ご相談タイトル:家族性筋萎縮性側索硬化症 FALS? |
これはさぞかし御心配であろうと存じます。 御気持ちは大変よく判ります。 御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。 +++++++++++++++++++++++++++ 御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。 「伯母は筋萎縮性の患者の父親の異父兄弟です。 筋萎縮性の患者は家族性ではないと言い続けていたのですが、 複雑な家系ですので、それもまた不安です。」 との事です。 「家族性筋萎縮性側索硬化症: familiar amyotrophic lateral sclerosis:FALS」 という家族性の「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」「病態」 は5%に存在致します。 下記に順を追って御回答致します。 +++++++++++++++++++++++++++ #1 ##1 「相談は、伯母68歳のことなんですが、 2年前から突然、右手親指、人差し指に力がはいらなくなり、 筋肉が萎縮してしまいました。 身内に筋萎縮性束索硬化症の患者がいたため、 同じ病気ではないかと疑われました。 しかし、2年たった今も、完全には麻痺しておらず、 また、他にも進行はしていないため、原因不明のままです。 最近は、筋萎縮性束索硬化症ではないかも、と言われています。 私には娘が二人おり、もし家族性だったらと思うと、 胸がつまる思いで、鬱になり、精神科にまで通うほどです。 先生のご意見をお聞かせ願えませんでしょうか? 伯母は筋萎縮性の患者の父親の異父兄弟です。 筋萎縮性の患者は家族性ではないと言い続けていたのですが、 複雑な家系ですので、それもまた不安です。 長文失礼致しました。わらにもすがる思いで、 失礼を承知でメールさせて頂きました。」 との事です。 #2 ##1 「家族性筋萎縮性側索硬化症: familiar amyotrophic lateral sclerosis:FALS」 について 簡単にご説明致します。 #3 ##1 「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の5%が家族性です。 ##2 ##1の内訳は ###1 「常染色体優性遺伝」の様式を有します。 ###2 「常染色体劣性遺伝」の様式を有することもあります。 ###3 散発性の「若年者「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」」 の事例も御座います。 です。 ##3 「生存期間」は「2峰性」を示します。 ###1 「短期生存年数型」は24ヶ月 ###2 「長期生存型」は144ヶ月です。 ##4 「家族性筋萎縮性側索硬化症: familiar amyotrophic lateral sclerosis:FALS」 の発症年齢は平均45.7年で御座います。 ##5 「家族性筋萎縮性側索硬化症: familiar amyotrophic lateral sclerosis:FALS」 は 通常の「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」よりもやや早く発病する 傾向が御座います。 ##6 男女比=1.36:1でやや男性に多い。 ##7 「家族性筋萎縮性側索硬化症: familiar amyotrophic lateral sclerosis:FALS」 は 「古典的筋萎縮性側索硬化症(ALS)」と 「臨床神経学」での「症状・症候」 に大略一致すると御考え下さい。 #4 ##1 俗にいう「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」と呼称されているものの 「病態」でも ###1 古典的「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」= 「Chrcot ALS:シャルコーALS] (または「通常型=forme commune」) ###2 「延髄型:forme bulbaire」「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」 ###3 「偽多発神経症型:forme pseudo-poly-neuritique」 ###4 その他 の「4「病態」」に分類致します。 ##2 これらの「4「病態」」はさらに「症状・症候」の・或は その他の「病態学的変数」により細分化されることがあります。 ##3 「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」は 西太平洋・グアム・ロタ・テニアン諸島に多発致します。 ##4 本邦では有名な事ですが 「紀伊半島南部地方」に多発点があります。 #5結論: ##1 御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。 ##2 「神経内科専門医先生」でも 「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」に苦手な先生が多いものです。 ##3 大学病院の如く「神経内科専門医先生」が複数常駐される 「神経内科外来」の「神経内科専門医先生」を「御受診」される事を お勧め致します。 ##4 何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。 取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、 誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。 「補足」 +++++++++++++++++++++++++++++++++ 筋萎縮性側索硬化症(ALS)は進行性の神経変性疾患であり 原因不明で根本的な治療法が未発見の難病で対処の困難な 疾患です。 全国で推定8000人以上の患者さんが闘病していると思われる。 イギリスの物理学者のホーキング博士がALS患者。 アメリカのルーゲーリックという有名な大リーガーの選手が罹患し ルーゲーリック病とも「米」では呼称。 チエロのヨーヨーマさんは素晴らしいストラデイバリウスの チェロをお持ちです。 この以前の持ち主はジャクリーヌ・デユ・プレさんという 超有名な女性のチェリストで やはりALSでこの世を去りました (ジャクリーヌ・デユ・プレ の死亡前の診断はMS(多発性硬化症)でしたが誤診。) +++++++++++++++++++++++++++++++++ 上記あくまでもご参考にまでお留めおき ご無事にされて下さいませ。 何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。 何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。[2005年10月9日 11時2分9秒]
相談は、伯母68歳のことなんですが、 2年前から突然、右手親指、人差し指に力がはいらなくなり、 筋肉が萎縮してしまいました。 身内に筋萎縮性束索硬化症の患者がいたため、 同じ病気ではないかと疑われました。 しかし、2年たった今も、完全には麻痺しておらず、 また、他にも進行はしていないため、原因不明のままです。 最近は、筋萎縮性束索硬化症ではないかも、と言われています。 私には娘が二人おり、もし家族性だったらと思うと、 胸がつまる思いで、鬱になり、精神科にまで通うほどです。 先生のご意見をお聞かせ願えませんでしょうか? 伯母は筋萎縮性の患者の父親の異父兄弟です。 筋萎縮性の患者は家族性ではないと言い続けていたのですが、 複雑な家系ですので、それもまた不安です。 長文失礼致しました。わらにもすがる思いで、 失礼を承知でメールさせて頂きました。 Saturday, October 08, 2005 10:57 PM[2005年10月8日 122時57分46秒]