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2004年 マイ・ベスト・アルバム


 音楽を聴く時間は殆んどといって良いくらい、通勤時間の往復の電車の中になってしまいました。
 そのために、「朝は心地よい音楽」「夜は疲れを癒す音楽」っていうのが定番になりつつあります。

 そんな中で、2004年に数多くCDウォークマンのトレイに乗っかったアルバムを紹介します。

 リストの順番は、一部を除いて購入順に並んでいます。
気に入った順番に並んでいるというわけではありません。

土岐麻子 Cymbalsの突然の解散後にリリースされたアルバムとその続編。
このアルバムはCymbalsでの活動中に企画されていたもので、解散をきっかけにジャズよりの活動をするというわけではないようです。
バックはジャズメンが(もちろんお父さんも)参加してスタンダードナンバー中心の選曲。
スタンダードナンバーの中にポップな曲が挿入され、ジャズのようでジャズでないような感じに仕上がっています。個人的にはアース・ウインド&ファイアーのセプテンパーがお気に入り。

朝の電車のお供をしていただきました。
Sangha Quartet シェーマス・ブレイクのリーダーアルバムというよりは、ケビン・ヘイズとの双頭グループ。
シェーマスのデビューアルバムのThe Call (CrissCross)からほぼ10年。ギターのカート・ローゼンウインケルが抜けた以外は同じメンバー。
オープニングのビョークの曲がこのアルバムの雰囲気を象徴しています。ワウワウやディストーションを多用しているにもかかわらず、アコースティックな響きが感じられます。
Rachel Z ポップ畑からジャズへのアプローチは多いが、逆にジャズ畑からロックやポップへのアプローチも多い。バッド・プラスとともにこのレイチェルZは代表選手かな?
ここでは、P・ゲイブリエル・バンドでの仲間トニー・レビンがお相手を務めています。
ビートルズやスティングの曲を取り上げるジャズメンは多いけど、P・ゲイブリエルにキング・クリムゾンと来れば、もうお手上げ!
シャーデーの曲も中々のモンです。
Ben Harper う〜ん。この人は良く判らないのです。中古屋さんに行っても大量にあったりして、人気があるのやら無いのやら。
ご近所のタワレコ(一年ちょい前に新しく出来たのです!)でヘビ・ローぎみにかかってたのでついつい購入。
しかし、この薄っぺらいジャケットは、聞きたいときにどこへ行ったか判らないので、チョットいただけませんねぇ。
orange pekoe 関西の大学生(卒業したのかな?)二人組みユニット。インディーズから一気にメジャーデビューして、すでに3枚目のアルバム。
男女二人組みで、男性がギターというユニットはたくさんあるけど、Wyolicaとこのオレペコはお気に入り。(むかし、小川美潮さん在籍の後期チャクラってのもありましたね。)
オマケのDVDが中々のモンで、ツアーのメンバーは超豪華版!ジャズメンの営業って感じではなく、みんな演奏を楽しんでるって感じ。
土岐麻子さんのアルバムでも感じたけど、音楽をジャンル分けするのは意味がないですね。
孫 燕姿

日本では中国語圏の歌手は、フェイやケリー・チャンなど香港を中心として活動する人たちが人気を集めています。Yan-Ziはシンガポール出身の台湾で活動中の歌手です。
2003年にハマリまくった張恵妹(A-Mei)と、台湾No.1の座を争っているのに二人とも日本での人気はイマイチ。
前作・前々作での倉木麻衣との競演で日本でもブレイクするのかなと思ったけど...
ほぼ時を同じくしてアルバムを発表したけど今回はYan-Ziに軍配が...
A-Meiも悪くはないけど前作の出来が良すぎたかな!?
Front Page Orchestra

DOUBLE

我がK大学も最近は頼もしいミュージシャンを輩出していますが、ジャズメンでは代表選手の一人、三木俊雄氏が率いるオーケストラ。
メンバー全員がソリスト!よって、編成もどちらかというと、ラージ・コンボという感じ。レコード会社の口車に乗ってはじめたオーケストラも、苦節?年。やっとCDデビュー。

その僅か半年後に、サポートメンバーとして参加したアルバムまでリリースされるとはねぇ。

DOUBLEはデビューアルバム発売直後の悲劇のためなんとなく遠ざかっていましたが、久しぶりに購入しました。
FPOはマリリン・モンローの曲など古めのスタンダードと井上陽水作の「ワインレッドの心」を担当。
でも、このアルバムは大野雄二氏作の「You Took My Heart Away」にやられちゃいました。スタンダードが並んだあとにこの曲が始まった瞬間、「あっ、次はバカラックか!」と思ってしまいました。
Souliveも初体験でしたが、思っていた以上にオーソドックスなんですね。
Albert Sanz 何者?
スペイン語らしき文章のWEBによると、どうもバレンシア出身で20代半ばの輩らしい。バークリー出身ということ以外は良くわからないのです。(英語だとしてもたぶん良くわからないもんね。)
なんといっても、クリス・チークが久々に快演を残してくれたがために、一気に好みのアルバムへ。クリス・チークはこぶしの利いたソプラノが一番!
Roy Haynes タイトルが凄い!「Fountain Of Youth」
ロイ・ヘインズにとって、若手ミュージシャンと競演することが、若返りの薬となっているのか。もう、80歳に手が届きかけているおとっつあん(爺さん)とは思えないくらいの若々しい演奏を行っている。
サックス期待の星であるマーカス・ストリックランド君もここでは少し煽られぎみ。一曲目のグリーン・スリーブスはもろコルトレーンの焼き直しなのだが、チョットばかりイントロを変えるだけでがらりと違う雰囲気に。へインズのおとっつあんは中々のアイデアマン。
Chris Potter

この人、結構若いのね。
昔のCrissCrossのジャケ写をみて、もうそろそろ40代だと勝手に思っていたら、30歳をちょっと過ぎたところなんですなぁ。
このライブは、なんかフツーでないことをさらりとやっている。ブルースも変拍子だし、テンポがいつの間にか変わったりしているが、それらが自然に感じられる。力量あってなせる業ですなぁ。
雰囲気が、何かこれまでに聞いたことがあるなぁと思ったけど、マイルスのプラグドニッケルかな!?、
ところで、うしろで鳴ってる変な音はいったい何?

アルバムの詳細を知りたい場合や購入したい人は、ア-チスト名やジャケットをクリックしてください。


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