ご相談タイトル:左足が痛く改善がみられません。整形外科での診療は妥当でしょうか。 



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お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

典型的な
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)+
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
です。

実際に現実的には正診断率の大変低い「疼痛系の「病態」」でございます。

2月・6−7月、9月・11月に症状が悪化・発症
(feb/june/fall crisis)することが多いです。

(月)(木)に症候悪化がくることが多いものです。
「月木おち」(saturday-sunday-monday fall)] 

しっかり治されるためには「機能性末梢神経障害」に
お強い「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」を
御受診されるのが宜しいと考えます。

「趣味のクラシックバレエも出来なくなり、いつ改善されるのか不安を感じております。
整形外科で治療を続ける事が妥当か考えてしまいます。 」
=>
「整形外科専門医先生」の「病態」ではない。
よって「妥当」とはいえないでしょう。


下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++






#1
##1
「 お忙しいところ大変申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

はじめまして山本先生、私は38歳・女性です。

3週間ほど前から左足の指(真ん中3本)が痺れています。
子供の参観日での腰痛と、高い靴の為?と思っていたのですが
その後、1日中痺れていて靴を履くと3本の指が固まりのように感じ
ピリピリ痛く、歩くと足を引きずる事もございます。

整形外科を受診し、レントゲン(腰・足)大きな要因はない様で
ビタミン12の処方と、レイザーのリハビリ(指)を受けておりました。

痺れは長引き、半年〜1年バレエは踊れないといわれました。
改善が見られず、神経内科を受診しMRI(L4/5軽度のbulging)との事で
そのまま整形外科での受診をすすめられました。
症状と腰椎の状態が一致せず、足が原因では?

との事で画像を受け取り帰宅しました。

趣味のクラシックバレエも出来なくなり、いつ改善されるのか不安を感じております。
整形外科で治療を続ける事が妥当か考えてしまいます。 


よろしくお願いいたします。」
との事です。







#2
##1
御相談者は「肩こり・頸こり・背中こり」」を御持ではないでしょうか。
もしも御相談者に元来「肩こり・頸こり・背中こり」」がお強い様であれば。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
典型的な
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」+
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
です。

##3
「腰痛・下肢痛」或は「腰・下肢の「しびれ感」」
そして下肢は独特の太股の外側からふくらはぎそして
足底の「しびれ感」という特徴のある「しびれ感」があり
「運動麻痺」は絶対に伴わない。

##4
御高齢の患者さんの場合は「足の裏に砂がへばりついた」ような
「症状・症候」が極めて特徴的です。
「臨床神経診断学」で「診断」は困難ではありません。

##5
不思議ですが
「「左側」に「症状・症候」」が80%
「右側」「症状・症候」が30%です。
左側に「症状・症候」がおありのかたが多いものです。











#3
##1
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
は
1895年Rothにより「meralgia paraesthetica」
と命名され
Bernhardtにより「外側大腿皮神経パレステジア」
と記載されました。


##2
「知覚異常性大腿神経神経痛」
或はmeralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ),
 Roth−Bernhartd症候群などと呼称されます。

##3
「体温変化」はAδ(Aデルタ)線維という
感覚神経の細い線維で情報伝達されるのだけれども。

##4
このAδ(Aデルタ)が「頚部暖房・エアコン中など外部温度変化」により
「不調(よく漏電と説明)」をおこして発症する
ので。
=>##5

##5「温度に関する「感覚障害・知覚障害」」の
「症状・症候」を伴うことがが特徴。

##6
一番の特徴はCT・MRIなどの反復を精査されたり
患者さんが困り果てて病院=御施設を点々と渡り歩くはてに。

##7
その既往からドクターからは
「神経質な患者」の烙印をおされて「診療情報提供書」にも
付記されていることが多いものです。







#4
##1
一番困るのは「脊椎の疾患」と間違われることです。

##2
その次に困るのは「心療内科専門医先生」の病気と間違われる
ことです。

##3
三番目に困ることが
「坐骨神経痛:schiatic neuralgia」
(この坐骨神経痛は元来稀なものです)と
間違われることです。

##4
「いとも簡単に「診断」を告げられる」という
特徴が
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
の患者さんの場合稀ならず御座います。
=>##5

##5
「趣味のクラシックバレエも出来なくなり、いつ改善されるのか不安を感じております。
整形外科で治療を続ける事が妥当か考えてしまいます。 」
=>
「整形外科専門医先生」の「病態」ではない。
よって「妥当」とはいえないでしょう。








#5
##1
典型的な
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
の「症状・症候」でもあるにも関らず
++++++++++++++++++++++
1・
type(タイプ)1
CT・MRIなど「画像診断」に「「異常所見」無し」
であるため「治療戦略」がまったくたたないタイプ
2・
type(タイプ)2
CT・MRIなど「画像診断」にて「「異常所見」無し」
ではあるが。
「加齢(aging)」で「生理的変化として御年齢相応」の
「画像所見」を「間違って「病態」」とされて「治療戦略」を
とられその結果「治らない」まま放置される。
3・
type(タイプ)3
「臨床神経診断学」からは「病態」が「感覚障害・知覚障害」とは
判断されても・「画像診断」からは適合する所見がないため
「心療内科」「精神科」の「病態」とされる
4・
type(タイプ)4
たまさか「感覚障害・知覚障害」の「部位と範囲」に
「下肢静脈瘤:varix:バリックス」などがあるために
「下肢静脈瘤:varix:バリックス」が原因とされる
4・
type(タイプ)5
その他。
++++++++++++++++++++++

の「症状・症候」の既往から
分類されます。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
type(タイプ)1及びtype(タイプ)2です。

##3
「趣味のクラシックバレエも出来なくなり、いつ改善されるのか不安を感じております。
整形外科で治療を続ける事が妥当か考えてしまいます。 」
=>
「整形外科専門医先生」の「病態」ではない。
よって「妥当」とはいえないでしょう。









#6
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
の患者さんの「感覚障害・知覚障害」としての
この「腰痛・下肢痛」或は「しびれ感」には特徴が御座います。

##1
「腰痛」を伴い疼痛或は「しびれ感」は
まずは
「大腿外側」から発症するものです。
##2
「膝関節痛」或いは
「更には下肢外側痛或は脹脛痛」として広がります。

##3
この「しびれ感」は「ある朝」或は「就眠時」「就眠中」に
突如として出現することが多いものです。

##4
けれども「運動神経麻痺」は全く伴いません。

##5
「しびれ感」の特徴は
「弱い電気を感じられているビリビリする様な御自覚症状」
と考えます。

##6
「下肢足」の「親指付け根」・「薬指の付け根」・
「踝の上」・「大腿」外側に「しびれ感」「症状・症候」が
あることが多いものです。

##7
下肢「しびれ感」の場合「体重」をかけていると
消失或は著明に軽減致します。

##8
「入浴にて浮力で体重負荷が無く」なると
「症状・症候」は軽減致します。

##9
けれども「症状・症候」の強い方や
御高齢の方は「浴槽」からでた後に」急激に
「症状・症候」が増悪することが多いものです。

##10
「いすに座ったり」して「体重負荷」が減じると「症状・症候」
は増悪して「足指先端」の「冷痛感」で「激痛」にばけることも
御座います。

##11
「体温変化」はAδ(Aデルタ)線維という
感覚神経の細い線維で情報伝達されるのだけれども
このAδ(Aデルタ)が「頚部暖房・エアコン中など外部温度変化」により
「不調(よく漏電と説明)」をおこして発症する
ので「温度に関する「感覚障害・知覚障害」」の
成分が特徴です。










#7
##1
下肢のみでなく上枝にもしびれのあることが多いものです。
如何でしょうか。

##2
上枝の「しびれ感」の場合
「手指の親指・人指指(第1・第2指)か
小指・薬指(第4・第5指)」に
絵に書いたような「しびれ」が御座います。

##3
更に上肢の場合
男性が腕時計を眺める上肢の部位にしびれ感があるのが
特徴で御座います

##4
「下肢痛」で「御診断」が付かず苦労される患者さん
が「知覚異常性大腿神経神経痛」では後をたちません。

##5
時として「疼痛性歩行障害」にすら至ります。

##6
「機能性末梢神経障害」であり画像診断には「異常所見」
が得られないため正診断率の大変低い
「疼痛系の「症状・症候」」でございます。

##7
「神経ブロック」或は「神経根ブロック」
或は「硬膜外ブロック」が著効致します。

##8
「症状・症候」のレベルを間違えられて
「おしり=臀部直上」の「ブロック」を施行されることが
稀ならず御座います。

##9
これらの
「経仙骨孔ブロック」或は
「硬膜外ブロック」の「仙骨ブロック」を施行されても
一向に良くなりません。










#8
##1
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の「延長線上あるいは同一線上にある病態」に
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
という「病態概念」が御座います。

##2
「知覚異常性大腿神経神経痛」
(本当は神経痛ではないのですが)
の「症状・症候」は正診断率の大変低い
「疼痛系の「症状・症候」」でございます。

##3
主役は外側大腿皮神経という有名神経であり
「第2,3腰神経前枝の後部」から発生する
「有名な神経」で御座います。

##4
「末梢神経名称」でいけば
「外側大腿皮神経」が病態の主役であることが多いものです。

##5
L2神経根といえば
###1
陰部大腿神経
###2
外側大腿皮神経
###3
大腿神経
###4
閉鎖神経の源流です。

##6
「神経ブロック」では
「外側大腿皮神経ブロック」

##7
或は
「神経根ブロック」では
「L2神経根神経根ブロック」が著効致します。

##8
上記の「神経ブロック」或は「神経根ブロック」による
治療は
しっかり治されるためには「機能性末梢神経障害」にお強い
「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」
が施術可能です。






#9
##1
「左腕や肩より上は今のところ違和感はなく、
痺れはその時々で変化しますが
わずかな痺れを脚の甲やおしり、太ももの裏、すねなどに感じます。」
というような「腰・下肢の「しびれ感」」より
「遥かに離れた」「肩こり・頸こり・背中こり」」
の「症状・症候」のおありの患者さんもいらっしゃいます。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」に
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
の合併した「病態」です。

##3
一番困るのは「脊椎の疾患」と間違われることです。

##4
「頚椎」であれば
「絵に書いた餅のようにまたは何かの一つ覚えのように
第5第6頚椎椎間板がすりへっていて
「頚椎の弯曲」がおかしい或は或はまっすぐだと言われます
「腰椎」であれば「「第3・4腰椎」に「ヘルニアがある・
脊椎すべり症」などといわれます。

##5
「臨床神経学的」にMRIで或いは頚椎X線撮影の
画像診断の「症状・症候」が「臨床症候」と合致すれば
何も問題もないのですが。

##6
御相談者の御相談内容要旨御記載のように
99%ほぼ100%の患者さんで「頚椎X線撮影所見」或い
「はCT・MRI」は「臨床神経診断学」と合致致しません。





#10
##1
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
の「症状・症候」は発生に時間依存性があります。

##2
2月・6−7月、9月・11月に症状が悪化・発症
(feb/june/fall crisis)することが多いです。

##3
(月)(木)に症候悪化がくることが多いものです。
「月木おち」(saturday-sunday-monday fall)] 

##4
早朝に「症状・症候」が強い患者さんが多いです。

##5
「週末症侯群:week-end syndrome」と呼称し
「休日」が「窮日」となり休息を取れなくなります。

##6
正診断率の大変低い「疼痛系の「症状・症候」」でございます。

##7
「趣味のクラシックバレエも出来なくなり、いつ改善されるのか不安を感じております。
整形外科で治療を続ける事が妥当か考えてしまいます。 」
=>
「整形外科専門医先生」の「病態」ではない。
よって「妥当」とはいえないでしょう。












#11結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「脊椎の骨がつぶれて神経を圧迫しているとのことでした。
通常は腕に症状が出ることが多いとのことです。

その後、牽引や電気治療を受けましたが効果を感じず、
漢方薬、鍼、整体なども試しましたが、長続きせず、
効果を感じないまま、現在に至っています。」
というような事例が極めて多いものです。
=>##3

##3
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「3週間ほど前から左足の指(真ん中3本)が痺れています。
子供の参観日での腰痛と、高い靴の為?と思っていたのですが
その後、1日中痺れていて靴を履くと3本の指が固まりのように感じ
ピリピリ痛く、歩くと足を引きずる事もございます。

整形外科を受診し、レントゲン(腰・足)大きな要因はない様で
ビタミン12の処方と、レイザーのリハビリ(指)を受けておりました。」
との事です。


##2
このような
事例の場合御相談者は受けられてはいませんが
「牽引」などの「治療戦略」は「逆療法」になります。

##3
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)+
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」の
治療法ですが。


##4
筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服、
外用薬も用いて場合により神経ブロック・「神経根ブロック」
を施行いたします。
(「神経ブロック」といっても「星状神経節ブロック
(SGB)」は全く「効果」がありません)

##5
なお
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
は
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
と「延長線上あるいは同一線上にある病態」
です。

##6
御相談者は「肩こり・頸こり・背中こり」」を御持ではないでしょうか。
もしも御相談者に元来「肩こり・頸こり・背中こり」」がお強い様であれば。
=>
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」+
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
が「病態」です。

##7
しっかり治されるためには「機能性末梢神経障害」にお強い
「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」を
御受診されるのが宜しいと考えます。


##8
但し「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」
でも「機能性末梢神経障害」に苦手な先生もいらっしゃいます。
全く「名称」すらちんぷんかんぷんなこともあります。

##8
このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。

##9
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。



上記あくまでもご参考にまでお留めおきご無事にされて下さいませ。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。













ps・
山本クリニック美容外科・形成外科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/biyo/index.html
の「過去の御相談と御回答」から

「知覚異常性大腿神経神経痛」について「過去の御相談と御回答」より.ver5
 [2] [2008年 5月17日 20時30分54秒] 
を御参照頂けますか。
[2008年6月5日 9時6分43秒]


お名前: 匿名希望   
お忙しいところ大変申し訳ございませんが、
よろしくお願いいたします。

はじめまして山本先生、私は38歳・女性です。

3週間ほど前から左足の指(真ん中3本)が痺れています。
子供の参観日での腰痛と、高い靴の為?と思っていたのですが
その後、1日中痺れていて靴を履くと3本の指が固まりのように感じ
ピリピリ痛く、歩くと足を引きずる事もございます。

整形外科を受診し、レントゲン(腰・足)大きな要因はない様で
ビタミン12の処方と、レイザーのリハビリ(指)を受けておりました。

痺れは長引き、半年〜1年バレエは踊れないといわれました。
しMRI(L4/5軽度のbulging)との事で
そのまま整形外科での受診をすすめられました。
症状と腰椎の状態が一致せず、足が原因では?
との事で画像を受け取り帰宅しました。

趣味のクラシックバレエも出来なくなり、いつ改善されるのか不安を感じております。
整形外科で治療を続ける事が妥当か考えてしまいます。 


よろしくお願いいたします。
Thursday, June 05, 2008 2:07 AM
[2008年6月5日 02時07分33秒]

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