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2004年 再発/復刻盤・発掘盤


 昨年も色々と昔のアルバムが復刻されました。昨年復刻・再発売されたアルバムの中からお気に入りを紹介します。

 中古盤は津田沼駅前のdisk Unionが主な発掘場所だったため、残念ながら昨年は、これは!といったものが少なかったですね。

The Who 昔は、結構馬鹿にしていたんだけど。「ギタリストは腕をグルグル回すだけで、ソロなんか殆んどとらない!」なんて言って。
キース・ムーンとジョン・エントウイッスルという、対称的な二人の天才を失ってもまだバンドが存続しているってことは、残りの二人も凄いんでしょうね。
ライブ・アット・リーズのデラックス・エディションに、このTOMMYのライブバージョンが収録されていたのでアウトテイクの追加という苦しい編集。
ピート・タウンジェントは色々と面白いことを行っており、凄さを認識できたというだけでも価値あり。
このデラックス・エディション・シリーズ、The Whoは全部買ってしまいました。
春一番ライブ 何年か前に、春一番のライブのコンピレーションが発売されました。
そのときに、年代ごとに発売されていたアルバムが再発されないかと思ったのですが、今回、未発表曲を追加しての発売となりました。
’72年から'79年まで各2枚組み(’75〜'78は1枚でカップリング)で6セットの発売。
最初のころは結構、野次がひどく、会場が結構ざわついているのも貴重な記録。’73年のディランUには、中村誠一氏とゲスマイファインズのピアニスト(山本剛氏?)もセッションで参加。(この年に渋谷毅さんも参加していたけど、ゲスマイのピアノが誰だったか覚えてないそうです。)
この、Bellwoodのシリーズとavex・ioのURCの復刻は目が離せませんねぇ。残念なのはAmazon限定でレアなURCのアイテムを発売していたのに気づくのが遅れて購入できなかったこと。
ちなみに、Bellwoodのジャズシリーズも再発の可能性がありそうなので、注目!
Badfinger ワタクシにとってのバッドフィンガーは中学生のころヒットして大好きだった「デイ・アフター・デイ」(Straight Upに収録)なのです。
No Diceは最高傑作の評価を得ているアルバム。久々に再発されるまでは、中古屋さんで高値がついて手が出ませんでした。
後に、ニルソンやマライア・キャリーで大ヒットする「ウイズアウト・ユー」のオリジナルが収録されています。
やっと購入したアルバム。う〜ん、やっぱり「デイ・アフター・デイ」が良いかな。
2月には紙ジャケで東芝EMIから再発予定。
Donny Hathaway リアルタイムでは、ロバータ・フラックのアルバムに参加したThe Closer I Get To You位しか聞いたことが無いように思います。(この曲はマイルス・バンドにいたムトゥーメとレジー・ルーカスの作品ですね)大学の先輩Nさんが大好きでした。
グルーブ感に溢れるこのライブは、以前発売されていたLiveと重なる曲もあるけどまあ、より完全な形に近づいたと思えばオッケイです。
What's Going Onなんて本家本元よりもカッコいいですね。
コーネル・デュプリやフィル・アップチャーチ、ウイリー・ウイークスなんて人たちが注目されたのもダニーのバンドにいたからなんですね。
Miles Davis ワイト島の記録映画にごく僅かだけ収録されていたマイルスの映像。
ブートの音源も出ては消えの状態を繰り返し。
前から出るぞとの噂だけが先行していたけど、’04夏発売予定としてUKのAmazonに案内が出たときは日本版も近づいてきたなと実感しました。
今となっては、ジャズメンが苦労してロックビートの演奏を行っているという感じは否めませんが、まあ、みんな実にカッコいいので良いんじゃないでしょうか。
以前入手した、直前の同じメンバーのライブのDVDの最悪画質(しかも、チックが写らずチックのソロのときもキーズが写っている)に比べると画質も最高画質。
しかし、キース・ジャレットのぶっ飛び方は凄いねえ。殆んどトランス状態ですなぁ。
Cat Stevens この人はワタクシが高校生だったころまで活動していた人。最後のころのアルバムには確かチック・コリアも参加していたのでは。70年代終わりにイスラム教に改宗して、キャット・スティーブンスはこの世から消滅。しかも、テロリストの支援を行ない要注意人物リストに掲載され、昨年は搭乗していた飛行機が緊急着陸する事件を起こしたという。
このアルバムには、「Wild World」という曲が収録されているのです。そう、あのMr.BIGがカバーして有名な曲なのです。最近は日産のCMでホセ・フェリシアーノのカバーバージョンが流れてます。
Sam Rivers BNのサム・リバースといえば、なぜか判を押したようにFuscha Swing Songしか発売されませんでしたねぇ。Contoursを発売しただけで(英)EMIは評価できます。しかしCCCDとはイタダケマセン!
次は、通常のCDで(アナログでもOK)A New Conceptionを再発してほしいものです。
そういえば、このサム・リバース氏。マイルスと来日したのは有名ですが、Miles In Tokyoがバンドの出来は一番悪いそうな。最高と噂のKyotoを最高の音質で発売というのも、もうひとつのお願いです。
Albert Alyer いやぁ、よくもこんなに沢山の未発表音源が残っていたものです。
確かCecil Taylorとのセッションなんかは粟村先生が...
あとは、Coltraneとのセッションが発売されれば完璧です。着物屋の旦那さん頑張ってくださいね。
やっぱりこれまでの正規作品の方が完成度からいうと高いのですが、貴重なセッションなど見逃せないものが盛り沢山です。
しかし、重箱サイズの箱はCDを取り出すのが大変!蓋を開けて、ブックレットやパンフレットを取り出し、袋から透けて見えるCD番号を頼りに目的のCDを探し出さなければなりません。
Cecil Taylor

ディスクユニオン津田沼店へ向かう途中に、Cecil TaylorのCafe Montmartreを久しぶりに聞いてみたいなぁとなんとなく思いながら歩いていました。ワタクシはボロボロのアナログ盤(DebutのFantasyからの再発盤とFreedomのTRIOからの再発盤という構成ですが一応持っているのです。)を聞くのもメンドーだな...なんて考えながら。
お店に着いて棚を漁っていると、なんと「ほいっ」って感じで徳間から数年前に再発されたコンプリート盤が出てきたのです。早速手にとってレジへ向かおうとすると価格が目に。な、なんと「いちまんはっせんえん!!!」すぐに棚に戻したことは言うまでもありません。
なぜ、私がこれを...(続く


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