ご相談タイトル:一年ほど左足親指と人差し指の間に激痛 



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お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。
1・年齢 2・性別の御記載が無く御回答限界でもあるのです。
けれども「可能な範囲内で」御回答を試みます。

++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

この「症状・症候」は
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
です。

「脊椎分離すべり症」との「画像診断」のようです。
けれども
「脊椎分離すべり症」で
「この一年ほど左足親指と人差し指の間に激痛があります。」
との「症状・症候」は「臨床神経診断学」からは
合致しません。

結果論として
正診断率の大変低い「疼痛系の「病態」」でございます。

「内科的な背景要因」は大きな関与はないと考えます。
下記に順を追って御回答致します。

++++++++++++++++++++






#1
##1
「おせわになります。東京品川に住む49歳、男性です。
 
この一年ほど左足親指と人差し指の間に激痛があります。
整形外科の初診では、脊椎すべり分離症からくる神経圧迫による
痛みとの診断を得ています。確かにレントゲンを見ても、素人目にも
四分の一ほどのずれはわかります。
 
処置としては、ペインクリニックにて神経ブロックを受けて痛みをとるように
しています。しかし、車にのったりしてゆれたりする場合、傷みが何度も
ぶり返してしまいます。ペインクリニックでもここまで痛みがきついのは、
なかなか例がみられないとのことです。
 
よる足がつることもなく、糖尿病ということは言われていません。
 
再度糖尿病という観点から診療を得る必要があるでしょうか?
 
機能性末梢神経障害はほかの原因で発生することが
ありますでしょうか?
 
ご見解をいただければ幸甚です。」
との事です。





#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。
 
##2
「脊椎すべり症」は「画像診断」である。
 
##3
「画像診断」或いは「眼で見えるもの」から確かに
「脊椎分離すべり症」はお持ちかも知れません。
 
##4
けれども「臨床神経診断学」からはそぐいません。
 
##5
「この一年ほど左足親指と人差し指の間に激痛があります。 
整形外科の初診では、脊椎すべり分離症からくる神経圧迫による
痛みとの診断を得ています。確かにレントゲンを見ても、素人目にも
四分の一ほどのずれはわかります。」
との事です。
 
##6
「運動神経障害」を伴わない「感覚障害・知覚障害」のみの
「神経根圧迫」は大変に考え難いです。
 
##7
「この一年ほど左足親指と人差し指の間に激痛があります。
整形外科の初診では、脊椎すべり分離症からくる神経圧迫による
痛みとの診断を得ています。」
との事です。

##8
「脊椎分離すべり症」で
「末梢足趾の激痛」はおこりようがありません。

##9
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。
 
 



#3
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)=
「meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ)」=
「Roth−Bernhartd症候群:ロス・ベルンハルト症候群」
であるように考えます。
 
##2
正診断率の大変低い「疼痛系の「病態」」でございます。
 
 
 
 
 
 
#4
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「脊椎分離すべり症」と「症状・症候」は関連が少ないように
考えます。
 
##2
この「症状・症候」は
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
のように考えます。
 
##3
1895年Rothにより「meralgia paraesthetica」
と命名され
Bernhardtにより「外側大腿皮神経パレステジア」
と記載されました。
 
##4
「知覚異常性大腿神経神経痛」
或はmeralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ),
 Roth−Bernhartd症候群などと呼称されますが。
 
##5
本邦ではまず通じません。
 
##6
「知覚異常性大腿神経神経痛」
(本当は神経痛ではないのですが)
の特徴を#5に記載いたします。
 
 
 
 
 
#5
##1
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
は「腰痛・下肢痛」できます。
「運動神経障害」は伴いません。
 
##2
「末梢知覚神経障害」としては「足底部」の「砂利をふんだような感じ」
或は
「足指の親指・人指指(第1・第2指)か小指・薬指(第4・第5指)
に絵に書いたような「しびれ感」或は「疼痛」があるのが特徴です。
 
 
 
 
 
#6
この「腰痛・下肢痛」には特徴が御座います。
 
##1
「腰痛」を伴い疼痛或は「しびれ感」は
まずは
「大腿外側」から発症するものです。
##2
「膝関節痛」或いは
「更には下肢外側痛或は脹脛痛」として広がります。
 
##3
この「しびれ感」は「ある朝」或は「就眠時」「就眠中」に
突如として出現することが多いものです。
 
##4
けれども「運動神経麻痺」は全く伴いません。
 
##5
「しびれ感」の特徴は
「弱い電気を感じられているビリビリする様な御自覚症状」
と考えます。
 
##6
「下肢足」の「親指付け根」・「薬指の付け根」・
「踝の上」・「大腿」外側に「しびれ感」「症状・症候」が
あることが多いものです。
 
##7
下肢「しびれ感」の場合「体重」をかけていると
消失或は著明に軽減致します。
 
##8
「入浴にて浮力で体重負荷が無く」なると
「症状・症候」は軽減致します。
 
##9
けれども「浴槽」からでた後に」急激に
「症状・症候」が増悪することが多いものです。
 
##10
「いすに座ったり」して「体重負荷」が減じると「症状・症候」
は増悪して「足指先端」の「冷痛感」で「激痛」にばけることも
御座います。
 
##11
下肢のみでなく上枝にもしびれのあることが多いものです。
如何でしょうか。
 
##12
上枝の「しびれ感」の場合
「手指の親指・人指指(第1・第2指)か
小指・薬指(第4・第5指)」に
絵に書いたような「しびれ」が御座います。
 
##13
更に上肢の場合
男性が腕時計を眺める上肢の部位にしびれ感があるのが
特徴で御座います
 
##14
「下肢痛」で「御診断」が付かず苦労される患者さん
が「知覚異常性大腿神経神経痛」では後をたちません。
 
##15
時として「疼痛性歩行障害」にすら至ります。
 
##16
「機能性末梢神経障害」であり画像診断には「異常所見」
が得られないため正診断率の大変低い
「疼痛系の「症状・症候」」でございます。
 
##17
「神経ブロック」或は「神経根ブロック」
或は「硬膜外ブロック」が著効致します。
 
##18
「症状・症候」のレベルを間違えられて
「おしり=臀部直上」の「ブロック」を施行されることが
稀ならず御座います。
 
##19
これらの
「経仙骨孔ブロック」或は
「硬膜外ブロック」の「仙骨ブロック」を施行されても
一向に良くなりません。
 
 
 
 
 
#7
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載の「症状・症候」
からは。

##2
「知覚異常性大腿神経神経痛」
(本当は神経痛ではないのですが)
の「症状・症候」で御座います。
 
##3
主役は外側大腿皮神経という有名神経であり
「第2,3腰神経前枝の後部」から発生する
「有名な神経」で御座います。
 
##4
「末梢神経名称」でいけば
「外側大腿皮神経」が病態の主役であることが多いものです。
 
##5
L2神経根といえば
###1
陰部大腿神経
###2
外側大腿皮神経
###3
大腿神経
###4
閉鎖神経の源流です。
 
##6
「神経ブロック」では
「外側大腿皮神経ブロック」
 
##7
或は
「神経根ブロック」では
「L2神経根神経根ブロック」が著効致します。
 
##8
上記の「神経ブロック」或は「神経根ブロック」による
治療は「脳神経外科専門医先生」「ペインクリニック専門医先生」
が専門と致します。
 
 
 

#8結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。
 
##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
の「症状・症候」であろうと今の私は考えます。
 
##3
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
或は
1895年Rothにより「meralgia paraesthetica」と命名されて
Bernhardtにより「外側大腿皮神経パレステジア」と記載された
病態なので御座います。
 
##4
「CT・MRIやX線撮影などの画像診断」では「異常所見」
が得られないために「機能性末梢神経障害」による
「症状・症候」と呼称されます。
 
##5
本邦ではまず通用しません。
 
##6
しっかり治されるためには「機能性末梢神経障害疼痛」にお強い
「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」
を御受診されるのが宜しいと考えます。
 
##7
但し「ペインクリニック専門医先生」でも
「知覚異常性大腿神経神経痛」に苦手な先生もいらっしゃいます。
このことは何卒に覚えておかれて下さいませ。
 
##8
「脊椎分離すべり症」の「疼痛系の「病態」」ではないように
思います。
 

##9
「処置としては、ペインクリニックにて
神経ブロックを受けて痛みをとるように 
しています。
しかし、車にのったりしてゆれたりする場合、傷みが何度も
ぶり返してしまいます。ペインクリニックでもここまで痛みがきついのは、
なかなか例がみられないとのことです。」
との事です。
=>
###1
「症状・症候」のレベルを間違えられて
「おしり=臀部直上」の「ブロック」を施行されることが
稀ならず御座います。
これらの
「経仙骨孔ブロック」或は
「硬膜外ブロック」の「仙骨ブロック」を施行されても
一向に良くなりません。
 
###2
「神経ブロック」では
「外側大腿皮神経ブロック」
或は
「神経根ブロック」では
「L2神経根神経根ブロック」が著効致します。
 
##10
なお御高齢の場合になるほど
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
の「神経根ブロック」は不利になります。
あくまでも一般論です。
 
##11
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。
 
 
 
 
 
 
上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。
 
 
 

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
 
 
 
 
 
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
 
 
 
 
取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。
 
 
 
山本クリニック 山本博昭
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci 
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp
[2006年1月22日 12時35分4秒]

お名前: 匿名希望   


おせわになります。東京品川に住む49歳、男性です。
 
この一年ほど左足親指と人差し指の間に激痛があります。
整形外科の初診では、脊椎すべり分離症からくる神経圧迫による
痛みとの診断を得ています。確かにレントゲンを見ても、素人目にも
四分の一ほどのずれはわかります。
 
処置としては、ペインクリニックにて神経ブロックを受けて痛みをとるように
しています。しかし、車にのったりしてゆれたりする場合、傷みが何度も
ぶり返してしまいます。ペインクリニックでもここまで痛みがきついのは、
なかなか例がみられないとのことです。
 
よる足がつることもなく、糖尿病ということは言われていません。
 
再度糖尿病という観点から診療を得る必要があるでしょうか?
 
機能性末梢神経障害はほかの原因で発生することが
ありますでしょうか?
 
ご見解をいただければ幸甚です。
 

Sunday, January 22, 2006 6:36 AM
[2006年1月22日 06時36分6秒]

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