ご相談タイトル:両脚の足底部の痛み 



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お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。


++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

この足底部の「疼痛系の「病態」」は
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)=
「Roth−Bernhartd症候群:ロス・ベルンハルト症候群」=
「meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ)」
に「特有なものです。
御相談者は「30歳」でいらっしゃるが高齢の患者さんの
場合「「足底部」に砂利を沢山踏みつけているような「病態」」
へと転じます。

高齢化すると「治療戦略」は不利になります。
正診断率の大変低い「疼痛系の「症状・症候」」でございます。

両側「神経根ブロック」が奏功する「病態」。

これは「骨・皮・筋」の病気ではありません。
「機能性末梢神経障害疼痛」で御座います。 

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++







#1
##1
「30歳、男性です。先生にご相談があります。
 
(症状)
1年半程前に、歩いている最中に両足の裏に痛みを感じ、
継続して歩くと痛みが増しやがて歩くのが困難程度になりました。

2〜3日が経過して、痛みは歩ける程度に落ち着きましたが、」
その痛みが1年半を経過した現在も両足共に続いています。
痛みは歩いていても寝ていても、両足の裏全体に同様にあり、
歩く時間が長いと痛みが増してきます。

ふくらはぎも
強く押したりすることで痛みを感じます。
ふくらはぎをマッサージすると足の裏の
痛みもやや緩和されます。
 
(対応)
1年半程前、足が痛くなった当時、
整形外科を2〜3箇所と内科1箇所
で症状を見て頂きました。

整形外科では足のレントゲンをとりましたが
特に異常はなく、足の裏の筋が痛んでいる(炎症)との診断を受け、
湿布と痛み止めを頂き、あまり歩かず、
足にあった靴を履くようにとの指示を受け
ました。

その後、仕事はデスクワークのため、歩く時間は1日1時間程度、
靴もやわらかいものを履いていますが、痛みは軽減されません。

内科では尿酸値が高いことが原因として投薬を受けました。
その後、尿酸値は下がったものの、痛みの改善はありません。
血液では、その他、コレステロール値が基準値を超えて高く、
血糖値もやや高い状況です。
また、軽い脂肪肝との診断も受けていますが、投薬はありません。
 
(質問)
1年半の間痛みが続き、
このまま放置しておいても治らないのではと
感じています。

痛みは仕事や日常生活で全く支障がない訳でもありませんので、
取り除きたいのですが、何軒か病院で診察頂き、治らなかったため、
診断科が適切でないのか、また、考えられる病気(原因)について、
お伺いできないでしょうか。

どうぞよろしくお願いいたします。」
との事です。





#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。
 
#2
##1
御相談者の御相談内容からは
「骨・皮・筋」の「病態」或は「内科的な背景要因」
と「症状・症候」は関連が少ないように
考えます。
 
##2
この「症状・症候」は
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)。
 
##3
1895年Rothにより「meralgia paraesthetica」
と命名され
Bernhardtにより「外側大腿皮神経パレステジア」
と記載されました。
 
##4
「知覚異常性大腿神経神経痛」
或はmeralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ),
 Roth−Bernhartd症候群などと呼称されますが。
 
##5
本邦ではまず通じません。
 
##6
「知覚異常性大腿神経神経痛」
(本当は神経痛ではないのですが)
の特徴を#3に記載いたします。
 
 
 
 
 
#3
この「腰痛・下肢痛」には特徴が御座います。
 
##1
「腰痛」を伴い疼痛或は「しびれ感」は
まずは
「大腿外側」から発症するものです。
##2
「膝関節痛」或いは
「更には下肢外側痛或は脹脛痛」として広がります。
 
##3
この「しびれ感」は「ある朝」或は「就眠時」「就眠中」に
突如として出現することが多いものです。
 
##4
けれども「運動神経麻痺」は全く伴いません。
 
##5
「しびれ感」の特徴は
「弱い電気を感じられているビリビリする様な御自覚症状」
と考えます。
 
##6
「下肢足」の「親指付け根」・「薬指の付け根」・
「踝の上」・「大腿」外側に「しびれ感」「症状・症候」が
あることが多いものです。
 
##7
下肢「しびれ感」の場合「体重」をかけていると
消失或は著明に軽減致します。
 
##8
「入浴にて浮力で体重負荷が無く」なると
「症状・症候」は軽減致します。
 
##9
けれども「浴槽」からでた後に」急激に
「症状・症候」が増悪することが多いものです。
 
##10
「いすに座ったり」して「体重負荷」が減じると「症状・症候」
は増悪して「足指先端」の「冷痛感」で「激痛」にばけることも
御座います。
 
##11
下肢のみでなく上枝にもしびれのあることが多いものです。
如何でしょうか。
 
##12
上枝の「しびれ感」の場合
「手指の親指・人指指(第1・第2指)か
小指・薬指(第4・第5指)」に
絵に書いたような「しびれ」が御座います。
 
##13
更に上肢の場合
男性が腕時計を眺める上肢の部位にしびれ感があるのが
特徴で御座います
 
##14
「下肢痛」で「御診断」が付かず苦労される患者さん
が「知覚異常性大腿神経神経痛」では後をたちません。
 
##15
時として「疼痛性歩行障害」にすら至ります。
 
##16
「機能性末梢神経障害」であり画像診断には「異常所見」
が得られないため正診断率の大変低い
「疼痛系の「症状・症候」」でございます。
 
##17
「神経ブロック」或は「神経根ブロック」
或は「硬膜外ブロック」が著効致します。
 
##18
「症状・症候」のレベルを間違えられて
「おしり=臀部直上」の「ブロック」を施行されることが
稀ならず御座います。
 
##19
これらの
「経仙骨孔ブロック」或は
「硬膜外ブロック」の「仙骨ブロック」を施行されても
一向に良くなりません。
 
 
 
 
 
#4
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
足底部の疼痛或は知覚障害があることが
判ります。
この「症状・症候」は年齢がますにつれ
「「足底部」に小石をたくさん踏みつけているような
「疼痛系の「病態」」」へと変化していきます。

##2
「知覚異常性大腿神経神経痛」
(本当は神経痛ではないのですが)
の典型的な「症状・症候」で御座います。
 
##3
主役は外側大腿皮神経という有名な「末梢知覚神経」であり
「第2,3腰神経前枝の後部」から発生する
「有名な神経」で御座います。
 
##4
だから
「末梢神経名称」でいけば
「外側大腿皮神経」が病態の主役であるということになります。
 
##5
L2神経根といえば
###1
陰部大腿神経
###2
外側大腿皮神経
###3
大腿神経
###4
閉鎖神経の源流です。
 
##6
「治療戦略」としては
治療法ですが筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服、
外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたします。

##7
「神経ブロック」では
「外側大腿皮神経ブロック」
 
或は
「神経根ブロック」での
「L2神経根神経根ブロック」が著効致します。
 
##8
「診断科が適切でないのか、また、考えられる病気(原因)について、
お伺いできないでしょうか。」
との事です。
=>##9・10

##9
上記の「神経ブロック」或は「神経根ブロック」による
治療は。
 

##10
「機能性末梢神経障害疼痛」にお強い「脳神経外科専門医先生」或は
「ペインクリニック専門医先生」が専門ということになります。
 
 
 



#5結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。
 
##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
典型的な
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
或は
1895年Rothにより「meralgia paraesthetica」と命名されて
Bernhardtにより「外側大腿皮神経パレステジア」と記載された
病態なので御座います。
 
##3
「CT・MRIやX線撮影などの画像診断」では「異常所見」
が得られないために「機能性末梢神経障害」による
「症状・症候」と呼称されます。
 
##4
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)=
「meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ)」=
「Roth−Bernhartd症候群:ロス・ベルンハルト症候群」の「病態」は
俄かには「診断」がつかず
本邦ではまず通用しません。
 
##5
しっかり治されるためには「機能性末梢神経障害疼痛」にお強い
「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」
を御受診されるのが宜しいと考えます。
 
##5
但し「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」でも
「機能性末梢神経障害疼痛」に苦手な先生もいらっしゃいます。
このことは何卒に御銘記下さいませ。
 
##6
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。
 
 
 
 
 
上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。
 
 
 

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
 
 
 
 
 
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
 
 
 
取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。
 
 
 
山本クリニック 山本博昭
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci 
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp
[2006年1月19日 10時37分53秒]

お名前: 匿名希望   


30歳、男性です。先生にご相談があります。
 
(症状)
1年半程前に、歩いている最中に両足の裏に痛みを感じ、
継続して歩くと痛みが増しやがて歩くのが困難程度になりました。

2〜3日が経過して、痛みは歩ける程度に落ち着きましたが、」
その痛みが1年半を経過した現在も両足共に続いています。
痛みは歩いていても寝ていても、両足の裏全体に同様にあり、
歩く時間が長いと痛みが増してきます。

ふくらはぎも
強く押したりすることで痛みを感じます。
ふくらはぎをマッサージすると足の裏の
痛みもやや緩和されます。
 
(対応)
1年半程前、足が痛くなった当時、
整形外科を2〜3箇所と内科1箇所
で症状を見て頂きました。

整形外科では足のレントゲンをとりましたが
特に異常はなく、足の裏の筋が痛んでいる(炎症)との診断を受け、
湿布と痛み止めを頂き、あまり歩かず、
足にあった靴を履くようにとの指示を受け
ました。

その後、仕事はデスクワークのため、歩く時間は1日1時間程度、
靴もやわらかいものを履いていますが、痛みは軽減されません。

内科では尿酸値が高いことが原因として投薬を受けました。
その後、尿酸値は下がったものの、痛みの改善はありません。
血液では、その他、コレステロール値が基準値を超えて高く、
血糖値もやや高い状況です。
また、軽い脂肪肝との診断も受けていますが、投薬はありません。
 
(質問)
1年半の間痛みが続き、
このまま放置しておいても治らないのではと
感じています。

痛みは仕事や日常生活で全く支障がない訳でもありませんので、
取り除きたいのですが、何軒か病院で診察頂き、治らなかったため、
診断科が適切でないのか、また、考えられる病気(原因)について、
お伺いできないでしょうか。

どうぞよろしくお願いいたします。

 Wednesday, January 18, 2006 10:15 PM
[2006年1月18日 22時15分37秒]

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