ご相談タイトル:ウェルニッケ脳症 



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☆山本クリニック相談掲示板のこれまでの御相談と回答総集編☆
ここをおして 1 2 3 4 5




お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)    URL
ご心配なことと存じます。



++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「ウエルニッケ脳症」=
「ウェルニッケ脳症:Wernicke encephalopaty」
の「御父様」の御相談です。

「ウェルニッケ脳症」とは慢性低栄養のかたがなられる
「病態」で御座います。

「サイアミン:ビタミンB1」欠乏によりおこる
「意識障害」「眼球運動障害」「運動失調」
を「3徴候」とする「病態」で御座います。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++






#1
##1
「58歳の父の事でご相談があります。
父は12年前に胃ガンになり胃を全摘して、空腸を胃の代わりにしています。
昨年の2月から空腸の働きが悪くなり、嘔吐し食事が全く出来ない状態になる
という症状が3ヶ月毎に起こり入退院を繰り返しています。
一度昨年5月に食事が出来ない為ビタミンB1不足によりウェルニッケ脳症になりましたが、
処置が早かった為ビタミンB1注射で元に戻りました。
しかし、今年の3月ぐらいから、目が二重に見えたり、
4月からはふらつきや10分も連続して歩行ができなくなったり、
急に力が抜けて後ろに倒れたりしました。
4月末に、また食事ができなくなり、かかりつけの病院に入院した際に、
またウェルニッケ脳症も再発している事がわかり、ビタミンB1の注射をしてもらいましたが
全くよくならず、どんどん症状は悪化しています。
現在は、ベットから起き上がる事もあまりできません。
主治医に本日尋ねたところ、度重なる病気で、血液中にはビタミンB1が補充されていても、
脳の動きが悪く、ビタミンB1を吸収できなくなっており
ウェルニッケ脳症の症状が進行していると言われました。
今の医学では、これ以上の処置はできないと言われたのですが、本当でしょうか。
症状が進行していくと、どういう状態になるのでしょうか。
どんどん悪化する父を見ていると心配でたまりません。

長々と書いてしまいましたが、どうかよろしくお願いします。」
との事です。



#2
##1
「58歳の父の事でご相談があります。
父は12年前に胃ガンになり胃を全摘して、
空腸を胃の代わりにしています。

昨年の2月から空腸の働きが悪くなり、
嘔吐し食事が全く出来ない状態になる
という症状が3ヶ月毎に起こり入退院を繰り返しています。」

=>
「癒着性のイレウス:腸閉塞」の「病態」であると考えます。
それから御父様に「アルコール」の履歴はおありであるかも
気懸かりなところです。

##2
「一度昨年5月に食事が出来ない為ビタミンB1不足により
ウェルニッケ脳症になりましたが、
処置が早かった為ビタミンB1注射で元に戻りました。」
との事です。

##3
本当に宜しかったですね。

##4
「ウェルニッケ脳症」とは慢性低栄養のかたがなられる
「病態」で御座います。

##5
「サイアミン:ビタミンB1」欠乏によりおこる
「意識障害」「眼球運動障害」「運動失調」
を「3徴候」とする「病態」で御座います。


##6
「サイアミン:ビタミンB1」を速やかに投与することが
何よりも何よりも重要で御座います。


#3
##1
「しかし、今年の3月ぐらいから、目が二重に見えたり、
4月からはふらつきや10分も連続して歩行ができなくなったり、
急に力が抜けて後ろに倒れたりしました。」
との事です。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
この「症状・症候」は「ウェルニッケ脳症」の再発と考えられます。


#4
##1
「4月末に、また食事ができなくなり、
かかりつけの病院に入院した際に、
またウェルニッケ脳症も再発している事がわかり、
ビタミンB1の注射をしてもらいましたが
全くよくならず、どんどん症状は悪化しています。
現在は、ベットから起き上がる事もあまりできません。
主治医に本日尋ねたところ、
度重なる病気で、血液中にはビタミンB1が補充されていても、
脳の動きが悪く、ビタミンB1を吸収できなくなっており
ウェルニッケ脳症の症状が進行していると言われました。」
との事です。

##2
「サイアミン:ビタミンB1」に「症状・症候」が反応されていない
ようです。


#5
##1
元来「ウェルニッケ脳症」の病巣は
「「視床内側核群」と「乳頭体」、「中脳水道周囲灰白質」に
及びます。

##2
「中枢神経系の「器質的疾患」(脳腫瘍や脳血管障害等)」
ではないのだけれども。

##3
「ウェルニッケ脳症」の病巣の「「視床内側核群」と「乳頭体」、
「中脳水道周囲灰白質」
の「症状・症候」がとれない・寛解されない状態であると判断致します。



#6結論:
##1
「今の医学では、これ以上の処置はできないと言われたのですが、本当でしょうか。
症状が進行していくと、どういう状態になるのでしょうか。
どんどん悪化する父を見ていると心配でたまりません。」
との事です。

##2
「ステロイド」大量投与を施行する場合もありますが
一般的ではありません。

##3
低栄養の患者さんが入院されていきなりブドウ糖のみの点滴を大量に行うと。
残存している「サイアミン:ビタミンB1」を一気に消耗してしまい
「ウェルニッケ脳症」の「症状・症候」をだしてしまうこともあります。

##4
けれども
そのようなこともなかったようです。

##5
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##6
「長々と書いてしまいましたが、どうかよろしくお願いします。」
との事です。

##7
「中枢神経系」の「病態」はどのようなときも
希望を捨てられないで下さい。

##8
今は御父様の回復を待たれるときでもどかしいかも
しれないけれども
「まつ」時期であろうと今の私は考えます。

##9
絶対にあきらめないであせらずに「好転」を待たれて下さい。


##10
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を
・一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。





上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。




取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。





何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。





何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2004年7月8日 12時34分23秒]

お名前: 匿名希望   
*相談掲示板がメンテナンス中のため
電子メールにて頂いた御相談を参考のため相談掲示板に移動致します。*




58歳の父の事でご相談があります。
父は12年前に胃ガンになり胃を全摘して、空腸を胃の代わりにしています。
昨年の2月から空腸の働きが悪くなり、嘔吐し食事が全く出来ない状態になる
という症状が3ヶ月毎に起こり入退院を繰り返しています。
一度昨年5月に食事が出来ない為ビタミンB1不足によりウェルニッケ脳症になりましたが、
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しかし、今年の3月ぐらいから、目が二重に見えたり、
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ウェルニッケ脳症の症状が進行していると言われました。
今の医学では、これ以上の処置はできないと言われたのですが、本当でしょうか。
症状が進行していくと、どういう状態になるのでしょうか。
どんどん悪化する父を見ていると心配でたまりません。

長々と書いてしまいましたが、どうかよろしくお願いします。
[2004年7月8日 12時25分14秒]

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