ご相談タイトル:4年前の脳挫傷。昨秋と今癲癇と肺炎の状態で意識は殆どない 



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お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。
さぞかしに御心痛の事とかんがえます。




++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

御相談者の御相談内容要旨御記載の
「御母様」の「症状・症候」からは
今現在は
「中心静脈栄養(IVHという)」のもと
「ベンチレーター管理:人工呼吸器管理」が
行われて・「痙攣発作重積:けいれんほっさじゅううせき」
の可能性からの「抗痙攣薬:anti-convulsant」の
「経静脈投与」が行われているはずです。

「痙攣発作」の「意識障害」からの
「誤嚥性肺炎:ごえんせいはいえん」
であり。

「呼吸器管理」「全身管理」が極めて重要である状況
です。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++






#1
##1
「こんにちは、山本先生

本日は、母の予後について質問させていただきた
く書き込み致しました。

母は現在82歳です。
母は4年前に転倒により脳挫傷を起こし、
手術のち車椅子生活をしていました。

更に3.5年後に癲癇発作を起こし、10日の療養後、回復しました。
その後はずっと抗癲癇薬を服用していたのですが、
4ヵ月後であった今回、また癲癇が再発しました。

現在発作から1週間経ちますが、意識は殆どなく、
肺炎も併発しております。担当の医師は
『このまま更に1週間ほど経っても今のような状態が続くなら、覚醒はない』
と仰っているのですが、

ぜひ先生のご意見を承りたいです。
y担当医師は、母は(脳波が正常でないため)
抗癲癇薬を使っているために覚醒しないのだと
仰っているのですが…

再び目は覚めるのでしょうか。本当に心配です。

お忙しい中申し訳ありませんが、どうかご意見をお願いします。」
との事です。







#2
##1
「母は現在82歳です。
母は4年前に転倒により脳挫傷を起こし、
手術のち車椅子生活をしていました。

更に3.5年後に癲癇発作を起こし、10日の療養後、回復しました。
その後はずっと抗癲癇薬を服用していたのですが、
4ヵ月後であった今回、また癲癇が再発しました。」
との事です。

##2
「受傷機転」の御記載がなく
「重傷頭部外傷」であり「脳挫傷」その他の「病態」
であったことは推察できますが
手術おそらくは「開頭手術」等に「到られた事由」が
判断できません。

##3
通常脳挫傷のみであれば「開頭手術」等は行われません。
勿論「重傷頭部外傷」として必ずや併発する
「脳浮腫:brain edema:のうふしゅ」
のコントロールは必要である。

##4
そのために「頭蓋内圧亢進」のための「内外減圧」のために
(一時期骨弁をはずされていたかも知れませんね)
「開頭手術」等が行われたと推察致します。









#3
##1
「母は4年前に転倒により脳挫傷を起こし、
手術のち車椅子生活をしていました。」
との事です。

##2
「重傷頭部外傷」による「脳挫傷」その他の「頭蓋内頭部外傷」
で「前頭葉の表面の「運動野」」の
「皮質=灰白質」=「神経細胞」に障害を
受けたことがわかります。

##3
「皮質=灰白質」=「神経細胞」に障害を
うけると「痙攣発作」を起しやすくなります。
「痙攣発作」でも「症候性痙攣発作」ということになります。

##4
そして現実に「外傷性てんかん」をおこされたわけだから
「抗痙攣薬:anti-convulsant」の内服は必要になります。







#4
##1
「更に3.5年後に癲癇発作を起こし、10日の療養後、回復しました。
その後はずっと抗癲癇薬を服用していたのですが、
4ヵ月後であった今回、また癲癇が再発しました。

現在発作から1週間経ちますが、意識は殆どなく、」
との事です。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「更に3.5年後に癲癇発作を起こし、10日の療養後、回復しました。」
は「昨年の9月」であり
「4ヵ月後であった今回」は今現在ですから「今年1月」
ということになります。

##3
「重傷頭部外傷」以後「3.5年」は「痙攣発作」は
なかったわけですから
「御母様」に「3.5年目」の去年と「今年一月」に
なんらかの「全身状態」の「脆弱性」が発生している
と考えます。

##4
「現在発作から1週間経ちますが、意識は殆どなく、
肺炎も併発しております。」
=>
「痙攣発作」に伴う「意識障害」により
「誤嚥性肺炎:ごえんせいはいえん」をおこされたものと
考えます。






#5
##1
「担当の医師は
『このまま更に1週間ほど経っても今のような状態が続くなら、覚醒はない』
と仰っているのですが、」
との事です。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載がなく不思議に
思うのは
「御母様」は「意識障害」の状態で今現在「肺炎」です。
=>##3

##3
「呼吸器管理」はどうなっているのでしょう。
「十分な呼吸機能」を持たれているとは考えられません。

##4
御高齢で「意識障害」もあれば
とても「御自分」で酸素を取り入れ炭酸ガスを換気する
「呼吸器」の状態にはないように思います。

##5
当然「ベンチレーター管理:人工呼吸器管理」のもとに
「呼吸器感染」=「肺炎」=「誤嚥性肺炎:ごえんせいはいえん」
も含めて「CPAP(シーパップ)(continuous positive airway pressure)」
という「呼吸器管理」も重要なはずです。

##6
「CPAP(シーパップ)(continuous positive airway pressure)」
「呼吸器管理」がなければ
当然「御母様」の肺は「無気肺」の状態から
肺炎の発生は免れません。







#6
##1
今現在「御母様」に必要であるのは
「症候性痙攣発作」でも「痙攣発作重積:けいれんほっさじゅううせき」
の状態ではないのか
=>
「抗痙攣薬:anti-convulsant」或はその他で
発作はないように見えるが「痙攣発作重積」で
「脳波検査所見」では「「痙攣発作」を起し続けている」
=>
「痙攣発作」自体が
「皮質=灰白質」=「神経細胞」に障害を与えます。


##2
「y担当医師は、母は(脳波が正常でないため)
抗癲癇薬を使っているために覚醒しないのだと
仰っているのですが…」
=>##3

##3
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。
けれども
「お受けもちの先生」の「御話しの意味」「何を意味されているのか」
止むを得ずも
御相談者の御相談内容要旨御記載からは「理解できません」
申し訳ございません。

##4
「y担当医師は、母は(脳波が正常でないため)
抗癲癇薬を使っているために覚醒しないのだと
仰っているのですが…」
との事ですから「ベッドサイド」でも「脳波検査」
は行われたのでしょう。

##5
「脳波検査」モニターの上での
「「y担当医師は、母は(脳波が正常でないため)
抗癲癇薬を使っているために覚醒しないのだと
仰っているのですが…」であれば
「痙攣発作重積」である可能性は高い。

##6
であれば
当然「呼吸器感染」=「肺炎」=「誤嚥性肺炎:ごえんせいはいえん」
と抗痙攣剤の「経静脈投与」のために「意識障害」
は発生するから
「ベンチレーター管理:人工呼吸器管理」は必須であり
行われていないとおかしい。






#7結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「御母様」に「内科的な背景要因」から・
多分に「反復性呼吸器感染」が原因だとは思います。

##3
脆弱性に至り「痙攣発作重積:けいれんほっさじゅううせき」
の可能性が高いです。

##4
「痙攣発作」=>「意識障害」=>
「間違って気道に唾液や食物を入れてしまう」=「誤嚥:ごえん」
=>
「誤嚥性肺炎:ごえんせいはいえん」
=>
「脳血流量」は保たれていても
「皮質=灰白質」=「神経細胞」の「酸素分圧の低下」
=>
更なる「皮質=灰白質」=「神経細胞」に障害
=>「痙攣発作」
という「悪循環」です。

##5
「御母様」は
「痙攣発作」+「意識障害」+「誤嚥性肺炎:ごえんせいはいえん」
で「痙攣発作重積:けいれんほっさじゅううせき」の可能性。

##6
今現在
1・
「中心静脈栄養(IVHという)」も含め「栄養」と
2・
「ベンチレーター管理:人工呼吸器管理」による
「換気・酸素化」の「呼吸器管理」更に具体的には
PEEPは「陽性呼気終末圧」に加え
「CPAP(シーパップ)(continuous positive airway pressure)」
による「無気肺の予防」などの「ベンチレーター管理:人工呼吸器管理」
の「テクニック」による。

##7
##6を大前庭とした
「呼吸器管理」「全身管理」が極めて重要であるような気が致します。

##7
「再び目は覚めるのでしょうか。本当に心配です。」
=>
「非常に深刻な状況」と判断致します。

##8
一刻も早く御相談者の「御母様」の
「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。








上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。







何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。






何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2007年1月25日 17時25分11秒]

お名前: 匿名希望   
こんにちは、山本先生

本日は、母の予後について質問させていただきた
く書き込み致しました。

母は現在82歳です。
母は4年前に転倒により脳挫傷を起こし、
手術のち車椅子生活をしていました。

更に3.5年後に癲癇発作を起こし、10日の療養後、回復しました。
その後はずっと抗癲癇薬を服用していたのですが、
4ヵ月後であった今回、また癲癇が再発しました。

現在発作から1週間経ちますが、意識は殆どなく、
肺炎も併発しております。担当の医師は
『このまま更に1週間ほど経っても今のような状態が続くなら、覚醒はない』
と仰っているのですが、

ぜひ先生のご意見を承りたいです。
y担当医師は、母は(脳波が正常でないため)
抗癲癇薬を使っているために覚醒しないのだと
仰っているのですが…

再び目は覚めるのでしょうか。本当に心配です。

お忙しい中申し訳ありませんが、どうかご意見をお願いします。

January 25, 2007 10:21 AM
[2007年1月25日 10時21分5秒]

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