ご相談タイトル:股関節痛 



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☆山本クリニック相談掲示板のこれまでの御相談と回答総集編☆
ここをおして 1 2 3 4 5




お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
ご心配なことと存じます。


+++++++++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容からは
典型的な
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではない)
或いは
「meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ」
「Roth−Bernhartd(ロス・ベルンハルト)症候群」
と呼称される
「病態」で御座います。

「腰椎椎間板ヘルニア」或いは「股関節変形症」等と
よく間違えられます。
CT・MRIにて「異常所見無し」とのこと。
本当に宜しかったです。

下記順をおって御回答いたします。
+++++++++++++++++++++++++++++





#1
##1
「私、45歳の男性ですが、
一年程前から股関節と言うか小股と言うか、
痛くなり最初は、筋が突っ張る感じで、椅子に座り足が組めなく成り、
ここ半年ぐらいから痛みに変わり
今では、足を外側・内側にひねると痛みが走り、
胡座も組めなくなり寝返りをするときにも時折痛くて目が覚める程です
 大学病院や整形外科病院にも行って
CT・MRI・レントゲン検査もしているのですが所見が見あたらないと
言う言葉だけが返って来ますこの痛みには、
異常性が解らないままなのでしょうか?」
との事です。












#2
##1
「大学病院や整形外科病院にも行って
CT・MRI・レントゲン検査もしているのですが所見が見あたらないと
言う言葉だけが返って来ます」
との事ですが。
CT・MRIにて「異常所見無し」で本当に宜しかったです。

##2
御相談者のこの「症状・症候」はよく
「椎間板ヘルニア」或いは「股関節変形症」等と間違われます。
この観点からは本当に宜しかったと今の私は考えます。

##3
因みに
この「病態」は「腰椎椎間板ヘルニア」と間違えられ手術されて
しまうことも御座います。
けれども当然の事ながら
「治らないためによく話題になる「病態」」でも御座います。

##4
近年「腰椎椎間板ヘルニア」の「レーザー外科」による「治療戦略」が
進歩してその結果内視鏡下に「ヘルニアがない」ことが明確に確認でき
「「異常所見」がない」と「断言できる」ようになりました。

##5
腰椎MRI等の「画像診断」にてなんといわれようが。
「内視鏡で見て」「治すヘルニアがない」ということであるのだから
患者さんには「大変よいことで」御座います。

##6
再度御記載申し上げますが。
「腰椎椎間板ヘルニア」或いは「股関節変形症」等と「御診断」されなくて
本当にこれは宜しかったです。






#3
##1
この御相談者の
「一年程前から股関節と言うか小股と言うか、
痛くなり最初は、筋が突っ張る感じで、椅子に座り足が組めなく成り、
ここ半年ぐらいから痛みに変わり
今では、足を外側・内側にひねると痛みが走り、
胡座も組めなくなり寝返りをするときにも時折痛くて目が覚める程です」
との
「疼痛」の「症状・症候」は
特徴があるはずで御座います。

##2
例えば「坐骨」の「部分」が痛い・或いは
「御婦人」では正中が痛くなるので
「「お尻」をくいにぶつけた」等と
「恥ずかしいからつい正直にいってくれない」
ことも御座います。


##3
この「疼痛」は
###1
腰痛もさながら存在し
###2
「背部全体の重感」が存在し
###3
足指の「第1指親指・人差し指」の付け根と「第5指」の付け根が痛くなり
###4
[踝(くるぶし)]が疼痛
###4
それから下腿外側の疼痛・「疼痛」+「しびれ感」
###5
大腿の外側の「「疼痛」+「しびれ感」
###6
場合により大腿付け根の「疼痛」+「しびれ感」
###7
坐骨正中の「疼痛」+「しびれ感」
###8
その他
が「疼痛」+「しびれ感」

##3
上記##1・##2で構成される疼痛「デルマトーム」で構成されるはずで
御座います。

##4
「デルマトーム」とは「神経支配に基づく分布図」を
「デルマトーム」と呼称致します。

##5
例えば
仮に「腰椎椎間板ヘルニア」或いは「股関節変形症」
と画像診断でご指摘されたと
仮定しても。

##6
「腰椎・仙椎MRI或いはその他の画像診断」
にて「異常所見あり」の「レベル」の「神経」と「臨床神経診断学」の
「デルマトーム」の「神経地図」とは合致してはいなかったと考えます。

##7
CT・MRI或いは脊椎X線撮影などの所見が
「臨床神経診断学」 による
「デルマトーム」と全く「綺麗に合致」すれば
「脊椎の疾患」=「腰椎椎間板ヘルニア」等で宜しいはすで御座います。

##8
けれどもこの「デルマトーム」は画像診断とは「合致していないはず」
で御座います。

##9
##8は「いろは」の「い」。


##10
ヨーロッパ・合衆国では「おこりえないが」「臨床神経診断学」は
難解なので。

##11
本邦では95%の患者さんには御相談者の「症状・症候」
は「御診断」がたてられないことが御座います。







#4
##1
御相談者の御相談内容からは
この「症状・症候」は。

##2
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
と呼称される「症状・症候」。

##3
「腰痛・腰「しびれ感」」を伴う「下肢大腿外側痛」の
「しびれ感」の「症状・症候」が基本で御座います。

##4
「meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ)」或いは 
「Roth−Bernhartd(ロス・ベルンハルト)症候群」などと呼称されます。
 
##5
この病態は大変に有名で
1895年Rothにより「meralgia paraesthetica」と命名され
Bernhardtにより
「外側大腿皮神経パレステジア」と記載されたもので御座います。
 
##6
大変残念なことに本邦では御相談者の「症状・症候」=
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではない)
はまず通用致しません。
 

##7
大変正診断率の大変低い「症状・症候」であり「疾患」で御座います。

##8
因みに「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではない)
は「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
の患者さんに多いものです。

 




#5
この「腰痛・下肢痛」には特徴が御座います。
 
##1
「腰痛」を伴い疼痛或は「しびれ感」は
まずは
「大腿外側」から発症するものです。
##2
「膝関節痛」或いは
「更には下肢外側痛或は脹脛痛」として広がります。
 
##3
この「しびれ感」はある朝突如として出現することが多いものです。
##4
けれども「運動神経麻痺」は全く伴いません。
 
##5
「しびれ感」の特徴は
「弱い電気を感じられているビリビリする様な御自覚症状」と考えます。
##6
「下肢足」の「親指付け根」・「薬指の付け根」・
「踝の上」・「大腿」外側に「しびれ感」「症状・症候」が
あることが多いものです。
 
##7
下肢「しびれ感」の場合「体重」をかけていると
消失或は著明に軽減致します。
そうでないこともありますが。

##8
「入浴にて浮力で体重負荷が無く」なると
「症状・症候」は軽減致します。

##9
けれども「浴槽」からでた後に」急激に
「症状・症候」が増悪することが多いものです。
ご注意下さい。

##10
「いすに座ったり」して「体重負荷」が減じると「症状・症候」
は増悪して「足指先端」の「冷痛感」等の「温度感覚」から
「痛み」にばけることも御座います。

##11
この「症状・症候」は辛く「御診断」がつかないと
「1年間」以上も「疼痛性歩行障害」或いは「疼痛」にて
歩けない患者さんもいらっしゃいます。






#6
##1
さて御相談者の疼痛は「下肢」の「疼痛」ですが
「最初は、筋が突っ張る感じで、椅子に座り足が組めなく成り、
ここ半年ぐらいから痛みに変わり」との事であり「疼痛」の以前は
始めは「しびれ感」であったはずです。

##2
下肢のみでなく上枝にもしびれのあることが多いものです。
如何でしょうか。

##2
上枝の「しびれ感」の場合
「手指の親指・人指指(第1・第2指)か
小指・薬指(第4・第5指)」に
絵に書いたような「しびれ」が御座います。

##3
更に上肢の場合
男性が腕時計を眺める上肢の部位にしびれ感があるのが
特徴で御座います

##4
「腰痛・下肢痛」で「御診断」が付かず苦労される患者さん
が「知覚異常性大腿神経神経痛」では後をたちません。

##5
時として「疼痛性歩行障害」にすら至ります。

##6
「機能性末梢神経障害」であり画像診断には「異常所見」
が得られないため正診断率の大変低い
「疼痛系の「症状・症候」」でございます。








#7
##1
「Roth−Bernhartd(ロス・ベルンハルト)症候群」
或いは
「meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ」
或いは
「知覚異常性大腿神経神経痛」
(本当は神経痛ではない)
の治療法で御座います。

##2
治療法ですが筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服や
外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたします。

##3
「神経ブロック」の場合
「神経ブロック」或は「神経根ブロック」
或は「硬膜外ブロック」が著効致します。

##3
「症状・症候」のレベルを間違えられて
「おしり=臀部直上」の「ブロック」を施行されることが
稀ならず御座います。

##4
これらの
「経仙骨孔ブロック」或は
「硬膜外ブロック」の「仙骨ブロック」を施行されても
一向に良くなりません。
 
##5
適切な表現が思い浮かばないのですが
「ペインクリニック専門医先生」或いは「脳神経外科専門医先生」
でもこの病態が極めて苦手な先生がいらっしゃいます。
このことは肝に銘じられて下さい。
 
 
 


 
#8
##1
御相談者の御相談内容からは。

##2
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
の「軽症」の「症状・症候」で御座います。

##3
主役は外側大腿皮神経という有名神経であり
「第2,3腰神経前枝の後部」から発生する
「有名な神経」で御座います。

##4
「末梢神経名称」でいけば
「外側大腿皮神経」が病態の主役であることが多いものです。
##5
「外側大腿皮神経」はL1L2L3から枝が出ます。
Lとは「腰椎の神経根」のことです。

##6
因みに
L2神経根といえば
###1
陰部大腿神経
###2
外側大腿皮神経
###3
大腿神経
###4
閉鎖神経の源流です。

##7
「症状・症候」が御強い様であれば
「神経ブロック」では
「外側大腿皮神経ブロック」

##8
或は
「症状・症候」が御強い様であれば
「神経根ブロック」では
「L2神経根神経根ブロック」が著効致します。

##9
上記の「神経ブロック」或は「神経根ブロック」による
治療は「ペインクリニック専門医先生」が専門と致します。
 
 
 



#5結論:
##1
御相談者の御相談内容からは
「腰椎椎間板ヘルニア」或いは「股関節変形症」等と
御診断されなくて誠に宜しかったです。
 
##2
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
或は
1895年Rothにより「meralgia paraesthetica」と命名されて
Bernhardtにより「外側大腿皮神経パレステジア」と記載された
病態なので御座います。
 
##3
「CT・MRIやX線撮影などの画像診断」からは「異常所見」
が得られません。


##4
「機能性末梢神経障害」による
「症状・症候」と呼称される範疇の「疼痛概念」。
 
##5
「腰痛・下肢痛」に関しては
「画像診断」が主体の本邦では
「機能性末梢神経障害」による「症状・症候」と呼称される範疇の「疼痛概念」
は本邦ではまず通用しないので「御診断がつかないこと」が多いものです。
 
##6
「腰痛・下肢痛」とりわけ「機能性末梢神経障害」の
お得意な「脳神経外科専門医先生」或いは
「ペインクリニック専門医先生」を御受診されると
宜しいと考えます。
 
##7
但し「脳神経外科専門医先生」「ペインクリニック専門医先生」でも
「知覚異常性大腿神経神経痛」が苦手な先生もいらっしゃいます。
このことは何卒に覚えておかれて下さいませ。


##8
一刻も早い御相談者の「症状・症候」の寛解の得られること・
一刻も早い「症状・症候」のご回復を心より御祈り申し上げます。







上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。










何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。




何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2005年1月23日 14時16分41秒]

お名前: 小泉 剛   
私、45歳の男性ですが、
一年程前から股関節と言うか小股と言うか、
痛くなり最初は、筋が突っ張る感じで、椅子に座り足が組めなく成り、
ここ半年ぐらいから痛みに変わり
今では、足を外側・内側にひねると痛みが走り、
胡座も組めなくなり寝返りをするときにも時折痛くて目が覚める程です
 大学病院や整形外科病院にも行って
CT・MRI・レントゲン検査もしているのですが所見が見あたらないと
言う言葉だけが返って来ますこの痛みには、
異常性が解らないままなのでしょうか?

[2005年1月23日 13時14分27秒]

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