ご相談タイトル:顔の左唇辺りの痺れで悩まされています。 



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お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。


++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「高校3年の夏、野球の練習中に
硬球が左頬に直撃した事」との事です。

「左側頬」に間違いないのであれば。
「左側頬」は「顔面知覚」を司る「三叉神経:さんさしんけい:第V脳神経」
の「三叉神経の第2枝」が「「外力」により障害」された可能性は
あります。あくまでも可能性です。

けれども
「私が悩まされている症状は、顔の左唇辺りの痺れです。」
の「感覚障害・知覚障害」であれば。

「臨床神経診断学」から考えると
この「感覚障害・知覚障害」は「三叉神経の第3枝」
の「症状・症候」ということになる。

「症状・症候」=「顔の左唇辺りの痺れ」が
「この症状は高校3年の夏、野球の練習中に
硬球が左頬に直撃した事により、起こりました。」
は「臨床診断学」からは整合性が全くなくおこりえません。

不思議です。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++



#1
##1
「私の年齢は23歳で、性別は男です。
私が悩まされている症状は、顔の左唇辺りの痺れです。
この症状は高校3年の夏、野球の練習中に
硬球が左頬に直撃した事により、起こりました。
時間の経過と共に痺れも消えていくのでは
無いかと思っていましたが、一向に良くなりません。
病院も何個か回ったのですが、ビタミン剤を処方された位で、
具体的な治療は受けていません。

この痺れのせいで、喋る時にかむ事が多くなりました。
この痺れを一刻も早く、取り除きたいと思い、
相談させて頂きました。
お忙しい中、申し訳ございませんが、ご返信の方、
宜しくお願いいたします。」
との事です。





#2
##1
「私が悩まされている症状は、顔の左唇辺りの痺れです。
この症状は高校3年の夏、野球の練習中に
硬球が左頬に直撃した事により、起こりました。」
との事です。

##2
「高校3年の夏、野球の練習中に
硬球が左頬に直撃した事」との事です。
=>##3

##3
「左側頬」に間違いないのであれば。
「左側頬」は「顔面知覚」を司る「三叉神経:さんさしんけい:第V脳神経」
の「三叉神経の第2枝」が「「外力」により障害」された可能性は
あります。

##4
けれども
「私が悩まされている症状は、顔の左唇辺りの痺れです。」
の「感覚障害・知覚障害」であれば。
「臨床神経診断学」から考えると
この「感覚障害・知覚障害」は「三叉神経の第3枝」
の「症状・症候」ということになります。

##5
そうすると。
「症状・症候」=「顔の左唇辺りの痺れ」が
「この症状は高校3年の夏、野球の練習中に
硬球が左頬に直撃した事により、起こりました。」
は「臨床診断学」からは整合性がなくなります。

##6
野球の硬球が「あご」=「下顎骨:mandibuala」ではなく
「左側頬」を「直撃」が「正しい」と仮定しての
ことです。







#3
##1
「三叉神経の第2枝」は「顔面頭蓋」の「頬骨:zygoma」
の「孔」から「顔面皮膚」に分布致します。

##2
「三叉神経の第3枝」は「顔面頭蓋」の「下顎骨:mandibuala」
の「孔」から「顔面皮膚」に分布致します。

##3
「三叉神経の第2枝」と「三叉神経痛第3枝」では
距離は著しく離れています。

##4
「三叉神経:さんさしんけい:第V脳神経」には
「運動神経:morter nerve」成分もふくまれていますが
大部分は「感覚神経:sennsory nerve」です。

##5
##3から「三叉神経の第2枝」と「三叉神経痛第3枝」では
距離は著しく離れていますから
「臨床神経診断学」とりわけ「臨床神経局在診断学」からは
「左側頬」を強打した硬球が「顔の左唇辺りの痺れ」
を惹起しているいとは到底に考えられません。






#4
##1
「私の年齢は23歳で・略・
私が悩まされている症状は、顔の左唇辺りの痺れです。
この症状は高校3年の夏、野球の練習中に
硬球が左頬に直撃した事により、起こりました。」は
また「感覚障害・知覚障害」の「持続期間」としても
不思議です。

##2
「臨床神経診断学」からは「知覚神経障害」は
1・「知覚消失:an-aenthsia:アネステシア」
2・「知覚低下:ヒペテシア:hypo-aestaesia」
3・「知覚過敏:ヒペレステシア:hyper-aestaesia」
4・「異感覚:デイセステシア:dys-aesthesia」
5・「錯感覚:パレステシア:para-aesthaesia」
の「5種類」に分類されます。

##3
仮に「5年前」の「三叉神経:さんさしんけい:第V脳神経」
の障害が今現在まで持続するのであれば。

##4
受傷直後は
1・「知覚消失:an-aenthsia:アネステシア」=
「全く触っても何も感じない」=「いわゆる麻酔です」
の状態が暫くは「続いた状態」にあった状況以外は
考えられません。

##5
##4は「左側頬」に硬球があたたのであれば「左側頬」
に「知覚消失:an-aenthsia:アネステシア」=
「全く触っても何も感じない」=「いわゆる麻酔です」
が発生したはずです。

##6
また「三叉神経:さんさしんけい:第V脳神経」を
長時間障害を惹起させるほどの「外力」であれば
「顔面表情筋」にも障害をおこしたはずです。

##6
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
そのような「症状・症候」の御記載がありません。






#5
##1
「「私の年齢は23歳で、性別は男です。
私が悩まされている症状は、顔の左唇辺りの痺れです。
この症状は高校3年の夏、野球の練習中に
硬球が左頬に直撃した事により、起こりました。
時間の経過と共に痺れも消えていくのでは
無いかと思っていましたが、一向に良くなりません。
病院も何個か回ったのですが、ビタミン剤を処方された位で、
具体的な治療は受けていません。」
との事です。

##2
御相談者は一度「左側頬」あたった硬球のことを
一度忘れて頂く必要があるかもしれません。

##3
「臨床神経診断学」とりわけ「臨床神経局在診断学」
からは今現在の
「私が悩まされている症状は、顔の左唇辺りの痺れです。」
の「症状・症候」は過去の「外傷」とは
整合性が浮びません。








#6
##1
「この痺れのせいで、喋る時にかむ事が多くなりました。
この痺れを一刻も早く、取り除きたいと思い、
相談させて頂きました。」
との事です。

##2
そのためには
「しびれ感」は「ヒエラルヒー:階層」の違う・
或は「範疇(カテゴリー)」の違う「病態」で発生している
と考えざるをえません。

##3
御相談者は「肩こり・頸こり・背中こり」」
を元来御持ではないでしょうか。

##4
もしも御相談者に「肩こり・頸こり・背中こり」」或いは
「ふわふわ感」「くらくら感」が元来よりお強い様であれば。

##5
御相談者の「症状・症候」からは
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
をお持ちであり「症状・症候」は
「緊張型「しびれ感」」(あだ名です)
であるということになります。

##6
このタイプの「緊張型「しびれ感」」(あだ名です)
の治療法ですが
筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服、
外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたします。
(「神経ブロック」といっても
「星状神経節ブロック(SGB)」は全く「効果」がありません)

##7
しっかり治されるためには
「機能性末梢神経障害」にお強い「脳神経外科専門医先生」
或は「ペインクリニック専門医先生」を
御受診されるのが宜しい事例と考えます。








#7
##1
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の特徴につき「補足1」に。
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の「症状・症候」発生の時間依存性につき「補足2」に。
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の「緊張型しびれ(あだ名です)」について「補足3」に。
御参考までに御記載致します。

##2
御参考になれば何よりです。







#8結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「口唇の「しびれ感」」と過去の
「左側頬」の硬球の「「外力」により障害」」を
「臨床神経診断学」とりわけ「臨床神経局在診断学」から
と結合させることは不可能。

##3
そのためには
「しびれ感」は「ヒエラルヒー:階層」の違う・
或は「範疇(カテゴリー)」の違う「病態」で発生している
と考えざるをえません。

##4
しっかり治されるためには
「機能性末梢神経障害」にお強い「脳神経外科専門医先生」或は
「ペインクリニック専門医先生」を
御受診されるのが宜しいと考えます。

##5
但し「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」でも
「機能性末梢神経障害」に苦手な先生もいらっしゃいます。

##6
全く「病態名称」すらちんぷんかんぷんなこともあります。
このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。

##7
このような御回答しか出来ません。申し訳ございません。
この御回答が何がしかのお役に立てば何よりで御座います。

##8
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。











上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。






何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。






何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。







++「補足1」++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の特徴につき「補足1」に。

#4
さて「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
には特徴がございます。

##1
「残像」が「強く」光が嫌いでは
##2
「肩こり頸こり背中凝り」ひどくないですか。
##3
視覚に写るものの「影が薄く」(印象が乏しく)ありませんか。
##4
忘れ物が多くなっていませんか。
##5
土・日曜日には決まって頭痛あり月曜日体調不良では。
##6
お水を飲むとお化粧室直行の「ミルクのみ人形現象(あだ名です)は。
##7
アレルギーもしくは「呼吸器感染」の反復は
##8
光・音に過敏になられていませんか。
##9
就眠時にお布団を抱え込むようにして右下でお休みになられていませんか。
##10
就眠中夜中午前1時、4時にぴたりと目の覚める「睡眠障害」は。
##11
目の奥がチクチク痛んだり眼球が乾いた感じがしませんか。
##12
眼球結膜が赤くなって慌てられたことはありませんか
おおくは片側です。
##13
低い枕でないとお休みになれないのでは
##14
節分(1−2月)そして梅雨のころ胃が痛かったことは(胃ばけ(あだ名です)
##15
物が飲み込みにくく腹部が張った感じがされませんか。
##16
休日が窮日になり上手に「休息」を取れない特徴は如何でしょう。
##17
終末に具合が悪くなりませんか。
##18
いつも眠気が取れず思考力が低下している感じがしませんか。
##19
「腕、肩、背中一面」の重さや指先の「重さ」=「しびれ感」
はありませんか。
##20
俗に言う「貧血」で「ふわふわ感」や「くらくら感]
がくることはありませんか。
##21
「耳鼻の奥の「閉塞感」」はありませんか。
##22
水分が足りずお顔や特に手掌が赤くなってはいませんか。
##23
喉の乾きによる「喉の痛み・違和感」がおありではないですか。
##24
口腔内に唾液分泌は少ないのだけれども唾液が溜まっている
感じはありませんか。
##25
咳をすると痛みませんか。
##26
「下をむくと」辛い感じがされませんか。
(バーバーズ・サイン:Barber's sign:理髪店症候)
##27
他のかたと視線を合わせるのに臆病になられていませんか。
##28
急に体がフワフワと鋭角的にシフトするような感じがしませんか。
##29
お布団の上でお休みになるとき枕の上に頭をのせると
天井がゆれませんか。「めまい感」がされませんか。
##30
肋骨や腹部が「痛くは」有りませんか。
「「肩こり背中凝り」の前への押し寄せ」の「症状・症候」
で御座います。
##31
「甲状腺機能」の「異常所見」を指摘されたことが
おありではないでしょうか。
##32
「左側」のほうが痛くはありませんか。
##33
後頭部や後頚部に「しこり」のようなものがあり
さわると痛くないでしょうか。





以上の項目は「緊張型」の不思議だじが重用な特徴です。



「補足1おわり」
++「補足2」++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の「症状・症候」発生の時間依存性につき「補足2」に。

#5
「緊張型頭痛」或は「緊張型頭痛」或は
「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
には「症状・症候」発現に時間・曜日・月などの
時間帯依存性が御座います。
これらを下記に記載いたします。

##1
2月・6−7月、9月・11月に症状が悪化・発症
(feb/june/fall crisis)することが多いです。

##2
(月)(木)に症候悪化がくることが多いものです。

##3
(土)(日)が休日ではなく窮日になり
「週末頭痛・週末症候群」の状態になります。

##4
よく土日に「めまい感」+「胃痛」+「悪心・嘔吐」でたまりかねて
「救急車騒ぎ」をおこさることが御座います。

##5
早朝もしくは朝の起床時に30分以内に
「症状・症候」の増悪することが多いものです。
##6
よく「めまい感」+「胃痛」+「悪心・嘔吐」
でたまりかねて「救急車騒ぎ」をおこされます。

##7
午後「眠くて致し方がない」「症状・症候」できます。

##8
11月ー12月に「しびれ感」が
上肢或は下肢におきたり「ふわふわ感」が起きたり致します。

##9
皮肉なことに俗に言う風邪をひかれた後に「症状・症候」
が発現して「診断」がつかないことが御座います。

##10
「細菌性気管支炎
或は「反復性上気道感染」をおこされ
「無菌性髄膜炎」と診断されることが稀ならずあります。

##11
##10ならずとも「耳鼻の奥の「閉塞感」」の
「症状・症候」が発生することもあり
「耳鼻科専門医先生」で「御診断」が付かないことが
多いものです。
 
上記は「緊張型」の不思議だが
重用な「時間・曜日・月依存性傾向」の特徴です。
「補足2おわり」

++「補足3」++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の「緊張型しびれ(あだ名です)」について「補足3」に。
しびれがあるとのことですが。
下記については如何でしょうか。

「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
では「特有な「しびれ感」」が「症状・症候」としてでます。


##1
手指の親指・人指指(第1・第2指)か
小指・薬指(第4・第5指)に
絵に書いたような「しびれ感」があるのが特徴ですが如何でしょう。

##2
まずほかの手指には来ません。

##3
男性が腕時計を眺める上肢の部位にしびれ感があるのが
特徴で御座います。
如何でしょう。

##4
また手のひらが赤く霜「降り状」の白い斑点がないでしょうか。


##5
これらの「症状・症候」は朝方強いという特徴
が御座います。

##6
この「しびれ感」は
「頚椎の病気(「頚椎症」とか頚椎椎間板ヘルニア)」
が原因と間違われることが多くこの場合は厄介です。

##7
皮肉なことに脳MRIから
「脳神経外科専門医」の疾患である
「キアリ・アーノルド奇形」
「脊椎空洞症」等と間違われることがあります。

##8
上肢に「しびれ感」のある患者さんは下肢にも
また下肢に「しびれ感」のある患者さんじは下肢にも「しびれ感」の
有ることが多いものです。

##9
下肢の「しびれ感」の場合は足指の親指・薬指の根元、
・足の甲(足背部)・踝・外側大腿に「しびれ」がきます。

##10
下肢の「しびれ感」の場合膝の裏が「糊付けされたような」
「張り紙様の硬さで「張って」いることが多いものです。

##11
おおくの場合「末梢循環障害」とりわけ「下肢静脈還流不全状態」
で疼痛性歩行障害にいたることが御座います。

##12
またこの「しびれ感」はおかお特に下口唇に「しびれ感」
を併発することが御座います。

##13
また「しびれ感」とも異なるのですが
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」の
患者さんは「肘関節」の「甲」のほうに「軽い疼痛」があるのが
特徴でも御座います。





「補足3おわり」
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2006年9月21日 14時43分59秒]

お名前: 匿名希望   
私の年齢は23歳で、性別は男です。
私が悩まされている症状は、顔の左唇辺りの痺れです。
この症状は高校3年の夏、野球の練習中に
硬球が左頬に直撃した事により、起こりました。
時間の経過と共に痺れも消えていくのでは
無いかと思っていましたが、一向に良くなりません。
病院も何個か回ったのですが、ビタミン剤を処方された位で、
具体的な治療は受けていません。

この痺れのせいで、喋る時にかむ事が多くなりました。
この痺れを一刻も早く、取り除きたいと思い、
相談させて頂きました。
お忙しい中、申し訳ございませんが、ご返信の方、
宜しくお願いいたします。

Wednesday, September 20, 2006 9:30 PM
[2006年9月20日 21時30分12秒]

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