ご相談タイトル:けいれん重積、左右差あり(初発)。今後の対応は? 



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☆山本クリニック相談掲示板のこれまでの御相談と回答総集編☆
ここをおして 1 2 3 4 5




お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)    URL
これは
さぞかしご心配のことと存じます。

「熱性痙攣」とは何回「脳波検査所見」を
とっても
「「異常所見」無し」というものなのです。
「熱性痙攣」とはそういうものなのです。

但し「熱性痙攣」の「痙攣発作」が強かったときには
抗痙攣剤を「一定期間」投与する
という「判断」は大変正しい判断です。

御家族の混乱は大変よく判ります。

これは
やむをえずも
「熱性痙攣」で抗痙攣剤投与の御話しを「お受けもちの先生」
がご家族にするときには
「てんかん」の可能性を必ず話すという風習があり
これにのっとられて「お受けもちの先生」も御家族に「御話し」をされたために。

御家族
が
「熱性痙攣」vs「てんかん」という
診断用語の
はざまにはいってしまわれ当惑されているたものと考える。

以下下記に順を追って御回答致します。


#1
##1
「1歳0ヶ月の女の子

1ヶ月前に胃腸炎、さらに39度以上の熱を出し痙攣を起こして救急車
で病院へ。けいれんが30分間以上止まらず、搬送先の病院でドルミカ
ム静注して止まりました。その後はダイアップも使いました(隋液、
頭部CTの検査では異常なし)。けいれんは初発であったが、重積し、
左右差もあって(特に左側が持続)、精密検査を進められました。
2つの病院で脳波を撮ったものの異常はありませんでした。

一方の病院では熱性けいれんなので治療は不要、脳波の検査も親の安
心料(?)と言われましたが、もう一方の病院では、脳波には以上は
見られないが、重積、左右差という異常さを考えると再発の確率は90
%(統計データに基づくのではないが、40年の経験からそう思われる、
とのこと。)、てんかんの可能性あり、との所見で、ひきつけ予防の
薬の投与を勧められました。薬の投与は毎日で、3年間再発せずかつ
脳波の異常もみられなければ投薬不要、という判断だそうです。

脳波測定は1回の検査では「黒」とでるかどうかはわからない、とい
う技術的な説明は、どこの病院でも同じなのですが、1回の脳波検査
(所見なし)+救急治療した病院の診断結果から、

(1) あくまでも熱性けいれんであり、てんかんは関係ない。脳波の
検査も不要だった。
(2) 再発し、てんかんの可能性大。投薬を勧める。

というあまりにも両極端の意見を聞く結果となりました。

私達の考えは、この中間というわけではないのですが、投薬による副
作用も考えられますし、それぞれケースのリスクを正しく判断できる
知識を持ちあわせていないのですが、統計的にみて異常ないでしょう
と判断できる回数又は期間にわたり脳波の検査を継続し、もし、てん
かん波等の異常が見つかれば、それに応じた措置をとる、というのが
現実的なのではないか、と思うのですが。

私達の考え(そうは思っているが、両病院とも異なり、迷っている。)
に意見をいただければと存じます。

よろしくお願い申し上げます。」
との事です。




#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読させて頂きました。

##2
お嬢様は「痙攣発作」重積状態をおこされたけれども
この「症状・症候」は
「熱性痙攣」の「症状・症候」であることは
まず間違いないと思われます。




#3
##1
「2つの病院で脳波を撮ったものの異常はありませんでした。」
との検査所見の「結果」なのですが。

##2
ここで「脳波検査」での「2つの病院で脳波を撮ったものの異常はありませんでした。」
との「異常はありませんでした。」とは。

##3
正確には一般的な「脳波検査所見「「異常所見」無し」」
という「意味」ではないのです。

##4
「「2つの病院で脳波を撮ったものの異常はありませんでした。」
との「情報」は「お嬢様の「痙攣発作重積状態」の「明確な既往」を
かえりみれば。

##5
「てんかん」であるか否かの
かなり絞りこんだ「脳波検査」の施行でありまた
「かなりの」腕利きの「脳波検査」診断医師が「脳波検査」診断を
されています。

##6
「「異常所見」無し」とは「「異常所見」あり」よりも遥かに
高度の「技量・能力」が必要な診断です。

##7
通常「臨床診断学」はみなそうですが
「「異常所見」あり」よりも「「異常所見」無し」が1000倍くらい
難しいものです。

##4
「脳波検査所見」にて「てんかん性「異常所見」」が認められなかった
ということのように今の私は考えます。


#4
##1
だから
「(1) あくまでも熱性けいれんであり、てんかんは関係ない。脳波の
検査も不要だった。」
の「お受けもちの先生」の考え方は
「てんかん」としての「診断戦略」は必要なかろう。
という「考え」であり「治療戦略」には言及されていないだけのことです。

##2
けれども
再度また熱発して「「熱性痙攣」が再発すれば
「熱性痙攣」にて「神経細胞」は「破壊」されるわけですから
これは極めて「重大」な事態ですから。

##3
抗痙攣剤を投与して
「熱性痙攣」に至ることがないように備えようと
いう「考え方」=「治療戦略」も大変適切な考え方
のようにも今の私は考えます。

##4
これが
「(2) 再発し、てんかんの可能性大。投薬を勧める。」
という「お受けもちの先生」の考え方であり
診断戦略には関係なく「抗痙攣剤を投与しない」は
「しのびない」というお考えで御座います。

##5
##1も##4の「お受けもちの先生」いずれも
「治療戦略」に言及され「脳波検査」=「「異常所見」無し」
には「あまり言及されていない点」は「同じ姿勢」
でいらっしゃいます。



#5
##1
さて御相談者は
「統計的にみて異常ないでしょう
と判断できる回数又は期間にわたり脳波の検査を継続し、もし、てん
かん波等の異常が見つかれば、それに応じた措置をとる、というのが
現実的なのではないか、と思うのですが。」
とのお考えです。

##2
「脳波検査所見」は「2回」「2つの御施設」で「てんかん」
に的を絞り「脳波検査」が施行されているわけですから。

##3
今後「何回」検査されても
「「てんかん性「異常所見」」は
得られないであろうと今の私は考えます。

##4
これはお嬢様にとってなによりも有難いことなのです。

##5
即ちお嬢様に「脳波検査所見」を繰り返されても
その「繰り返し」によって
「てんかん性「異常所見」」なしの「結果が積み重なる」だけで
御座います。

##6
おおきな「意味」或は「あらたな」結果=
「もし、てんかん波等の異常が見つかれば」
の可能性はすくないと思われます。まずはないのではないでしょうか。

##6
「熱性痙攣」とはそういうもので
御座います。




#6結論:
##1
但し「熱性痙攣」の「痙攣発作」が強かったときには
抗痙攣剤を「一定期間」投与する
という「判断」は大変正しい判断です。

御家族の混乱は大変よく判ります。

これは
やむをえずも
「熱性痙攣」で抗痙攣剤投与の御話しを「お受けもちの先生」
がご家族にするときには
「てんかん」の可能性を必ず話すという風習があり
これにのっとられて「お受けもちの先生」も御家族に「御話し」をされたために。

御家族
が
「熱性痙攣」vs「てんかん」という
診断用語の
はざまにはいってしまわれあたかも「2つの意見」が
あるように当惑されているものと考える。

##3
##1「治療戦略」に関しては
おそらく
御相談者に投じられたような
「2つ:」の「意見」或は「治療戦略」が
「お受けもちの先生」にて
あたえられるであろうと考える・推察するのは困難ではありません。

##5
わたくしであれば
「どちらも」正しい。「両極端」であるとは
ことさらに思えません。

##6
一定期間抗痙攣剤を投与して一定期間
がすぎれば抗痙攣剤を中止する。

##7
##6にかんしては「お受けもちの先生」
の指示に従うというのが
適切であると今の私は考えます。




##8
「統計的にみて異常ないでしょう
と判断できる回数又は期間にわたり」
との事です。
御相談者のおっしゃられている意味は理解可能で御座います。

けれども「統計」で論じられる「範疇(はんちゅう)」の
状況ではないのではと今の私は考えます。


##9
今回の「対応」は「熱性痙攣」ではあろうけれども
抗痙攣剤を「一定時期」内服されるのが
宜しいと今の私は考えます。


##10
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日
の来られる事を・一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。




とりあえずに第一報としての御回答を致します。

取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや
、誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。





上記あくまでもご参考にまで
お留めおきご無事にされて下さいませ。





何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。





何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2004年7月19日 16時11分26秒]

お名前: t匿名希望   
*相談掲示板がメンテナンス中のため電子メールにて頂いた御相談を
参考のため相談掲示板に移動致します。*


1歳になる娘が熱性けいれんを発し、今後の治療について相談させて
いただきたく、メールを送信いたしました。


ご意見いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

++

題名:けいれん重積、左右差あり(初発)。今後の対応は?

本文:
1歳0ヶ月の女の子

1ヶ月前に胃腸炎、さらに39度以上の熱を出し痙攣を起こして救急車
で病院へ。けいれんが30分間以上止まらず、搬送先の病院でドルミカ
ム静注して止まりました。その後はダイアップも使いました(隋液、
頭部CTの検査では異常なし)。けいれんは初発であったが、重積し、
左右差もあって(特に左側が持続)、精密検査を進められました。
2つの病院で脳波を撮ったものの異常はありませんでした。

一方の病院では熱性けいれんなので治療は不要、脳波の検査も親の安
心料(?)と言われましたが、もう一方の病院では、脳波には以上は
見られないが、重積、左右差という異常さを考えると再発の確率は90
%(統計データに基づくのではないが、40年の経験からそう思われる、
とのこと。)、てんかんの可能性あり、との所見で、ひきつけ予防の
薬の投与を勧められました。薬の投与は毎日で、3年間再発せずかつ
脳波の異常もみられなければ投薬不要、という判断だそうです。

脳波測定は1回の検査では「黒」とでるかどうかはわからない、とい
う技術的な説明は、どこの病院でも同じなのですが、1回の脳波検査
(所見なし)+救急治療した病院の診断結果から、

(1) あくまでも熱性けいれんであり、てんかんは関係ない。脳波の
検査も不要だった。
(2) 再発し、てんかんの可能性大。投薬を勧める。

というあまりにも両極端の意見を聞く結果となりました。

私達の考えは、この中間というわけではないのですが、投薬による副
作用も考えられますし、それぞれケースのリスクを正しく判断できる
知識を持ちあわせていないのですが、統計的にみて異常ないでしょう
と判断できる回数又は期間にわたり脳波の検査を継続し、もし、てん
かん波等の異常が見つかれば、それに応じた措置をとる、というのが
現実的なのではないか、と思うのですが。

私達の考え(そうは思っているが、両病院とも異なり、迷っている。)
に意見をいただければと存じます。

よろしくお願い申し上げます。
[2004年7月19日 16時9分30秒]

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