ご相談タイトル:昨日発症の義理の御祖の脳梗塞について。 



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お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
これはさぞかし御心配であろうと存じます。
「発作性発症」である脳血管障害の場合。
本当に本当に本当に・・。
「急性期」は「中枢神経系専門医」は大変です。

御相談者の御相談内容要旨御記載からは
御祖父様の1・年齢 の御記載が無く御回答限界でもあるのです。
けれども「可能な範囲内で」御回答を試みます。




++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。


「義理の御御祖父様」が急性期「脳梗塞」で
「tPA(組織性プラスミノーゲン活性化因子)」が投与。

「御家族」の「御心配」はひとしおと存じます。

但し「義理の御御祖父様」の「動き回る病態」は
「意識障害」では「譫妄状態:せんぼうじょうたい:delirium:デリリウム」
という
「意識障害」の中でも「良性」の「意識障害」
です。
「鎮静」は必要でしょう。

入院当日に脳CTで脳梗塞が描出されず
翌日脳CTで描出されたことは「脳梗塞」の急性期
の特徴です。
このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。

また「義理の御御祖父様」の場合
これは私の「感」なのですが肺炎の合併症が
怖いです。

「ベンチレーター管理:人工呼吸器管理」も含めた
「呼吸器管理」「全身管理」が極めて重要であるような気が致します。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++







#1
##1
「はじめまして。
昨日、義理の祖父が左中大脳動脈の梗塞により、倒れました。

発見が早かったため、tPAを施されました。

昨日は、一度意識が戻り、右の手足もどうにか動いたそうです。

その後、錯乱状態が続き、あばれる・・・ということで、
お薬で眠らされていたり、拘束されていたりする状態です。

動くと脳出血が起こるから・・・という説明があったようです。

しかし、その場合の拘束はと睡眠剤は必要なのでしょうか?
そして、昨日はMRIに映っていなかった梗塞巣が今日は現れて
いるということなのですが、どういうことなのでしょう?

これからの経過がどうなるのかが不安です。

今はICUに入っており、面会中はいつも眠っています。
分かることは、何でも知りたいと思います。

お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。 」
との事です。






#2
##1
「はじめまして。
昨日、義理の祖父が左中大脳動脈の梗塞により、倒れました。

発見が早かったため、tPAを施されました。」
=>
「昨日の「御御祖父様」の脳血管障害」の急性期です。
脳血管障害には
1・「出血性脳血管障害」
2・「虚血性脳血管障害」
があります。

##2
「脳血管障害:CVD:Cerebro-Vascular Disease」」の
1・「出血性脳血管障害」2・「虚血性脳血管障害」ともに
「治療戦略」は正反対になります。

##3
「義理の御御祖父様」の場合
「意識障害」を伴い。
「昨日、義理の祖父が左中大脳動脈の梗塞により、倒れました。」
に相応する「臨床神経診断学」に適合する
「中枢神経系の器質的疾患由来の巣症状(そうしょうじょう)」
具体的には左側の「運動知覚片麻痺:へんまひ」があり
脳CTで「出血性脳血管障害」は否定されたために
「虚血性脳血管障害」=「脳梗塞」と診断され
急遽に「tPA(組織性プラスミノーゲン活性化因子)」が
施行されたものと考えます。

##4
「昨日は、一度意識が戻り、右の手足もどうにか動いたそうです。」
=>
これは
「虚血性脳血管障害」の「自然歴:しぜんれき」
でしょう。


##5
「その後、錯乱状態が続き、あばれる・・・ということで、」
=>
「譫妄状態:せんぼうじょうたい:delirium:デリリウム」という
「意識障害」の一種です。
「意識障害」で「譫妄状態:せんぼうじょうたい:delirium:デリリウム」
でくる場合は「予後は良好」です。

##6
「お薬で眠らされていたり、拘束されていたりする状態です。」
=>
「譫妄状態:せんぼうじょうたい:delirium:デリリウム」の場合
であり常時脳CTが撮れるのであれば。
「お薬」で「鎮静」を図ったほうが宜しいです。

##7
「意識障害」の判定には支障がありますが
「tPA(組織性プラスミノーゲン活性化因子)」を
用いていますから
「出血性脳梗塞:hemorrhagic infarction」への移行は
常に脳CTで追跡経過観察が必要です。

##8
「動くと脳出血が起こるから・・・という説明があったようです。」
=>
##7の理由によります。







#3
##1
「しかし、その場合の拘束はと睡眠剤は必要なのでしょうか?」
=>
「意識障害」が重症であれば必要ないが
「譫妄状態:せんぼうじょうたい:delirium:デリリウム」
であれば。
=>
脳血管障害急性期ゆえに
ICU機器として
鎖骨下動脈から
「中心静脈栄養(IVHという)」。「A−line:動脈圧モニター」。
「心電図モニター」「パルスオキシメーター」「通常の末梢静脈ライン」
其の他から装着されています。


##2
「動くと大変「危険=リスク」が大きい」です。

##3
「脳梗塞」が「出血性脳梗塞:hemorrhagic infarction」に
移行する。
或は
「頭蓋内圧」に変動あればこれらのICU機器で探知可能です。
「vital:ヴアイタル」といいます。

##4
「義理の御御祖父様」が動かれると
この重要な
「vital:ヴアイタル」で探知できなくなってしまうのです。

##5
よって
「鎮静」は必要でしょう。
御気持ちは大変よく判ります。







#4
##1
「そして、昨日はMRIに映っていなかった梗塞巣が今日は現れて
いるということなのですが、どういうことなのでしょう?」
=>
「脳梗塞」は「発作性発症」ですが通常発作当日には
脳CTには画像として写りません。
=>##2

##2
「だから昨日はMRIに映っていなかった梗塞巣が今日は現れて
いるということなのですが、どういうことなのでしょう?」
との事です。
これは「脳梗塞」の急性期の患者さんの場合には
「みなそうです」。
「救急入院」の当日には「脳梗塞」の影としては
通常脳CTでは写りません。

##3
よく
脳CTで「脳梗塞」といわれたという場合は
「かなり前」の「脳梗塞」を脳CTでひろっている
ことになるのですね。

##4
「脳梗塞」をおこした24時間以内は脳CTでは
写りません。
このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。





#5
##1
「これからの経過がどうなるのかが不安です。」
=>
御相談者の御気持ちが大変よく判ります。

##2
「義理の御御祖父様」の御年齢が判らず
御回答が困難な点もあるのですが。

##3
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「お受けもちの先生」は切れ味鋭く
「脳梗塞」急性期の患者さんに「義理の御御祖父様」
に必要な臨床の「治療戦略」を「先手」を打たれています。

##4
「お受けもちの先生」は切れ味の良い腕利きの先生
と判断致します。






#6
##1
「これからの経過がどうなるのかが不安です。」
=>
これは私の考えです。だから間違っているかもしれません。
けれども
「義理の御御祖父様」の場合「肺炎」を大変起しやすい
状況にあると今の私は考えます。

##2
「義理の御御祖父様」の場合よって
「呼吸器管理」「全身管理」が極めて重要であるような気が致します。

##3
このような肺炎の「危険=リスク」に関しては
「ベンチレーター管理:人工呼吸器管理」も必要かも
しれません。

##4
「これからの経過がどうなるのかが不安です。」
=>
「脳梗塞」はともかく肺炎が心配です。





#7結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「意識障害」だ
「譫妄状態:せんぼうじょうたい:delirium:デリリウム」
というのは
「よい「意識障害」」ですから
ご心配でしょうが
「お受けもちの先生」に脳血管障害としてお任せされ
時間を待たれることです。

##3
「今はICUに入っており、面会中はいつも眠っています。
分かることは、何でも知りたいと思います。
=>
脳血管障害で「虚血性脳血管障害」である「脳梗塞」は
「tPA(組織性プラスミノーゲン活性化因子)」が
投与されている現在
確かに「出血性脳梗塞:hemorrhagic infarction」への
移行という・或は
其の他の「中枢神経系専門医」の考える問題点は御座います。

##4
けれども
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##5
良い先生にあたられたとして
お任せするのが一番」でしょう。

##6
「そして、昨日はMRIに映っていなかった梗塞巣が今日は現れて
いるということなのですが、どういうことなのでしょう?」
=>
「脳梗塞」は「発作性発症」ですが通常発作当日には
脳CTには画像として写りません。
=>
このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。

##7
「お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。」
上記御解答致しました。

##8
一刻も早く御相談者の「義理の御御祖父様」の
「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。

##9
「御家族」のかたもお体を大切にされて下さいますように。
「人間はたおれるまでたっています」。



上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。




何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。



何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2007年10月4日 15時2分4秒]

お名前: 匿名希望   
はじめまして。

昨日、義理の祖父が左中大脳動脈の梗塞により、倒れました。

発見が早かったため、tPAを施されました。

昨日は、一度意識が戻り、右の手足もどうにか動いたそうです。

その後、錯乱状態が続き、あばれる・・・ということで、
お薬で眠らされていたり、拘束されていたりする状態です。

動くと脳出血が起こるから・・・という説明があったようです。

しかし、その場合の拘束はと睡眠剤は必要なのでしょうか?
そして、昨日はMRIに映っていなかった梗塞巣が今日は現れて
いるということなのですが、どういうことなのでしょう?

これからの経過がどうなるのかが不安です。

今はICUに入っており、面会中はいつも眠っています。
分かることは、何でも知りたいと思います。

お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。 
Tuesday, October 02, 2007 11:15 PM
[2007年10月4日 14時59分54秒]

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