記事タイトル:山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板最近の話題 325 



もう一度山本クリニック相談掲示トピックスの相談掲示板記事一覧に戻る
書き込み欄へ  ヘルプ
御相談のため山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板「書き込み」に「特急」でとぶ  
御相談のため山本クリニック美容外科・形成外科相談掲示板「書き込み」に「特急」でとぶ
お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)    URL
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

325記事タイトル:山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板最近の話題325

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

脳腫瘍に「罹患」された患者さんご自身の身になって考える。
腰痛の専門医。

「機頭痛系の疾患」で「能性頭痛」には「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」等
があります。

脳神経外科・神経内科・内科・外科・形成外科・美容外科

東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1

京王線芦花公園駅(ろかこうえん)北口下車1分・旧甲州街道沿い
旧甲州街道北側沿い山本クリニックビル(茶色の6階建て)の
1−2階が病院です。
病院前に専用駐車場8台分あり

http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci 
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

●御相談タイトル:【 乳がん骨転移あり。シャント手術の奏功しない意識障害と歩行障害  】

--------------------------------------------------------------------------
回答者:
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)


これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御気持ちは大変よく判ります。


++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「一月下旬」から「歩行障害」+「意識障害」
で脳MRI(造影剤-・+)とも「「異常所見」無し」
で「2週間後」に
「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」
とは
なにか不思議な気が致します。

「「意識障害」の原因」として
「「低Na(ナトリウム)血症」がないか否か。

「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」=
「SIADH(syndrome of inappropriate secretion of ADH:
エス・アイ・ディーH」
がないか否かを可能性につき「お受けもちの先生」と
御相談されてみては如何でしょうか。

「低Na(ナトリウム)血症」があれば
(正常値140−135−130)
で「御母様」のお年では130を割ると「意識障害」が
必ずでます。
「痙攣発作」も起すことがあります。

因みにシャント手術が奏功しないのであれば
「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」
とはいえない。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++


#1
##1
「山本博昭先生

78歳、母の相談ですがよろしいでしょうか。

一月下旬に、近くに買い物に出かけましたが
帰りに歩行困難となりました。意識障害も少し
みられたため、急遽入院致しました。

脳のMRIに異常はなく歩行困難ではありましたが
食事も普通食で自発的な言葉もありました。

2〜3日後、食事を戻してしまい意識障害が進んだ為
鼻から管を入れられ、寝たきりでおむつの状態になりました。

母は近々乳癌による骨転移の抗がん剤の治療のため入院の予定でした。
そのため、原因が心の方からと言う可脳性が考えられ
心療内科、精神科の先生の治療が行われましたが
症状は一向に改善されず更に寝ている時に手足をバタバタ
もがく動作がひどくなりました。

その間、造影剤をいれての脳のMRIも異常はありませんでした。

2週間後、脳外科の先生に「正常圧水頭症」と診断され
腰椎からの手術を行いました。

術後意識は多少戻ったものの、バタバタの動作は
相変わらずひどく、癲癇の脳波が見られるとの事で薬の投与により
現在症状は少し落ち着いています。
食事は鼻からのまだ液体です。

しかしこれ以上の治療は無いと言われ、老人医療の病院への
転院を勧められています。

家族としては何かもう少し治療の方法があるのではないか、
癌と水頭症と癲癇の因果関係があるのではないか、

高齢と言う事でこの状態を受け入れなければならないのかなど
ご意見を頂きたく、よろしくお願い申し上げます。」
との事です。


#2
##1
「母は近々乳癌による骨転移の抗がん剤の治療のため入院の予定でした。」
との事です。

##2
乳がんは「骨」がすきで「骨転移」を起しやすいです。

##3
「骨転移」という「遠隔転移」があります。

##4
遠隔転移がありますから「TNM分類」という「がん」の
「stage:ステージ分類」「stage:ステージ4」の
「末期癌」の「御状態」でいらっいます。
乳がんの「stage:ステージ」=4
ということになります。


#3
##1
「一月下旬に、近くに買い物に出かけましたが
帰りに歩行困難となりました。意識障害も少し
みられたため、急遽入院致しました。

脳のMRIに異常はなく歩行困難ではありましたが
食事も普通食で自発的な言葉もありました。

2〜3日後、食事を戻してしまい意識障害が進んだ為
鼻から管を入れられ、寝たきりでおむつの状態になりました。」
との事です。

##2
「一月下旬」から「歩行障害」+「意識障害」
で脳MRI(造影剤-・+)とも「「異常所見」無し」
で「2週間後」に
「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」
とは
なにか不思議な気が致します。

##3
「原因が心の方からと言う可脳性が考えられ
心療内科、精神科の先生の治療が行われましたが
症状は一向に改善されず更に寝ている時に手足をバタバタ
もがく動作がひどくなりました。」
=>##4

##4
「譫妄状態:せんぼうじょうたい:delirium:デリリウム」
という「意識障害」と考えます。
「あばれます」

##5
「譫妄状態:せんぼうじょうたい:delirium:デリリウム」
の原因或いは「病態」は。
「意識障害そのもの」です。


#4
##1
「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」
は「一種の閉塞性水頭症」です。

##2
「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」に
関しては
「意識障害」「歩行障害」「失禁」の「3徴候:trias:トリアス」
が御座います。

##3
通常は
「歩行障害」=>「失禁」=>「意識障害」
の順に「症状・症候」が発生します。
「歩行障害」はとりわけ
「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」の
特徴である。

##4
また
「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」は
「脳室腹腔短絡手術:venticulo-peritoneal shunt;VPシャント」
により著明に「症状・症候」が改善することでも
有名な「病態」です。

##5
「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」には
「脳室腹腔短絡手術:venticulo-peritoneal shunt;VPシャント」
が行われます。

##6
「LPシャント(腰髄液腔・腹腔シャント)」
がおこなわれたのは「御母様」の御高齢と麻酔の「危険=リスク」
を「お受けもちの先生」が御考えになられてのことと
存じます。


#5
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
まず
「御母様」の血液に
電解質「異常所見」がないか否かを
調べる必要性が御座います。

##2
「「意識障害」の原因」として
「「低Na(ナトリウム)血症」がないか否か。

##3
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」=
「SIADH(syndrome of inappropriate secretion of ADH:
エス・アイ・ディーH」
がないか否かを可能性につき「お受けもちの先生」と
御相談されてみては如何でしょうか。

##4
「低Na(ナトリウム)血症」があれば
(正常値140−135−130)
で「御母様」のお年では130を割ると「意識障害」が
必ずでます。
「痙攣発作」も起すことがあります。

##5
「低Na(ナトリウム)血症」
或いは
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」=
「SIADH(syndrome of inappropriate secretion of ADH:エス・アイ・ディーH」
に関しましては
山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html
の「過去の御相談と御回答」から
頭部外傷 入院の父がNa=118の低Na(ナトリウム)血症 [2]
 [2006年 2月27日 7時46分19秒] 
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/442681019733758.html
を御参照頂けますか。

コピー致します。「★★★御参照頂けますか。★★★」


#6結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
急なる「御母様」の「歩行障害」+「意識障害」の発症は
かなりはっきりしています。

##3
乳がんの「stage:ステージ」=4とのことで
なかなか困難な状態です。
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##4
「意識障害」のある高齢の「御母様」の場合
「シャント手術」が奏功しないのであれば
「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」
とはいえないでしょう。
これは私の考えです。だから間違っているかもしれません。

##5
「低Na(ナトリウム)血症」による
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」=
「SIADH(syndrome of inappropriate secretion of ADH:エス・アイ・ディーH」
であらばかなり「御母様」の「症状・症候」が理解できます。

##6
今現在「御母様」は
「呼吸器管理」「全身管理」が極めて重要であるような気が致します。
とりわけ「御母様」のような「意識障害」の患者さん
では
「誤嚥性肺炎:ごえんせいはいえん」がおきやすい。

##7
この御回答が何がしかのお役に立てば何よりで御座います。

##8
お大事にされてくださいますように。


PS
-------------------------------
1965年 Adams と Hakimによって提唱された「水頭症病態」です。
その英語名称の 「normal pressure hydrocephalus」 の
頭文字をとって「NPH」と略称。

成人において脳室拡大があるにもかかわらず
髄液圧が正常範囲内である。
(昔は「「脳脊髄液圧」=正常とされていましたが。
今現在「夜間就眠中」は「「脳脊髄液圧」=上昇している
ことが判明しています。
神経症候として
健忘性痴呆、歩行障害、そして尿失禁をきたす
「意識障害」「歩行障害」「失禁」が
「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」の
「3徴候:trias:トリアス」と呼称されています。

「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」では
シャント術によりこれらの症候が著しく改善する場合を指し
そうでない場合は間違いということになります。


-------------------------------

上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。


何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。


++「★★★御参照頂けますか。★★★」++++++++++++++++
-------------------------------
山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html
の「過去の御相談と御回答」から
頭部外傷 入院の父がNa=118の低Na(ナトリウム)血症 [2]
 [2006年 2月27日 7時46分19秒] 
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/442681019733758.html
-------------------------------
これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

御相談者の「御父様」の
1・年齢の御記載が無く御回答限界でもあるのです。
けれども「可能な範囲内で」御回答を試みます。



++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

典型的な
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群:
エス・アイ・エー・デイー・エッチ」
の「病態」です。

高齢の方はNa(ナトリウム)<130mEq(メック)」で
「意識障害」を来たされます。

「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」は
「補液・輸液(点滴静脈注射のこと)療法」オーバーのときに
発生しやすい。

抗利尿ホルモン不適合症候群(SIADH)の症状は
低ナトリウム血症の程度とその出現速度によって異なります。

「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」
の原因は
中枢神経性疾患と胸部疾患です。頭蓋内の炎症、出血、腫瘍、
外傷はいずれも原因となる可能性があります。

「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」の「治療戦略」は
水摂取量を制限することが大切です。

改善しない場合には1日10g以上の食塩を摂取させることがあります。

けいれんや意識障害などの神経症状を示す症例においては
利尿作用を有するフロセマイドと高張食塩水を静脈内投与します。 

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++


#1
##1
「はじめまして
父が転倒して 頭蓋骨折・くも膜下出血・脳挫傷 で入院して
いるのですが、入院当初出血が増えなければ手術はしなくてよ
く2週間ぐらいの入院と診断されました。

頭のけがはよくなってきていて、意識もしっかりしていて、
麻痺もなかったのですが、一時もうろうとしたり、意味がわから
ない事をいったり、嘔吐を繰り返し・・・
低NAと診断・点滴治療がはじまり、一ヶ月半を過ぎようとし
ています。

脳外科の先生は強く頭を打ったこと事でホルモンのバランスが
崩れ電解質異常を起こす事があり、ずっと点滴生活になる事は
ないとの説明でした。

ナトリウムの数値が一番ひどい時は104まで下がりました。
今は数値は少し上がって118です。
先生からは
・思った以上に時間がかかっている。
・今までに診た患者で120少しで安定した方がいた。
・ステロイドを使う事も考えている
との説明です。

糖尿病があるので副腎ホルモンはあまり使いたくないのですが
、使う
治療が良いのか?

糖尿病は1.2ヶ月に一度通院して検査・くすりは飲んでいま
せんで
したが、ステロイドを使うと糖尿病は悪化するものでしょうか
?

ナトリューム値が低いためなのか、入院生活が長引いているか
らなのか、足元がふわふわして安定しないと本人が言っていた
やさきに、先日転倒してしまいました。
腰を打ったと本人はいっていますが、念のため頭・腰のレント
ゲンを
取って頂きましたが、異常はありませんでした。

低ナトリューム治療について(慢性化してしまうのか?)

ちなみに現在で入院生活が10週を超えました。
点滴を一日中しているとき(3本)は117でずっと変わらな
く一本減らしたとき一時120代になりましたがまた118に
なりました。あまりによくなる兆しが見られないため大変不安
です。

どうぞよろしくお願いします。」
との事です。


#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
この「病態」 「低Na(ナトリウム)血症」は
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」と呼称致します。

##3
ADHというホルモンは脳下垂体の後葉というところから分泌されています。
尿が出るのを抑制するホルモンですが、
このホルモンが適切に分泌されていないために発生致します。

##4
抗利尿ホルモン不適合症候群(SIADH)の症状は
低ナトリウム血症の程度とその出現速度によって異なります。

##5
Na(ナトリウム)<130とまると
「御父様」の年齢では「意識障害」を来たします。

#3
##1
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」の
「SIADH」の治療法は
水摂取量を制限することが大切です。
改善しない場合には1日10g以上の食塩を摂取させることがあります。

##2
けいれんや意識障害などの神経症状を示す症例においては
利尿作用を有するフロセマイドと高張食塩水を静脈内投与します。

##3
「SIADH(syndrome of inappropriate secretion of ADH)
抗利尿ホルモン不適症候群 」の
原因疾患としては
中枢神経性疾患と胸部疾患です。
頭蓋内の炎症、出血、腫瘍、外傷はいずれも原因となる可能性があります。

##4
胸部疾患としては肺炎、結核、肺癌などがあげられます。
肺癌とくに未分化細胞癌では異所性ADH産生によるSIADHも認められます。

##5
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」は多くの場合
「補液・輸液(点滴静脈注射のこと)療法」が適切でないと
発症致します。



#4
##1
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##2
「お受けもちの先生」に
インターネットでしらべたら
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」のようである。

##3
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群:
エス・アイ・エー・デイー・エッチ」
だから
「水分」を減らして「Na(ナトリウム)」補給は如何なものか
と御相談されてみては如何でしょうか。
=>
「水摂取量を制限することが大切です。
改善しない場合には1日10g以上の食塩を摂取させることがあります。」

##4
##3にて「御父様」のNa(ナトリウム)はどんどん正常化してくる
筈です。

##5
「先生からは
・思った以上に時間がかかっている。」
=>
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」です。
「・今までに診た患者で120少しで安定した方がいた。」
=>
全くよいお手本ではありません。

「・ステロイドを使う事も考えている」
=>
間違いです。

##6
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。


#5結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
典型的な
抗利尿ホルモン不適症候群 =
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」=
「SIADH:syndrome of inappropriate secretion of ADH」
です。

##3
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」の
治療法ですが
水摂取量を制限することが大切です。
改善しない場合には1日10g以上の食塩を摂取させることがあります。

けいれんや意識障害などの神経症状を示す症例においては
利尿作用を有するフロセマイドと高張食塩水を静脈内投与します。

##4
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」の原因疾患は
中枢神経性疾患と胸部疾患です。
頭蓋内の炎症、出血、腫瘍、外傷はいずれも原因となる可能性があります。

##5
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。


ps
「SIADH:抗利尿ホルモン不適症侯群」につきましては
山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板

の「過去の御相談と御回答」
「外傷性くも膜下出血 [2] [2003年12月22日 7時 5分16秒] 」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html
をを御参照頂けますか。
コピー致します=>「ごらんくださいませ」

取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。

上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

山本クリニック 山本博昭
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp


「★★★御参照頂けますか。★★★おわり」
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2007年3月11日 15時51分48秒]
--------------------------------------------------------------------------
お名前: 匿名希望    
山本博昭先生

78歳、母の相談ですがよろしいでしょうか。

一月下旬に、近くに買い物に出かけましたが
帰りに歩行困難となりました。意識障害も少し
みられたため、急遽入院致しました。

脳のMRIに異常はなく歩行困難ではありましたが
食事も普通食で自発的な言葉もありました。

2〜3日後、食事を戻してしまい意識障害が進んだ為
鼻から管を入れられ、寝たきりでおむつの状態になりました。

母は近々乳癌による骨転移の抗がん剤の治療のため入院の予定でした。
そのため、原因が心の方からと言う可脳性が考えられ
心療内科、精神科の先生の治療が行われましたが
症状は一向に改善されず更に寝ている時に手足をバタバタ
もがく動作がひどくなりました。

その間、造影剤をいれての脳のMRIも異常はありませんでした。

2週間後、脳外科の先生に「正常圧水頭症」と診断され
腰椎からの手術を行いました。

術後意識は多少戻ったものの、バタバタの動作は
相変わらずひどく、癲癇の脳波が見られるとの事で薬の投与により
現在症状は少し落ち着いています。
食事は鼻からのまだ液体です。

しかしこれ以上の治療は無いと言われ、老人医療の病院への
転院を勧められています。

家族としては何かもう少し治療の方法があるのではないか、
癌と水頭症と癲癇の因果関係があるのではないか、

高齢と言う事でこの状態を受け入れなければならないのかなど
ご意見を頂きたく、よろしくお願い申し上げます。

Saturday, March 10, 2007 2:44 PM

[2007年3月10日 14時44分52秒]
--------------------------------------------------------------------------


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

●御相談タイトル:【 右手の人差し指のしびれについて  】

--------------------------------------------------------------------------
回答者:
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)

昔(30年前)であれば今現在御相談者が命に関らない
ですごされる御状態は今現在の1/100の確率です。
御心配でしょう。御気持ちは大変よく判ります。


++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「脳動静脈奇形:arteriovenous malformation:AVM」
「脳動静脈奇形:arterio-venous malformation:AVM」
ではなく
「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
であるような気が致します。

けれども「開頭手術」で摘出結果がよければそれでよいです。

「お受けもちの「脳神経外科専門医先生」」と
御相談されて
「お受けもちの「脳神経外科専門医先生」」から
「整形外科専門医先生」が必要の判断とあらば
「整形外科専門医先生」を御受診されるのが宜しいと考えます。

「お受けもちの「脳神経外科専門医先生」」が
「御様子見」で宜しいと
判断されたら
「「脳内血管腫」破裂」で昔であれば
「命がない状況からの生還」ですから。

「お受けもちの「脳神経外科専門医先生」」に
従われればと今の私は考えます。

いずれにしても
手術がうまくいきなによりでした。

お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃること
よく分かります。



下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++


#1
##1
「私は、東北地方に住む36才の男性です。
実は、昨年の10月脳出血のため職場で倒れ、
入院しました。

その後、左側頭葉の出血部分及び血管奇形を取り除く手術を
11月中旬に行いました。
※退院後、毛細血管系AVMだったと聞きました。
 
それで今回の質問内容ですが、
手術後、血液検査のため右手人差し指より十日間したのですが、
「右手人差し指にしびれ」があるため
二ヶ月目のとき、主治医に相談したのですが、関係ないと
言われましたが、
三ヶ月過ぎた今も「しびれ」が続いております。

利き手の指のため、
仕事に支障が出たら心配なものですから
これから、整形外科に相談したほうがよいのか、
再度主治医に相談すべきか、
教えていただけますか。
よろしくお願いします。」
との事です。


#2
##1
「36才の男性です。
実は、昨年の10月脳出血のため職場で倒れ、
入院しました。

その後、左側頭葉の出血部分及び血管奇形を取り除く手術を
11月中旬に行いました。」
=>
お大変でしたね。

##2
「※退院後、毛細血管系AVMだったと聞きました。」
との事です。

##3
「毛細血管系AVM」という「病態」は存在しないので
止むを得ずも御相談者が「お聞き間違われたもの」と
推測致します。
或いは
このような「用語」を用いなくてはならない
御事情も「お受けもちの先生」にあったのでしょう。

##4
「毛細血管系AVM」との御説明からは
一番近いものは「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」
です。

##5
「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」とは
唯一「毛細血管:もうさいけっかん:capillary」のみ
から構成されている脳内の「血管腫」です。

##6
勿論
「脳動静脈奇形:arteriovenous malformation:AVM」
も「脳内血管腫」の一種です。
構成要素は「動脈」「静脈」のみであり
「毛細血管:もうさいけっかん:capillary」
がありません。


#3
##1
急性期の
「出血性脳血管障害」で脳CTに写るものは脳内の「血管腫」
からの「出血の塊=血腫」のみであり
本体は「本物の脳血管撮影」をしなければわかりません。

##2
「出血性脳血管障害」では急性期手術を急ぎますから
「本物の脳血管撮影」で
「脳動静脈奇形:arteriovenous malformation:AVM」
の場合は
「止めるべき動脈」=「栄養血管:feeder:feeding artery」
「とめるべき静脈」=「流出静脈:drainer:draining vein」
「摘出すべき本体」=「巣:nidus:ナイダス:ニーダス」

の「3つ」を確認して「開頭手術」に到ります。

##3
「脳動静脈奇形:arterio-venous malformation:AVM」
「脳動静脈奇形:arteriovenous malformation:AVM」
も「脳内血管腫」の「ひとつ」です。

##4
「くも膜下出血(SAH)」その他と異なり
「脳動静脈奇形:arteriovenous malformation:AVM」
からの出血は
唯一
「脳内血管腫」のなかで静脈性の出血です。

##5
「海綿状血管腫:cavernous (hem)angioma」」の場合は
「本物の脳血管撮影」を行っても
何も「みえません」。

##6
「脳動静脈奇形:arteriovenous malformation:AVM」
を始め「脳内血管腫」では「「病理組織検査診断」が重要
でありかならず「摘出手術」の組織を
「「病理組織検査診断」を致します。

##7
その結果御相談者が
「※退院後、毛細血管系AVMだったと聞きました。」
と伝えられた「病態」であったのであろうと推察致します。


#4
##1
「それで今回の質問内容ですが、
手術後、血液検査のため右手人差し指より十日間したのですが、」
との事です。

##2
さまざまに考えてみたのですが
「右手人差し指より十日間した」「検査」が
なにであるのか・
また
「右手人差し指」から術後10日間というと
「PaO2:血中酸素分圧」のパルスオキシメーター
くらいしか思いつきません。

##3
「手術後、血液検査のため右手人差し指より十日間したのですが、
「右手人差し指にしびれ」があるため
二ヶ月目のとき、主治医に相談したのですが、関係ないと
言われましたが、
三ヶ月過ぎた今も「しびれ」が続いております。」
の
「右側の「症状・症候」」は
脳内の「血管腫」のあった「左側」の反対側です。

##4
##3含め「関係ない」という
「お受けもちの「脳神経外科専門医先生」」の判断
であれば
「御様子見」で宜しいと今の私は考えます。


##5
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。


#5結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「利き手の指のため、
仕事に支障が出たら心配なものですから
これから、整形外科に相談したほうがよいのか、
再度主治医に相談すべきか、
教えていただけますか。
よろしくお願いします。」
との事です。

##3
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「整形外科専門医先生」に受診される
「要素」は見出しがたいです。

##4
再度「お受けもちの「脳神経外科専門医先生」」と
御相談されて
「お受けもちの「脳神経外科専門医先生」」から
「整形外科専門医先生」が必要の判断とあらば
「整形外科専門医先生」を御受診されるのが宜しいと考えます。

##5
「お受けもちの「脳神経外科専門医先生」」が
「御様子見」で宜しいと
判断されたら
「「脳内血管腫」破裂」で昔であれば
「命がない状況からの生還」ですから。

##6
「お受けもちの「脳神経外科専門医先生」」に
従われればと今の私は考えます。

##7
私自身は「御様子見」で宜しいと今の私は考えます。
これは私の考えです。だから間違っているかもしれません。

##8
お大事にされてくださいますように。


上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。


何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2007年3月11日 14時38分29秒]
--------------------------------------------------------------------------
お名前: しゅう    
私は、東北地方に住む36才の男性です。
実は、昨年の10月脳出血のため職場で倒れ、
入院しました。

その後、左側頭葉の出血部分及び血管奇形を取り除く手術を
11月中旬に行いました。
※退院後、毛細血管系AVMだったと聞きました。
 
それで今回の質問内容ですが、
手術後、血液検査のため右手人差し指より十日間したのですが、
「右手人差し指にしびれ」があるため
二ヶ月目のとき、主治医に相談したのですが、関係ないと
言われましたが、
三ヶ月過ぎた今も「しびれ」が続いております。

利き手の指のため、
仕事に支障が出たら心配なものですから
これから、整形外科に相談したほうがよいのか、
再度主治医に相談すべきか、
教えていただけますか。
よろしくお願いします。

[2007年3月10日 19時41分51秒]
--------------------------------------------------------------------------


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

●御相談タイトル:【 左手しびれ 】 

--------------------------------------------------------------------------
回答者:
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)


御心配でしょう。
御気持ちは大変よく判ります。

1・年齢 2・性別の御記載が無く御回答限界でもあるのです。
1・年齢 2・性別の御記載は御相談者のような事例の場合
極めて重要になります。
例えば
20台のかたと50台の方では御回答の中身がかわります。
けれども「可能な範囲内で」御回答を試みます。


++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「くも膜下出血(SAH)」或いは
「脳内血管腫」など「出血性脳血管障害」も
考えられます。

やはり「出血性脳血管障害」をも考えて
「脳神経外科専門医先生」が複数在住される
「総合病院」或いは「大学病院」等の「高次医療機関」
を「御受診」されることをお勧め致します。
週末や休日はさけられたほうが宜しいです。

とても重要なことは
「くも膜下出血(SAH)」は
脳CTでは診断が可能です。
けれども脳MRIでは診断が不可能である
ということを何卒に覚えておかれて
下さい。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++


#1
##1
「経過報告 
3月5ひごろ頭の後部辺りが
ドーンとした痛みが発生(頭痛薬で対応)。

6日も続く。7日も同じじっとしていると
それほど痛みはないが、
左右に振ると重い痛みがあり。

7日夜医者に行き診てもらう。
血圧が60から90と低いのが原因といわれ、
朝夕1錠の薬を服用、痛みはなくなる。

10日午後左手がしびれ発生。
左手、ひじ、肩部へとしびれ感あり、
不快感的しびれのため非常に悩みの状態。

以上が経過報告です。

このようなことから、
すぐに病院へ行くべきでしょうか。
すみませんが宜しくお願い申し上げます。」
との事です。


#2
##1
もしも御相談者の「症状・症候」が
「3月5ひごろ頭の後部辺りが
ドーンとした痛みが発生(頭痛薬で対応)。」
とします

##2
##1の「症状・症候」
で仮に御相談者が急患として
「救急車」で「脳神経外科専門医先生」
を「御受診」されたら。

##3
「脳神経外科専門医先生」は
まずは間違いなく100%にちかい頻度で
「くも膜下出血(SAH)」を考えます。

##4
「くも膜下出血(SAH)」の患者さんでも
「頭痛・悪心・嘔吐・項部硬直」の「くも膜下出血(SAH)」
の「3徴候:trias:トリアス」がない方がいます。

##5
脳CTで「「異常所見」無し」でも
「腰椎穿刺」で「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF」を
「検査」して「黄色調:キサントクロミー(ア):xanto-clomia」
の「有無」を確かめます。
「くも膜下出血(SAH)」では勿論「血性髄液」です。

##6
「マイナー・リーク:mainor leak」といって
「くも膜下出血(SAH)」で出血量が少ない場合
脳CTでも「白く」クモ膜下腔がうつりません。


#3
##1
とても重要なことは
「くも膜下出血(SAH)」は
脳CTでは診断が可能ですが。
脳MRIでは診断が不可能であるということを何卒に覚えておかれて
下さい。

##2
脳CTが-2000から+2000までのハンスフィールドナンバー(「吸収係数」)
といういわば「グレイスケール」があります。
空気0が「-2000」で脂肪は「-100」・「水」が「0」で骨が「+2000」
です。

##3
脳MRIでは水か脂肪か或いは
血液が「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF」
にまざっているかの診断は全く不可能です。

##4
脳CTでも「白くなくとも」#2の
ハンスフィールドナンバー(「吸収係数」)をみれば
水=「正常髄液」か「血性髄液」を判断できますが
やはり「腰椎穿刺」を行います。

##5
とても重要なことは
「くも膜下出血(SAH)」は
脳CTでは診断が可能ですが。
脳MRIでは診断が不可能であるということを何卒に覚えておかれて
下さい。


#4
##1
「6日も続く。7日も同じじっとしていると
それほど痛みはないが、
左右に振ると重い痛みがあり。

7日夜医者に行き診てもらう。
血圧が60から90と低いのが原因といわれ、
朝夕1錠の薬を服用、痛みはなくなる。」
との事です。

##2
この「7日夜医者に行き診てもらう。」
は「脳神経外科専門医先生」でしょうか。
そして
「7日夜」は「水曜日夜」で「頭痛系の「症状・症候」」が
でてから「3月5日」から「3日目」だが
「救急受診」をされたのでしょうか。

##3
「3月5日」から「6日」経過しています。
そして
今現在の御相談者の「症状・症候」は
「10日午後左手がしびれ発生。
左手、ひじ、肩部へとしびれ感あり、
不快感的しびれのため非常に悩みの状態。」
との事です。

##4
「以上が経過報告です。

このようなことから、
すぐに病院へ行くべきでしょうか。
すみませんが宜しくお願い申し上げます。」
との事です。


#5結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
1・年齢 2・性別の御記載が無く御回答限界でもあるのです。
けれども
最初の「症状・症候」からは
「くも膜下出血(SAH)」或いは
「脳内血管腫」などが心配です。

##3
「以上が経過報告です。

このようなことから、
すぐに病院へ行くべきでしょうか。
すみませんが宜しくお願い申し上げます。」
との事ですが。

##4
やはり「出血性脳血管障害」をも考えて
「脳神経外科専門医先生」が複数在住される
「総合病院」或いは「大学病院」等の「高次医療機関」
を「御受診」されることをお勧め致します。

##5
どうぞお大事にされてくださいますように。


上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。


何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2007年3月11日 13時49分17秒]
--------------------------------------------------------------------------
お名前:    
経過報告 
3月5ひごろ頭の後部辺りが
ドーンとした痛みが発生(頭痛薬で対応)。

6日も続く。7日も同じじっとしていると
それほど痛みはないが、
左右に振ると重い痛みがあり。

7日夜医者に行き診てもらう。
血圧が60から90と低いのが原因といわれ、
朝夕1錠の薬を服用、痛みはなくなる。

10日午後左手がしびれ発生。
左手、ひじ、肩部へとしびれ感あり、
不快感的しびれのため非常に悩みの状態。

以上が経過報告です。

このようなことから、
すぐに病院へ行くべきでしょうか。
すみませんが宜しくお願い申し上げます。

[2007年3月10日 19時41分16秒]
--------------------------------------------------------------------------


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

●御相談タイトル:【 耳の奥が(鼓膜でなく、耳の中じゃありません。)頭痛のように  】

--------------------------------------------------------------------------
回答者:
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)

これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

聞き慣れないかもしれませんが。
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
という神経痛の「症状・症候」で御座います。

また御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「頭痛系の「病態」」は。
「偏頭痛」正確には「古典的偏頭痛」=「典型的偏頭痛」
ではありません。

しっかり治されるためには「頭痛」「機能性末梢神経障害」にお強い
「脳神経外科専門医先生」「ペインクリニック専門医先生」を
御受診されるのが宜しいと考えます。

実際に現実的には正診断率の大変低い
「疼痛系の「病態」」でございます。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++



#1
##1
「1.45歳の女性です。

2.9日前から右側の頭頂部、後頭部がズキンズキンと脈打つように
間隔を置いて痛みが走り、はじめの日は動けなくて寝込んでしまいました。

頭の痛みが始まって4日目に内科(頭痛治療もしているというので)を
受診しましたら、「偏頭痛」と診断され「イミグラン錠50」という薬を
5錠処方してもらいましたが、まったく聞かず、頭痛が始まって5日目
から耳の奥が(鼓膜でなく、耳の中じゃありません。)頭痛のように
ズキンズキンと痛みが走るようになりました。

一度ちゃんと調べてもらおうと思い、9日後、脳神経外科を受診しました。
医者は症状を聞いて、脳にはまったく問題ない。頭皮痛などの神経痛だ
と思う。耳が痛いなら耳鼻科行くこと。偏頭痛じゃないから偏頭痛という
言葉をむやみに使用するなということをおしゃってました。

そのあと耳鼻科へ行きましたが、耳の中を見て異常ない、
頭の痛みについてはここでは治療できないとおっしゃってました。

脳外科でこんな対したことないことで病院に来ないで
くれといわんばかりの態度で精神的に参ってしまいました。

今まで片側の頭が痛むことが何度かありましたが、
いつも市販の薬で治ってました。
今は軽い痛みが間隔を置いて頭と耳の奥に症状があります。
顔は、触っても痛くありません。耳の周りも触っても痛みはなく腫れてません。
痛みは頭と耳の奥のみです。耳の奥の痛みは夜になるほうがある気がします。

3.精神的なものでしょうか、
どの科を受診すればよいのでしょうか?

お忙しいところ恐縮です。何かアドバイスいただければ」
との事です。


#2
##1
「脳神経外科」のレベルでは「耳の奥の痛み」に関する
神経痛は
「舌咽神経痛:glossopharyngeal neuralhia」や
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
その他或いは
「Vidian nerve neuralgia:ビデイアン神経痛」等
が御座います。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載に関する限り
「頭痛が始まって5日目
から耳の奥が(鼓膜でなく、耳の中じゃありません。)頭痛のように
ズキンズキンと痛みが走るようになりました。」
との事です。

##3
「症状・症候」からは「病態」としては
典型的な
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
です。

##4
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」は
時により「舌咽神経痛:glossopharyngeal neuralhia」と
混同されることもありますが。
本来は全く異なるものです。

##5
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」は
「外耳道」の痛みで場合により「大変に激烈な「症状・症候」」
であることが御座います。

##6
一方御相談者のように
「症状・症候」としては「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
であるが比較的重傷ではない「病態」も御座います。


##7
難しくて申し訳ございません。
#3に「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
につき簡単にご説明致します。


#3
##1
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」とは。

##2
耳と「ユースタキイ管」に限局した神経痛で御座います。

##3
「ヤコブソン神経(Jacobson’s neve)」=
「tympanic nerve:鼓室神経」とと呼称する「舌咽神経の末梢神経1分枝」
であり「鼓室」=「中耳のこと」と「外耳道」の感覚を司るのですが。

##4
この「ヤコブソン神経(Jacobson’s neve)」=
「tympanic nerve:鼓室神経」が
分布する領域の。

##5
「外受容器性疼痛」が
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」です。

##6
因みに「ヤコブソン神経(Jacobson’s neve)」=
「tympanic nerve:鼓室神経」の源流の舌咽神経は
ビールを「飲み」+「苦味を味わう」というまさに
ビールを飲むためにあるような「12対」の「脳神経」の「9番目」
で御座います。


#4
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「閃輝暗点:せんきあんてん」や「視野障害」などの
「予徴候:predrome:プレドローム」からまずははじまり。
これらが消失すると同時に「頭痛系の「症状・症候」」が発症するといった
「症状・症候」の御記載が御座いません。

##2
だから
「偏頭痛」正確には「古典的偏頭痛」=「典型的偏頭痛」
ではありません。

##3
むしろ
「緊張型頭痛:tension-type headache」
或いは
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
を同時に御持ちの様です。

##4
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
に関しましては。
=>##5

##5
山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html
の「過去の御相談と御回答」から
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
 [2] [2007年 1月17日 20時13分51秒] 
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/657075506243022.html
を御参照頂けますか。


##6
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」は
「緊張型頭痛:tension-type headache」の患者さん
に併発しやすいものです。


#5結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「病態」としては
典型的な
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
で宜しかろうと今の私は考えます。

##2
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」は
時として激烈であり片側のことが多いものです。

##3
御相談者のような「病態」も
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」です。
比較的
軽症例としては考えて宜しい「病態」と今の私は考えます。

##4
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
は時として「舌咽神経痛:glossopharyngeal neuralhia」
と間違われることがあるのでご注意下さい。

##5
多くの患者さんでは
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
を併せ持つことが多いものです。


##6
「今まで片側の頭が痛むことが何度かありましたが、
いつも市販の薬で治ってました。
今は軽い痛みが間隔を置いて頭と耳の奥に症状があります。
顔は、触っても痛くありません。耳の周りも触っても痛みはなく腫れてません。
痛みは頭と耳の奥のみです。耳の奥の痛みは夜になるほうがある気がします。
」との事です。

=>
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」という
「神経痛」で御座います。

##7
専門分野としては「脳神経外科専門医」の神経痛で御座います。

##8
しっかり治されるためには「頭痛」「機能性末梢神経障害」にお強い
「脳神経外科専門医先生」「ペインクリニック専門医先生」を
御受診されるのが宜しいと考えます。

##9
但し「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」でも
「頭痛」「機能性末梢神経障害」に苦手な先生もいらっいます。
全く「病態名称」すらちんぷんかんぷんなこともあります。

##10
このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。


##11
「3.精神的なものでしょうか、
どの科を受診すればよいのでしょうか?」
=>
勿論「精神的なものは御座いません。」
上記御解答致しました。

##12
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。


上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。


何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2007年3月10日 19時41分50秒]
--------------------------------------------------------------------------
お名前: 匿名希望    
1.45歳の女性です。

2.9日前から右側の頭頂部、後頭部がズキンズキンと脈打つように
間隔を置いて痛みが走り、はじめの日は動けなくて寝込んでしまいました。

頭の痛みが始まって4日目に内科(頭痛治療もしているというので)を
受診しましたら、「偏頭痛」と診断され「イミグラン錠50」という薬を
5錠処方してもらいましたが、まったく聞かず、頭痛が始まって5日目
から耳の奥が(鼓膜でなく、耳の中じゃありません。)頭痛のように
ズキンズキンと痛みが走るようになりました。

一度ちゃんと調べてもらおうと思い、9日後、脳神経外科を受診しました。
医者は症状を聞いて、脳にはまったく問題ない。頭皮痛などの神経痛だ
と思う。耳が痛いなら耳鼻科行くこと。偏頭痛じゃないから偏頭痛という
言葉をむやみに使用するなということをおしゃってました。

そのあと耳鼻科へ行きましたが、耳の中を見て異常ない、
頭の痛みについてはここでは治療できないとおっしゃってました。

脳外科でこんな対したことないことで病院に来ないで
くれといわんばかりの態度で精神的に参ってしまいました。

今まで片側の頭が痛むことが何度かありましたが、
いつも市販の薬で治ってました。
今は軽い痛みが間隔を置いて頭と耳の奥に症状があります。
顔は、触っても痛くありません。耳の周りも触っても痛みはなく腫れてません。
痛みは頭と耳の奥のみです。耳の奥の痛みは夜になるほうがある気がします。

3.精神的なものでしょうか、
どの科を受診すればよいのでしょうか?

お忙しいところ恐縮です。何かアドバイスいただければ

Saturday, March 10, 2007 3:00 PM

[2007年3月10日 15時00分39秒]
--------------------------------------------------------------------------


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■メールマガジンの解除方法

以下のページよりご自身で行ってください

▼まぐまぐからご購読の方
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/mag/

▼メルマからご購読の方
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/melma/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

脳神経外科・神経内科・内科・外科・形成外科・美容外科

東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1

京王線芦花公園駅(ろかこうえん)北口下車1分・旧甲州街道沿い
旧甲州街道北側沿い山本クリニックビル(茶色の6階建て)の
1−2階が病院です。病院前に専用駐車場8台分あり

http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci 
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[2007年3月12日 11時19分35秒]

<ここは回答者記入欄です。
ご相談者の記入欄ではございません。
「脳神経外科・神経内科相談掲示板タイトル」直下の「書き込み」をクリックされて下さい。/A>
#現在は書き込みはできません。#
山本クリニックの相談掲示板御相談「書き込み」へとぶ
現在この相談掲示板は書き込みできません。
管理者が
山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板最近の話題
山本クリニック美容外科・形成外科相談掲示板最近の話題
をお伝えするのに用いています。

御相談のため山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板「書き込み」に「特急」でとぶ  
御相談のため山本クリニック美容外科・形成外科相談掲示板「書き込み」に「特急」でとぶ

もう一度山本クリニック相談掲示トピックスの板記事一覧に戻る
氏名
E-mail URL


半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
「メッセージ相談掲示板」記事一覧に戻る
山本クリニックの相談掲示板入室ページへ戻る
山本クリニックのホームページTOPへ Search
検索文字列</TD>