長さで切ります。今回の目的は抵抗値の低減なので、出来るだけ短く切ります。が、端子の部分として5cmは多く切ることと、走行中の振動による余裕を持たせるようにします。
 今回配線したのは、
  ・カムカバーの純正アース位置
  ・インテークの純正アース位置
  ・ディスビの取り付けねじ
 です。あと、ヘッドランプのアースを探したのですが、見つからなかったのであきらめました。

2.端子の着圧

 次に端子を取り付けます。
 本当は専用の工具を利用して着圧すべきですが、私は持っていないのでプライヤーで無理矢理着圧しました。加えて、たっぷりと(?)はんだをのせて接続しました(下図、下手ですけど..)。

3.取り付け

 あとはすべての配線に端子を取り付けてから、実際に取り付けを行います。
 注意することとしては、
・すでに付いている端子等をヤスリで磨いてゴミを取ると良い。
・ディストリビューターの取り付けねじは取るのに結構大変です。無理矢理取りました。
・熱源からはできるだけ離す。自分はエキマニの上をそのまま通してしまいましたが、今のところ問題はありません。
 くらいです。

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