ご相談タイトル:5-6年前から左耳の耳介の奥(鼓膜でもない耳の奥)に痛み 



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お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。



++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「三叉神経:さんさしんけい:第V脳神経」も
「顎関節症」も全く関係がない。

「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
という「病態」です。

御相談者のように「「疼痛」の「症状・症候」」が
強い方と。
軽症の方がいらっしゃいます。

実際に現実的には正診断率の大変低い
「疼痛系の「病態」」ということになります。

でも本当に脳MRIで「「異常所見」無し」
であれば「お受けもちの先生」からは「何かの一つ覚え」のように。
「精神的なもの」とされてしまう。
御可愛そうな事例です。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++





#1
##1
「43才・女性です。
5-6年前から左耳の耳介の奥(鼓膜でもな
い耳の奥)に痛みが出るようになりました。
 初期のうちはバッファリンで対応していましたが、次第に効かな
くなりました。

 痛みの場所は左耳の奥なのですが、痛くなると左の口角を少
し動かすだけで、また耳に触れるだけで、耳の奥まで激痛が走り
ます。しかも4〜5時間から半日続きます。

痛みの出る時は、疲れがたまっていたり、
寝不足だったりした時のようです。

 耳鼻科でも外科でも異常はなく、たまたま通っていた歯科
で顎関節症の診断をうけてマウスピースを作ってもらいました。
夜中の歯ぎしりがひどいので顎に負担がかかっているから
とのことでした。

しかし、症状も改善されず、月に1度ぐらいの痛みが頻繁
に出るようになりました。
鎮痛剤も全く効きません。

 とうとう今年の6月に大学病院を紹介されました。MRIをとりま
したが痛みが出るような物理的な状況ではないとのこと。「痛く
なるかな、と思うから痛みがでる精神的なものだ」という診断で
した。

 大学病院内の「心療歯科」を紹介されたところ、
「三叉神経が過敏になっている、顎関節は関係ない」との診断でした。

 ただ私の痛み(激痛」)は何年も一貫して耳の奥だけで、
先生の言う「次第にこめかみから左頭部全体に痛みが広がって、
くる。夕方4時以降に鋭い一瞬の痛みがでる」という症状とは
ちょっと違うような気がしています。
 
<処方された薬>
   デパス     毎食後 1錠
   リボトリール  就寝前 1錠
   デパケン    就寝前 1錠
 
処方された薬をきちんと飲んでいると、夜薬を飲んでも翌昼 
までふらふらして真直ぐ歩けないぐらいです。抗てんかん薬を
こんなに飲み続けてよいものでしょうか。
 フルタイムで土曜も働いているのでそちらの病院になかなか
診察に行けません。三叉神経の痛みという漠然とした病名が、
いまひとつよく解りません。教えてください。
 よろしくお願いします。」
との事です。







#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載の
「症状・症候」は。
1・
「5-6年前から左耳の耳介の奥(鼓膜でもな
い耳の奥)に痛みが出るようになりました。」
2・
「痛みの場所は左耳の奥なのですが、痛くなると左の口角を少
し動かすだけで、また耳に触れるだけで、耳の奥まで激痛が走り
ます。しかも4〜5時間から半日続きます。」
3・
「痛みの出る時は、疲れがたまっていたり、
寝不足だったりした時のようです。」
4・
「耳鼻科でも外科でも異常はなく」
5・
「年の6月に大学病院を紹介されました。MRIをとりま
したが痛みが出るような物理的な状況ではないとのこと。「痛く
なるかな、と思うから痛みがでる精神的なものだ」という診断で
した。」
=>
脳MRI「「異常所見」無し」=>「精神的なものだ」
の「1・」−「5・」
の「症状・症候」或は脳MRIの「画像診断」
から構成されています。



##2
御相談者の御相談内容要旨御記載のこの一連の
「病態」は。

##3
聞き慣れないかもしれませんが。
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
という神経痛の「症状・症候」で御座います。

##4
下記に順を追って御回答致します。








#3
##1
「脳神経外科」のレベルでは「耳の奥の痛み」に関する
「疼痛系の「病態」」は
###1
「舌咽神経痛:glossopharyngeal neuralhia」や
###2
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
その他或いは
###3
「Vidian nerve neuralgia:ビデイアン神経痛」等
が御座います。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載に関する限り
「1・」ー「5・」のとりわけ「5.」から
は御相談者は「物理的なものではない」と御記載
されていますがこれは
患者さんに判り易く「お受けもちの先生」が用いられたもので
あり。

##3
正確には
「中枢神経系の「器質的疾患」(脳腫瘍や脳血管障害・奇形等)」
「中枢神経系」の「器質的疾患」はないということなのですね。




#4
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「症状・症候」からは「病態」としては
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
と今の私は考えます。

##2
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」は
時により「舌咽神経痛:glossopharyngeal neuralhia」と
混同されることもありますが本来は全く異なるものです。

##3
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」は
「外耳道」の痛みで場合により大変に激烈な「症状・症候」
であることが御座います。

##4
一方御相談者の場合とは異なり
「症状・症候」としては「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
であるが軽症の「病態」の患者さんもいらっしゃいます。








#5
##1
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」とは。

##2
耳と「ユースタキイ管」に限局した神経痛。

##3
「ヤコブソン神経(Jacobson’s neve)」=
「tympanic nerve:鼓室神経」とと呼称する「舌咽神経の末梢神経1分枝」
であり「鼓室」=「中耳のこと」と「外耳道」の感覚を司るのですが。

##4
この「ヤコブソン神経(Jacobson’s neve)」=
「tympanic nerve:鼓室神経」が
分布する領域の。

##5
「外受容器性疼痛」が
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」です。
(難しくて御免なさい。)

##6
因みに「ヤコブソン神経(Jacobson’s neve)」=
「tympanic nerve:鼓室神経」の源流の舌咽神経は。

ビールを「飲み」+「苦味を味わう」というまさに
ビールを飲むためにあるような「12対」の「脳神経」の「9番目」
で御座います。






#6
##1
御相談者に「苦痛を与えている」
1・
「5-6年前から左耳の耳介の奥(鼓膜でもな
い耳の奥)に痛みが出るようになりました。」
2・
「痛みの場所は左耳の奥なのですが、痛くなると左の口角を少
し動かすだけで、また耳に触れるだけで、耳の奥まで激痛が走り
ます。しかも4〜5時間から半日続きます。」
3・
「痛みの出る時は、疲れがたまっていたり、
寝不足だったりした時のようです。」
の「疼痛系の「病態」」は。

##2
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
という
「疼痛系の「病態」」です。


##3
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」は
時として激烈であり片側のことが多いものです。


##4
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
は時として「舌咽神経痛:glossopharyngeal neuralhia」
と間違われることがあるのでご注意下さい。

##5
「舌咽神経痛:glossopharyngeal neuralhia」は
極めて激烈であり
「「疼痛」の「症状・症候」」のため
嚥下不能に至り食事がとれなくなります。
「舌咽神経痛:glossopharyngeal neuralhia」の場合
「Janetta(ジャネッタ)の手術」という手術が必要になります。


##6
いずれにしても
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
は正診断率の大変低い「疼痛系の「症状・症候」」
でございます。









#7
##1
「とうとう今年の6月に大学病院を紹介されました。MRIをとりま
したが痛みが出るような物理的な状況ではないとのこと。「痛く
なるかな、と思うから痛みがでる精神的なものだ」という診断で
した。」
=>
脳MRIで
「中枢神経系の「器質的疾患」(脳腫瘍や脳血管障害・奇形等)」
がなくて宜しかったです。

##2
けれども「精神的なもの」ではありえません。


##3
「 大学病院内の「心療歯科」を紹介されたところ、
「三叉神経が過敏になっている、顎関節は関係ない」との診断でした。」
=>
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「三叉神経:さんさしんけい:第V脳神経」の
領域に「症状・症候」は御記載されてはいません。
=>
「三叉神経:さんさしんけい:第V脳神経」の領域の
「「疼痛」の「症状・症候」」或は「疼痛系の「病態」」
ではありえません。

##4
そしてお受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。
けれども
「「三叉神経が過敏になっている」という「病態」」は
雲をつかむようであり。「中枢神経系専門医」或は
医師でなくても「違い」は判りましょう。







#8
##1
「三叉神経の痛みという漠然とした病名が、
いまひとつよく解りません。教えてください。
 よろしくお願いします。」
との事です。
=>
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

##2
「顎関節は関係ない」は宜しいが。

##3
「三叉神経が過敏になっている」では
これは医師の診断とはいえません。

 
##4
「耳鼻科疾患」「自律神経失調症」「メニエル症候群」
「更年期障害」「頚椎の疾患」「うつ状態・うつ病」・
「心療内科の疾患」等ととよく間違えられます。
御注意下さい。

##5
治療法ですが筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服、
外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたします。
(「神経ブロック」といっても
「星状神経節ブロック(SGB)」は全く「効果」がありません)







#9結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
##1
「脳神経外科」のレベルでは「耳の奥の痛み」に関する
「疼痛系の「病態」」は
###1
「舌咽神経痛:glossopharyngeal neuralhia」や
###2
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
その他或いは
###3
「Vidian nerve neuralgia:ビデイアン神経痛」等
が御座います。

##3
##2のなかの
典型的な
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」の「症状・症候」
です。

##4
しっかり治されるためには「機能性末梢神経障害」にお強い
「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」を
御受診されるのが宜しいと考えます。

##5
但し「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」でも
「機能性末梢神経障害」に苦手な先生もいらっしゃいます。
このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。

##6
「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
「舌咽神経痛:glossopharyngeal neuralhia」
「Vidian nerve neuralgia:ビデイアン神経痛」などといわれても
全く「病態名称」すらちんぷんかんぷんなこともあります。
このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。

##7
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。



ps
山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html
の「過去の御相談と御回答」から.

「ヤコブソン神経痛(Jacobson’s neuralgia)」
について。
「症状・症候」は軽いかたですが
耳の痛み [2] [2004年11月11日 15時47分54秒] 
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/177979460059763.html
が御座います。
御参照頂けますように。










上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。






何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。







何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2006年10月8日 15時3分52秒]

お名前: 匿名希望   
43才・女性です。
5-6年前から左耳の耳介の奥(鼓膜でもな
い耳の奥)に痛みが出るようになりました。
 初期のうちはバッファリンで対応していましたが、次第に効かな
くなりました。

 痛みの場所は左耳の奥なのですが、痛くなると左の口角を少
し動かすだけで、また耳に触れるだけで、耳の奥まで激痛が走り
ます。しかも4〜5時間から半日続きます。

痛みの出る時は、疲れがたまっていたり、
寝不足だったりした時のようです。

 耳鼻科でも外科でも異常はなく、たまたま通っていた歯科
で顎関節症の診断をうけてマウスピースを作ってもらいました。
夜中の歯ぎしりがひどいので顎に負担がかかっているから
とのことでした。

しかし、症状も改善されず、月に1度ぐらいの痛みが頻繁
に出るようになりました。
鎮痛剤も全く効きません。

 とうとう今年の6月に大学病院を紹介されました。MRIをとりま
したが痛みが出るような物理的な状況ではないとのこと。「痛く
なるかな、と思うから痛みがでる精神的なものだ」という診断で
した。

 大学病院内の「心療歯科」を紹介されたところ、
「三叉神経が過敏になっている、顎関節は関係ない」との診断でした。

 ただ私の痛み(激痛」)は何年も一貫して耳の奥だけで、
先生の言う「次第にこめかみから左頭部全体に痛みが広がって、
くる。夕方4時以降に鋭い一瞬の痛みがでる」という症状とは
ちょっと違うような気がしています。
 
<処方された薬>
   デパス     毎食後 1錠
   リボトリール  就寝前 1錠
   デパケン    就寝前 1錠
 
処方された薬をきちんと飲んでいると、夜薬を飲んでも翌昼 
までふらふらして真直ぐ歩けないぐらいです。抗てんかん薬を
こんなに飲み続けてよいものでしょうか。
 フルタイムで土曜も働いているのでそちらの病院になかなか
診察に行けません。三叉神経の痛みという漠然とした病名が、
いまひとつよく解りません。教えてください。
 よろしくお願いします。
Sunday, October 08, 2006 4:12 AM
[2006年10月8日 04時12分9秒]

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