相変わらず安CDの購入が続いているのですが、Amazonの1円CDに加えて昨年からはBOOK・OFFが近所に開店したためバーゲンの105円CDを沢山購入してしまいました。あと、近所のパルコにあった山野楽器が撤退しその跡が、イベントスペースみたいになっているのですが、ある日ふとパルコの垂れ幕に目をやるとCD・LPのセールが行われていることが判明し、開催されている約2ヶ月近くの間に頻繁に通うようになってしまいました。
 それ故に、稀少価値のあるような珍盤・名盤んといったものは殆ど購入しておらず、これといったものはなかったのではないでしょうか。また、ちょっと意外だったのは近所のヤマダ電機にも中古CDのコーナーがあり侮れないという事でした。本田竹広さんのレアなCDをゲット出来たりしました。
 それから、何年ぶりでしょうか?アナログ盤も久しぶりに購入しました。



Jazz In The Charts

V.A.



Membran Music Ltd.
223700-222

Jazz
 某放送局で放映された「スコラ - 音楽の学校」はホストに坂本龍一教授を迎え、テーマを設定して小学生の生徒を対象に音楽のお勉強をするという番組でとても興味深いものでした。初回のテーマは「バッハ」であったので、あまり興味のない私は見ませんでした。第二回目のテーマは「ジャズ」という事で、大変楽しみにしていたのです。
 ゲストに山下洋輔さんと大谷能生さんを迎えて、ジャズの発生過程からフリージャズの世界に突入するまでを四回に亘ってお勉強というものだったのです。
 第一回目はもちろんジャズの発生過程の説明だったのですが、その内容がちょっとお粗末過ぎました。ゲストのお二人もアーリージャズにあまり精通していない様で、すこしばかり曖昧な説明をされていたのですが、もっと驚いたのがテロップで流れた「ジャズの初めてのグループはODJBであった」というものです。これではジャズは白人が創り上げた音楽という事になってしまいます。
 おっとそういえばODJBの音源は所有していなかったと思っていたら、偶然に入手出来たのがこのブックレットタイプのCDです。黒人のミュージシャンはレコーディングを嫌ったために結果的にジャズの初めてのレコーディングは白人のミュージシャンによるものとなってしまったのですが、改めてこのCDで最古なる音源を聞いてしまうと、それ以前の偉大なるミュージシャンがどの様な演奏を行っていたか気にならない人はいないと思います。



Sleepin' Sheep

栗田洋輔



JETS
JETS-1001

J-Jazz
 関西を中心に活動されている栗田洋輔さんは、私が大阪の高槻に住んでいた頃に、近所のカフェに出演されていたので時々ライブに足を運んでいました。しかしながら、アメリカに留学してしまい、私も東京に転勤となり帰国されて再び活動をされているのは知っていたものの、CDをリリースされている事に気づくのが遅れて入手出来ずにいました。
 ある日ギタリストの馬場孝喜さんとお話をしていたところ、参加作品にこのアルバムを挙げられたのです。入手困難になっていたため、無理を承知で馬場孝喜さんに手持ち分がないか探していただくようにお願いしたのですが、結局持っていないというメールを頂き完全に入手を諦めていたのです。
 ところが奇跡がおきました。新譜 Vermilion Field の発売に併せるような形で再プレスされたのです。長い間探していただけに手にしたときの喜びも一入でした。
 しかも昨年のすみだストリートジャズに出演されて、このアルバムを再現するという大変素晴らしいオマケまで付いて来たのです。
 まだ関西以外では注目度が低いサックス奏者かも知れませんが、多くの方々に聞いて頂きたいものです。


黒豹

黑豹樂隊



滾石國際音樂
股份有限公司
RCD067

Asia
 私がC-Popを聞き出した10数年前は、アジアの音楽や映画がちょっとしたブームになっており、CDも色々な国の作品を置いてあるお店が沢山ありました。記憶を手繰り寄せると、新宿にあったバージン・メガストアや渋谷パルコのWAVEあたりが充実していた様に思います。
 テレビも幾つかの番組が存在して、NHKのBSではアジア各国のミュージシャンを毎回ゲストに招くとい大変素晴らしい番組だったのですが、不覚にも番組名を失念しています。ちなみに司会は何故か日野皓正さんというものでした。
 当時は、色々な国からの情報がインターネットも普及していなかったにも関わらず入って来たのですが、中国からはこの黑豹樂隊と崔健という素晴らしいロックミュージシャンがいるという情報が入ってきていたのです。しかしながら当時はそこまで手が回らない状況でした。
 ところがある日急に黑豹樂隊の事が気になりだして色々と探したのですが、Victorから国内盤が発売された2枚目と3枚目のアルバムは簡単に入手できたのですが、竇唯がリードボーカルを担当しているデビュー作は全く見つかりませんでした。
 しかしながら、何と奇跡の復刻がされたのです。中国のロックバンドの復刻の情報など日本に入ってくる訳はないのですが、たまたま香港のネットショップで抱合せが見つからず「黒豹」をキーワードに検索を行なうと復刻されたばかりのこのアルバムがヒットしたのです。しかも9.99ドルという低価格ではありませんか!速攻でポチってしまいました。
 やはり、中国で最も売れたアルバムというのが納得出来る内容です。まだお聞きになった事が無い方は入手できる今のうちに是非どうぞ。私が購入した時よりも1ドル安くなっていますよ。






^^;
ひとヒナタ

熊木杏里



KING
KICS 91400

J-Pop
 すみません。これはちょっと掟破りで単なる中古盤です。でもこのアルバムはとても素晴らしいので紹介させて下さい。しかも、普段は安いCDしか購入しない私がプレミアが付いている初回限定盤を購入という珍しい事を行いました。私が購入したのが7月だったので、昨年の酷暑の原因は私にあるのかも知れませんね。笑。
 実は熊木杏里さんのことは全く知らなかったのですが、とある日曜日の朝に流れたテレビのコマーシャルの歌声に激しく反応してしまったのです。その時は誰が歌っているか判らず、翌週の同じ時間帯にテレビの前で待機していたのです。コマーシャルはニッセイ同和損保のものでその歌声の主が熊木杏里さんだと判ったのです。Wikipedia や YouTube で調べて春隣という曲である事が判りました。
 その YouTube にあるプロモーションビデオの雰囲気がとても素晴らしい感じでDVD付きの初回限定盤を購入したいと思いつつその値段に躊躇していたのです。しかしながら、日曜にそのコマーシャルが流れると反応してしまうのです。という事でとうとうポチってしまいました。
 現在、更にプレミアが付いている様ですがお持ちでない方で春隣のプロモーションビデオを気に入った方は是非初回限定盤を購入致しましょう。



It's For You

Will Vinson



Sirocco Music
SJL 1028

Jazz
 テナーサックス大好き人間故に、現役で活動を行なっているアルトサックス奏者は中々手が回りません。財布の中身と相談しながら購入するアルバムを決めていくとどうしてもテナーサックス奏者のアルバムを優先させてしまうのです。
 ツイッターのフォロワーの方々にHMVの抱き合わせであて馬となるCD(マルチバイで購入する際に入手困難で実際には少ない枚数でマルチバイ価格で購入するためです)を教えて下さいと聞いたところ、Will Vinson の昨年リリースされた 19/8 Records の The World (Through My Shoes) という作品を教えて頂いたのです。
 私はそのアルバムを知らなかったのですが、メンバーを見るとギタリストの Lage Lund が参加しており、これは是が非でも入手したいという衝動に駆られたたのです。確かにHMVでは入手困難になっていましたが、丁度マルチバイを行っていたので半ば諦めつつも発注をしたのです。ところが、Diskunion のサイトを見ると取り扱いがある様なので翌日速攻でゲットしにお店に足を運びました。
 実はその時にこのアルバムも店頭に並んでいたのですが、あまり確認もせず購入を見送ったのです。しかし家に帰って調べたところ、Aaron Parks が参加した作品で、かなりレアなアルバムで一部では高い価格で取引されていることが判ったのです。という事で、結局二日続けて Diskunion へ足を運んでしまう事になってしまいました。
 この事が無駄足にならない素晴らしい作品であったので、大いに満足しています。おそらく再プレスされたものだと思うのですが、現在でも Diskunion では入手可能であるようです。これを逃すともう手に入らない可能性が大きい作品です。興味のある方はお急ぎください。


Clarity ●▲■

Michael Gregory Jackson



ESP-Disk'
ESP 3028

Jazz
 ロフトジャズが一世を風靡したのは私がジャズに興味を持ち出した直前あたりで、私は直ぐに興味を持ちました。王道をアルバムを3枚程購入した後にアバンギャルドな世界へと飛び込む事になったのですが、そんな中で異彩を放っていたのがギタリストの Michael Gregory Jackson でした。
 Michael Gregory Jackson は当時 Olver Lake のバンドで活動していたのですが、アコースティックギターを多用し、非常にクールな世界を描いていたのです。このアルバムはアナログ盤で所有している作品なのですが、急に聞きたくなってCDで新たに購入し直したものです。
 ESP-Disk'が少し前に復活して、アナログ盤の音源を主に配信という形でリリースを始めているのですが、一部のアルバムはディジパック仕様でCD化されているのは知っていました。このアルバムがCD化されたのを知ったのは全くの偶然で、Amazon のお薦め盤として私のページにひょこっと表示されたのです。たまたまその直前に Frank Lowe や Giuseppi Logan を検索していたからの様です。労せずして購入という事になりました。


RACCO

古澤良治郎



UNION
THCD-155

J-Jazz
 古澤良治郎さんのアルバムで初めて購入した作品はキジムナという4枚目のアルバムでした。なんとも言えないほんわかとした雰囲気を持ったアルバムでヘビーローテーションのアルバムになったのは言うまでもありません。そうなると過去の作品を聞きたくなる訳ですが、いくら探しても見つけ出す事は出来ませんでした。
 この、RACCO という作品は古澤良治郎さん自身も今でも気に入っているアルバムに挙げられているのですが、一向に復刻の兆しは見られませんでした。一昨年にデビュー作である、You Wanna Rain が見事に復刻されたのでこのアルバムも...と密かに期待をしていました。その期待に見事に応えてくれた Think Records に感謝です。
 You Wanna Rain では殆どの曲においてハードな演奏が展開されていたのですがこの作品では、現在の古澤良治郎さんのスタイルが垣間見る事ができます。自由奔放な古澤良治郎さんのスタイルはとても心地良いものです。
 続けて、初期の作品のCD化も期待したいものですね。






^^;
你要去哪裡
台灣巡迴演唱會
Live全紀錄

五月天



滾石唱片國際有限公司
RD1609A/B/C

Asia
 冒頭に書いたように近所にもようやく BOOK・OFF が開店しました。常々安CDを求めている私にはとても素敵なお店なのです。しかも、バーゲンが行われる時を狙って訪れるため105円のCDや250円のCDをついつい山のように購入していました。
 このアルバムも105円コーナーで見つけたのですが何と3枚組のCDなのです。
 台湾のポップスは色々と聞いているのですが、ロックバンドは全くと言っていい程興味がなかったのです。ただ、この五月天は名前は知っていました。3枚組で105円なので、面白くなくてもいいかという気持ちでついで買いの様な状態だったのですが、このアルバムは結構ハマってしまった作品です。
 どちらかと言えば、ソフトロックという感じのバンドなのですが、展開される音楽のクオリティーはかなり高いものです。ストリングスを加えての編成のライブ録音であり、冒頭の曲から会場も盛り上がっており、観客と一体化したそのパフォーマンスには圧倒されました。
 途中で、親交のあるグレイのメンバーが登場するのですが、中国語によりMCを行なう場面があるのです。台湾の人たちにはどの様に聞こえているのか気になるところです。笑。
これらの文章は、既発表のブログからも引用しています。(^^;)

アルバムの詳細を知りたい場合や購入したい場合は、ア-チスト名やジャケットをクリックしてください。




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