MDS(マルチディスプレイステーション)の後付

 ヤフオクを見ていたら純正メーカーオプションのMDS本体が出ていたので、5000円で落札。 今同じものが出ると2万円くらいになっているので、運が良かったようです。

●部品
・MDS(液晶モニタ)



 タッチパネル式のモニタ本体です。後ろには、メインのコネクタ2つ(四角の黒いもの)、スピーカー用コネクタ(白い部分)、 ナビ用のリモコン受光部接続(ミニジャック)、ナビコネクタ、TVチューナコネクタ、オーディオコネクタ、NTSC出力コネクタがあります。
 このうち、今回はオーディオコネクタ、NTSC出力コネクタ以外を使用します。
 3枚目の写真はテスト表示です。発色もよく、ちゃんと接続すれば燃費の表示もできます。
 またナビの音声は、通常は車体の運転席側フロントスピーカーから出しますが、音楽と ミックスするのはイヤだったたので、別途スピーカーを用意しました。

・コネクタ

 メインのコネクタに接続するハーネスです。MDSはメーカーオプションのため、MDS装備車は 工場出荷時にすでにコネクタがありますが、ついていないものはコネクタさえありません。
 最初はすべてはんだで接続するつもりでしたが、ミラージュの時に利用していた エアコンハーネスがコネクタにぴったりでしたので、これを利用しました。
 コネクタには電源以外に、様々な信号を入れる必要があります。 フーエル信号、エアコン連動するのであればエアコン信号、ダイアグノシス信号、車速パルスなどなどです。 すべて整備解説書や電機配線図を見て探しました。

・ナビ変換コネクタ

 ALPINEのナビコネクタと、三菱純正のナビコネクタを変換するコネクタです。 ヤフオクで5000円くらいで手に入れました。元々は何のオプションかは分かりませんが、 ちゃんと利用できました。 あとついでにALPINE以外の別メーカーにも接続できるケーブルもついています。
 このケーブルを利用すると、MDSの裏にあるリモコン受光部のデータもちゃんと接続されます。 が、当然ですがタッチパネルには対応しません。

・TVチューナー

 MMCSやMDS用の三菱純正のTVチューナー(TU-8890)です。グランディス等も同じもののようです。
 こっちにはMDSへの接続コネクタ、アンテナコネクタ、外部接続1系統、バックカメラ用映像入力がついています。

・リモコン受光部

 ALPINEのリモコン受光部です。これもヤフオクで入手。 リアシート用に延長する用の部品なのでかなりケーブルが長いです。
 このミニジャックをそのままMDSのコネクタに接続できました。

・通信対応のエアコンコントロールユニット
 通常のエアコンユニットではMDSとの通信はできないので、MDSやMMCS装備車に ついているエアコンユニットが必要です。これもヤフオクで入手しました。 私が利用したのは型番はMR480886HCです。

・小パーツ


 パネルやネジ類です。また、チューナーとMDS間のケーブルも発注しました。
 小パーツたちで5000円程度でした。

●取り付け
 取り付けは、以前ナビのモニタを入れていた純正位置にセットします。 また、各種信号も合わせて取り出します。


 モニタ手前にあるふくらんだものはリモコン受光部です。

●インプレ
 以前のナビのモニタは6.5インチなので若干サイズアップしました。また燃費や走行距離の 記録が取ることができるのでなかなか楽しいです。
 ただ、TVチューナに関しては設置位置が悪いのか、以前のALPINEのものよりは若干感度が 悪いようです。がナビを除いてタッチパネルで操作できるのでなかなか良いです。
 また、モニタが傾いている分、日が当たっているとまぶしくて画面が見えないことがあります。