記事タイトル:山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板最近の話題 337 



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お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)    URL
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337記事タイトル:山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板最近の話題337

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脳腫瘍に「罹患」された患者さんご自身の身になって考える。
腰痛の専門医。

「機頭痛系の疾患」で「能性頭痛」には「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」等
があります。

脳神経外科・神経内科・内科・外科・形成外科・美容外科

東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1

京王線芦花公園駅(ろかこうえん)北口下車1分・旧甲州街道沿い
旧甲州街道北側沿い山本クリニックビル(茶色の6階建て)の
1−2階が病院です。
病院前に専用駐車場8台分あり

http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci 
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

●御相談タイトル:【 頭部打撲後の頭痛について  】

--------------------------------------------------------------------------
回答者:
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)


これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御気持ちは大変よく判ります。

1・年齢 2・性別の御記載が無く御回答限界でもあるのです。
けれども「可能な範囲内で」御回答を試みます。



++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「頭部外傷」の場合は
必ずや
「脳神経外科専門医先生」を「御受診」
されてください。

「脳神経外科専門医先生」が「頭部外傷」の患者さん
を診療されてその上で「「「異常所見」無し」
であるのであれば
「頭部外傷」の総合評価として「「異常所見」無し」
です。
「脳神経外科専門医先生」以外の先生が
脳CTなどの「「異常所見」無し」は
所詮「翌日の画像診断」の「「異常所見」無し」であり
止むを得ずも
「画像診断」のみの内容にならざるをえません。


「頭部外傷」は「受傷時」の「画像診断」が
「「異常所見」無し」でも
「脳神経外科専門医」であれば
深く考えて。

患者さんへの指示があるはずです。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++


#1
##1
「10日ほど前に鉄のロッカーに頭頂部の少し右側をぶつけ、
多少出血しました。
血もすぐに止まり、次の日に検査をしたときにも、
レントゲンおよびCTでは何の異常も無いといわれました。

ですが時たまその部分に軽い頭痛を感じることがあります。
頭部打撲の後に慢性硬膜下血腫になることもある、
と言うことを見たため、なっているのではないか、ととても不安です。

そのような重大な疾患が無い場合でも、
私のように患部に頭痛を感じることがあるのかなどを
教えていただけたら幸いです。

今年受験なので、手術程度で済めばいいのですが、
後になってわかったりすると手遅れになるかも、
と思い心配なので書き込みました。
ご返答、よろしくお願いします。」
との事です。



#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載から
「明らかな情報」は
1・
「10日ほど前に鉄のロッカーに頭頂部の少し右側をぶつけ、
多少出血しました。」
という右頭頂部「頭部外傷」の既往
2・
「次の日に検査をしたときにも、
レントゲンおよびCTでは何の異常も無い」
という「画像診断」で「「異常所見」無し」
という所見
3・
「時たまその部分に軽い頭痛を感じることがあります。」
という「打撲「部位」」に一致した頭痛。
4・
「頭部打撲の後に慢性硬膜下血腫になることもある」
という「記載」に対する不安がある
の「4つ」です。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載から
「頭部外傷」を論ずる上で「きわだって」
「明らかでない情報」は
1・
御年齢・性別
2・
「頭部外傷」時の「意識障害」の「有無」
3・
「「御受診」された診療科目」
「脳神経外科専門医先生」であるのかそうでないのか。
4・
「頭部外傷」に関する「診断」は
いかなるものであったのか
の記載がありません。
の
「4つ」です。

##3
「頭部外傷」で
1・年齢 2・性別の御記載は極めて重要であり
また
「頭部外傷」で
受傷時の「意識障害」の「有無」はさらに極めて
重要です。
そして「頭部外傷」で
「脳神経外科専門医先生」を「御受診」されたのか
そうでないのか・は御相談者に御回答を
する上で極めて重要です。
そして
「頭部外傷」に関して今後の予後或は
今後起こりうることに関しての「診断」は
いかように御相談者に告げられたのかは
御相談者に御回答を
する上で極めて重要です。



#3
##1
「頭部外傷」の場合は
必ずや
「脳神経外科専門医先生」を「御受診」されて下さい。

##2
「脳神経外科専門医先生」が「頭部外傷」の患者さん
を診療されてその上で「「「異常所見」無し」
であるのであれば
「頭部外傷」の総合評価として「「異常所見」無し」
です。

##3
脳CT・MRIなどの「「異常所見」無し」は
所詮「翌日の画像診断」の「「異常所見」無し」です。

##4
「頭部外傷」は「受傷機転」も重要であり。
=>
「鉄のロッカーに頭頂部の少し右側をぶつけ、
多少出血しました。」から「「受傷時」の「「外力」の強さ」
も推察可能になります。
=>
「外力」は「軽微なもの」であったようです。

##5
「頭部外傷」で「脳神経外科専門医先生」「御受診」
が必要な理由は
御相談者の御相談内容要旨御記載の如く
「頭部外傷」の「病態」には
「受傷時」は大丈夫でも
「慢性硬膜下血腫」を始めとして「時期おそくして発生」
しうる「病態」があるということです。

##6
「頭部外傷」で「脳神経外科専門医先生」を
「御受診」された場合
##5のような「危険=リスク」を含めての
「頭部外傷」の「診断」がなされうるはずです。



#4
##1
まず御相談者が「脳神経外科専門医先生」を
「御受診」されたのではなく「整形外科専門医先生」とか
を「御受診」されたのであれば
「画像診断」の如何に関らず頭部外傷の「診断」が
いかなるものであったのかに限らず
「おっしゃられたこと」のみを留意されれば宜しいです。

##2
御相談者が「頭部外傷」で
「脳神経外科専門医先生」以外を「御受診」されたのであれば
結果は「頭部外傷」の「病態」に深く関与する
診療は不可能ですから
心配であれば
「脳神経外科専門医先生」を再度「御受診」される
必要もあるでしょう。

##3
因みに「頭部外傷」の場合
脳MRIでの「画像診断」は意味がありません。
脳MRIは「水」=「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF]
と「血液」を鑑別できません。

##4
脳CTであれば「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF]に
微小であっても血液がまじっていれば
ハンスフィールドナンバー(「吸収係数」)で鑑別が
可能です。

##5
御施設によっては脳MRIしかない
御施設もあります。
このような場合「脳神経外科専門医先生」であれば
なんとか切り抜けるものです。



#5
##1
「慢性硬膜下血腫」という「病態」があります。

##2
「慢性硬膜下血腫」には大きくわけて
###1
「小児慢性硬膜下血腫」
###2
「成人の慢性硬膜下血腫」
の「2種類」があります。

##3
「成人の慢性硬膜下血腫」と「小児慢性硬膜下血腫」
は「全く異なった「病態」」といってもよいでしょう。

##4
御相談者は「受験」を控えられているとはいえ
大学受験であるのか高等学校受験であるのか判断
は不可能ですが。
(16歳まで「頭部外傷」の場合「小児」とも
考えられます)

##5
とりあえず「成人の慢性硬膜下血腫」について御記載
致します。
=>
#6



#6
##1
「成人の慢性硬膜下血腫」は圧倒的に
「高齢者」に
多いものです。

##2
圧倒的に高齢者に多いといっても
「お若いかたにも発生致します。」。

##3
高齢者の場合など
「脳萎縮:brain atrophy」などがあり
「硬膜下腔:こうまくかくう:aubdural space」
の拡大があると
「頭部外傷」から長くて数ヶ月以内に
「成人の慢性硬膜下血腫」が発生することがあります。

##4
「慢性硬膜下血腫」の発生は
「受傷時」と同じ「側」のこともあれば
「反対」のこともあれば「両側」のこともあります。

##5
「受傷機転」とは余り関係なく
「「受傷時」の「「外力」の強さ」は
「お布団にばったりとよこになられる位」の
「軽微な「「受傷時」の「「外力」の強さ」」でも
「慢性硬膜下血腫」は発生致します。

##6
通常「穿頭:せんとう」+「血腫洗滌除去」等
にて「治療戦略」をとります。

##7
「慢性硬膜下血腫」の場合は成人でも
「再発」事例は稀ならずあり
「穿頭:せんとう」+「血腫洗滌除去」を繰り返す
ことも御座います。



#7
##1
「ですが時たまその部分に軽い頭痛を感じることがあります。
頭部打撲の後に慢性硬膜下血腫になることもある、
と言うことを見たため、なっているのではないか、ととても不安です。

そのような重大な疾患が無い場合でも、
私のようになどを
教えていただけたら幸いです。」
との事です。

##2
「慢性硬膜下血腫」の場合の頭痛は
「頭蓋内圧亢進」によるものですから
もしも頭痛があっても「局在的な頭痛」では
ありません。

##3
けれどもこの点に
関する御相談者の「症状・症候」の論議は
「慢性硬膜下血腫」の「発生可能の有無と程度」とは
なんら意味を持ちません。



#8結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「頭部外傷」を論ずるにあたり
上記の如く
「4つ」の「明らかなこと」と
「4つ」の「明らかでないこと」
があります。

##3
よって御相談者の御相談内容要旨御記載
の範囲からは
「そのような重大な疾患が無い場合でも、
私のように患部に頭痛を感じることがあるのかなどを
教えていただけたら幸いです。

今年受験なので、手術程度で済めばいいのですが、
後になってわかったりすると手遅れになるかも、
と思い心配なので書き込みました。
ご返答、よろしくお願いします。」
という御相談に対して「なんらの結論」を
御回答することは困難です。

##4
多くの場合
「頭部外傷」で「慢性硬膜下血腫」の発生が
予測される場合
「脳神経外科専門医先生」を「御受診」された
場合には脳CTの「再検査」による経過観察が
患者さんに示唆されることを御銘記下さい。

##5
「頭部外傷」の場合には
「受傷時」には「画像診断」に「「異常所見」無し」でも
時間経過後に
なんらかの「慢性硬膜下血腫」に代表されるような
「病態」が発生することがあります。

##6
だから「頭部外傷」に際しては
かならずや「脳神経外科専門医先生」を「御受診」
されて下さい。



上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。


何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2007年7月5日 15時47分47秒]
--------------------------------------------------------------------------
お名前: 匿名希望    
10日ほど前に鉄のロッカーに頭頂部の少し右側をぶつけ、
多少出血しました。
血もすぐに止まり、次の日に検査をしたときにも、
レントゲンおよびCTでは何の異常も無いといわれました。

ですが時たまその部分に軽い頭痛を感じることがあります。
頭部打撲の後に慢性硬膜下血腫になることもある、
と言うことを見たため、なっているのではないか、ととても不安です。

そのような重大な疾患が無い場合でも、
私のように患部に頭痛を感じることがあるのかなどを
教えていただけたら幸いです。

今年受験なので、手術程度で済めばいいのですが、
後になってわかったりすると手遅れになるかも、
と思い心配なので書き込みました。
ご返答、よろしくお願いします。


Monday, July 02, 2007 12:15 AM

[2007年7月2日 00時15分31秒]
--------------------------------------------------------------------------


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

●御相談タイトル:【 2年前に脊髄動静脈奇形の診断。今現在歩行・排泄が困難。何をするのがベスト? 】  

--------------------------------------------------------------------------
回答者:
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)


これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。


++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「現時点で臨床症状から脊髄動静脈奇形が疑われる患者さん」
の場合は。

MRIで血管病変が描出されない場合では
「カテーテルによる脊髄血管撮影」が必用であり適応になります。
けれども
また,「脊髄動静脈奇形」は「造影する血管の数がとても多い」という
特徴=難点があります。

だから
検査が長時間になり不十分な血管造影で終わることもあります。

よって
「カテーテルによる脊髄血管撮影」を「2回にわける」
「「セカンドルック検査」:second-look examination」
によるカテーテルによる脊髄血管撮影」も行われます。

繰り返し超選択的造影を行う方が
解剖学的な理解がしやすい場合もあります。
これは「カテーテルによる脊髄血管撮影」の
失敗ではないのです。

「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の治療において外科的治療とならび
「血管内治療」が重要な治療法でもあります。


「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の「診断戦略」の観点からも「治療戦略」の観点からも
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の検査法で
「カテーテルによる脊髄血管撮影」はgold standardと
今の私は考えます。

御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「御主人様」は
「カテーテルによる脊髄血管撮影」をいまだ
施行されてはいないのではないでしょうか。

もしもCT・MRIで
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の診断がつき。
そして
今現在
「カテーテルによる脊髄血管撮影」がおこなわれていないのであれば
「手術」による「治療戦略」も。
「血管内手術」による「治療戦略」も
全く方法論的に「不可能」です。


「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
を構成する
「止めるべき動脈」=「栄養血管:feeder:feeding artery」
「とめるべき静脈」=「流出静脈:drainer:draining vein」
「摘出すべき本体」=「巣:nidus:ナイダス:ニーダス」
の
「血管情報」がないからです。

お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

「カテーテルによる脊髄血管撮影」を
行われるご相談をされて積極的な「治療戦略」に
進まれる「判断時期」と今の私は考えます。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++



#1
##1
「○○県在住の○○と申します。
突然で失礼かと存じますが、
ご相談させていただけないでしょうか。

夫(31歳)が「脊髄動静脈奇形」という病名で、
先天性のものであることは2年ほど前に診断を受け、
知りました。

髄内に、複雑に絡まった塊状の血管があり、
神経を圧迫して下肢が不自由な状態です。

私の記憶では3年ほど前までは、寝ているときに
痙攣を起こすのが気になるものの
生活にはそんなに支障なく、走ることもできていました。

今はだいぶ、歩行・排泄が困難になっています。
手術はリスクを伴う上、万全の対策はないとのことで、
現在経過を見るだけにとどまっています。

こういった症例で
手術が成功した例はあるのでしょうか?

また、手術ができないとしても、
有効なリハビリ方法はあるのでしょうか?

お忙しいことと思いますが、
先生のご意見お待ちしています。」
との事です。



#2
##1
まずは「脊髄動静脈奇形」という「病態」について
簡単に御説明致します。

##2
「脊髄動静脈奇形」は病態の解明が1990年ころから
著明に球速に進歩致しました。

##3
それまで不明だった
「脊髄動静脈奇形」の治療なし経過観察の場合
どのような経過で「症状・症候」が変遷するか。
=>
「脊髄動静脈奇形」の
「natural hitory:ナチュラルヒストリー」=
「自然歴:しぜんれき」(といいます)。

##4
「脊髄動静脈奇形」は
病態名称としては
「脊髄動静脈奇形」よりも「脊髄動静脈短絡」が
病態としては正しいと考えられるようにも
なっています。

##5
けれどもやはり
「脊髄動静脈奇形」=
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
のほうが通りは
宜しいので。「
脊髄動静脈短絡:spinal arterio-venous shunt:sAVS」
という病名用語は強いて用いられません。

##6
このように「脊髄動静脈奇形」の「病態概念」は
「ずいぶんと解明されたけれども」。

##7
「脊髄動静脈奇形」が
今も昔も「大変困難な病気」であることは
何ら変わりが御座いません。

##8
「脊髄動静脈短絡:spinal arterio-venous shunt:sAVS」
には有名な



#3
##1
Di Chiroという「脳神経外科専門医」の
「脊髄動静脈奇形」分類は
古典的にも今も「有名」で御座います。
##2
###1
juvenile type
###2
glomus type
###3
single−coiled type
##3
「脊髄動静脈奇形」をDi Chiro(デイ・キロ)
という「脳神経外科教授」は
上記「3型」に分類致しました。
##4
現在のCT・MRIとりわけ「脊髄MRIによる分類」
でもDi Chiro分類は「重要であり」「大活躍」しています。



#4
##1
今現在の「脊髄動静脈短絡:spinal arterio-venous shunt:sAVS」
の分類法としては。
###1
1. 脊髄硬膜動静瘻,spinal dural arteriovenous fistula, Type I-AVM
(#3参照)

###2
2. 髄内動静脈奇形,
spinal intramedullary arteriovenous malformation, Type II, III-AVM
(#3参照)

過去には,Type II はglomus type,
Type IIIはjuvenile typeのAVMと言われました。

Type IIは,single feeder, single drainerのことが多く頚髄に好発し,
多くは脊髄実質内の腹側にある小さなAVMであることが多い。

###3
3. 硬膜内傍脊髄動静脈瘻,
spinal perimedullary arteriovenous fistula, Type IV-AVM

Type IV-AVMとして報告されたextramedullary AVFです。
脊髄の表面でシャントをつくり,
稀にクモ膜下出血を起こすが,
多くはvenous hypertensionによって進行性の脊髄症状を呈します。
また動脈瘤の合併や拡張した静脈が静脈瘤を形成し
脊髄を圧迫して症状を出す場合もあります。
性差はなく20-30歳台に好発する.
外傷が原因と考えられる症例のあるが詳細は不明です。

###4
4. 傍脊柱動静脈瘻・動静脈奇形, 
paraspinal arteriovenous fistula/malformation

脊柱管外の筋肉,神経孔,傍脊椎部,硬膜外腔などに
存在する動静脈瘻,動静脈奇形です。
シャントした血流により静脈が拡張し
これにより様々な症状を呈します。


##2のように
「4分類」がなされます。



#5
##1
「私の記憶では3年ほど前までは、寝ているときに
痙攣を起こすのが気になるものの
生活にはそんなに支障なく、走ることもできていました。

今はだいぶ、歩行・排泄が困難になっています。
手術はリスクを伴う上、万全の対策はないとのことで、
現在経過を見るだけにとどまっています。

こういった症例で
手術が成功した例はあるのでしょうか?

また、手術ができないとしても、
有効なリハビリ方法はあるのでしょうか?

お忙しいことと思いますが、
先生のご意見お待ちしています。」
との事です。

##2
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
を「治そうとすれば」
「本物の血管撮影」が必要不可欠です。

##3
病変の存在診断のみであればMRIは有用です。
けれども,
「実際の治療」をするに当たり
「カテーテル血管撮影」なしで
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の分類と「栄養血管や導出静脈の
同定を行うこと」は全く不可能です。

##4
すなわち
「脊髄動静脈奇形」の「存在」による
脊髄実質の変化の描出はMRIでないと不可能である。
そして
一方では
「小さな動静脈シャント」はCT・MRIには全く映らず
「カテーテルによる脊髄血管撮影」でないと描出できません。

##5
この意味でMRIと「カテーテルによる脊髄血管撮影」
は「2大柱」な役割があります。



#6
##1
「現時点では,臨床症状から脊髄動静脈奇形が疑われる患者さん」
の場合は
MRIで血管病変が描出されない場合では
「カテーテルによる脊髄血管撮影」が必用であり適応になります。

##2
また,「脊髄動静脈奇形」は「造影する血管の数がとても多い」という
特徴があります。

##3
検査が長時間になり不十分な血管造影で終わることもあります。
だから「カテーテルによる脊髄血管撮影」を「2回にわける」
「「セカンドルック検査」:second-look examination」
によるカテーテルによる脊髄血管撮影」も行われます。

##4
繰り返し超選択的造影を行う方が
解剖学的な理解がしやすい場合もあります。

##5
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の治療において外科的治療とならび
「血管内治療」は重要な治療法でもあります。

##6
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の「診断戦略」の観点からも「治療戦略」の観点からも
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の検査法で
「カテーテルによる脊髄血管撮影」はgold standardと
今の私は考えます。



#7
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「御主人様」は
「カテーテルによる脊髄血管撮影」をいまだ
施行されてはいないのではないでしょうか。

##2
もしもCT・MRIで
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の診断がつき。

##3
そして
今現在
「カテーテルによる脊髄血管撮影」がおこなわれていbないのであれば
「手術」による「治療戦略」も。
「血管内手術」による「治療戦略」も
全く方法論的に「不可能」です。

##4
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
を構成する
「止めるべき動脈」=「栄養血管:feeder:feeding artery」
「とめるべき静脈」=「流出静脈:drainer:draining vein」
「摘出すべき本体」=「巣:nidus:ナイダス:ニーダス」
の
「血管情報」がないからです。

##5
「カテーテルによる脊髄血管撮影」は大変ですから
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。


#8結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載から
「御主人様」の
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
の「画像診断」のCT・MRIは行われていることは
よく判ります。

##3
けれども
確実な
「カテーテルによる脊髄血管撮影」が行われては
いないのではないでしょうか。

##4
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##5
「脊髄動静脈奇形:spinal arterio-venous mauformation;spinal AVM」
を構成する
「止めるべき動脈」=「栄養血管:feeder:feeding artery」
「とめるべき静脈」=「流出静脈:drainer:draining vein」
「摘出すべき本体」=「巣:nidus:ナイダス:ニーダス」
の
「血管情報」がなければ
外科的な「治療戦略」は全く不可能です。

##6
この点につき
「お受けもちの先生」とよく相談されるべき時期であると
今の私は考えます。

##7
一刻も早く御相談者「御主人様」
の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。

御幸運を心より御祈り申し上げます。


上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。


何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2007年7月2日 19時4分46秒]
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お名前: 匿名希望    
○○県在住の○○と申します。
突然で失礼かと存じますが、
ご相談させていただけないでしょうか。

夫(31歳)が「脊髄動静脈奇形」という病名で、
先天性のものであることは2年ほど前に診断を受け、
知りました。

髄内に、複雑に絡まった塊状の血管があり、
神経を圧迫して下肢が不自由な状態です。

私の記憶では3年ほど前までは、寝ているときに
痙攣を起こすのが気になるものの
生活にはそんなに支障なく、走ることもできていました。

今はだいぶ、歩行・排泄が困難になっています。
手術はリスクを伴う上、万全の対策はないとのことで、
現在経過を見るだけにとどまっています。

こういった症例で
手術が成功した例はあるのでしょうか?

また、手術ができないとしても、
有効なリハビリ方法はあるのでしょうか?

お忙しいことと思いますが、
先生のご意見お待ちしています。
Monday, July 02, 2007 12:43 AM

[2007年7月2日 12時43分48秒]
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[2007年7月6日 10時46分20秒]

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