ご心配なことと存じます。
上手く御回答できると宜しいのですが。
御相談者の「症状・症候」は
大変正診断率の大変低い「疼痛系の「症状・症候」」でございます。
「脊椎の病気(脊椎症」とか脊椎椎間板ヘルニア)」
と図らずも間違われる場合も有り厄介です。
#1
##1
「昨年9月に左足裏に痺れが出てきました。10
月になると足裏に小石のようなものがくっついて
いるような違和感があり、砂利道を素足で歩いて
いるような痛みがあって、歩行が困難になってき
ました。
11月には右足裏にも同様な症状が出てきまし
たが、左足ほどの痛みはありませんでした。また、
座っていると足裏が冷たくなって痛くなったり、
痺れてくるので、座ることも苦痛になってきまし
た。冷たさに敏感で冷気や冷たいものに触れると
痛みが増してきました。反面、横臥したり足裏に
体重をかけないと違和感はありますが、痛みはほ
とんどありません。長時間座っていたり、寒さに
会うと痺れや痛みは足裏から脚の裏側と側面にも
広がってきます。また、最近は長時間寝ていると
腰が痛くなると同時に足裏に痛みが出てきます。
これまで、数箇所の整形外科、神経内科を受診
しましたが、病名、原因を特定されず、坐骨神経
痛の疑いがあると治療を受けてきましたが、症状
は改善されませんでした。
是非、病名、原因、治療法、診察科名を教えて
ください。」
との事です。
#2
##1
御相談者の御相談内容からは。
##2
下肢の足指先端が凍えるような感覚があるが
「運動」をされていると「御自覚症状」は軽減されると
考えます。
##3
「内科的背景要因」で「閉塞性動脈硬化症 ASOと呼称」
とか様々な病態で「類似病態」があるのです。
##4
上記病態などは
幸いなことに「神経内科専門医先生」或は「整形外科専門医先生」
を御受診されているので「除外診断」が
可能と「仮定」させて頂きます。
#3
##1
「数箇所の整形外科、神経内科を受診
しましたが、病名、原因を特定されず、坐骨神経
痛の疑いがあると治療を受けてきましたが、症状
は改善されませんでした。」
との「情報」が確かであるとして以下御回答致します。
##2
この病態は
「知覚異常性大腿神経神経痛」
(本当は神経痛ではないのですが)
と呼称されます。
##3
「知覚異常性大腿神経神経痛」は
meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ),或いは
Roth−Bernhartd症候群などと呼称されます。
##4
1895年Rothにより「meralgia paraesthetica」と命名され
Bernhardtにより
「外側大腿皮神経パレステジア」と記載されました。
##5
いずれも本邦ではこの「病態名」はまず通じません
#4
##1
「長時間座っていたり、寒さに
会うと痺れや痛みは足裏から脚の裏側と側面にも
広がってきます。また、最近は長時間寝ていると
腰が痛くなると同時に足裏に痛みが出てきます。」
との事です。
##2
これはかなり「典型的」な「症状・症候」で
御座います。
##3
「知覚異常性大腿神経神経痛」は
「外側大腿皮神経」という神経が主役をなします。
##4
「腰痛」を伴う「下肢大腿外側痛」の「症状・症候」が
基本で御座います。
#5
##1
「末梢神経名称」でいけば「外側大腿皮神経」が
病態の主役であることが多いものです。
##2
外側大腿皮神経という有名神経は
「第2,3腰神経前枝の後部」から発生する「末梢神経」で御座います。
##3
「知覚異常性大腿神経神経痛」
即ち
meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ),
Roth−Bernhartd症候群の場合は。
##4
「ペインクリニック専門医先生」を御受診されるて
「神経ブロック」或は「神経根ブロック」による
「治療戦略」を立てて頂くのが宜しい
と今の私は考えます。
#6
##1
「知覚異常性大腿神経神経痛」には「神経根ブロック」
が著効致します。
##2
けれども「神経ブロック」とりわけ「神経根ブロック」は
相当な熟練を要する技術で御座います。
##3
また
「神経根ブロック」は「痛い」です。
##4
L2神経根+L3神経の「神経根ブロック」が
有効で御座います。
##5
因みにL2神経根といえば
###1
陰部大腿神経、
###2
外側大腿皮神経、
###3
大腿神経
###4
閉鎖神経
など御相談者の「症状・症候」の
「原因神経」と想定される「末梢神経」の源流で御座います。
#7結論:
「病名、原因、治療法、診察科名を教えて
ください。」
との事です。
##1
病名は「知覚異常性大腿神経神経痛」
(meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ),
Roth−Bernhartd症候群などと呼称されます)
が最も考えられます。
##2
原因は
###1
御相談者の御相談内容からは
「特定できません」。
###2
けれども「機能性頭痛」である
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
を御持ちの患者さんに多いものです。
##3
「治療法」との事ですが。
###1
「神経ブロック」であれば
「外側大腿皮神経ブロック」が「著効」致します。
###2
或は
「神経根ブロック」で
L2+L3を「神経根ブロック」致します。
##4
###1
診療科名は
「ペインクリニック専門医先生」を御受診されると
宜しいのではないかと今の私は考えます。
###2
但し「ペインクリニック専門医先生」でも
「知覚異常性大腿神経神経痛」に苦手な先生も
いらっしゃいます。
このことは何卒に覚えておかれて下さいませ。
上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2003年12月22日 19時5分48秒]