M.T.P. DDdates the Animation 1-6

01:魔界の見えない学校!!放映日:89'04.15視聴率:9.9%
脚本:小山高生演出:佐藤順一美術:鹿野良行
作監:山本福雄原画:星川信芳 尾鷲英俊 堀内修 直井正博
声の出演※声の出演で背景が灰色で表示されているキャラクターはスタッフロールに名前が出ていないものです。
悪魔くん:三田ゆう子メフィスト2世:古川登志夫百目:室井深雪ファウスト博士:永井一郎
ヨナルデ:田の中勇こうもり猫:難波圭一鳥乙女:片石千春幽子:西原久美子
メフィスト老:亀井三郎情報屋:頓宮恭子貧太:高木優佳埋れ木茂:平野正人
埋れ木エツ子:柳沢三千代埋れ木コハル:川島千代子家獣:平野正人ケルベロス(夢):田中康郎
元ネタ:最新版 「見えない学校の巻」
ちょっと突っ込ませてくれ↓   メフィスト2世ツンデレ度 ツン★★★★★ デレ☆☆☆☆☆
 悪魔くんの初登場シーンの、ベッドから落下する顔が大変かわいいので要チェック。見えない学校の仲間紹介。ヨナルデが……怖ぇ……鳥乙女が尋常じゃなくかわええ……。 そして、魔法陣で召喚初成功。が、「電話で呼べば来るわい。」……そーか、魔界に電話あるんか。ねぇ、ちょっと番号教えてくんない? 前作のメインキャラだった筈の親父は"腰痛"で早々に戦線離脱。……うぉおい。 でもって、メフィスト2世初登場。黒鳥の32回転もメじゃないぜ!という勢いで華麗に回転しながら登場!!(爆笑)……そして初めて見たときの感想。  「何だ?このいかれたデザインの口した、こしゃまっくれた七五三は!」
まさかこれが初恋の人になるとは露とも思わず。 いるでしょ!お仲間が!! さぁ友達になろうぜ!
 放送初回から数回(4話くらいまでかな?)、キャラデザの鈴木さんの修正が入っていると思いますが(憶測で) 作画がとても整っていて、ものすごーくかわいいのです。 それにしても、どー見てもフランス怪奇小説かクトゥルフかという外見の百目が、深雪さなえさんの演技と、画の動きとでかわいくなっているのが、正直すげえと思います。

02:正義の呪文、エロイムエッサイム放映日:89'04.22視聴率:7.6%
脚本:小山高生演出:箕ノ口克己美術:鹿野良行
作監:アベ正己原画:鈴木健之 祝浩司 堀江勝利 一志勝利
声の出演※声の出演で背景が灰色で表示されているキャラクターはスタッフロールに名前が出ていないものです。
悪魔くん:三田ゆう子メフィスト2世:古川登志夫百目:室井深雪ファウスト博士:永井一郎
ヨナルデ:田の中勇鳥乙女:片石千春幽子:西原久美子こうもり猫:難波圭一
ピクシー:川島千代子家獣:平野正人ケルベロス:田中康郎赤ピクシー:西原久美子
元ネタ:?
おい、突っ込むぞコノヤロウ↓  メフィスト2世ツンデレ度 ツン★★★★★ デレ★☆☆☆☆ 「あっ!あいつバカなことを!」
 「おまえの言うことが嘘だったら、死んでもらうからなぁ?」「いいとも!」……友情の始まりはすごい台詞からでした。どーでもいいことですが、シルクハットの構造が謎すぎです。管理人手持ちのシルクハットで、これを実行しようとしたら無理でした。この回は、メフィスト2世のお口の表情がと〜ってもかわいいので要チェックです。 見えない学校の授業内容も素敵すぎます。特に美術のモデルが衝撃です。 ところで、「悪魔人名録」ってなどんな本だ?「ギリシャのオルフェウスは竪琴で(略」……悪魔くんってなぁ、一万年に一人現れるとんでもない悪魔オタクなのか?と、思っていた時期が私にもありました。
VSケルベロスバトルの2世。"俺は知らないからな"なポーズで寝てるふりしてちゃ〜んと見てたり、悪魔くんが人間の身体でケルベロスの尻尾に飛びついてピンチになったらなったで、「あっ!あいつ、バカなことを!!」 ツンデレ発揮!時代を先取りしてます。

03:魔法陣に、出でよ12使徒放映日:89'04.29視聴率:8.1%
脚本:菅良幸演出:山内重保美術:田尻健一 窪田忠雄
作監:直井正博原画:稲葉仁 横田博之 灘直人 小山知洋
声の出演※声の出演で背景が灰色で表示されているキャラクターはスタッフロールに名前が出ていないものです。
悪魔くん:三田ゆう子メフィスト2世:古川登志夫百目:室井深雪ファウスト博士:永井一郎
象人:西尾徳幽子:西原久美子メフィスト老:亀井三郎情報屋:頓宮恭子
貧太:高木優佳埋れ木茂:平野正人埋れ木コハル:川島千代子埋れ木エツ子:柳沢三千代
キリヒト:草尾毅歯痛殿下:二又一成キリヒトの父:戸谷公次キリヒトの母:頓宮恭子32話と別
元ネタ:北欧伝承「歯痛殿下」 (水木先生イラスト、ゲゲゲの鬼太郎国盗り物語にも登場)
うおぉ突っ込むゾウ↓ メフィスト2世ツンデレ度 ツン★★★★☆ デレ★★☆☆☆ 契約成立 「しょーがねぇなぁ、本当に。」
 象人が仲間になった話です。……毎日3度は歯を磨き、夜はちゃんと寝る妹に対し、古代魔法文字に精通した悪魔オタクで、朝の歯磨きはしないわ、夜は寝ないわの兄が虫歯にかからないという、大変教訓的なお話であります。 (睡眠中は虫歯になりやすい条件が揃う為、寝ない方が虫歯になりにくいという歯科学的事実はございますが。なんだかなあ。) ……なんか、このへんからメフィスト2世の「魔力」の方向性が決まったような気が。何だよ!「魔力!角砂糖コロリン!」って!!……よし。コーヒー好きの親父にイタズラするために開発した魔力ってことに決めた。メフィスト老がコーヒーを飲もうとしてる処へ、角砂糖コロリンでコーヒーにどっさり砂糖を盛るんだ。
作画監督の直井さんと云えば、前番組「聖闘士星矢」でキャラデザの姫野荒木コンビに次ぐ美麗キャラを描かれていた方です。この回、マントがなびくシーンなど、尋常のなびき方ではありません。 (象人の声を演じられた西尾さんは、2005年7月19日に亡くなられました。DBのミスターポポも演じられてました……。素敵な声をありがとう!ご冥福をお祈りします。)

04:こうもり猫のワナ放映日:89'05.06視聴率:9.3%
脚本:菅良幸演出:石崎すすむ美術:鹿野良行
作監:丸山泰英原画:町田享子 田中好弘 高橋誠 松原京子
声の出演※声の出演で背景が灰色で表示されているキャラクターはスタッフロールに名前が出ていないものです。
悪魔くん:三田ゆう子メフィスト2世:古川登志夫百目:室井深雪ファウスト博士:永井一郎
ヨナルデ:田の中勇こうもり猫:難波圭一鳥乙女:片石千春象人:西尾徳
家獣:平野正人埋れ木茂:平野正人埋れ木コハル:川島千代子埋れ木エツ子:柳沢三千代
化けガラス:千葉繁航海士:掛川裕彦
元ネタ:山田悪魔くん実写版 「化烏」
突っ込むでやんす↓ メフィスト2世ツンデレ度 ツン★★★★☆ デレ★★☆☆☆立たされ坊主の悪魔くんと百目を学校までおちょくりに来る
 「学校行った〜ッ?」から騒動が始まる、悪魔くんの日常生活がちょ〜っと分かる回です。「ちょちょ〜いのちょいっとくらぁ。」て、どこをどーやってタロットカードの占い結果を変えたのか謎です。こうもり猫。 更に"ソロモンの笛を奪った後の妄想"の鳥乙女のポーズがマニアすぎます。こうもり猫。 そうですか、分かりました。いいからバケツ持って廊下に立ってなさい
 メフィスト2世と埋れ木家の面々、初対面です。玄関先でのエッちゃんとの遣り取り、名前だけじゃなくて、格好も相当だと思うんですが。 おまけ→「ちぇっ!たまには息抜きに遊び相手にでもなってやろうと思ったのにな。」 「じゃ、お兄ちゃんの代わりに、私の遊び相手になって!」  「えっ!い、いやぁ、そ、それは〜……。」……ここで真っ赤になっちゃうところがかわいいよな
気を取り直して「ぉおっと!冗談じゃないぜ!あばよっ!」と走り去ったはいいけれど、「エツ子〜、ラーメンできたわよー!」 で、「ラーメンですかぁ?」ってくるっと戻ってくるあたりもかわいいよなぁ。「じゃあ、おかわり〜。」……なあ、遠慮って知ってっか?
この話では、埋れ木コハル夫人を"ママさん"でなく、"悪魔くんの母ちゃん"と呼称しています。 この回、前半はアポ無しで悪魔くんの家に押しかけ、ラストでわざわざ学校まで来て悪魔くんと百目をおちょくるためだけに登場してますよ。この人は(笑)
 この話の途中から鳥乙女の必殺技が「魔力ハリケーン」から「ピンクハリケーン」に変わります。(ピンクハリケーンが魔力ハリケーンの上位魔法なのかなぁ) 家獣の"太陽光線攻撃"をくらい、悪魔くんから説教を食らう化けガラス(千葉ボイス)の姿が可哀想過ぎる……。 千葉繁さんは、アドリブ名人、キャラ使い分け名人なんで、化けガラスの演技聞いててマジ飽きないです。
……メフィスト2世の言動ついてばっかりほざいてたら、化けガラスについて殆ど語ってねぇ!!

05:怒りの変身、妖虎の出現!!放映日:89'05.13視聴率:7.2%
脚本:岸間信明演出:細田雅弘美術:田尻健一
作監:佐々門信芳原画:佐々門信芳 井上栄作 入好さとる 新岡浩美
声の出演※声の出演で背景が灰色で表示されているキャラクターはスタッフロールに名前が出ていないものです。
悪魔くん:三田ゆう子メフィスト2世:古川登志夫百目:室井深雪ファウスト博士:永井一郎
ヨナルデ:田の中勇家獣:平野正人埋れ木茂:平野正人埋れ木コハル:川島千代子
埋れ木エツ子:柳沢三千代キリヒト:草尾毅情報屋:頓宮恭子貧太:高木優佳
カルマ:岸野幸正少女:渡辺菜生子先生:中友子
元ネタ:最新版 「カルマの巻」
それでは突っ込むとしよう↓    メフィスト2世ツンデレ度 ツン★★★★☆ デレ★★★☆☆ 「俺はもういいだろ!」
 何だーっ!!この豪華な原画陣は!!……管理人的に18話と双璧を成す豪華キャストです。良く見ると、誰がどこのシーンを描いてるのか分かるかも……。 学校で先生が酔いどれてるところを呼びに来る2世は佐々門さん(顔が思いっきり)、カルマ変身の少女は井上さん(っぽい美少女なんだ)、 「こいつはすごいや」と言ってる2世(丸っこくてかわいい)は新岡さん、戦ってる妖虎(良く動くんだこれが)は入好さん、が担当したんじゃなかろーかと勝手に疑っています。 他のとこまで言い出すと、キリがないから端折ります。
 「なんか変なのが出たぞ?酒に、色の変化、虎の力?……は〜ぁ、何だこれは?」変な占い結果が出たところで、百目が「悪魔くん、ラーメンタイムだモン。」お夜食コールです。 で、お茶の間に降りると、いるし。メフィスト2世。しかもラーメン勝手に食ってるし。百目は百目で、自分の分しっかり食ってるし。 電話がかかってきたと思ったら「え〜?父さんが酔っ払って騒いでる?……あ、わ、分かりました。すぐ迎えに行きます。」悪魔くん、受難の回です。 迎えに行ったら行ったで電柱の上で、埋れ木茂!吼えろペン!!悪魔くんのお父様の有難くないパンチラが拝めます。そして悪魔くん滑落。受難にも程があります。
 瓶詰めのカルマを吸い込んでしまって、「……家まで連れて行ってくださらんか」と言う妖虎に「え〜、ごめんだぜそんなの。」
……こら。 自分の親父様くらいの人はお年寄り扱いにならないんですかねぇ。お年寄りには優しくしようね、メフィスト2世。
 虎の姿になり、走り去る妖虎を見て、「追うんだ、メフィスト2世!」 「俺はもういいだろ!!」 これは見事なツンですね。そして後半のバトルシーン。 「メフィスト2世!!やっぱり来てくれたんだね!!」 「…へっ!あのままじゃあママさんの手作りラーメンが食べられそうにないからさ!」見事なツンデレです。  ここで悪魔くんトリビアを1つ。百目の「ぽーん!!」をカルマに吹き飛ばされた後、助けるかのようにカルマの尻尾を切断するハットのこぎり、 戻ってくるシルクハットを被るシーンが、メフィスト2世のツノ、アニメ初お目見えです。 (シルクハットでツノ隠してるんだ!って気付いた時は、ドッキドキしたよ。もう。)
 カルマを倒すために"鉄の粉"と"湿ったオガクズ"を家獣に用意させ、鉄が錆びる時に生じる化学反応熱を利用するとは……
ヌクヌクカイロとおんなじさ!」さすが1万年に1人現れるという悪魔くん!勉強になりますな。
 んでもってラスト。お腹を空かせて帰ってきた3人を、消しゴムかけしてたママさんが「いいところに来たわね〜!」強引に手伝わせます。 悪魔くんベタ塗り係、百目羽根箒係、エッちゃんはペン持ってるから背景かモブ係、するとメフィスト2世はトーン係?(見えないのよ) 契約してすらいない悪魔を酷使!……修羅場の漫画家って恐ろしいですね。

06:なぜ、古代魔法界の英雄が!?放映日:89'05.20視聴率:8.4%
脚本:小山高生演出:菊池一仁美術:鹿野良行
作監:木下和栄原画:茅野京子 阿部順子
声の出演※声の出演で背景が灰色で表示されているキャラクターはスタッフロールに名前が出ていないものです。
悪魔くん:三田ゆう子メフィスト2世:古川登志夫百目:室井深雪ファウスト博士:永井一郎
ヨナルデ:田の中勇青ピクシー:川島千代子赤ピクシー:西原久美子キリヒト:草尾毅
貧太:高木優佳情報屋:頓宮恭子埋れ木茂:平野正人埋れ木エツ子:柳沢三千代
埋れ木コハル:川島千代子ツタンガーメン:堀之紀カー:掛川裕彦ガハハ親分:岸野幸正
ガハハ青:掛川裕彦ガハハ黄色:草尾毅カー(分身):平野正人
元ネタ:最新版 「ピラミッド妖怪の巻」
さあ、それでは突っ込ませてもらおう↓    メフィスト2世ツンデレ度 ツン★★★★☆ デレ★★★★☆ 「やったな!」
 ……この話、悪魔くんの中でも5本の指に入る、好きエピソードなんですわ。……気が付いたら、下に行けば行く程突っ込みが突っ込みの体を成さないほどに 長くなってきてるし。もういいや。この際吼えさせていただきます
 朝っぱらから悪魔くんちの玄関の屋根にいるのもどーかと思いますが、エッちゃんの用意してくれたラーメン抱えて バスの上で喜んでるのもどうかと思います。一応プリンスなんだろ?貴公子ちゃうんかメフィスト2世!!……いやもう何も言うまい。
 このエピソードで、悪魔くんとメフィスト2世の関係、互いの思考が完全に変わります。1〜5話までの経過に加え、 6話脚本の小山さんの力もあって、それがまた自然に変わっていくんです。
 始めの頃、"契約した悪魔は、人間の意志で使役して戦うもの"と、どこかで考えていたであろう悪魔くんの考えが、 "契約した悪魔は仲間であり、信頼し、ともに戦うもの"に変わり、 "どーにも見てられないから手伝ってやる"という、"悪魔>人間"的な、どこか見下した思考パターンで動いていたメフィスト2世の考えが、 "信じてくれる人間がいるから、それに応えて戦う"という、悪魔くんと目線の高さが同じになった思考へと徐々に変わっていきます。
 この経過は、ツノ電撃で大増殖したカーの紫色速乾固定液(それ以外に名称を思いつかなかった……)を2人のマントで避けているシーン、 「メフィスト2世、どうしたらいいんだ!?」 「そんなこと俺が知るか!とにかく一旦退却だ、乗れっ!」の後から加速していきます。 他の仲間は固められ、悪魔くん、メフィスト2世、青ピクシーの3人だけで退却、仕組まれた罠であるピラミッドの中へと入っていく。 頼みの綱のメフィスト2世は、カーにより固められてしまい、悪魔くんは生贄台に乗せられてしまう。 そこへシルクハットの中に隠れていて、メフィスト2世の魂がそこに居ることを知っていた(或いは帽子の中で作戦を立てていたのかも) 青ピクシーが悪魔祓いの薬草をひっさげ、「ソロモンの笛を吹くんだ!!」と小さな身体でやってくる。 「だめだよ……」諦めかける悪魔くんに、「みんなを助けるためにも、ソロモンの笛を吹かなければ、悪魔くん!」励ます青ピクシー。 笛を吹き続ける悪魔くん。始めはわけも分からず吹いていたのかもしれない。それが"これが聞こえる12使徒がいたら、応えてくれ!!誰かいるはずだ、誰か!!" に段々変わっていったのかもしれない。そして動き出すメフィスト2世のシルクハット。奏でられる"死出のメロディー"。 死者であるツタンガーメンは棺に戻り、使役されていたカーは消滅し、その魔力が切れる。 戒めが解け、生贄台から降りて笑顔を向ける悪魔くん。シルクハットを被り直し、ちょっと満足げな顔をするメフィスト2世。 「やったな!」 「メフィスト2世、君のおかげだよ!」手を握り合い、人間と悪魔の"契約"を超えた"信頼"という強い関係で繋がれた2人。 話そのものの面白さも含め、まさに名エピソードです。
 ……そして、ツノ電撃のおかげで動けなかった7話以降、悪魔くんの部屋に入り浸るようになる……のはちょっと違うだろオイ!!
3話以降、しょっちゅうちょっかい出しに来てたけどな、このツンデレめ。

戻れ!