ご相談タイトル:髄膜腫術後のけいれん発作の頻発 



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☆山本クリニック相談掲示板のこれまでの御相談と回答総集編☆
ここをおして 0 1 2 3 4 5




お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
ご心配なことと存じます。
これはお大変でしたね。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。


+++++++++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「脳腫瘍」の「髄膜腫:meningioma」は元来「脳」の外の
「硬膜:こうまく」から発生するために。

「脳神経細胞」が存在する「脳表:のうひょう」の「大脳灰白質」に
接する「脳腫瘍」で御座います。

そのため「髄膜腫:meningioma」が発見される
「中枢神経系の器質的疾患由来の巣症状(そうしょうじょう)」
として「症候性痙攣発作」の「症状・症候」は大変多いものです。

だから脳CTその他で「髄膜腫:meningioma」が診断された場合
「症候性痙攣発作」がなくても
手術まで抗痙攣剤を直ちに投与する場合も多いものです。

勿論「脳表:のうひょう」の「脳腫瘍」ですから「摘出手術」後も
「症候性痙攣発作」はとても起しやすい場合があります。

「症候性痙攣発作」を起す前の
「aura:アウラ」=「予兆」の「症状・症候」が明らかであり
また「下痢」とのことですから「体調不良」でもあったのでしょう。

「Toddの麻痺」或は
「post-ictal oalsy:ポスト・イクタリ・パルシー」と
いう「症状・症候」を呈するタイプの典型的な「焦点性」の
「症候性痙攣発作」
で御座います。


「お受けもちの先生方」も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##8
大脳の「脳表:のうひょう」=「灰白質:gray matter」=「神経細胞」が
「元気」であればあるほど。
「症候性痙攣発作」は発生しやすいものです。

今現在は「御家族」は御不安のどん底にいらっしゃると
思いますが。

すべからく「髄膜腫:meningioma」術後として事態は「好転」していくと
思います。

もう暫くのご辛抱です。

下記に順を追って御回答致します。
+++++++++++++++++++++++++++++







#1
##1
「主人のことです。
46歳、男性です。

2月に突然、右腕の不随意痙攣を起こして入院しました。
その後左脳に髄膜腫のあることがわかり
3月初旬に手術で腫瘍を取り除きました。
手術はうまくいって腫瘍は完全に取り除かれたとのことです。

4月には退院したのですが、その後たびたび痙攣発作を起こす
ようになってしまいました。

痙攣発作が起こると右腕の不随意運動がだんだんひどくなり
顔面に及び、ついには全身にまで痙攣が回ってしまいます。
先日は全身硬直を起こし、呼吸停止、意識混濁状態になって
今も入院中です。

痙攣を起こす2週間くらい前から
右腕に変なしびれ感があるといっていました。
同時期に下痢も続いているそうです。

もちろん、病院から出された薬は毎日欠かさず飲んでいます。
手術が終わったというのにこんな状態がいつまでも続くのでしょうか。
直る見込みはあるのでしょうか。

ひょっとしたら腫瘍の転移や、取り残しということなのでしょうか。
痙攣発作の程度がだんだんひどくなってきているので心配です。

お忙しいことと存じます。
お閑な折でけっこうですのでご回答のほう
何とぞよろしくお願い申し上げます。」
との事です。



#2
##1
「脳腫瘍」の「髄膜腫:meningioma」は元来「脳」の外の
「硬膜:こうまく」から発生するために。

##2
「脳神経細胞」が存在する「脳表:のうひょう」の「大脳灰白質」に
接する「脳腫瘍」で御座います。

##3
そのため「髄膜腫:meningioma」が発見される
「中枢神経系の器質的疾患由来の巣症状(そうしょうじょう)」
として「症候性痙攣発作」の「症状・症候」は大変多いものです。

##4
だから脳CTその他で「髄膜腫:meningioma」が診断された場合
「症候性痙攣発作」がなくても
手術まで抗痙攣剤を直ちに投与する場合も多いものです。

##5
勿論「脳表:のうひょう」の「脳腫瘍」ですから「摘出手術」後も
「症候性痙攣発作」はとても起しやすい場合があります。

##6
勿論「全例」というわけでは御座いません。



#3
##1
「痙攣発作が起こると右腕の不随意運動がだんだんひどくなり
顔面に及び、ついには全身にまで痙攣が回ってしまいます。」
との事です。

##2
「Toddの麻痺」或は「post-ictal oalsy:ポスト・イクタリ・パルシー」と
いう「症状・症候」を呈するタイプの典型的な「焦点性」の「症候性痙攣発作」
で御座います。

##3
この「症状・症候」は手術のうまいへたとは無関係であり・
或はあまり関係がなく。
おきるときにはおきてしまう。

##4
「 痙攣を起こす2週間くらい前から右腕に変なしびれ感があるといっていました。
同時期に下痢も続いているそうです。」
との事です。

##5
##4からは「症候性痙攣発作」を起す前の
「aura:アウラ」=「予兆」の「症状・症候」が明らかであり
また「下痢」とのことですから「体調不良」でもあったのでしょう。

##6
「先日は全身硬直を起こし、呼吸停止、意識混濁状態になって
今も入院中です。」
との事です。
=>
「症候性痙攣発作」から「痙攣発作重積」に到った「症状・症候」
で御座います。




#4
##1
今現在は抗痙攣剤の「血中濃度」が不十分或は
抗痙攣剤が「あっていない」その他の理由が考えられます。

##2
「お受けもちの先生方」も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##3
「もちろん、病院から出された薬は毎日欠かさず飲んでいます。
 手術が終わったというのにこんな状態がいつまでも続くのでしょうか。
 直る見込みはあるのでしょうか。」
との事です。

##4
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
このような「症候性痙攣発作」が発生して「症候性痙攣発作」
の頻度が通常の「開頭手術」等の場合よりも頻度高いことは
「髄膜腫:meningioma」「摘出手術」の術後には
ときとして御座います。

##5
「ひょっとしたら腫瘍の転移や、取り残しということなのでしょうか。」
との事です。
=>全く関係御座いません。

##6
「 痙攣発作の程度がだんだんひどくなってきているので心配です。」
との事です。
=>
適切な表現が思い浮かばないのですが
やはり抗痙攣剤が「あっていない」のと「御主人様」が「症候性痙攣発作」
が起きる前の「aura:アウラ」=「予兆」を我慢しすぎた
ような気が致します。






#5結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「髄膜腫:meningioma」術後に限らず「脳腫瘍」術後は6−7月に
かかるときには不思議な事に「患者さんが暴れる」と呼称するのですが
様々な「エピソード」が頻発致します。

##3
「脳表:のうひょう」に接して発生する「髄膜腫:meningioma」
自体の「一般的特性」と「御主人様」の場合「運動領:motor aria」に近い場所
に「髄膜腫:meningioma」が発生していたという「個性」の
相乗効果によって「御家族」を心配させる「症候性痙攣発作」が
発生しているものと今の私は考えます。

##4
勿論抗痙攣剤の組み合わせにより或はまめな「血中濃度」の測定
により「髄膜腫:meningioma」「摘出手術」術後の
「症候性痙攣発作」は抑えられます。

##5
「髄膜腫:meningioma」の場合「良性脳腫瘍」であり「完全に全摘できた」
という術後の「朗報」が。

##6
「一転して」「症候性痙攣発作」の発生により
カウンターとなって「御家族」を襲いますから
ご心配もひとしおであろうと存じます。

##7
「お受けもちの先生方」も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##8
大脳の「脳表:のうひょう」=「灰白質:gray matter」=「神経細胞」が
「元気」であればあるほど。
「症候性痙攣発作」は発生しやすいものです。

##9
今現在は「御家族」は御不安のどん底にいらっしゃると
思いますが。

##10
すべからく「髄膜腫:meningioma」術後として事態は「好転」していくと
思います。

##11
もう暫くのご辛抱です。
何卒に「御家族」もお大事にお健やかにされてくださいませ。

##12
一刻も早く御相談者の「御主人様」の
「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。


取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。



山本クリニック 山本博昭
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp







上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。






何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。






何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2005年6月23日 16時4分32秒]

お名前: 匿名希望   
*相談掲示板がメンテナンス中のため
電子メールにて頂いた御相談を参考のため相談掲示板に移動致します。*



主人のことです。
46歳、男性です。

2月に突然、右腕の不随意痙攣を起こして入院しました。
その後左脳に髄膜腫のあることがわかり
3月初旬に手術で腫瘍を取り除きました。
手術はうまくいって腫瘍は完全に取り除かれたとのことです。

4月には退院したのですが、その後たびたび痙攣発作を起こす
ようになってしまいました。

痙攣発作が起こると右腕の不随意運動がだんだんひどくなり
顔面に及び、ついには全身にまで痙攣が回ってしまいます。
先日は全身硬直を起こし、呼吸停止、意識混濁状態になって
今も入院中です。

痙攣を起こす2週間くらい前から
右腕に変なしびれ感があるといっていました。
同時期に下痢も続いているそうです。

もちろん、病院から出された薬は毎日欠かさず飲んでいます。
手術が終わったというのにこんな状態がいつまでも続くのでしょうか。
直る見込みはあるのでしょうか。

ひょっとしたら腫瘍の転移や、取り残しということなのでしょうか。
痙攣発作の程度がだんだんひどくなってきているので心配です。

お忙しいことと存じます。
お閑な折でけっこうですのでご回答のほう
何とぞよろしくお願い申し上げます。
[2005年6月23日 15時57分9秒]

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