バッテリー補助コンデンサ

バッテリの瞬間的な電力不足を補う装置が最近流行っていて、それが人によっては効果があるらしい。
それで市販品はとても高価(定価で2万近い)なので、自作しました。
仕組み的には、瞬間的な電力が供給できれば良いので、容量の大きいコンデンサを利用すれば良いと思います。実際の市販品もそういう構造になっているらしいです。(あとは動作を示すLED点灯回路が含まれているだけ)
●必要な道具・部品
必要なモノはだいたい以下のものです。(写真ぼけぼけですみません)
ほとんどあまり部品を使いました。新規に買ったものの総額は800円程度..

- 容量の多いコンデンサ(写真左下)
私が利用したのは、
・25V 2200uF 耐熱105度 × 2 (260円×2)
・25V 470uF 耐熱105度 × 1(200円)
・25V 470uF 耐熱85度 × 2(あまり部品を流用。通常なら100円程度)
を使いました。(価格は地元の部品屋なので高いです。アキバならもっと安い..はず)
これらを並列に接続すれば、容量の単純和で、5810uFほどの容量になります。(最初からこの位の容量のコンデンサが1つあれば良いのですが入手できなかったため、合成しました。)合成容量を5810uFに設定したのは...適当です。あまりに大きい(1Fなど)と逆にコンデンサ自体の充電に負荷がかかってしまうかもしれません。
それとコンデンサは使用すると劣化します。設置場所を考えると耐熱は105度が良いと思います。(85度のものを併用しているのは、家に余っているものを使ったためです)
また、耐圧は10V, 16V, 25V...と種類がありますが16V以上が必要です。
- ケース(0円)
私が使ったケースは、エーモンの部品が入っていた空き箱です。最近のエーモンのケースはこういうものではないですが..
- ヒューズケースとヒューズ(200円+ちょっと)
ヒューズは15Aを利用しました。10Aでも大丈夫だと思います。
※大電流に思いますが、コンデンサが電気を蓄えていない状態は、+と-がショートしている状態と同じです。したがって、かなりの電流が一瞬流れます。
コンデンサ容量から電流が計算できるはずですが、もう物理の知識が衰えてきたので私には分かりません。
今のところ15Aでヒューズ切れはないです。
- リード線(0円)
若干の長さでOKです。が、電流が20Aまでの太さのものを利用します。
- 端子(写真右下、0円)
バッテリーに接続する端子です。
●組み立て
あとは上記の部品をはんだこてを利用してはんだづけします。
回路は簡単なので載せません。すべてのコンデンサを+と-に注意して、並列に付けるだけです。
最後にケースに入れて完成です。上から見るとこんな感じです。
本当は防水加工が理想ですが、私はやっていません。(このケースの隙間から入る位の水の量がエンジンルームに入るとは思えない)

●取り付け
取り付けも簡単。バッテリーの+と-に付けるだけです。
使用したケースが熱に弱そうなのであまり熱くなさそうなところに挟みました。(写真の丸部分)

●インプレッション
取り付けの感想は...あまり分かりません。気分的にはアクセル軽くなったかも、という程度です。
付けて1回しか走行していないので、いつも走る道を通れば、違いが分かるかも。
激安で作れるので、気になる方は挑戦したらどうでしょうか。
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