ご相談タイトル:頭痛と髄膜腫 



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☆山本クリニック相談掲示板のこれまでの御相談と回答総集編☆
ここをおして 0 1 2 3 4 5




お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
ご心配なことと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。
長文の御相談者の御相談内容要旨御記載からは
御苦悩のあとが伺えます。






#1
##1
「先生はじめまして。30歳、男です。
中学生のころから年に数回頭痛がありました。

症状が、片側の目がチカチカし、
最後は光で目が見えなくなり、
その後激しい頭痛が来ます。
20歳の頃に大学病院でCTかMRIを撮ったときには、
異常が発見されませんでしたが、
去年の暮れに同じ病院で二回、MRIを撮ったところ、
一回目には右の頭の前方に小さい怪しいものが写っているとの事で、
二回目に造影剤を入れて撮影しましたら、小さい髄膜腫と分かりました。
 
そして先月、再び検査へ行き造影剤を入れMRIを撮りましたが、
大きさはあまり変わっていませんでした。

先生には頭痛の原因は偏頭痛と診断され、
この髄膜腫とは関係が無いと言われました。

私の髄膜腫はまだ小さいものらしく、
取らなくても今のところは心配は無いと言われました。
経過を年に2回位、MRIを撮りに来れば良いと言われました。
もし気になるのなら手術して摘出しても良いとも言われました。
 
先生は私が落ち込んでいたので気遣ってくれてか、
まだ小さいし場所もそれほど困難ではないようで
凄く簡単な手術だから安心して大丈夫とも言われ、
それなら手術してスッキリした方が良いのだろうなとも思いました。
しかし簡単な手術だからと言って私に手術を勧める事は、
出来ないとも先生がおっしゃってました。
 
それは私が一見健康に見えても、全身麻酔によって悪影響が
出る可能性だってあるかもしれない等。

私も調べてみるうちに、なんでも簡単に開頭手術をしても良いとは
言えないと知り、一人一人、予測不可能な後遺症のようなものが
出るかもしれないと分かり怖くなりました。

だけど、やはり小さいうちに手術して摘出した方が、
脳にも影響が少なく良いのでしょうか?

大きくなるとけいれんを起こしたりする可能性もあると言われ怖いです。
髄膜腫は良性でも肺に転移する可能性があるのですよね。
私の髄膜腫は実際に手術して摘出してみないと、
良性か悪性かは判断できませんよね?
 
自覚症状はと言えば、だいぶ前から、
右目の周り、右頭のてっぺん付近、眉毛の辺りが引っ張られるような感じで
痺れているような感じがあります。
早く手術した方が良いのでしょうか。
手術した事によって後遺症等が出たりするのでしょうか。

今まで大きい病気や手術を行った事が無いので、
色々心配で毎日悩んでおります。

長文になってしまい誠に申し訳御座いませんが、
先生のアドバイスをどうか宜しくお願い致します。」
との事です。




#2
##1
「中学生のころから年に数回頭痛がありました。
症状が、片側の目がチカチカし、最後は光で目が見えなくなり、
その後激しい頭痛が来ます。」
との事です。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「偏頭痛」でも。
「古典的偏頭痛」=「典型的偏頭痛」と呼称される「偏頭痛」です。

##3
「古典的偏頭痛」=「典型的偏頭痛」とは。

##4
「閃輝暗点:せんきあんてん」や
「視野障害」などの「予徴候:predrome:プレドローム」
からまずははじまり。
これらが消失すると同時に「頭痛系の「症状・症候」」が発症するといった
「症状・症候」の推移をとります。

##5
けれども後述されていらっしゃる
「自覚症状はと言えば、だいぶ前から、
右目の周り、右頭のてっぺん付近、眉毛の辺りが引っ張られるような感じで
痺れているような感じがあります。」
との「症状・症候」もおあいであり。

##6
「古典的偏頭痛」=「典型的偏頭痛」+「緊張型頭痛」
という
「混合型頭痛」の要素ももたれていらっしゃるとも
今の私は考えます。

##7
いずれにしても
この「頭痛系の「症状・症候」」は
「機能性頭痛」の「症状・症候」である。

##8
「機能性頭痛」とは「「中枢神経系の「器質的疾患」
(脳腫瘍や脳血管障害等)」などによる「症候性頭痛」でなない「頭痛」
を呼称致します。

##9
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「頭痛系の「症状・症候」」は
「症候性頭痛」によるものではない。
「機能性頭痛」である。




#3
##1
「20歳の頃に大学病院でCTかMRIを撮ったときには、
異常が発見されませんでしたが、
去年の暮れに同じ病院で二回、MRIを撮ったところ、
一回目には右の頭の前方に小さい怪しいものが写っているとの事で、
二回目に造影剤を入れて撮影しましたら、小さい髄膜腫と分かりました。
 
そして先月、再び検査へ行き造影剤を入れMRIを撮りましたが、
大きさはあまり変わっていませんでした。」
との事です。

##2
10年前には「あっても脳CT・脳MRIで描出されなかったか」
或は「本当に無かった」「髄膜腫:meningioma」が。

##3
10年経過観察をされてたまさか
「偶発的に「画像診断」」にて発見された訳です。

##4
「偶発的に「画像診断」」にて発見された「症状・症候」のない「脳腫瘍」
であり「髄膜腫:meningioma」の「画像診断」ということになります。

##5
「先生は私が落ち込んでいたので気遣ってくれてか、
まだ小さいし場所もそれほど困難ではないようで
凄く簡単な手術だから安心して大丈夫とも言われ、
それなら手術してスッキリした方が良いのだろうなとも思いました。
しかし簡単な手術だからと言って私に手術を勧める事は、
出来ないとも先生がおっしゃってました。」
との事です。
=>
「偶発的に「画像診断」」にて発見された「小さな右前頭葉」の
「髄膜腫:meningioma」を即「開頭手術」と考えるほうが
おかしいです。
「お受けもちの先生」は極めて的確な判断をされています。




#4
##1
「私も調べてみるうちに、なんでも簡単に開頭手術をしても良いとは
言えないと知り、一人一人、予測不可能な後遺症のようなものが
出るかもしれないと分かり怖くなりました。」
との事です。
=>
「外科「手術」」の「範疇(はんちゅう)」に属する
「開頭手術」で「安易なもの」などありえません。
=>
けれども御相談者の「髄膜腫:meningioma」の「手術」の難易度
は「脳神経外科専門医先生」にとっては「高いもの」ではない。


##2
「だけど、やはり小さいうちに手術して摘出した方が、
脳にも影響が少なく良いのでしょうか?」
=>
「偶発的に「画像診断」」にて発見された「症状・症候」のない「脳腫瘍」
の場合は元来無症候なわけですから=「「中枢神経系」の「脳表:のうひょう」」
には「開頭手術」による影響は少ないはず。

##3
「大きくなるとけいれんを起こしたりする可能性もあると言われ怖いです。」
=>
「脳表:のうひょう」=「皮質=灰白質」=「神経細胞」の「部位」
の「良性脳腫瘍」「病態」が「髄膜腫:meningioma」です。
=>
小さくても「痙攣発作」を起すことはあります。
けれども御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「痙攣発作」の既往は一度もない。
=>
「偶発的に「画像診断」」にて発見された「症状・症候」のない「脳腫瘍」
の「髄膜腫:meningioma」は「大きくなった」からといって
「痙攣発作」に「直結」するわけではない。




#5
##1
「髄膜腫は良性でも肺に転移する可能性があるのですよね。
私の髄膜腫は実際に手術して摘出してみないと、
良性か悪性かは判断できませんよね?」
=>
「髄膜腫:meningioma」が「良性脳腫瘍」にもかかわらず
「肺転移」を起すのは「教科書的」には「有名」です。
=>
けれども
私は「脳腫瘍専門医」(この名称の専門医はありません)として
「悪性脳腫瘍」=272症例。「転移性脳腫瘍」=874症例。
「髄膜腫:meningioma」=372症例を
私が「術者」=「第1執刀医」で過去30年間の間に
執刀しています。
=>
「髄膜腫:meningioma」の「肺転移」は「一例も私は経験していない」

=>
「極めて稀な「病態」で御座います」。


##2
「私の髄膜腫は実際に手術して摘出してみないと、
良性か悪性かは判断できませんよね?」
との事です。
=>
「髄膜腫:meningioma」は「良性脳腫瘍」に決まっています。

##2
勿論「神経病理学的」な「「病理組織検査診断」或は「分類法」で
「悪性髄膜腫:malignant meningioma」という
「範疇(はんちゅう)」は御座います。

##3
適切な表現が思い浮かばないのですが
「悪性髄膜腫:malignant meningioma」。
とは。
これは極めて特殊な「脳腫瘍病理学」上での
「ひとつの「悪性脳腫瘍」の解釈法」にすぎません。

##4
御気持ちは大変よく判ります。けれども
このような「御心配は無用」です。
 




#6結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「偶発的に「画像診断」」にて発見された
「症状・症候」のない「脳腫瘍」
で「良性脳腫瘍」の「髄膜腫:meningioma」で
右前頭葉で「まだ小さい」。

##3
通常は「手術」は俄かには致しません。

##4
「お受けもちの先生」は極めて的確な判断をされています。
 
##5
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
今現在の「症状・症候」は「脳腫瘍」とは無関係です。
 
##6
あと8−10年くらいまたれて。
脳CT・脳MRIの経過観察をしながえら。
 
##7
「お受けもちの先生」と「手術」のタイミングを
考えられて宜しいと今の私は考えます。

##8
的外れなことを申し上げたかもしれません。
けれどもご参考になれば何よりで御座います。

##9
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。








上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。








何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。






何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2005年7月16日 18時53分28秒]

お名前: 匿名希望   

先生はじめまして。30歳、男です。
中学生のころから年に数回頭痛がありました。

症状が、片側の目がチカチカし、
最後は光で目が見えなくなり、
その後激しい頭痛が来ます。
20歳の頃に大学病院でCTかMRIを撮ったときには、
異常が発見されませんでしたが、
去年の暮れに同じ病院で二回、MRIを撮ったところ、
一回目には右の頭の前方に小さい怪しいものが写っているとの事で、
二回目に造影剤を入れて撮影しましたら、小さい髄膜腫と分かりました。
 
そして先月、再び検査へ行き造影剤を入れMRIを撮りましたが、
大きさはあまり変わっていませんでした。

先生には頭痛の原因は偏頭痛と診断され、
この髄膜腫とは関係が無いと言われました。

私の髄膜腫はまだ小さいものらしく、
取らなくても今のところは心配は無いと言われました。
経過を年に2回位、MRIを撮りに来れば良いと言われました。
もし気になるのなら手術して摘出しても良いとも言われました。
 
先生は私が落ち込んでいたので気遣ってくれてか、
まだ小さいし場所もそれほど困難ではないようで
凄く簡単な手術だから安心して大丈夫とも言われ、
それなら手術してスッキリした方が良いのだろうなとも思いました。
しかし簡単な手術だからと言って私に手術を勧める事は、
出来ないとも先生がおっしゃってました。
 
それは私が一見健康に見えても、全身麻酔によって悪影響が
出る可能性だってあるかもしれない等。

私も調べてみるうちに、なんでも簡単に開頭手術をしても良いとは
言えないと知り、一人一人、予測不可能な後遺症のようなものが
出るかもしれないと分かり怖くなりました。

だけど、やはり小さいうちに手術して摘出した方が、
脳にも影響が少なく良いのでしょうか?

大きくなるとけいれんを起こしたりする可能性もあると言われ怖いです。
髄膜腫は良性でも肺に転移する可能性があるのですよね。
私の髄膜腫は実際に手術して摘出してみないと、
良性か悪性かは判断できませんよね?
 
自覚症状はと言えば、だいぶ前から、
右目の周り、右頭のてっぺん付近、眉毛の辺りが引っ張られるような感じで
痺れているような感じがあります。
早く手術した方が良いのでしょうか。
手術した事によって後遺症等が出たりするのでしょうか。

今まで大きい病気や手術を行った事が無いので、
色々心配で毎日悩んでおります。

長文になってしまい誠に申し訳御座いませんが、
先生のアドバイスをどうか宜しくお願い致します。
[2005年7月16日 18時19分39秒]

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