ご相談タイトル:右前頭葉神経膠腫ぼGr(グレード)1-2 



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☆山本クリニック相談掲示板のこれまでの御相談と回答総集編☆
ここをおして 0 1 2 3 4 5




お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
これはさぞかしにご心配なことと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。






#1
##1
「こんにちは。初めてお便りいたします。
私のおつきあいしている方(36歳男性)について
ご相談をしたいのです。

彼は5月26日、35歳の人間ドックで脳腫瘍が見つかりました。
それまで病気ひとつしたことがなく、自覚症状も全くなかったので、
まさに青天の霹靂でした。

発生部位は右前頭葉、位置的には手術しやすく、
後遺症も出にくいということでした。

無症状なのに開頭手術を受けなければならないということで、
本人も周りの者も急な展開についてゆけず苦悩しましたが、
早期発見でよかったというお医者様の言葉を信じ、6月26日に
手術を受けました。

手術は無事終了しました。
検査の結果、神経膠腫のグレード1と2の間だそうです。
術後は後遺症もなく、
現在は再発防止(と聞いております)の化学療法をしています。

1回目は7月15日、2回目は22日に行い、3回目を8月12日にしました。
薬は「ニドラン」という名前だと聞いております。

投薬後、2〜3日は吐き気、食欲不振などの副作用がありましたが、
現在は体調良好です。
おかげさまで、8月2日に退院できました。

そこで、先生にご相談したいのですが、
この病気は今後どのような治療をしていくのでしょうか。

脳腫瘍は悪性の場合、手術しても取り残しが必ずあるから、
再発するようにも聞きますが、どのくらいの頻度で再発するのでしょうか。
完治はないのでしょうか。

そろそろ親と引き合わせたいと思っていたところなのですが、
病気持ちとなると反対されること必至です。

私は、一緒になりたいという気持ちは病気発覚前も今も変わらないので、
親を説得できるだけの希望の持てる情報があるとありがたいのですが。

この病気については自分なりにいろいろ調べて勉強しましたが、
専門の先生のお言葉が直接いただけるということで、ご相談をしてみました。

私自身も、病気についてもっとよく理解し、
感情に流されず正しい知識のもとで判断できるようになりたいのです。

お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答いただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。」
との事です。


#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」には
「「病理組織検査診断」から
「Gr(グレード)」 1−4という「悪性度」の分類が御座います。

##3
Gr(グレード)1-2ということであれば
「Gr(グレード)2」と考えるべきでしょう。

##4
「発生部位は右前頭葉、位置的には手術しやすく、
後遺症も出にくいということでした。 
無症状なのに開頭手術を受けなければならないということで、
本人も周りの者も急な展開についてゆけず苦悩しましたが、
早期発見でよかったというお医者様の言葉を信じ、6月26日に手術を受けました。」
との事です。

##5
右「前頭葉症状・症候」のでない
無症候性の「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」
で宜しかったです。

##6
「開頭手術」はしなければいけない。
また「神経病理学的」に
「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」は
Gr(グレード)がありますから。

##7
「開頭手術」後の摘出「病理組織」から
Gr(グレード)を「「病理組織検査診断」をしなければなりません。






#3
##1
「ニドラン:nidran:ACNU」は「ニトロソウレア系」の化学療法剤で
「三共製薬」により「荒川博士」が開発されたので「A」がつきます。
「日本」で開発された「抗がん剤で」=「化学療法剤」です。

##2
「ニドラン:nidran:ACNU」は
分子量が200台で
「血液脳関門(blood brain barier:BBB)」を通過しやすく。

##3
「水溶性・脂溶性」の適切な性状の為
「悪性脳腫瘍」の「抗がん剤で」=「化学療法剤」
として極めて一般的に用いられます。

##4
Gr(グレード)2の「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」
で「放射線治療」を行われていない・或は御記載が御座いません。

##5
「Gr(グレード)」 1−4という「悪性度」の分類が御座います。
「Gr(グレード)」=2であれば「放射線治療」は行われておいたほうが宜しいです。



#4
##1
「そこで、先生にご相談したいのですが、
この病気は今後どのような治療をしていくのでしょうか。 
脳腫瘍は悪性の場合、手術しても取り残しが必ずあるから、
再発するようにも聞きますが、
どのくらいの頻度で再発するのでしょうか。完治はないのでしょうか。」
との事です。

##2
「悪性脳腫瘍」としての
「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」の
「Gr(グレード)」2の場合は
「開頭手術腫瘍摘出」は大前提です。

##3
「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」は
「原発性悪性脳腫瘍」です。

##4
「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」
の場合は常にそうなのですが肉眼的に「全摘」できたと思っても
腫瘍細胞は必ずや「中枢神経系」に残っています。

##5
##4は「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」の
「特徴」なのでこればかりはいかんともしがたいものです。

##6
##5であるがゆえに
「補助療法」即ち「放射線療法」或いは「化学療法」或いは「免疫療法」
或はこれらの全てを「開頭手術腫瘍摘出」に加えた
「集学的治療」という「治療戦略」が
「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」
の場合には必要になります。

##7
「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」
でGr(グレード)」=2であれば。

##8
いずれかの日には「再発」が必ずやおきます。




#4
##1
「そこで、先生にご相談したいのですが、
この病気は今後どのような治療をしていくのでしょうか。
 脳腫瘍は悪性の場合、手術しても取り残しが必ずあるから、
再発するようにも聞きますが、どのくらいの頻度で再発するのでしょうか。
完治はないのでしょうか。」との事です。

##2
「そこで、先生にご相談したいのですが、
この病気は今後どのような治療をしていくのでしょうか。」
=>
「開頭手術腫瘍摘出」+
「補助療法」即ち「放射線療法」或いは「化学療法」或いは「免疫療法」です。

##3
「 脳腫瘍は悪性の場合、手術しても取り残しが必ずあるから、
再発するようにも聞きますが、どのくらいの頻度で再発するのでしょうか。
完治はないのでしょうか。」との事です。
=>##4

##4
残念ながら「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」
は小児の小脳の「astrocytoma:アストロサイトーマ:星細胞膠腫」
のGr(グレード)=1以外は「完治」はありえません。

##5
成人の大脳半球「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」
であればいずれの時期にせよ「再発率」=100%です。
残念なことなのですが。




#5結論:
##1御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「そろそろ親と引き合わせたいと思っていたところなのですが、
病気持ちとなると反対され ること必至です。
 私は、一緒になりたいという気持ちは病気発覚前も今も変わらないので、
親を説得できるだけの希望の持てる情報があるとありがたいのですが。」
との事です。

##3
「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」
であれば御相談者の親御様は御相談者を悲しませたくないはずですから。

##4
当然「御反対」されるでしょう。

##5
けれども御相談者が親御様を説得できるだけ深い御愛情をお持ちであれば。

##6
この問題=
「御相談者のお相手が「glioma(グリオーマ):神経膠腫:しんけいこうしゅ」
であることがわかった・」は。

##7
自ずと解決されるものと今の私は考えます。

##8
この「問題」の根底は「親御様」の問題では無い事を見抜きます。

##9
御相談者自身の「葛藤」がこの御相談者の御相談内容要旨御記載からは伺えます。
さぞかしお辛いとは思います。
けれども「現実は現実」ですから。

##10
御相談者はこの「現実」を真摯にうけとめなければ
なりません。
そして「極めて現実的な判断」をしなければなりません。

##11
このような御回答しか出来ません。申し訳ございません。

##12
一刻も早く御相談者のお相手のかたの
「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。

##13
取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。



上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。








何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。







何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ
[2005年8月29日 18時31分40秒]

お名前: 匿名希望   


こんにちは。初めてお便りいたします。
私のおつきあいしている方(36歳男性)について
ご相談をしたいのです。

彼は5月26日、35歳の人間ドックで脳腫瘍が見つかりました。
それまで病気ひとつしたことがなく、自覚症状も全くなかったので、
まさに青天の霹靂でした。

発生部位は右前頭葉、位置的には手術しやすく、
後遺症も出にくいということでした。

無症状なのに開頭手術を受けなければならないということで、
本人も周りの者も急な展開についてゆけず苦悩しましたが、
早期発見でよかったというお医者様の言葉を信じ、6月26日に
手術を受けました。

手術は無事終了しました。
検査の結果、神経膠腫のグレード1と2の間だそうです。
術後は後遺症もなく、
現在は再発防止(と聞いております)の化学療法をしています。

1回目は7月15日、2回目は22日に行い、3回目を8月12日にしました。
薬は「ニドラン」という名前だと聞いております。

投薬後、2〜3日は吐き気、食欲不振などの副作用がありましたが、
現在は体調良好です。
おかげさまで、8月2日に退院できました。

そこで、先生にご相談したいのですが、
この病気は今後どのような治療をしていくのでしょうか。

脳腫瘍は悪性の場合、手術しても取り残しが必ずあるから、
再発するようにも聞きますが、どのくらいの頻度で再発するのでしょうか。
完治はないのでしょうか。

そろそろ親と引き合わせたいと思っていたところなのですが、
病気持ちとなると反対されること必至です。

私は、一緒になりたいという気持ちは病気発覚前も今も変わらないので、
親を説得できるだけの希望の持てる情報があるとありがたいのですが。

この病気については自分なりにいろいろ調べて勉強しましたが、
専門の先生のお言葉が直接いただけるということで、ご相談をしてみました。

私自身も、病気についてもっとよく理解し、
感情に流されず正しい知識のもとで判断できるようになりたいのです。

お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答いただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。


Monday, August 29, 2005 12:44 PM
[2005年8月29日 12時44分8秒]

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